MOVIES

          映画について大いに語ろう
 
 池袋駅西口のちょっと奥まった所に「文芸座」という映画館がありました。Mは浪人時代、予備校代わりに通いつめていました。2、3本立てで当時5百円。ぴあ割引もありました。古い小さな映画館でしたが、とてもいい映画館でした。一度、取り壊されてしまい、嘆いていましたが、「新文芸座」としてリニューアルされました。だいぶ趣は変わってしまいましたが、「文芸座」の復活を喜んでいます。


<2016年度>

Mの選ぶBEST3  1.あやしい彼女
           2.シン・ゴジラ
           3.ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー


Vol.202 パッセンジャー ★★★★

2016年 アメリカ  監督: モルテン・ティルドゥム
出演:ジェニファー・ローレンス、クリス・プラット、マイケル・シーン、アンディ・ガルシア
 平日の午前中、ポッカリ時間が空いたので映画でもと思ったのですが、観たいものがなく、まあ強いてみれば、時間もピッタリ合ったので、とりあえず観てみました。春休み中ではありますが、思いがけず結構混んでいました。
 近未来、第二の地球に移住し、新しい人生をと決意した5000人の乗客を乗せた宇宙船で。到着まで120年かかるため、乗組員を含め全員が冬眠していたが、二人の男女だけが90年も早く目覚めてしまい・・・。
 予告編を観たのでそこまでは分かっていましたが、こんな話しだったかという感じ。そしてどう終わるのかと思いましたが、まあ納得でした。意外と面白かったです。


Vol.201 この世界の片隅に ★★★★

2016年 日本  監督: 片渕須直
声の出演:のん、細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞、小野大輔、潘めぐみ
 よい評判を聞いたので、たまたま時間も合って観に行きました。原作は、こうの史代のコミックとのことですが、知りません。監督も、声優も、音楽も知りませんでした。戦時中の広島を舞台に一人の少女が、あの時代ならではのよく知らない男と結婚して江波から呉市に移り、激動の時代を生きていく物語といことだけが予備知識でした。
 主人公のすずが子供の時から何年何月という感じで時が経っていき、1945年8月を迎えます。ほのぼのとして切なくて、何と行っていいのか分かりませんが、すごく良かったです。絵のタッチも好きですね。


Vol.200 ぼくは明日、昨日のきみとデートする ★★★★

2016年 日本  監督: 三木孝浩
出演:福士蒼汰、小松菜奈、山田裕貴、市原悦子、成田凌
 まったく観るつもりはなかったのですが、ひょんなことから観ることに。客層が若い若い。すごく場違いなところに来てしまった感がありました。
 でも映画は面白そうだなと思っていたのです。実際すごく良かったです。タイトルからして時間が交錯するというのは予想できましたが、ちょっと分かりにくいところはありました。無理があるところもありましたが、最後に彼女の方の視点で振り返るところは切なくて泣けました。舞台の京都の風景もいい感じでした。


Vol.199 君の名は。 ★★★★

2016年 日本  監督: 新海誠
声の出演:神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみ、市原悦子、成田凌
 超話題作ですが、なかなか観る機会がなく、それでもロングランで終わらなかったので、だいぶ遅ればせながら観ました。
 男の子と女の子の心と体が入れ替わるというのは知っていましたし、新鮮なシチュエーションではありませんが、そこに隕石が絡むらしいこと、そして何故「君の名は」というタイトルなのか。
 なかなか良かったです。絵も綺麗ですし、音楽もよかったです。遅ればせながら観ておいてよかったなと思います。


Vol.198 バイオハザード:ザ・ファイナル ★★★

2016年 アメリカ  監督: ポール・W・S・アンダーソン
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、アリ・ラーター、ショーン・ロバーツ、ルビー・ローズ
 ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のホラーアクションシリーズ第6作にて最終章。過去5作は何となくすべて観ているので最後も観ておこうと。
 とはいえストーリーはまったく印象に残っていなくて、主人公アリスの生い立ちと宿敵アンブレラ社との関係が明らかになるのですが、こんな話しだったのかという感じでした。
 アリスとアンデットたちとの戦いも最終決着しますが、ありがちな含みを持たせた終わり方で、本当にに最後なのかなとも思ってしまいました。ローラが出ていたと後で知りましたが、まったく気づきませんでした。


