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１９６９年、ファミリーはアメリカ・ツアーの最中に初代ベーシストのリック・グレッチをブラインド・フェィスに引き抜かれてしまう。その後任としてファミリーに加入したのが、エリック・バードン＆ジ・アニマルズのギター・ヴァイオリン、そして最後にはベースを担当していたジョン・ウィーダーだった（もっとも、ニュー・アニマルズのラスト・アルバムにはジョン・ウィーダーはギターとクレジットされているし、僕が見たこの時期の映像でもギターを弾いていた。曲によっては、ステージでベースを担当していた、という程度のことだったのかもしれない）。 このアルバムは全英４位を記録、ファミリーにとって最大のヒット・アルバムとなっている。ファミリーの前２作に比べると、少しこじんまりとした印象をうけるのが残念。アメリカ盤では、グループにとって初のシングル・ヒットとなった「No Mule's Fool」が一曲目に収録されている。このアルバムに収録の「Drawned in Wine」は、個人的にはファミリーのベスト・トラックのひとつだと思っている。最近、一番よく聴くアルバム。 |