山本　ちず：だから、潰れた新人 OL が見た倒産までの波瀾万丈

概要

倒産が他人事でなくなった今、苦境を乗り切るパワーが必要です。この本がその糸口になれば幸いです（「はじめに」より）。

感想

倒産は他人ごとではないが、巻き込まれたらひとたまりもなかろう。私の勤務先が倒産したことはまだないが、 （得意先でもあり仕入先でもあった）取引先が倒産したことは経験した。このときは債権債務を相殺してもこちらに残ったのは債権であり、 その債権が回収できなかったことを今でも悔いている。 また、商品の仕入先でもあったことでその商品のメンテナンスを行なう業者との引継ぎもあり、いろいろ面倒が残った。 そのときの体験があって、ビジネス法務を勉強したいと思ったのだが、続かなかった。 2018 年になってやっと、ビジネス実務法務検定試験２級テキスト＆問題集という本を買って、 勉強しようとしている。

それはさておき、著者の書き方はおもしろい。それにしても、こんなちゃらんぽらんな会社があるのだろうか。 実際あるのだろう。ちなみに、著者が勤務していたのはアパレルメーカーであった。

佐高信の解説も面白い。今でもときどき読んでいる。

作者ホームページ Office Y2 (www4.big.or.jp)がある。

書誌情報

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