Vol.197 ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー ★★★★

2016年 アメリカ  監督: ギャレス・エドワーズ
出演:渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、宮崎あおい、妻夫木聡
 あの「スター・ウォーズ」のサイドストーリー。帝国軍の最終兵器デス・スターの設計図を入手する戦いの物語です。エピソード4につながっていくストーリーです。
 前半は何かパッとしなくて、登場するキャラクターも本編に比べると魅力に欠けて、ダーズ・ベイダーが出てはきますが、あれだけでは物足りずという感じですが、後半からはグッとスターウォーズらしくなり、馴染みのキャラもチラホラと出て来て、いい感じになります。。
 初めて4DXで観ました。もともとまったく興味はなかったのですが、時間の関係で。値段は高いし、いろいろわずらわしいだけで、もう結構です。


Vol.196 怒り ★★★

2016年 日本  監督: 李相日
出演:渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、宮崎あおい、妻夫木聡
 今話題は断然「君の名は。」ですが、池袋では古い映画館でしかやっていないのと、激混みだろうと思って、こちらにしました。出演者は超豪華で、そこそこ話題作です。
 八王子で起きた凄惨な殺人事件、犯人は特定されたものの逃亡して逮捕されていません。千葉、東京、沖縄に現れた3人の前歴不詳の男。その正体をめぐり、関わる人々が疑惑と信頼のはざまで揺れ動く3つのストーリーが同時進行します。
 見応えはありますが、ずっと暗く、重苦しく、切なく、観て面白かったとか、楽しかったという感じにはなりません。


Vol.195 シン・ゴジラ ★★★★★

2016年 日本  監督: 庵野秀明、樋口真嗣
出演:長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ、高良健吾、松尾諭、市川実日子、余貴美子
 「エヴァンゲリオン」の庵野秀明と「進撃の巨人」の樋口真嗣が総監督と監督を務め、フルCGで作られた新しいゴジラです。
 突如現れた巨大不明生物が日本を大惨事に陥れ、官邸の緊急対策室が対峙していく様子を描いたもので子供も向けではなく、大人向けのストーリーです。映像も迫力があって良かったです。


Vol.194 インディペンデンス・デイ:リサージェンス ★★★★

2016年 アメリカ  監督: ローランド・エメリッヒ
出演:リアム・ヘムズワース、ジェフ・ゴールドプラム、ビル・プルマン、マイカ・モンロー
 最近観たい映画がまったくなかったのですが、久し振りにこれは観ようかなという映画がありました。インディペンデンス・デイ第1作がすごく良かったのです。20年振りに続編です。たいがい続編はパッとしないのであまり期待はしていませんでした。まあまあ面白かったと思います。
 人類一丸となって侵略者を撃退してから20年。壊滅的な被害から復興を遂げていましたが、再び更に強大な侵略者がやって来ます。再び訪れた滅亡の危機に、前作でもお馴染みの元大統領や学者、新たな若き戦士たちが立ち向かいます。


Vol.193 あやしい彼女 ★★★★★

2016年 日本  監督: 水田伸生
出演:多部未華子、倍賞美津子、要潤、北村匠海、小林聡美、志賀廣太郎
 73歳の女性が突然20歳の姿に戻り、失われた青春を取り戻していくというお話しです。2014年公開の韓国映画「怪しい彼女」をリメイクしたコメディーです。
 笑えて、泣けて、すごく感動的です。まったく期待していなくて、ひょんなことから観たのですが、これがすごく良かったです。こういうのすごく得した気分のなります。
 20歳の彼女を演じた多部未華子はほとんど知りませんでしたが、とても魅力的でした。73歳の彼女を演じた倍賞美津子はよく知っていて、久し振りで、こんな約でびっくりしましたが、実際にもう70歳くらいなんですね。でもやっぱり魅力的でした。


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