配列の初期化とオブジェクトの初期化について述べる。
前回の記事で述べた通り、JavaScript ではファイルが読めない、ということに気づき、
私は落胆した。そして、
ファイルから作品番号を読むのをあきらめ、
初期化配列で作品番号を記憶させることにした。
配列longoを、カークパトリック番号を添え字として、数値がロンゴ番号になるように定義した。
私はてっきり、配列longoを定義する時に、C 言語のように
longo[556]={0, 366, 388, ...};
と書けるものとばかり思っていた。
しかし、配列の初期化についてについての記述は本を見た限りなかった。
ひょっとして、
longo[1]=366; longo[2]=388; ...
と記述するしかないのか、と失望した。
ところがその後出た雑誌の記事を読んでみると、
JavaScript 1.1からは配列の初期化ができるということが書いてあった。
やはり調べてみるものだ。
結局、次のように書いた。
var longo = [
"NONE",
366 ,
388 ,...
];
こうしてスカルラッティのページができた。 「ファイルの分割」のページで説明する。
現在の書き方からすれば、var の代わりに const を使うのがよいと思われる(2020-03-05)。
連想配列として扱えるオブジェクトの初期化は、{key1 : value1, ... } という形を用いる。例:
const rimedo = { 構造改革 : "高度化, 情報化", 基盤強化 : "組織化, 金融"};
関連して、上記においてオブジェクトの数を数えるのは、rimedo.keys().length とする。rimedo.length では求められないので注意しよう。
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