森の恵みと沢にひたるツアー
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ウド


アクが強くてそれがうまい!
たいがいの山で見かける
しかも数本採ればおかずには十分なので、味・収穫しやすさとも優秀な山菜
生えてる期間は長めで、どちらかというと遅い方

お上品すぎる
根元を少し掘り、地下茎の上でナイフで切るとよい
両手を使えないときは、フンっと折る(難)
たくさん取れる場合、根元にこだわらずに地上部だけ採ってもおいしくいただける
太くてやわらかいものがよく、1mだと大きすぎるが、ものによるし、上のほうだけ食べることもできる

栽培ウドは全て収穫後、上に盛り上がってきた地下茎を「切り下げる」のだが、問題なくあらためて発芽して成長し、翌年また元気に出てくる。ということで、ウドに関しては採りすぎとか地下茎を傷つけるとかはあまり気にしなくてもよさそうである。
右の枯れ茎は昨年のもの
シシウド(写真なし)
似ていて注意
同じところにたくさん生えていて覚え始めは間違えやすい
色が薄くて3つマタ状に枝分かれし、その分岐部分が赤っぽい
ひどく苦いらしい
食べ方
生食 採りたての太いウドの根元の皮をむき、白いところを生で食べる。みそや酢味噌をつけるとよい
日本酒向き
時間がたつとアクが強くなってダメ
和え物 生で食べられる白いところを水にさらして、あるいはゆでればさらにマイルドに。酢味噌か味噌がよい。
きんぴら 炒め物 ぶつ切りにしてもよし、生食でむいた皮もよし、油でいためてしょうゆ(+砂糖、だし、唐辛子、酒)を入れて汁がなくなるまで加熱。
あるいは単に炒め物の具にしてもよい。肉とネギや玉ねぎと炒めるとうまみ、甘み、苦味が合わさってうまい。さらにトマト味にしてスパゲティソース、さらにとろけるチーズをのせて和伊折衷の一皿もおすすめ。
てんぷら これが一番うまい。先のほうのやわらかいところがいいという人が多いが、私は2cmぐらいある茎のほうが香りが強くて好きである。まずは塩だけで味わってみよう
アウトドアでアツアツを食うのがよいのである。てんぷら当番は交代でやろう。
汁の具 ウドは煮るとイモみたいになる。山の仲間その1はウドぎっしりでぐつぐつ煮て味噌汁にするのが好きだ。その2はカレーがよいという。。。とにかくたくさん取れるので無農薬野菜だと思ってどんどん食えばよろしい
保存
5日ぐらいは冷蔵OK。葉っぱから傷んでくる。
てんぷらにして冷凍。食べるときは解凍せずに、グリルで焼く。あるいは天つゆで煮て天丼風にも。スジっぽくなるときは切る。
ウド塩漬け
採ったら塩水を作ってうどを入れておく。しんなりしてあとの作業がしやすい。固い下枝などは除いておく。 翌日、塩水を捨てて、桶に袋を敷いてウドをならべる。
塩をのせる。この上にまたウドをならべて塩をのせる。これをくりかえす。 最後に塩をたっぷりのっけて、
落としぶたをし、 おもしをのっける。
1日か2日して、水が出てきたら、重石を軽くしてつぶれないようにする。 これで冷暗所に保存する。
く う
戻すときは、食べる分だけ取り出し、できれば銅鍋に水を張り、火にかける。沸騰して緑色が戻ってきたら火を止める。水を換えながら好みの塩加減まで塩を抜く(数日) あとはきんぴらなど調理して食べる。汁や炒め物の具にしてもよい。生とちがってまたこれもうまいのである。完全に塩を抜いてから味付けしたほうがよい。太いところの皮はスジっぽくなるので、細かくきざんで炒めるか皮をむいて使う。小ぶりのものを塩漬けにまわすのがよいだろう