§169 be,do,have の用法

作成日:2016-04-26
最終更新日:

be と estas

be は「AはBである」という意味で使われるほかに、「Aは存在する」( = exist )という意味を持つ。 また「AはBになる」という意味になることもある。

be は become の意味で使われることもある。

estas は、副詞句を伴って「本は机の上にある」というような意味の存在はいうことはあるが、 存在性のことをいうには ekzisti を使う。また、estas を「AはBになる」の意味で使うことはなく、 become の意味では fariĝi を使う。

La ĉelo STAP ekzistas. (STAP 細胞はあります)
Mi ridas, do mi ekzistas. (我笑う、ゆえに我在り)

do と fari

「する」、「行なう」は相当するのは、英語では do であり、エスペラントでは fari である。 英語の do の多彩さに比べれば、エスぺラントの fari は「作る」に近い、「する」ことに特化した狭い意味のようだ。 しかし、fari plezuron (喜びをもたらす)、fari al si oportune (くつろぐ)、Du kaj kvin faras sep. ( 2 + 5 = 7) など、 他にも使い方がある。

have と havi

have に相当する語は、英語を含む西欧諸言語で多彩な使われ方をしている。エスペラントの havi も同様だ。

たとえば、havi sonĝon で「夢を見る」、havi ripozon で「休息する」などの意味がある。

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MARUYAMA Satosi