倍数詞というのは聞きなれないことばだが、たとえば、次のようなことばがある。
英語で2倍は twice を用いる。ただし、3倍以上は three times のように times を使う。
twice を使わずに、2倍では double を使う場合もある。このとき、 3倍は treble や triple がある。これらと比較して1倍を single という。
エスペラントでは倍数を表すときは -obl をつける。 du からは duobla (2倍の)ができる。 duobla は 英語の double と似ているので覚えやすい。 https://ja.wiktionary.org/wiki/-obl-
英語では、半分に half 、四分の一に quarter という特別なことばがある。一般に、n 分の1であれば、 n の序数詞を (n-th) と書けば、one n-th となる(なお、1/3 は one third)。
エスペラントでは分数を表すときは、 -on- を使う。duona は「半分の」。こちらは、 duobla - double と違い、ヨーロッパ言語で似た形を探すのは難しい。 https://ja.wiktionary.org/wiki/-on-
エスペラントの造語法 (www5b.biglobe.ne.jp)
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