標準組み込みオブジェクト (developer.mozilla.org) からの抜粋と付記である。なお、標準組み込みオブジェクト(グローバルオブジェクト、the global object)は以前、 ビルトインオブジェクトと訳されていた。
グローバルに呼ばれる関数だ。
ここでは BigInt と Math について説明する。
BigInt (developer.mozilla.org) は、Number プリミティブでは表せないほどの大きな数を表すために使われる。
Math (developer.mozilla.org) からの抜粋と付記である。数を表す基本的なオブジェクトである。関数オブジェクトではない。
Math.abs() | 絶対値。数ではない文字列、もしくは、undefined/空 である変数を渡した場合は、NaN を返す。 null を渡した場合は 0 を返す。 |
Math.acos() | |
Math.acosh() | |
Math.asin() | |
Math.asinh() | |
Math.atan() | |
Math.atan2() | |
Math.atanh() | |
Math.cbrt() | |
Math.ceil() | |
Math.clz32() | 引数として与えた数を 2 進数 32 ビット整数値で表した数の先頭の 0 の個数を返す。 メソッドの名前は CountLeadingZeroes32 の略に由来する。 |
Math.cos() | |
Math.cosh() | |
Math.exp() | |
Math.expm1() | exp(x) から 1 を引いた値を返す。m1 は minus 1 のことだろう。 |
Math.floor() | |
Math.fround() | 引数として与えた数に近似の 単精度 浮動小数点数を返す。 |
Math.hypot() | |
Math.imul() | 2 つの引数をとり、32 ビット乗算の結果を返す。 C 言語類似の高速な 32 ビット整数乗算を可能にする。 |
Math.log() | |
Math.log10() | |
Math.log1p() | 引数として与えた数と 1 の合計の自然対数(底 e)を返す。1 p は 1 plus のことだろう。 |
Math.log2() | |
Math.max() | |
Math.min() | |
Math.pow() | |
Math.random() | |
Math.round() | |
Math.sign() | |
Math.sin() | |
Math.sinh() | |
Math.sqrt() | |
Math.tan() | |
Math.tanh() | |
Math.trunc() | 引数が正の数または負の数であるかに関わらず、ただ小数点とそれ以降にある数字を切り捨てる。 Math.floor(), Math.ceil(), Math.round() との違いに注意。 引数が正の値の場合、Math.trunc() は Math.floor() と同じであり、 そうでない場合、Math.trunc() は Math.ceil() と同じ。 |
文字列クラスと文字列の取り扱いに優れる正規表現クラスからなる。
索引とは添字のことである。コレクションとは複数の値を同時に秩序立てて保存する構造である。趣味で集めているものを箱に入れて保存している人は多いだろう。 そのような箱を想像すればいい。 結局、索引つきコレクションとは配列とふだん呼んでいるものになる。
配列は 1 ずつ変化する添字によってコレクションを表現するが、 キー付きコレクションでは添字ではなくなんらかの区別できるオブジェクトをキーにしてコレクションを表す。
何らかの意味でコレクションよりさらに自由なデータの集まりを取り扱うオブジェクトである。この中には、 JSON を用いて取り扱われるデータも含まれる。
データの取り扱いを容易にするためのオブジェクト。特にデータを非同期で取り扱う場合に、制御を構造化して見やすくできる長所がある。
メタプログラミングのためのオブジェクトである。
言語固有の機能を追加する。Intl は International から来ていると思われる。
クライアントサイドで行なわれる計算を高速化したり、多言語で書かれたライブラリを生かしたりできる WebAssembly を使うためのオブジェクト。
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