映画について大いに語ろう
Mの選ぶBEST3 1.ハリー・ポッターと賢者の石
2.千と千尋の神隠し
3.JSA
2001年 アメリカ 監督:マイケル・マン
出演:ウィル・スミス、ジェイミー・フォックス、ジョン・ボイト、マリオ・バン・ピーブルス
伝説のボクサー、モハメド・アリの半生を描いた作品です。ボクサーとしてだけでなく、徴兵拒否などで黒人差別問題とも闘ったアリの人生は実にドラマチックです。ハイライトはアフリカのザイールで若き王者ジョージ・フォアマンに挑んだ選手権です。
ウイル・スミスの好演が光ります。アリのことをよく知っているMとしては、もっといろいろな切り口があったのに・・・という感じです。
2001年 アメリカ 監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:ディー・ウォーレス、ヘンリー・トーマス、ドリュー・バリュモア
何度観てもいいものはいいです。数ある映画の中で1本だけを選べといわれたら、やはり「E.T.」を選ぶかな。ストーリーは言うまでもないでしょう。初公開からもう20年なんですね。エリオットの妹役のドリュー・バリュモアが立派に成長してますからね。
デジタル処理されて画像が良くなったそうですが、特に違いは分かりませんでした。未公開シーンも追加されています。こちらの方は、これは確かなかったよなあというシーンが分かりました。
2001年 アメリカ 監督:アンドリュー・デイビス
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、イライアス・コーティアス、フランチェスカ・ネリ
消防士のシュワルツェネッガーは、爆破テロに巻き込まれ、愛する妻と息子を失ってしまう。何もしてくれない国に業を煮やして自ら復讐に立ち上がるというストーリーから、昨年9月の米国同時多発テロの影響で公開が延期されていた作品です。
シュワルツェネッガーの痛快なアクションは健在。ただの復讐劇かと思いきやストーリーにも工夫があって、面白かったです。
2001年 アメリカ 監督:ピーター・ジャクソン
出演:イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、リヴ・タイラー、ヴィゴ・モーテンセン
とても話題にはなりましたが、あまり魅力は感じませんでした。原作もファンタジー不朽の名作「指輪物語」ということで読んでみましたが、あまり面白くありませんでした。それでも、とりあえず観ておこうかと・・・。
いつもは先に原作を読んでしまうとストーリーが分かってしまい、面白さが半減する気がしますが、この映画は原作を読むなり、ガイドものを読んでおくなりしておかないと話しについていけないと思います。3時間は長く感じられました。ちなみに3部作の第1弾なので完結はしません。
2001年 アメリカ 監督:スティーブン・ソダーバーグ
出演:ジョージ・クルーニー、アンディ・ガルシア、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ
超豪華ハリウッドスター共演の話題作です。ジョージ・クルーニー扮するオーシャンが、ブラピらエキスパートを集めて結成した犯罪集団が、ラスベガスのカジノの現金を保管する金庫を狙う痛快なストーリー。適役がアンディ・ガルシア、そこに元妻のジュリア・ロバーツが絡んできます。
とにかくメンバーが豪華。そうするとストーリーの方がイマイチというのがありがちですが、これはストーリーも良かったです。
2001年 フランス 監督:リュック・ベッソン
出演:ジャン・レノ、広末涼子
監督がリュック・ベッソン、ジャン・レノと広末涼子が共演ということで期待していましたが、悪くはなかったですが、期待ほどでもなくという感じでした。
愛し合い、突然姿を消した日本人の女性が19年後、死亡したとの報せを受けて日本にやって来たフランスの刑事がジャン・レノ。実は2人の間に娘がいることを知らされ、これが広末涼子です。元恋人の女性の死因に疑問を持つジャン・レノ、そして広末を狙う悪者の存在が明かになります。勘違い日本が随所に現れ、すべてがうまく行き過ぎという感じでした。
2001年 アメリカ 監督:キャメロン・クロウ
出演:トム・クルーズ、ペネロペ・クルス、カート・ラッセル、キャメロン・ディアス
大出版社の社長で二枚目、プレイボーイのトム・クルーズ。が、親友のガールフレンドであるペネロペ・クルスを口説き落とそうとするが、恋人のキャメロン・ディアスがドライブ中に彼を乗せたまま交通事故を起こし、彼女は死亡、トム・クルーズは顔が醜く変貌してしまう。
