11. 宇宙・日本・世田谷

 

         12. 発表の日の和光市

              (2002.3.8.

     
 

 午前中に布団乾燥の勧誘電話で起こされる。本日も快晴でちょっと肌寒い。花粉が多そうでどうかと思ったが、やはり出かけることにした。

 田園都市・半蔵門線に乗って永田町へ行き、西武線直通の有楽町線に乗って小竹向原まで、あとは東武線直通で和光市へ行く。

 駅前はなかなか良かった。近郊のほどよい開放感があった。営団の操車場を横に見ながら、巨大な団地群の中を歩くと、そのうちなんと昔仕事で車を停めたことのある交差点に出た。懐かしい。

 そのまま行くと254に出、歩道橋を越え大泉方面へ進んだ。前を歩いていた女子高生が、向いから来た友だちとすれ違いざま、抱きあって喜んでいた。その先に和光国際高校があり、樹林公園があった。

 公園で少し休む。芝生の広い、のんびりとした午後が広がっていた。

 外に出ると外環道だった。道路は地下なので静かだ。この辺は来たことがある。ドライブをして、心優しき同乗者を見送ったのだ。

 外環沿いに進む。小さな公園で目を洗った。それで花粉の方もだいぶ楽になり、それからは思ったより大丈夫だった。

 関越の高架が見えた。少し行くと、大泉学園駅、という看板が目に入った。おお、この道を行けばいいのかと思う。

 駅前の本屋に寄り、「鹽壺の匙」と「神様」を買った。バスで吉祥寺まで戻り、そこから井の頭線に乗り換えて帰った。席に座りながら、これで長かった歩きの旅も、神奈川から埼玉まで繋がって、主要な私鉄間はだいたい結ばれたな、と思った。よく歩いた。

 夜、ネットを見ていて、今日が国立大の合格発表日だと分った。いい気分でドラマを見た。トリックが良かった

 

13. その先へ歩いていけたら