副題は「素顔の休日音楽家たち」。
第1章《「アマチュアオーケストラ」とは》を読むと意外だったことがあった。 というのはドイツのアマチュアオーケストラ(以下アマオケ)事情で、ほぼ日本と同じほどの密度である、 ということである。以前ドイツに留学していた指揮者からは「日本ほどアマオケの多いところはない、 ドイツはではほとんどがプロで、仮に何らか楽器を習っていた経験がある人でも社会人になると、 聴く側に回るからだ。そのかわり、プロは多い」ということを聞いてこれを信じていたからだ。 この話を聞いたのは 1990 年ころだと思う。この指揮者の話が本当だとすれば、 この本が書かれた現在まで状況が変化したということなのだろうか。ちなみに、 奥付によればこの本の初版第1刷は 2015 年 4 月 30 日である。
第2章《アマオケにもいろいろあります》の分類結果には驚いた。結果の何に驚いたかというと、 この種類の多さに驚いた。なんとAから始まってOまで、ということは 15 種類ある。 この程度で驚いたわたしはまだまだ甘い。
第8章《コントラバス奏者のつぶやき》がおもしろい。
参考図書が充実しているのも見逃せない。私はこの数十冊から4,5 冊しかもっていないのだけれど。
書 名 | アマチュアオーケストラに乾杯! |
著 者 | 畑農 敏哉 |
発行日 | 年 月 日 |
発行元 | NTT 出版 |
定 価 | 円(税別) |
サイズ | |
ISBN | 978-4- |
その他 | 草加市立図書館にて借りて読む |
まりんきょ学問所 > 読んだ本の記録 > 畑農 敏哉:アマチュアオーケストラに乾杯!