「まえがき」から引用する。
私は昔、甘利先生の授業を受けたことがある。二人の先輩から、甘利先生は有名だからぜひとも授業を受けるといい、 と言われ、そしてさらに受けるといい理由を聞かせてくれた。それはあまりにもおかしくて笑ってしまうのだが、ともかく受けてみることにした。 先輩のうちの一人は「甘利先生の授業は、聞いているとわかったような感じになるのだけれど、家に帰って復習するとやはりわかっていないんだよな」 といっていた。
私は二人の先輩より頭が悪かったので、授業を受けても何らわかったような気がしなかったのだ。成績は優・良・可・不可の四段階で可だったと記憶する。
書名 | 情報理論 |
著者 | 甘利俊一 |
発行日 | 2011 年 4 月 10 日 第1刷 |
発行所 | 筑摩書房 |
定価 | 1300 円(税別) |
サイズ | |
ISBN | 978-4-480-09358-5 |
備考 | ちくま学芸文庫 |
NDC | 007.1 |
まりんきょ学問所 > コンピュータの部屋 > コンピュータの本 > 全般・読み物 > 甘利俊一:情報理論