日常的なエスペラント文の読み書きや会話に十分な語彙を収録した。
p.351 で ŝippereo に難船ということばがあてられている。このことばは知らなかった。「難船」とはいわず、 「難破船」が正しい言い方だと思っていたらそうではなかった。 難船は、風波などのため、船が破損・転覆または座礁すること。また、その船を指す。難船した船は難破船ともいう。 サ変動詞となるので、「暴風雨に遭い―する」といえる。また船を救助するのであれば「―救助」と言える。
p.390 の「夢」には sonĝo が載せられている。一方、p.181 の revo の項には「夢想、空想」という意味が充てられている。 阪直さんによれば、将来の夢は revo のほうを使い sonĝo は夜見る夢だけを表すそうだ。 日本語でも、そして英語でも両者を区別しないから気を付けないと。
書名 | エスペラント常用6000語 |
著者 | 後藤 斉(編) |
発行日 | 平成 5 年 7 月 20 日 第 1 版 |
発行元 | 大学書林 |
定価 | 4800 円(本体) |
サイズ | |
ISBN | 4-475-01194-9 |
その他 | 草加市立図書館で借りて読む |
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