森の恵みと沢にひたるツアー
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登山技術研修

調査同行ガイド

登山道調査
灰ヶ岳
2009年4月11−13日 L三井 内野・工藤・高橋(AIST) 小河原(新潟大)

4/11 毛石山登山口の橋1005−稜線1140−589mの東のコル1215/50−毛石山1445−861m1555
4/12 出発635−最低コル810−907m935−灰ヶ岳東峰1035/1150(灰ヶ岳ピストン)−861m1510
4/13 出発750−コル930−登山口1105
 アプローチは雪が少なく苦労したが、テン場から先はなんとか残っている雪を歩けるところが多く、露頭もあって目的を達した。

4/10 AISTの3人と夕方加茂の菊屋旅館に集合。前々週に雪山訓練をやり、準備を整えてとりかかった。BC2泊、予備日2日で準備したが、はじめの2日は好天、3日目も大きく崩れない予報なので、2泊3日予備食1回に変更し軽量化した。
4/11 はれ ゆっくり食事して村松で小河原くんと合流。チャレンジランド杉川に車を3台デポし、登山口に2台で向かう。おれだけプラブーツで、雪のない道を歩く。毛石山へは標識がひんぱんに立てられている。谷沿いから504m南の稜線に出るところは雪にキックステップ気味に登った。ここは帰りには雪がほとんどなく、雪解けの「速さ」を実感したところだ。しばらくまた雪のないところが多いトラバース道で、雪が少しだけ出てくると歩きにくい。

589m手前のコルで道は稜線の西側から東側に移る。ここから灰ヶ岳方面が見える。毛石山への登りは雪が出てきてそれをつなぐように登る。山頂近くでアイゼンを着けた。毛石山からもう少し進むことにする。この下りが雪がなくてヤブがひどいが、踏跡も利用してなんとか進む。次のピークをトラバースして861m付近を探すと、1ヶ所だけ雪がなくて平らなところが見つかり、テン場とした。
雪山キャンプは高橋さん以外初めてで、道具や行動について実際にお見せしながらの幕営生活だった。内野君と小河原くんは酒を忘れており、高橋さんはビールなし(酒とつまみは豊富)、工藤君はビール1本(しかもおれが冷やし始めたところでピッケルで穴をあけた!)と、汗をかいたのでちと酒が物足りなかった。キムチ鍋にしたのだが、軽量化でキムチは置いてきてキムチの素だけにしたのだが、薄味だった。
4/12 はれ 気温が高くて寝苦しかった。雑炊を食べて出発。わかんは置いていった。尾根の東側に雪庇が残っているところが多く、それをつないでときおりヤブっぽい踏跡を歩いた。踏跡や西側斜面に転石や露頭があり、研究者はときどきハンマーをふるっていた。

907m手前には花崗岩の円盤があり、「灰ヶ岳山頂 白山の神様から」みたいなことが書いてあった。山頂に持ち上げるつもりが、重くて断念、あるいは次回に持ち越しとしたようだ。好き者がいるもんだ。灰ヶ岳東峰から、遅れた高橋さんを残し、他の3人と灰ヶ岳山頂に登る。まわりが見渡せて気持ちよい。工藤君は担当の石のよい露頭を期待していたが、イマイチだったようだ。暑いので水が足りなくなり、みんな雪をボトルに入れて増量しようとした。
左が灰ヶ岳、右が毛石山からの尾根
テン場に戻り、暖かいのでしばらく外でくつろいだり、水を作ったり(袋に入れていった雪がかなりとけていて助かった)、ちびちびやったり。ハヤシライスは安い牛バラ肉を入れたら固くてまずかった。豚バラか鶏ももの方がよかった。変なところでケチるといけない。
4/13 昨夜も暑かった。朝方から雨が時々降るが、歩き出したらやんできた。トレースが残っているので迷いなく下る。湧き水を飲む。今まで雪を溶かした水がまずかったので、普通の水がうれしい。下りは荷物も軽く、早い。チャレンジランドで解散、テントを乾かしたり、内野君は調査に行ったり。他4人はさくらんど温泉に入った。夜は燕三条のホテルに入り、近くの飲み屋で打ち上げとなった。
技術度** 体力度**** 雰囲気**** 総合***