原著「DYNAMICES - THE GEOMETRY OF BEHVIOR PART II, III」の翻訳。 原著 PART II にあたる第1部ではカオス入門として、静的極限集合と特性指数、周期的極限集合と特性乗数、 カオスの極限集合、カオスの性質について述べる。 原著 PART III にあたる第2部ではカオスの全体像として、相図の全体像、一般的性質、構造安定性、ヘテロクリニックなもつれ、 ホモクリニックなもつれ、自明でない回帰について述べる。
この「展開編」は、この前の「準備編」を読んでいることが前提となっている。 たとえば、いきなり、p.7 で、ジョージ・ワシントンの体温が出てくるが、これは準備編に出てくるエピソードを受けている。 さらにいえば、p.7 以降本文の「第1部」とあるのは、実際には準備編全体を指す。
本書は、準備編と併せて、豊富な図が載せられている。ただ、図が力強いので、慣れるのには時間がかかるだろう。 なお、ところどころでバーコフのベイゲルというものが出てくるが、今ではベイゲルというよりベーグル（bagel） のほうが通りがいいだろう。
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| 書 名 | 図解カオス入門 展開編 |
| 著 者 | エイブラハム／ショー |
| 発行日 | 1995 年 6 月 1 日 1 刷 |
| 発行元 | 現代数学社 |
| 定 価 | 3800 円（本体） |
| サイズ | B5 版 221 ページ |
| ISBN | 4-7687-0317-8 |
| その他 | 越谷市立図書館にて借りて読む |
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