はしがきより引用する。本書は、路線・線路の集合体である鉄道地図の楽しみの上澄みの部分を、ご迷惑かもしれないが、
堅気の方、いや一般の方にもお裾分けしようと思い筆を執ったものである。
昔から気になっていたことがある。昔、時刻表を見ていた気付いたのは、 東海道本線の普通列車は垂水駅か新垂水駅かのどちらかにしか止まらなかったことである。その疑問は Wikipedia を見てある程度は納得したのだが、 やはり書籍になって記述されているのを見るとより納得する。
あるとき、神戸に出張に行き、東京に帰るとき「東西線経由」というアナウンスを聞いて死ぬほど驚いた。 東西線は東京の地下鉄にしかない、と思い込んでいたからである。大阪を走る東西線の正式名称はこの本を読んで初めて知った。 「JR東西線」である。正式な路線名にJRが入るのはJR西日本はもちろん、JR全社を含めてこの路線だけである。
著者が偉いのは、写真を撮るために、取材時により前の 30 年以上の前に購入したマニュアル・機械式シャッターの一眼レフカメラ2台を携行していった、 ということである。
書 名 | 鉄道地図は謎だらけ |
著 者 | 所澤 秀樹 |
発売日 | 2013 年 4 月 20 日(新版) |
発売元 | 光文社 |
定 価 | 6670円(本体) |
サイズ | |
ISBN | 978-4-334-78265-0 |
その他 | 光文社知恵の森文庫、千歳烏山駅近くの烏山書房で購入。 |
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まりんきょ学問所 > 読んだ本の記録 > 所澤 秀樹:鉄道会社はややこしい