伊藤真:Python で動かして学ぶ! あたらしい機械学習の教科書 第3版

作成日 : 2025-03-16
最終更新日:

概要

「はじめに」から引用する。

(前略)今やディープラーニングが脚光を浴び、機械学習ブームが到来しています。(中略)しかし、 残念ながら、専門書への架け橋となりうる初学者用の本は、意外に少ないという印象もありました。(後略)

警告

return 文

p.241-242 のリスト 6-2-(1) を実行すると、次の警告が出た。

DeprecationWarning: Conversion of an array with ndim > 0 to a scalar is deprecated, and will error in future. Ensure you extract a single element from your array before performing this operation. (Deprecated NumPy 1.25.)
X[n, k] = np.random.randn() * prm_sig[T3[n, :] == 1, k] + prm_mu[T3[n, :] == 1, k]

私訳は次の通り。

非推奨警告: ndim > 0 の配列をスカラーに変換する機能は非推奨であり、将来はエラーになる。この操作を行なう前に配列から要素を1つ取り出すこと。( NumPy 1.25 で非推奨)
X[n, k] = np.random.randn() * prm_sig[T3[n, :] == 1, k] + prm_mu[T3[n, :] == 1, k]

ここで、この警告を理解するために、prm_sig[T3[n, :] == 1, k] の意味を調べる。まず、このリストで prm_sig は2次元配列として確保されている。2次元配列は行列とみなしていい。 prm_sig[m, n] は m 行 n 列 の要素を表す。次に T3[n, :] == 1 の意味を調べる。T3 も 2 次元配列であり、また、T3[n, :] は n 行にある要素すべてからなる 1 次元配列である。 そして、T3[n, :] == 1 の意味は、T3[n, :] の配列の各要素と 1 を == の意味で真偽を判断し(同等比較し)、その結果を True または False の要素からなる配列を返す、というものである (続く)。

誤植

あれば載せる。

書誌情報

書名 Python で動かして学ぶ! あたらしい機械学習の教科書 第3版
著者 伊藤真
発行日 2022 年 7 月 19 日(初版第1刷)
発行者 翔泳社
定価 2700 円(税別)
サイズ
ISBN 978-4-7981-7149-4
その他 越谷市立図書館で借りて読む

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MARUYAMA Satosi