§111 疑問副詞

作成日:2011-10-23
最終更新日:

1. 各言語の場合

1.1 英語の場合

What と How は区別される。

What did you think of the movie?

この What を How にすることはできない。

1.2 エスペラントの場合

kio(kion) と kiel はどちらも使える場合がある。たとえば、次の例ではどちらも可能である。 英語やフランス語は上に近く、ロシア語や日本語は下に近い。

2. How do you do?

英語では初対面のあいさつで "How do you do?" ということがある。今となっては古風ないい方なのだそうだ。 日本語で「はじめまして」ほどの意味である。

さて、エスペラント四週間という本の p.323 で、Kiel vi fartas? (ごきげんいかが?) という人にあって初めに交わす文句が、英語では Kiel faras vi faras? になるという。 なんじゃこりゃ、と思ったのだが、do = faras と機械的にあてはめるとそうなる、ということがわかった。

この本では、他にも各国語によるさまざまな言い回しが出てくる。 たとえばドイツ語では "Kiel ĝi iras?" というとあるが、これは確かに "Wie geht es?" の置き換えである。

Kion vi pensas?

Kiel vi pensas?

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MARUYAMA Satosi