後藤 斉(編):エスペラント常用6000語

作成日 : 2014-06-29
最終更新日 :

概要

日常的なエスペラント文の読み書きや会話に十分な語彙を収録した。

感想

難船ということば

p.351 で ŝippereo に難船ということばがあてられている。このことばは知らなかった。「難船」とはいわず、 「難破船」が正しい言い方だと思っていたらそうではなかった。 難船は、風波などのため、船が破損・転覆または座礁すること。また、その船を指す。難船した船は難破船ともいう。 サ変動詞となるので、「暴風雨に遭い―する」といえる。また船を救助するのであれば「―救助」と言える。

睡眠時の夢と将来の夢

p.390 の「夢」には sonĝo が載せられている。一方、p.181 の revo の項には「夢想、空想」という意味が充てられている。 阪直さんによれば、将来の夢は revo のほうを使い sonĝo は夜見る夢だけを表すそうだ。 日本語でも、そして英語でも両者を区別しないから気を付けないと。

書誌情報

書名エスペラント常用6000語
著者後藤 斉(編)
発行日平成 5 年 7 月 20 日 第 1 版
発行元大学書林
定価4800 円(本体)
サイズ
ISBN4-475-01194-9
その他草加市立図書館で借りて読む

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MARUYAMA Satosi