IT SHOULD'VE BEEN ME / ZOOT MONEY'S BIG ROLL BAND

A: 1.I'LL GO CRAZY 2.JUMP BACK 3.ALONE COME JOHN 4.BACK DOOR BLUES 5.IT SHOULD'VE BEEN ME 6.SWEET LITTLE ROCK AND ROLLER (Reissue bonus7.UNCLE WILLIE)

B: 1.MY WIFE CAN'T COOK 2.RAGS AND OLD IRON 3.THE CAT 4.FEELIN' SAD 5.BRIGHT LIGHTS BIG CITY 6.FINA (Reissue bonus7.ZOOT'S SUITE)

ズート・マネーズ・ビッグ・ロール・バンド、1965年のアルバム。恐らく、当時のライヴで取り上げていたレパートリーを中心に録音したものだろうと思う。このバンドのヴォーカルは基本的にズート自らがとっているが、A、B面共に2曲目はもう一人のヴォーカリスト、ポール・ウィリアムズ(同姓同名の評論家、シンガーソングライターとは別人)が担当している。ポール・ウィリアムズも決して悪くはないけれど、ズート・マネーのヴォーカルの方がはっきりと個性的で、当時のブリティッシュ・ソウル・ヴォーカリストの中でも抜きん出た存在だったと思う。これまで、どうもビッグ・ロール・バンドのスタジオ録音は好きになれなかった。このアルバムも、最初はピンとこなかった。しかし、クラブ・バンドとして多大な人気を誇っていたという、その実力を証明する素晴らしい演奏が収められたアルバムだと、今では思う。すぐに好きになれなかったのは、かなり黒さの質がソウル的だからというか…僕はどうも、ソウルにはそれほどはまらない性質のようだ。

ZOOT MONEY

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