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          映画について大いに語ろう
 
 池袋駅西口のちょっと奥まった所に「文芸座」という映画館がありました。Mは浪人時代、予備校代わりに通いつめていました。2、3本立てで当時5百円。ぴあ割引もありました。古い小さな映画館でしたが、とてもいい映画館でした。一度、取り壊されてしまい、嘆いていましたが、「新文芸座」としてリニューアルされました。だいぶ趣は変わってしまいましたが、「文芸座」の復活を喜んでいます。


<2015年度>

Mの選ぶBEST3  1.スターウォーズ/フォースの覚醒
           2.クリード チャンプを継ぐ男
           3.テラスハウス クロージング・ドア


Vol.192 ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション ★★★★

2015年 アメリカ  監督: クリストファー・マッカリー
出演:トム・クルーズ、ジェレミー・レナー、サイモン・ベッグ
 シリーズ第5弾です。トム・クルーズは相変わらず格好良いです。スパイものなので陰謀、策略があるのはいいのですが、シリーズも回を重ねる度に複雑過ぎ、大掛かり過ぎになっている気がしますが、今回は、分かり易くてよかったと思います。
 敵か味方か分からないテロリスト組織の美女。窮地に陥ったハントを助けるIMFの仲間たち。世界をまたにかけた目まぐるしく豪華な展開、アクション、面白かったです。そしてあのスパイ大作戦のテーマ曲もいいですね。


Vol.191 クリード チャンプを継ぐ男 ★★★★★

2015年 アメリカ  監督: ライアン・クーグラー
出演:シルヴェスター・スタローン、マイケル・B・ジョーダン、テッサ・トンプソン、アンソニー・ベリュー
 ロッキーもスタローンも大好きなので、こうして今も頑張ってくれているのは嬉しい限りです。ただロッキーのシリーズは、本当は1だけでよくて、ロッキーはアポロに判定で負けるのですが、試合の勝敗などより大切なものがあり、再戦は不要なのです。シリーズ後半は蛇足なのですが、それでも何年振りかのファイナルになると、いい味を出していました。
 今回はロッキーは、さすがにもう試合はしません。かつてのライバルであり盟友だったアポロの息子のコーチを務めます。初めは父が偉大なボクサーであることを隠していた息子が、ロッキーのコーチを受けてその重圧をはね除けていきます。
 とてもいいお話しでした。ちょこちょこと出て来る昔と重なる場面もよくて、そしてあのロッキーのテーマ曲はやっぱり最高で、クライマックスで流れるとワクワクが止まりません。


Vol.190 スターウォーズ/フォースの覚醒 ★★★★★

2015年 アメリカ  監督: J・J・エイブラムス
出演:ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、アダム・ドライバー、テイジー・リドリー
 スター・ウォーズを初めて観たのは1977年。今から38年前です。Mは小学生か中学生でした。斜めに流れて行くタイトルと文字、巨大な宇宙船が頭上を通っていくオープニングはかつてないインパクトでした。3つの3部作からなり、全9作で、すべてに登場するのはC3POとR2D2のみというのは当時から言われていました。長い年月をかけて、最後の3部作が本当にスタートしました。エピソード3から10年、エピソード6からは32年です。
 そしてハンソロ、ルーク、レイア姫が登場するという。予告編でハンソロが出たときにはインパクトがありました。しかしレイアとルークはまったく映像がなく、それは映画を見てのお楽しみでした。期待はすごく大きく膨らんでいましたが、その期待を裏切りませんでした。しかも3Dで観れるなんて夢のようでした。


Vol.189 エベレスト 3D ★★★

2015年 アメリカ  監督: バルタザール・コルマウクル
出演:ジェイソン・クラーク、ジョシュ・ブローリン、ジョン・ドホークス、ロビン・ライト
 世界最高峰のエベレストで1996年に実際に起きた遭難事故を基に登山家たちの極限状態のサバイバルを描きます。
 崖っぷちでの雪崩とか映像は確かに凄いです。山の怖さは伝わります。本当に何故わざわざ危険な山に上るのだろうと思います。ただ3Dの意味はあまりなかったような気がします。実話は時にフィクションよりもドラマチックだったりするのですが、そうでもなく、唐突に例の誰々は今どうしているみたいなエンディングで拍子抜けしました。


Vol.188 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド★★★

2015年 日本  監督:樋口真嗣
出演:三浦春馬、長谷川博己、水原希子、石原さとみ、國村隼
 後編です。突如現れ他の巨人たちを攻撃した黒髪の巨人の謎、そもそも巨人は何なのか、何故現れたのかといった謎が明らかになるとのことでした。
 前編がそんな状態で終わってしまったので、観ておこうかと。原作を読んでないのでどうなのか分かりませんが、一応、謎は解けました。


