植木等扮するサラリーマン、平均(たいら ひとし)が口八丁手八丁で会社と女性を操る。さまざまな騒動が起こるが、最後はまるく収まる。
テンポのいい映画で、あっという間に終わりまで見てしまった。
話の構成にはあちこちで無理があるが、植木等の調子の良さに圧倒されたので気にならなかった。 私が見ていて恥ずかしかったのは、主人公の平均が会社から帰ってきた後、部屋で背広にブラシをかけているところだった。 あのスーダラ男の平均でさえブラシをかけるのに、私は自分でやったことが全くなかった。
あらすじは、株や買収がらみでいろいろな情報が飛び交い、会社がてんやわんやするものである。 これは昔も今も変わらないものだということを認識した。
なんといっても、ハナ肇とクレージーキャッツの歌が収められているのがいい。 植木の歌はうまい。そして、これだけの歌が出ていた。
なお、ドント節といってもピンと来ない人がいるかもしれない。 冒頭は「♪サラリーマンは気楽な稼業と来たもんだ」で始まる歌だといえば、わかってもらえるだろうか。
記録。2012 年 5 月 13 日、録画したビデオで見る。
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