そして夢と現実が入り混じり、複雑なストーリーが展開されていきますが、わかりずらくてピンときませんでした。
2001年 アメリカ 監督:クリス・コロンバス
出演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、ジョン・クリーズ
世界的大ベストセラー小説の映画化。今年最大の話題作です。叔母の家の階段下の物置で育ったハリー・ポッターが11歳の誕生日を迎えた日、魔法魔術学校ホグワーツから入学許可証が届き、自分が2人の偉大な魔法使いの子供であることを知ります。ホグワーツの生徒となったハリーの冒険の始まりです。
今回は原作を読んでいないのでストーリーも新鮮でした。そしてそのストーリーは夢にあふれた素晴らしいものでした。期待に充分応えてくれる作品です。
2001年 アメリカ 監督:マイケル・クリストファー
出演:アントニオ・バンデラス、アンジェリーナ・ジョリー、トーマス・ジェーン
舞台は19世紀後半のキューバ。コーヒー会社社長のルイスは、文通で知り合ったアメリカ人女性ジュリアとの結婚を決める。しかし結婚式当日やってきたのは写真とは全く別人の輝くばかりの美しい女性だった。そして思わぬ展開に・・・。
「トゥームレイダー」を観て気に入ったので、アンジェリーナ・ジョリーを観に行きました。ストーリーには期待していませんでしたが、面白かったので得した気分です。アンジェリーナ・ジョリーも魅力的でした。共演はアントニオ・バンデラス。
2001年 アメリカ 監督:サイモン・ウエスト
出演:アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・ボイト、イアン・グレン、ノア・テイラー
突然現れたと思った主演女優のアンジェリーナ・ジョリーですが、アカデミー女優だったんですね。彼女扮するトレジャー・ハンターのララが古代秘宝を巡って大活躍するゲームの映画化です。
アンジェリーナ・ジョリーの魅力は満載。ストーリーの方はイマイチといったところでしょうか。
2001年 アメリカ 監督:ドミニク・セナ
出演:ジョン・トラボルタ、ヒュー・ジャックマン、ハル・ベリー、ドン・チードル
CMでも流れている超スローの大爆破シーンからスタート、そしてストーリーは4日前にさかのぼります。スピーディーで複雑にねじれるストーリーの犯罪アクション映画という前評判通りの展開です。確かに全体的に面白いのですが、最後に意味不明なところがあって何かすっきりしませんでした。
それにしてもトラボルタの悪役は非常に良いです。
2001年 日本 監督:滝田洋二郎
出演:野村萬斎、伊藤英明、今井絵理子、小泉今日子、真田広之
陰陽師がやけに流行っています。原作を書いた夢枕獏が好きなのでだいぶ前から知っていましたが、何でこんなに流行るんだろうと思いつつ、映画も見てしまいました。
ストーリーは悪くなかったと思います。でも、出演者が原作のイメージと違ったし、演技がどうしようもない人も何人か。何で日本映画ってこんなに安っぽいんでしょう。
2001年 アメリカ 監督:レニー・ハーリン
出演:シルベスター・スタローン、バート・レイノルズ、キップ・パルデュー
1994年に事故死したアイルトン・セナに捧げるために、シルベスター・スタローンが脚本を書いたカー・アクション映画。華々しいデビューを飾りながらスランプに陥った天才新人レーサー、ジミーを立ち直らせるためにチームに呼ばれたかつての花形レーサーだったジョー。それぞれの思いで命懸けのレースに挑む男たちを描きます。
理屈抜きに痛快で楽しい映画です。スタローンにしてはひさびさの当たり作ではないでしょうか。
2001年 アメリカ 監督:ジョー・ジョンストン
出演:サム・ニール、ウィリアム・H・メイシー、ティア・レオーニ、アレッサンドロ・ニボラ
大ヒットSFXアドベンチャーの第3作。パラセイリングをしていた時に恐竜島に迷い込んでしまった我が子を助け出すために両親と前作にも登場した恐竜博士がコスタリカ沖にあるイスラ・ソルナ島、”サイトB”に潜入する。
それなりに面白かったですが、シリーズ物の常で回を追う毎にインパクトが薄れていきます。もうそろそろ限界では。
2001年 日本 監督:宮崎駿
声の出演:入野自由、夏木マリ、内藤剛志、沢口靖子、菅原文太
「猿の惑星」「ジェラシックパーク3」といったこの夏の超話題作を押さえて観客動員1位を独走する大ヒット作です。おなじみ宮崎駿アニメです。私も前記2作品よりも先に観てしまいました。映画館が混んでいるのを避けるために8:20の回を観に行きましたがそれでも8割方席が埋まっていたのには驚きました。
