2022 年、コンピュータとのおつきあいの日誌。
今まで使ってきたコンピュータは買ってからもう 8 年になる。 メモリを増やしたり HDD を SSD に換装したりしてここまで持たせてきたが、 どんどん起動が遅くなってきて、私のような悠長な人間でもイライラするようになった。そこで、 コンピュータを買い替えることにした。
この日届いたコンピュータに、ソフトウェアを入れたり設定を変更したりした。 第1日はブラウザとメーラーを入れた。ブラウザは Vivaldi だ。メーラーは SeaMonkey で、 こちらはブラウザとしても使っている。なお、届いたコンピュータは Windows 10 だったが、 電源を入れてネットワークに接続したら Windows 11 にするかと聞かれたのでこれに応じた。 Windows 11 への設定変更は 3 分もかからなかった。
第2日はブラウザに続く主要なソフトを入れることにした。ShogiGUI 、 FFFTP、Visual Studio Code 、Adobe Acrobat などだ。 私の場合、Caps Lock の位置にコントロールキーがないと困るので、これを設定するソフトウェアを探した。 前のコンピュータでは Ctrl2cap という名前のソフトで設定した覚えがあり、 これを今回のコンピュータでも設定したが、 どういうわけか CapsLock がコントロールキーにはならなかった。 今回改めて検索したら、PowerToys というソフトウェアがよさそうなので、 これを使うことにした。しかし、実際にはよくなかった。
3 日めは PowerToys ではまった。2 日は最初、物理キー: Caps Lock をマップ先: Ctrl にしたが、
この設定をしても Caps Lock キーが Ctrl キーにはならない。何が悪かったかわからず、
物理キーの[種類]をクリックして Caps Lock
キーを押したら VK 240 という表示が出た。また、マップ先の[種類]をクリックして Ctrl
キーを押したらに Ctrl(Left) という表示が出た。ということは、物理キー: VK 240 で、
マップ先: Ctrl(Left) だろうか。これで再起動したら、Caps Lock キーがコントロールキーになった、
ようにみえた。しかし、変だ。
Ctrl になったはずの Caps Lock だが、一度押さえると、キーを放しても Ctrl を押さえ続けているようにふるまう。
押さえ続けている Ctrl を解除するには元来の左下にある Ctrl を押さえないといけない。これはおかしい。
私と同じ現象に会った方がいる。
https://n1729.com/microsoft-powertoys-keyboard-remap/
結局、この方と同じように Ctrl2Cap を入れたところ、意図した動作になった。
最初に Ctrl2Cap がうまくいかなかったのは、きっとインストールを管理者モードでしなかったからだろう。
Windows で動く Linux として、Ubuntu 22.04 を入れてみた。
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20220430-2330411/
にしたがってやってみたが、いくつかうまくいかないところがあったのでその対応も付け加える。
なお、私の PC は Windows 11 Home Edition である。だから Hyper-V はない。
まず、「Windows の機能の有効化」で、WSL 2 (Linux 用 Windows Subsystem)
を有効化する処置をしないといけない。
これは上記の Web ページにある通りだ。それからもう一つ、同じ「Windows の機能の有効化」
で有効化する処置をしないといけなかったのは、「仮想マシン プラットフォーム」だ。
これを忘れると、次のエラーメッセージが出る:
Please enable the Virtual Machine Platform Windows feature and ensure virtualization is enable in the BIOS.
また、以上二つを有効化して OK から再起動のあと、コマンドプロンプト( PowerShell でもいい。管理者用)
で、
wsl --update
を実施する必要がある。これをしないと、インストール時に、
Error 0x80070578
というエラーメッセージが出る。
こうしておいて、インストールすればいい。利用する言語を選択するダイアログも文字化けしていた。 日本語環境で実行していれば日本語のはずだが、わかりにくい。 文字化けしている「豆腐」が少し赤みを帯びていたような気がする。
Windows 10 でのモバイルホットスポットを Windows 11 でもできるかどうか試した。
プロパティ欄にある、ネットワーク名とネットワークパスワード名のそれぞれを下の[編集]ボタンをクリックして編集する。
関連設定の上の部分に、
設定されているデバイス: 1/8が表示される。
無事できた。
ふと思い立って、WSL で X Windows System を動かそうとした。まず、X が動く環境をインストールする。
$ sudo apt install X11-apps (中略) $ xeyes
おなじみの目玉が出てきた。うまくいっている。
次に、X を使うプログラムをコンパイルしようとした。あるソースをコンパイルしようとすると、エラーが出る。
gcc -O3 -Wall -Wextra -Wshadow -I../../include -I/opt/X11/include -c xxx.c -o xxx.o xxx.c:4:10: fatal error: X11/Xlib.h: そのようなファイルやディレクトリはありません 4 | #include <X11/Xlib.h> | ^~~~~~~~~~~~ compilation terminated. make: *** [Makefile:43: xxx.o] エラー 1
開発用のパッケージを入れればいいようだ。
$ sudo apt install libx11-dev (後略)
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