GUILTY! / Jimmy Witherspoon & Eric Burdon (UAG 29251)

A: 1.I've Been Driftin'/Onece Upon A Time 2.Steam Roller 3.The Law Must Change 4.Have Marcy Judge 5.Going Down Slow B: 1.Soledad 2.Home Dream (3.Wicked, Wicked Man) 4.Headin' For Home 5.The Time Has Come

 エリック・バードンは1971年の春(Warと別れたのが2月)、ロスでジミー・ウィザースプーンと出会っている。(2001年5月の還暦ライヴ参照)。このときに意気投合したのだろうか、71年8月には二人の名義でシングルをリリース。12月には、上記のアルバムがリリースされている。

 内容は、この時期エリックとジミー・ウィザースプーンが行った演奏を収録したもの。バックバンドとしてWar、そしてSan Quentin Bandの名がクレジットされている。しかし、アルバムの大部分の演奏を実際に行ったのは、ジョン・スターリング率いるトヴァリッチだったと言われている。ジョン・スターリングは、90年代に至るまでエリックのキャリアに大きく関ることになるギタリストだ。ライヴ録音は、71年5月のSan Quentinでの収録。はっきりライヴ録音とわかるのは、A:5のみ。このライヴにはカーティス・メイフィールドとモハメド・アリが同席していたという記録が残っているが、それほど信憑性の高い情報ではない。A:1〜4、B:1、4、5についての詳細はわからないが、B:2はEric Burdon & War時代の録音。この曲は、後の未発表曲集『Love Is All Around』にも収録されている。尚、B:3はヨーロッパ各国盤(僕が確認したのは、英、独盤)には収録されているが、米、日盤からはカットされている。明らかにトヴァリッチでの演奏で、事実上エリックのソロ作。少し浮いている感じがするので、カットされたのかもしれない。B:5ラストでの二人の掛け合いが最高にかっこいい。

 残念ながら、この組み合わせでのアルバムはこの1枚に終わったが、二人が残したライヴ録音のいくつかはプライヴェート録音で出回っている。

 下の画像は、後にリイシューされたジャケ違いのアルバム。やはりB:3は収録されていなかった。

BLACK AND WHITE BLUES / Eric Burdon & Jimmy Witherspoon (LA GG 58001)

ERIC BURDON

HOME