ソニーは相棒二人と金目当てで銀行強盗をたくらむが、直前で一人が怖気づいて逃げてしまう。 仕方なく残った相棒のサルと二人で銀行に立てこもり、人質をとった。しかし、銀行には金がほとんどなかった。 金を奪えなかったソニーは、外国へ逃亡すべく飛行機を要求する。 ソニーの目的はなにか。人質はどうなるのか。警察はどう動くのか。
ソニーに扮するアル・パチーノがかっこいい。そして、雰囲気がなんとなく抜けているような気がする。
以下は映画とは関係がない。
銀行強盗と人質で思い出すのは、大阪であった三菱銀行の人質事件だった。こちらは、抜けている雰囲気とは違い、 凄惨な事件だった。映画の楽しみは、現実からの逃避にある。
そして、悪事を働いて飛行機で逃げるという筋からは、よど号ハイジャック事件を思い出した。 あの事件もまた、強烈な印象を残した。
映画では、人質に取られたのは銀行の男性支店長と女性職員だった。 支店長は持病の糖尿病のため監禁中に気分が悪くなってしまう。しかし、自分だけが解放されることを望まなかった。 この場面を見て、今年(2014 年)起こった韓国でのフェリー転覆事故と重ね合わせてしまった。あの事故では、船長が真っ先に逃げ出したのだった。
ここではほとんど音楽が使われていなかった。
2014 年 6 月 26 日、BSプレミアムテレビの録画で見る。
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