Vol.187 ジュラシック・ワールド ★★★

2015年 アメリカ  監督: コリン・トレヴォロウ
出演:クリス・ブラッド、ブライス・ダラス・ハワード、ヴィンセント・ドノフォリオ、タイ・シンプキンス
 スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務める「ジュラシック」シリーズ待望の第4弾となるこの夏の超大作です。遂にジュラシック・パークがオープンしましたが、やはり事件は起ってしまいます。客集めのために遺伝子操作により産み出した凶暴で知能も高い新種の恐竜が脱走し、パークはパニックとなります。
 3Dにもなり、特撮技術はやはり素晴らしいですが、2万人の観客の中で、パークの女副社長の甥っ子である2人だけが取り残されて恐竜に遭遇するとか、混乱に乗じて悪いことを考える男がのさばってきたり、女副社長と元兵士の職員が共に恐竜に立ち向かううちに恋に落ちたり、ストーリーが安直なんですよね。


Vol.186 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN ★★★★

2015年 日本  監督:樋口真嗣
出演:三浦春馬、長谷川博己、水原希子、石原さとみ、國村隼
 人間を捕食する巨人と人類との壮絶な戦いを描いた諫山創の人気コミックの映画化、実写版です。突如現れた巨人にょって人類は壊滅状態に。生き残った人々は高い壁を作って暮らしていた。100年以上が経過したある時、想定外の巨体な巨人が現れ。壁を壊す。そこから巨人たちが雪崩れ込み、人類と巨人の戦いが再び始まった。
 巨人のおぞましさなどよく描けていたと思います。原作を読んでいなかったのも良かったのか、ストーリーも面白かったです。息つく暇なくあっという間に時間が過ぎました。しかも前編ということで、すごくいいところで終わりました。続きが観たくなりました。


Vol.185 マッドマックス 怒りのデス・ロード ★★★

2015年 アメリカ  監督: ジョージ・ミラー
出演:トム・ハーディ、シャリーズ・セロン、ニコラス・ホルト、ヒュー・キース=バーン
 メル・ギブソンの主演で3部作がヒットしたのはもう何年前なのでしょうか。その時はあまり興味はなく、劇場では観ておらず、テレビでチラッと観た程度でした。久し振りの第4弾ということでしたが、やはりあまり興味はなかったのですが、時間的に丁度よくて「ターミネーター」と続けて観ました。
 ひたすら砂漠を走り回りながら、殺戮、復讐を繰り返すというお話しでした。やっぱりあまり好みではありませんでした。


Vol.184 ターミネーター:新起動/ジェニシス ★★★

2015年 アメリカ  監督: ラン・テイラー
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェイソン・クラーク、エミリア・クラーク、イ・ビョンホン
 シュワルツェネッガーが、あのターミネーターに戻って来たとなれば、とりあえず観なくてはという感じでした。
 もともと時間を超えて過去と未来が交錯するお話しで難解なところがあるのですが、今回もサラとジョンのコナー親子を巡る話しですが、あることで時間軸が変ってしまうということで別の話しに。昔と同じ登場人物も演じている役者が違っているし、難解というより、それはちょっと無理があるんじゃないというようなことも。
 昔の若いシュワルツェネッガーと今のシュワルツェネッガーが戦ったり、懐かしいT−1000型ターミネーターの変形など、面白い場面もありましたが、まあこんなものなのでしょう。


Vol.183 がむしゃら ★★★★

2015年 日本  監督:高原秀和
出演:安川惡斗
 女優からプロレスラーになった安川惡斗の半生を追ったドキュメンタリー。いじめ、レイプ、自殺未遂など壮絶な過去、そして病気とも闘いながらリングに立つ姿を描く。
 Mはプロレスファンで、彼女のことは身近でよく見ています。映画を撮るためにカメラが入っているのも見ていました。だからすごく興味深くて面白かったです。プロレスファンでない人にも見てもらいたいと思います。


Vol.182 テラスハウス クロージング・ドア ★★★★

2015年 日本  監督:前田真人
出演:菅谷哲也、島袋聖南、松川佑依子、和泉真弥、小田部仁、吉野圭祐
 海を見下ろすシェアハウスで共同生活を送る男女6人の、喜怒哀楽を追い掛けた人気リアリティー番組「テラスハウス」の劇場版です。てっちゃんこと菅谷哲也が、2年間を過ごしたテラスハウスを出ようとしたとき、新ヒロインが現れ、テラスハウス最後の日までの新メンバー6人による日々が描かれます。
 テレビで話題になっていたのは知っていましたが、まったく興味がなく見ていませんでした。映画もまったく見る気はなかったのですが、これがもの凄く面白かったのです。6人の様子をスタジオで見ているトリンドル、YOU、チュート徳井らが、いろいろ語るのも面白いのです。映画ではなく、テレビの特番でいい気はしますが。


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