ノーバート・ウィーナー:サイバネティックス 第2版

作成日: 2020-04-17
最終更新日:

概要

サイバネティックスということばを生み出したウィーナー自身による解説書。 副題は「動物と機械における制御と通信」

感想

難しい本である。なんといっても、動物と機械における制御と通信の本であるから。 だから、私は、おちょくった読み方しかできない。

まず、第2版への序文の中に、彷徨運動(random walk)とか、彷徨関数(random function)とか、 文学的なにおいのする訳語がある。彷徨というと、青春彷徨、ヘルマン・ヘッセ、そんな連想が働いてしまう。

学習機会の概念も、同じ第2版への序文で見られる。現代、2020 年では、チェッカーはおろか、 チェス、(日本の)将棋、そして囲碁まで、人間の第一人者を超えてしまったのだ。

書誌情報

書 名サイバネティックス 第2版
著 者ノーバート・ウィーナー
訳 者池原 止戈夫、彌永 昌吉、室賀 三郎、戸田 巌
発行日1990 年 5 月 15 日 第24刷
発行元岩波書店
定 価2790 円(本体)
サイズ
ISBN 4-08-005390-6

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MARUYAMA Satosi