副題は「文章をなめらかにつなぐ四つの法則」。
この本の副題である、「文章をなめらかにつなぐ四つの法則」とは何だろうか。 どこに書かれているのかを知りたくなったが、どこを見てよいかわからない。 そこで、第1章を読んでみたら、この末尾にあった。以下引用する。
これから述べる技術は,大きく四つの法則にまとめることができる. それらの法則を作文の際の心得として標語風に表現したものが, 以下の第2章,第3章,第5章,第6章である.(後略)
ということで、第2章、第3章、第5章、第6章のタイトルをそれぞれ順に掲げる。
著者によれば、これらの法則は英語だけでなく、日本語にもあてはまるという。
私は英文を書く機会はまったくなく、日本文を書く機会も自分のホームページぐらいしかないが、 せいぜい本書で身に着けた作法を守っていこうと思う。
なお、著者の専攻は応用数理であり、本書で扱われる英文も数学やコンピュータビジョン、計算幾何学関係の例が多い。 こういった分野を専攻している人には特に有益だろう。
書名 | 理科系のための英文作法 |
著者 | 杉原 厚吉 |
発行日 | 1994 年 11 月 25 日 |
発行元 | 中央公論社 |
定価 | 660 円(本体) |
サイズ | |
ISBN | 4-12-101216-X |
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