夭折の将棋棋士、村山聖(むらやま さとし)の生涯を描く。
聖の青春は私から観に行こうと言い出した。原作は何度も読んで、そのたびに感動している。 映画もよかった。村山役の松山ケンイチや、羽生役の東出昌大も実物とよく似ている(特に風景全体との中で)。 ただ、松山ケンイチは本物よりかっこよすぎる気がした。むしろ今の棋士である行方尚史を思い出した。
タイトルロールで、実棋士が3人出ていたことに気が付かなかった。田丸昇は白髪だったからすぐわかったが、 他にも山﨑隆之や中村真梨花が出ていたとは。わからなかった。
演出としてちょっと嫌だったのは、村山の弟弟子(おとうとでし)である江川貢が最後の奨励会で鼻血を出すシーンだった。 確かにそれぐらいの緊張感はあるが、血が付いた将棋の駒を見るのは嫌だった。
全体に渋い音楽で、弦楽に少し管が加わる程度で、私の好みだ。エンディングの歌は余計な感がなくもがなだが、仕方ないのだろう。
公式リンク(satoshi-movie.jp)
記録。2016 年 12 月 11 日、のユナイテッド・シネマ春日部で見る。
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