§131 倍数詞

作成日:2020-04-27
最終更新日:

倍数のいろいろ

倍数詞というのは聞きなれないことばだが、たとえば、次のようなことばがある。

英語で2倍は twice を用いる。ただし、3倍以上は three times のように times を使う。

twice を使わずに、2倍では double を使う場合もある。このとき、 3倍は treble や triple がある。これらと比較して1倍を single という。

エスペラントでは倍数を表すときは -obl をつける。 du からは duobla (2倍の)ができる。 duobla は 英語の double と似ているので覚えやすい。 https://ja.wiktionary.org/wiki/-obl-

分数のいろいろ

英語では、半分に half 、四分の一に quarter という特別なことばがある。一般に、n 分の1であれば、 n の序数詞を (n-th) と書けば、one n-th となる(なお、1/3 は one third)。

エスペラントでは分数を表すときは、 -on- を使う。duona は「半分の」。こちらは、 duobla - double と違い、ヨーロッパ言語で似た形を探すのは難しい。 https://ja.wiktionary.org/wiki/-on-

参考リンク

エスペラントの造語法 (www5b.biglobe.ne.jp)

まりんきょ学問所ことばについてことばと文法第6章 形容詞 > §131 倍数詞


MARUYAMA Satosi