ケーブル高野山駅ー高野山ー伯母子峠ー中津川温泉ー熊野本宮ー新宮
昼頃高野山に着いて、町内観光して宿坊に前泊。高野山開創1200年で盛り上がっていた。
翌朝裏手から熊野古道に入り熊野本宮を目指す。女人道を越えてやや広めの道を行き、竜神スカイラインに出る。下ると大股の集落。綺麗なトイレが整備されている。ありがたいが世界遺産登録も大変。かつてはここに宿泊施設があったらしい。近くの家には電動三輪車が多い。この辺りは谷間で平地は少なく、坂ばかり。
桧峠をすぎて伯母子峠の避難小屋へ。日誌が置いてあり、見ると前日に一人泊まったようだ。ほどなく道抜け。なんとか本道を慎重に歩く。
下って舗装路に出て長い吊り橋を渡る。歩いていたら蛇が横切って行った。
巨木あり。三浦峠を越えて下ると車道に出て約10kmで十津川温泉。
翌日は果無峠を越える予定だったが、その先の熊野本宮から新宮までの距離が分からない。翌日中には帰らないとまずいので、時間節約で果無峠を諦め、川沿いの道で熊野本宮へ。
宿坊の食事。グループ別で隣の部屋には外人の団体客
小辺路に入ってすぐ。左が女人道。寺院群を囲んでいて、かつては女性はこの道までしか近づけなかった。
伯母子峠の避難小屋
道抜け(この先が崩落箇所。自転車を転がしてギリギリ。)崩落していたら右の斜面を登って迂回する
巨木
登山道を蛇が横断
十津川温泉の街角。明治の十津川水害の石碑。全村で北海道へ移転。
房総半島の鹿原林道で「房総アルプス」と書いた手書きの看板が道路脇にある。
アルプスというような山なみの道ではなく、登山道風の林の中の道。
草がかなり伸びていて路面が見え隠れする感じ。
そして多分蜘蛛の糸か何かが顔につき、払おうとした瞬間、「あっ」と言うまもなく転落。右に1回転して3、4m下に落ちました。自転車は自分より上に、左の靴は遠心力か脱げていました。自転車を引き上げて、一休みしてから靴を探しに下へ。膝が抜けた感じでしたがなんとか無事に帰宅。
後日撮影した転落箇所
小海駅ー南相木村ー川上村ー三国峠ー八丁峠ー秩父
かつて学生村(学生向けの民宿)で行ったことのある南相木村を経由して馬越峠から川上村に入る。盆地のため周りとの交流が少なく、独自の川上犬という犬種があった。戦争中に供出され絶滅したと思われていた。ところが地域外に生存していた川上犬が見つかり、川上村で保存している。
1泊して三国峠へ。長野側は舗装された穏やかな道だが、秩父側は未舗装、岩丸出しの道。
中津川林道を降りて、途中左折して八丁峠トンネルへ。道沿いにかつての鉱山を忍ばす建物が。
志賀坂峠の近くを通って秩父へ。
川上犬
保護センターに数頭が保護されています。警戒心は強い。
三国峠の看板。車も速度15km以下。
中津川林道。遠くからでも車音が岩で響く。
かつて八丁峠への道沿いに石灰岩の鉱山があり、浴場、宿舎、小学校もありました。
いろは坂の手前で足尾方面へ。車は直進して日足トンネルで抜けられるが、自転車は入れないので細尾峠へ向かう。峠には道路半分を塞ぐフェンスがあった。ここが日光市と足尾市の境。半分だけなのでそのまま通って足尾に向かったが・・・。なんと足尾側の入り口はフェンスで隙間なく完全閉鎖されていた。途中土砂崩れはなかったのに。
足尾側、通行止めフェンス。自転車をバラして上から乗り越えた。
足尾市内は猿がのし歩いている。足尾銅山閉鎖後の観光施設を見て、翌日定峰高原へ。古峯神社に寄って鹿沼駅へ
足尾銅山坑内の展示
福山ー鞆の浦ー尾瀬ー向島ー因島ー生口島ー大三島ー伯方島ー大島