紛れ込んでしまった不思議の国で千尋は名前を千に変えられ、両親も豚に変えられてしまいます。自分の名前と両親を元に戻して、元の世界に帰るため奮闘する千尋の物語です。やっぱり宮崎駿はいいですね。心暖まります。
2001年 アメリカ 監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:ハーレイ・ジョエル・オスメント、ジュード・ロウ、フランシス・オコナー
スティーブン・スピルバーグ監督SF最新作で、主演は「シックス・センス」のハーレイ・ジョエル・オスメントというこの夏の超話題作。舞台は近未来。人間とロボットが交じり合って暮らす世界で、少年デイビッドは、愛するという感情をインプットされた、最初の少年型次世代ロボットとして誕生した。そして不治の病のため冷凍保存された実の子供の代わりに、ある夫婦の家に引き取られる。
映像技術にしてもストーリーにしても非常に完成度の高い映画だなと感じました。ただあまりのも期待し過ぎたのか、まあまあかなという印象です。
2000年 韓国 監督:バク・チャヌク
出演:ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、イ・ヨンエ、キム・テウ
韓国と北朝鮮の国境である38度線はJSAと呼ばれ、両国の兵士が詰めている厳戒地点です。そこで起きた発砲事件。その裏には南北の兵士の心温まる交流がありました。南北問題を描いた話題作で、素晴らしい内容でした。「シュリ」より遙かに良かったと思います。中立国から派遣された捜査官のソフィー役の女優の美しさにも注目です。
2001年 アメリカ 監督:スティーブン・ソマーズ
出演:ブレンダン・フレイザー、レイチェル・ワイズ、ザ・ロック
たいした映画でもなかったし、それ程ヒットしたわけでもないのに何で続編が出来たのか不思議です。アメリカの人気プロレスラーのロックという選手が出演しているということで、プロレスファンのMとしてはとりあえず観てみました。ロックはスコーピオンキングという重要な役でしたが、出番は少なくがっかりでした。
ストーリーは前作のヒーローとヒロインが結婚して、子供も一緒になって、また騒ぎを起こし、暗黒の魔王を呼び起こしてしまうというもの。映画としては前作よりかなりスケールアップして面白かったです。
2001年 アメリカ 監督:ゴア・ヴァービンスキー
出演:ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ
ブラピとジュリア・ロバーツの超豪華競演というだけで、ミーハーな私は観に行ってしまいましたが、内容も期待以上に素晴らしかったです。
ブラピはドジなワル役、ジュリア・ロバーツがその恋人です。世界一美し伝説の拳銃“メキシカン”を受け取りに行ったブラピがトラブルに巻き込まれ、恋人のジュリア・ロバーツも危険な目に。ロス、ベガス、メキシコをまたにかけ、笑いあり、涙あり、アクションありのラブストーリーです。
2001年 アメリカ 監督:リドリー・スコット
出演:アンソニー・ホプキンス、ジュリアン・ムーア、ジャンカルロ・ジャンニーニ、レイ・リオッタ
「羊たちの沈黙」の10年振りの続編です。前作は映画も面白かったし、小説も面白かったです。そして続編の小説がそれ以上に面白く、大ベストセラーとなりました。それが映画化され、全世界で大ヒットとなれば期待せずにはいられません。待ちに待った公開でした。クラリス捜査官がジョディー・フォスターでなかったのは残念ですが、ハンニバル・レクター博士はもちろんアンソニー・ホプキンスです。
良かったのですが、期待し過ぎていたかもしれません。ストーリーも全部分かっていたし。読書も映画も好きなものにとっては、原作を先に読むか、映画を先に観るか、難しい問題です。
2001年 日本 監督:下山天
出演:奥菜恵 斉藤陽一郎 大倉孝二 松尾れい子 minoru
すっかり定着した角川ホラー映画です。人気ゲームソフトを映画化したサイコ・ホラー。主演の奥菜恵見たさに見に行きました。ゲーム会社でバイトをしている主人公の奥菜が会ったこともない父の遺産である屋敷を ゲーム会社社長の元恋人と訪れ、事件に巻き込まれます。ゲームとリンクしたストーリー。映像も凝っていますが、かえって煩わしく思えました。
2001年 日本 監督:原田眞人
出演:天海祐希 渡部篤郎 山路和弘 深浦加奈子
角川ホラー映画で「弟切草」と同時上映です。原作は「死国」の坂東眞砂子。高知の山里を舞台に、代々狗神様を司る一族に起こる怪奇な物語を描く伝奇ホラーです。それ程怖いというわけでもなかったです。