副題は次の通り:
A/B テスト、メタヒューリスティクス、バンディットアルゴリズムからベイズ最適化まで
本書のサポートページは下記にある。
https://www.oreilly.co.jp/books/9784873119168/
本書まえがき xv ページに、Google Colaboratory(Colab)の説明がある。 https://colab.research.google.com/ にアクセスすると、 本当に Python が実行できた。凄い。
副題にある、バンディットアルゴリズムということばを見て、私は昔読んだ覚えのある、 「タイミングの数理」という本を思い出した。 リンク先の本では One-Armed-Bandit ということばがわからなかったが、本書の p.172 以降では、 多腕バンディット問題(multi-armed bandit problem)とバンディットアルゴリズム (bandit algorithm)が出てきている。バンディットの意味を含めて詳しくは本書を参照されたい。
p.125 では、モデル選択のための代表的な指標のひとつとして、 WAIC(widely applicable information criterion, Watanabe-Akaike information cirterion) があげられている。AIC はよく知っているが WAIC は初めて聞いた。 WAIC は Wikipedia にも項目があるのを知って自分の無知を恥じた。
サポートページからたどれる誤植情報の他に、私が見つけた誤植は次のものがある。 ただ、誤植といえるかどうかはわからない。私の語感に基づけば直したほうがいいと思う。 というのは送り仮名を省いた「組合」は名詞としての「くみあい」の意味が強く、 複合動詞としての「組み合わす」としての読みが不自然だと思うからだ。
p.116 本文の上から 2 行め
誤:控えめな CTA は明確な対象と組合されば効果的ですが、
正:控えめな CTA は明確な対象と組み合わせれば効果的ですが、
別案:控えめな CTA は明確な対象と組み合わせられれば効果的ですが、
p.116 本文の上から7行目
誤:それぞれの要素が複雑に組合さることで思いもよらない効果が……
正:それぞれの要素が複雑に組み合わさることで思いもよらない効果が……
別案:それぞれの要素が複雑に組み合わせられることで思いもよらない効果が……
同じページの 上から 13行目と 15 行目でも、同じことがいえる。
書名 | ウェブ最適化ではじめる機械学習 |
著者 | 飯塚 修平 |
発行日 | 2020 年 11 月 17 日(初版第1刷) |
発行所 | オライリー・ジャパン |
発売元 | オーム社 |
定価 | 3500 円(税別) |
サイズ | A5 判 |
ISBN | 978-4-87311-916-8 |
その他 | 越谷市立図書館で借りて読む |
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