守門稜線
■山行アルバム
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今日の朝日 遥か854P |
やっと大池 |
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854P |
854Pから雪庇を行く |
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藤平山から守門稜線 |
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雪の砂漠 |
袴岳の登り |
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守門袴岳山頂 |
青雲岳 |
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青雲岳から袴腰と袴岳 |
青雲岳から大岳 |
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大岳山頂から中津又岳の雪庇 |
大岳山頂からスロープ |
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キビタキ小屋 |
保久礼小屋 |
■メモ
先週目指した守門稜線。結果的には大快晴にもかかわらず不完全燃焼に終わってしまった。今回は一味違ったアプローチ。二分から藤平山を目指した。まずは、大池854ピークを探す。二分先除雪終了点からいきなり林道を目指して登り、林道をたどる。林道が506ピーク目掛けてUターンを始める頃、沢筋に降り、下池からの林道に乗り換えるつもりだった。沢筋を登り詰めると、出たばかりの今日の太陽が雲間に覗く。唖然。その真下、遥かかなたに854ピークが見える。沢を一本まちがえた。2.5万図を再確認しようと、ポケットに手をやり、落としてきたことに気づく。すぐそこまで、持っていたのだからと引き返して地図を探すが、どうしても発見できず。早くもゲームオーバーか?
核心部は藤平山まで。大白川からのルートをエスケープルートとしよう。気を取り直して進む。いったん尾根を反対側に降り、入広瀬からの林道に乗り換える。これは、あらかじめ検討していた第3案であった。遠回り、タイムロスもあるが、なんとか大池到着。854Pへは無理せずツボ足とし、下池二口方面へ伸びる左の緩やかな尾根(第2案)へ回り込むように登る。急登を終えると、854Pから狭い雪庇の稜線。慎重に行く。そのまま尾根通しに1027.5Pを越えても良さそうであったが、沢沿いの方が早いと判断。左手に降り夏道のあるはずの沢を行く。途中で二又に別れるところで迷ったあげく、真ん中の尾根を上る。1027.5Pからの尾根と合流すると山頂真近であった。
藤平山山頂到着8:15。もっと能率的に来れるはずだが、二分より3時間弱。空模様は今ひとつ、なんとか展望あり。大岳が立派だ。後は視界さえあれば、問題なし。と、思ったのも甘かった。尾根を進み、ひとまずはエスケープルート下降点を確認しておこう。右側の雪庇が怖くて大白川側を覗けない。地図を見たい!大白川大原スキー場からのルートはどこだ?うろうろするが、ついに発見できず、退路を絶たれた気分。何度も振り返りながら、雪の砂漠を進む。土曜日なのに、なぜか、登山者無し。トレール皆無。早すぎるはずはない、不思議だ。わずかに霰がぱらつく。視界不良を警戒し、退却用リボン旗を立てながら進む。これに頼るような状況となれば、なおさら下降点など判るはずもない。大池に戻るのか?
袴岳山頂着10:00過ぎ。大雪庇の稜線に感動。視界も充分。ここまで来たら完走する。数日前ぐらいであろうか単独坪足トレール一本。今日はじめてみる踏跡だが、青雲岳で二口方面に下山していた。青雲岳よりアミハリに向け滑る。気づかぬうち大岳からの縦走2人パーティとブッシ帯を挟んですれ違う。アミハリ鞍部から大きく西側に巻いた彼らの合理的トレースに感謝。ありがたく使わせていただく。大岳最後の急登で板を外して喘ぐ。振り返ると、大白川大原ルートからと思われるパーティもようやく目につき、袴岳を目指している。
大岳山頂11:20。先週のホワイトアウト敗退地点到達。ここまで来れば、今度こそ不安要素は無い。中津又の大雪庇、青雲〜袴岳を眺めながらビールで祝杯。守門を堪能してシールを仕舞う。楽しみにしていた大岳のスロープ。爽快すぎて空を飛んでいるよう。1週前、頭だけしか出ていなかったキビタキ小屋の屋根は、そのほとんどの輪郭を現し、保久礼の巨大な高帽子は、既におにぎりのようになってしまった。猛烈なスピードで春が進んでいる。
■反省
残置物:リボン旗6本、国土地理院2.5万図1枚
■装備
山スキー(ブリザードTXエクストリーム130) ピッケル アイゼン
ツエルト リボン旗40本
■駐車スペース
二分先除雪終了点(河原側作業エリア不可につき路肩側)
■飯処
生ビールを求めて、神湯とふれあいの里 そして爆睡
■立ち寄り湯
守門温泉青雲館
神湯とふれあいの里