きままに
日々思うこと、いろいろを思いつくまま・・・

121 2002.5.15 カー君が逝った日

1. 病気の兆し

ジャンガリアン・ハムスターのカー君が、とうとう逝ってしまった。
6月にはやっと2歳の誕生日を迎えることになっていたのに。

カー君の体に異常を発見したのは3月末。
いつものようにハムスターハウスのケージにしがみついているのを何気なく見ていたら、お腹の被毛がみごとになくなっていることに気がついた。本当に、つるっとしたその様子に、思わず飼育書をひっくり返して
「ハムスターってお腹には毛が生えていないんだっけ?」
と確認したほどだ。

急いで動物病院へ連れて行く。

アタマの中には、出掛ける前に読んだ雑誌やHPの『ハムスターの脱毛はダニによる皮膚病やストレスである』という文字が渦巻いていた。

カー君を診察して先生は言った。

「この皮膚の状態から見て、ダニや皮膚病の関係では無いですね」

カー君のつるんとしたハゲは人間のハゲと同じく、毛根が休眠状態になっているらしい。もし皮膚にトラブルがあれば、もっと状態は悪いはずだそうだ。この原因ははっきりしないが、加齢やストレス、長い間に渡って与えられた栄養バランスの悪い食餌によるのではないか、と言う。

「とにかくバランスのとれたエサを」

ヒマワリなんかもってのほかだし、野生ではキャベツもレタスも丸ごと落ちていたりしないんだから、野菜も控えめに、ペレット中心にするように、とビタミン剤を処方してくれた。

もしかしたら全身ハゲハムになってしまうかもしれないけれど、ま、それも仕方ないか〜と子供と話しながら、だけどちょっぴり安心して帰宅した。まさかそれから1か月半で別れが来るとは思いもよらずに。

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