コンピュータ日誌(2019 年)

作成日 : 2019-08-25
最終更新日 :

2019 年、コンピュータとのおつきあいの日誌です。

2019-04-13

Mac OS を Wi-Fi アクセスポイントとして使う

Windows 10 の モバイルホットスポットという機能がある。 Mac OS でも同様のことができるかどうか調べてみた。 どうやらできそうなのでここに書き留めておく。 参考にしたのは次の2本の記事である。

ascii のものは少し古い記事であるので、以下は ezxnet.com の記事に従って述べる。わたしのつれあいが使っている。 Mac OS X El Capitan ではこのとおり作業してうまく動作している。 以下箇条書きにする。

2019-02-11

SSD への換装

HDD は遅すぎる

今使っているノート PC は NEC の LaVie LS150/N という古いコンピュータである。 さすがに起動が遅くなってきて私のような悠長な人間でもイライラするようになった。 最近は、ハードディスクドライブ(HDD) のかわりにソリッドステートドライブ(SSD)を使うことが流行しているらしい。 SSD は起動時間が短くなると聞いた。 それでは、と思い、HDD を SSD に交換し、ノート PC に装着してみることにした。いわゆる換装である。

インターネットにあるページでは「感想は簡単だ」といわれているが、私には難しかった。以下はその顛末である。

必要なもの

以下が必要と考えられる。

SSD 本体は、2019 年 2 月 10 日に、PC DEPOT 越谷店で購入した。Crucial 社の内蔵 SSD 500GB である。CT500MX500SSD1/JP とある。 読み込み:560 MB/s 、書き込み 510 MB/s がカタログスペックである。税別で 7,000 円だった。

SSD スペーサーは別に買う必要はなかった。買った SSD についてきたからだ。

SATA-USB ケーブルは、PC DEPOT になかったのでヨドバシカメラ新宿店で買ってきた。税別で 1000 円弱である。 なお、USB は 2.0 対応で、3.0 以上には対応していない。対応しているタイプは 1000 円を超える。

ディスクコピーツールは、買った SSD に Crucial 社のものがあると書かれていたのでそれを使った。 WEB ページからダウンロードすればよい。

ドライバーは普通のプラスのねじ回しである。

最初につまずいたこと

買った SSD は 500 GB である。一方、HDD の使用領域は C ドライブのプロパティによれば 350 GB 弱であった。 これならコピーできるだろうと考えたのが大間違いだった。予想がつく方も多いだろうが先に進める。

最初は簡単である。まず、Crucial 社の WEB ページに行く( http://www.crucial.com/ ) 。 画面で英語が日本語かを選ぶように英語で書かれているので、日本語がわかりやすい人は日本を選ぶ (なお、日本語ではページエラーになることがある)。かりにうまくいったとして、SSD にポイントを当てると、 SSD簡単取り付けガイドというメニューがあるのでこれを選ぶ。 次のメニューは2つあるが、左の 2.5 インチのインストールの[始める]を選ぶ。

以下、進めていくと HDD と SSD のコピーをするためのソフトウェアをダウンロードするような案内のページが現れる。

これをダウンロードして「コピーだ」と勢いづいたのはよかったのだが、実はコピーできなかった。 理由は、HDD が 650 GB だったのにたいし、SSD は 500 GB だったからである。いくら HDD に空き容量があろうが、 それではだめなのだ。問題はパーティションあるいはボリュームである(以下、ボリュームに統一する)。 私の PC の HDD では、C ドライブに 640 GB ぐらいとっていた。 これでは 500 GB の SSD にコピーできない。正確にいえば、ビットイメージをそのまま作ることはできない。 やるべきことは、640 GB ある C ドライブのボリュームを 500 GB 弱に狭めることである。

ボリュームということばは、PC LINUX をやるときの一番の問題点だった。そして、 今の Windows 10 では、簡単にディスクのボリュームを拡張したり縮小したりできるだろうと思っていた。しかし、実際にはそうではなかった。

ボリューム縮小

Windows 10 でボリューム縮小をするには、左下の Windows マークを右クリックして[ディスクの管理]を出す。 そして、ねらいとなるボリューム(ここでは C:)を右クリックし、[ボリュームの縮小]を選ぶ。 すると「利用可能な縮小領域のボリュームを照会しています。しばらくお待ちください…」という画面がでる。 そうですね、3 分から 5 分すると結果が出てくるのだけれど、縮小できる範囲はごく少なく(640 GB が 630 GB になる程度)、 焼け石に水、という表現がぴったりくるほどだった。

