初期化

作成日:1998-09-04
最終更新日:

配列の初期化とオブジェクトの初期化について述べる。

配列の初期化

前回の記事で述べた通り、JavaScript ではファイルが読めない、ということに気づき、 私は落胆した。そして、 ファイルから作品番号を読むのをあきらめ、 初期化配列で作品番号を記憶させることにした。 配列longoを、カークパトリック番号を添え字として、数値がロンゴ番号になるように定義した。 私はてっきり、配列longoを定義する時に、C 言語のように
longo[556]={0, 366, 388, ...};
と書けるものとばかり思っていた。 しかし、配列の初期化についてについての記述は本を見た限りなかった。 ひょっとして、
longo[1]=366; longo[2]=388; ...
と記述するしかないのか、と失望した。 ところがその後出た雑誌の記事を読んでみると、 JavaScript 1.1からは配列の初期化ができるということが書いてあった。 やはり調べてみるものだ。 結局、次のように書いた。

var longo = [ "NONE", 366 , 388 ,... ];

こうしてスカルラッティのページができた。 「ファイルの分割」のページで説明する。

現在の書き方

現在の書き方からすれば、var の代わりに const を使うのがよいと思われる(2020-03-05)。

オブジェクトの初期化

連想配列として扱えるオブジェクトの初期化は、{key1 : value1, ... } という形を用いる。例:

const rimedo = { 構造改革 : "高度化, 情報化", 基盤強化 : "組織化, 金融"};

関連して、上記においてオブジェクトの数を数えるのは、rimedo.keys().length とする。rimedo.length では求められないので注意しよう。

まりんきょ学問所JavaScript 手習い > 初期化


MARUYAMA Satosi