下妻に住むロリータ趣味の女子高生が、ふとしたきっかけで暴走族のレディースとつきあうようになる。
ことさらに下妻、茨城のいなか度を強調しなくてもいいのに、と思ったが、 それがこの映画の味を高めているのかもしれず、よくわからないところである。 茨城はひろい。つくばのように新住民がいるところもある。 私の経験では、北茨城のあたりは現地の人の方言が全然聞き取れないこともあった。 岩井から来た人はごくふつうだったが、地元では別のことばかもしれない。
さて、ロリータ趣味の女子高生は深田恭子が、レディースは土屋アンナが扮しているのだが、 特に土屋アンナの演技がいい。ことあるごとにツバを吐く場面が堂にいっている。
私はこの映画を NHK で放映されたものをビデオで見た。この映画放映の前後で山本晋也監督と小野文恵アナウンサーが対談していて、 放映後監督がこのツバの場面を称賛していた。わが意を得たり、と思った。
枠が広い。結構緻密な弦楽合奏曲があったのだが、それをちゃかすような打楽器が入っていた。作曲者の照れだろうか。
記録。2012 年 5 月 6 日、録画したビデオで見る。
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