コマンドを試してみるが

そこで、https://www.disk-partition.com/jp/articles/unable-to-shrink-c-drive.html や https://www.aomei.jp/articles/can-not-shrink-volume.html というページを見てやってみたが、肝を冷やした。以下は、自己責任でやってほしい。私は責任を持たない。 おそらく、上記2ページは、何も知らないと(わたしのように)こんなに肝を冷やすのだから、製品版を買ってよね、という目的があるように思える。

さて私がやった手段とは次の通りだ。

復元ポイントの削除

Windows キー + Pause キー ( Windows キー + Fn キー + PgDn キー)でシステムのページが出る。 ここの左側パネルから[システムの保護]を選ぶ。[システムのプロパティ]ウィンドウの[システムの保護]タブから[構成]ボタンをクリックし、 [システムの保護対象]ウィンドウの[削除]ボタンをクリックする。さらに<設定の復元>領域にあるラジオボタンを[システムの保護を無効にする]に変更する。

仮想メモリの無効化

  1. Windows キー + Pause キー ( Windows キー + Fn キー + PgDn キー)でシステムのページが出る。
  2. ここの左側パネルから[システムの詳細設定]を選ぶ。
  3. [システムのプロパティ]ウィンドウの[詳細設定]タブから、<パフォーマンス>領域の[設定]ボタンをクリックする。
  4. [詳細設定]の<仮想メモリ領域>の[変更]ボタンをクリックする。
  5. 「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外す
  6. 対象ボリュームを選択して「ページングファイルなし」にチェックを入れて[設定]をクリックする
  7. 「OK」をクリックしてコンピュータを再起動する。この結果、ページファイル (pagefile.sys) が削除される。

これらの結果

上記のいずれの手段によるものの影響かはわからないが、再起動の後、挙動が非常に不安定になる(挙動不審、というやつだ)。ログイン画面が出てこなかったり、 勝手にリブートしたり、ブラウザが起動しなくなったり(メモリが不足している、メモリが読みに行ってはいけないところを見に行った、など)、 コントロールパネルが開かなかったりした。さすがに、もうコンピュータが壊れたのではないかと不安になった。

奇跡の生還

冷静になって考えてみた。通常の Windows 10 が起動しないのならば、セーフモードで起動するという方法があるはずだ、それでどこまでいけるか確かめよう。 ただ、肝心のコンピュータでブラウザが起動しないのではセーフモードでの入り方がわからない。こういうときのために、スマートフォンを買っておいたのだ。 スマートフォンで Windows10, セーフモード, で検索すると、https://121ware.com/qasearch/1007/app/servlet/relatedqa?QID=017878 というページが見つかった。これを参考に操作したところセーフモードでの起動に成功し、 コントロールパネルの立ち上げまで無事にたどりついた。そして急いで上記の変更をもとに戻したあとで通常モードで再起動した。 時間はかかったが、幸い不具合は再現していないようだった。

ボリューム縮小に成功

さて、こわい思いをして設定を変更したわけだ。ひょっとして、ボリュームの縮小ができるかもしれない。 そう思ってボリュームの縮小を再度「照会」してみた。するとこんどはなんと、420 GB まで変更できるような表示になった。ありがたい。 そのようにボリュームの縮小作業を実施した。これには1時間半かかった。ただし、途中でスクリーンロックがかかった状態になっていた。 スクリーンロックがかかっている状態でボリュームの縮小作業が行われているかどうかはわからないが、スクリーンロックははずしたほうがいいだろう。

コピー作成にも成功

さてそれで、さきのコピーソフトウェアを再度起動し、コピーを起動した。こんどは素直に受け入れてくれた。およそ 3 時間ほどかかった。

換装

最後に換装である。元の HDD とはほぼサイズが同じである。スペーサーがないとぐらぐらしそうだったので、これは張り付けた。

速くなったか

最初は速くなったという実感はなかったが、何回か繰り返しているうちにやはり速いと感じた。今までは、ログイン画面が出るまでに1分、 ログインしてからすべての画面が出そろうまでに 5 分、という状態であった。いまは、ログイン画面が出るまでに 10 秒、 ログインしてからすべての画面が出そろうまでに 1 分以内となっている (以上、2019-02-11)。

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MARUYAMA Satosi