かつては瀬戸内海の海運の重要ポイントで今も当時の雰囲気を残す鞆の浦。道が狭く、渋滞解消のため道路新設が持ち上がり、反対運動も起きていました。道路工事が始まる前に行こうと検討(道路建設はその後中止になりました。)
鞆の浦の波止場。江戸時代の様子を残す。
尾道から向島へはフェリーで。
向島から因島へは高速の下の歩行者、自転車用の道を行く。
自動車道の下に歩道・自転車道
因島で囲碁の本因坊秀策の墓、生口島では耕三寺、大三島では大山祇神社を訪ねて大島へ。
大三島の大山祇神社近くの藤の花。
観光船に乗り海賊の本拠地の島を遊覧。
来島大橋に上がって、馬島のバス停から高速バスで輪行して福山駅に戻った。
水軍の本拠地だった能島
軽井沢駅ー旧中山道ー横川
軽井沢銀座を抜け、碓氷峠へ。熊野皇大神社がある。神社の真ん中が長野県と群馬県の境。賽銭箱は分かれています。舗装道はここまで。ここから横川方面は旧道を下る。アプト式鉄道跡の遊歩道に出たので少し上って眼鏡橋に寄ってみた。
熊野皇大神社
旧中山道
眼鏡橋。この上をアプト式鉄道が走っていた。
軽井沢ー草津ー白根ー渋温泉ー湯田中
軽井沢は雨だったが、宿泊を予約してあるのでやむなく出発。長野原方面へ下ってから草津への登り。草津温泉に入ってから、泊るペンションを探すのに随分手間取った。リムにブレーキかすが沢山付いていたので、乾く前に拭き取った。
翌日は綺麗に晴れ。殺生河原を抜けて山頂近くに自転車を置いて展望台まで歩く。その後昼食を取り、出発しようと思ったらポケットにキーがない。こんなところでワイヤーを切ってもらうこともできない。やむなく歩いた道を地面を舐めるように見ながら歩いたら、発見。以後、スペアを必ずバッグに入れるようにした。
しばらく尾根沿いに下ると渋峠。途中に国道最高地点の標識。
もう志賀高原スキー場の領域。右手に渋温泉を見て湯田中駅へ。
湯釜
会津高原尾瀬口ー中山峠ー前沢(曲屋)ー木賊温泉ー檜枝岐ー銀山平ー小出
野岩鉄道会津鬼怒川線の尾瀬口駅を出て、352号線で行かずにより鄙びた中山峠へ向かう。紅葉が真っ盛り。また352号線に戻る前にすれ違ったのは車1台のみ。しかも道に迷ったらしく、この道がどこへ出るか訊かれた。
中山峠の紅葉
しばらく進むと前沢集落があった。全く下調べしていなかった。曲家の集落で今も住んでいるが、訪問者のために1軒を曲家資料館として開放している。
曲家住宅
進んで352号線を離れると木賊温泉。平家の隠れ里と言われる。源泉は近くの小さな川の
ほとり。着替えは湯船の前で。女性には着替え用の小部屋と浴衣が用意されている。しかし、湯船に浸かっているときに女性が入ってきて(カップルで)、出るに出られず困った。
木賊温泉の建屋
ひと山超えて檜枝岐村。神社の斜面の能舞台や縁切りの「橋場の番場」など見るものは多い。尾瀬高原の沼山峠登山口への入り口(御池)をすぎて燧ヶ岳の麓を下っていく。奥只見湖の上部に着くが、途中でカフェでコーヒーを飲んだりしたせいで日没となった。ライトを頼りに進むが、ガードレールが白く光るので不安はなかった。しかし旅館の位置を正確に把握していなかったし、携帯は圏外。やむなく途中で他の旅館に駆け込んで聞いたり、後ろから来た車に聞いたりして、18時半ごろ銀山平に着いた。
翌日雲海で有名な枝折峠を越えて小出駅へ。
旅館の魚拓。釣りに来る人も多い。
枝折峠への道から見た銀山平
背もたれにゆったりしてツーリングと思って購入。輪行を考え折り畳み式で、そのため前輪駆動。しかし登りが脚の力だけになるため、遠出は無理と悟った。
台湾製リカンベントCobra