森の恵みと沢にひたるツアー
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登山技術研修

調査同行ガイド

登山道調査
烏帽子岳・阿弥陀山(海川と早川の間)
2004年4月21日 L三井 古川

砂場林道分岐6:00−前烏帽子コル8:00−1240mからトラバース9:00−烏帽子北コル10:20−烏帽子岳11:10−阿弥陀山13:30−烏帽子北コル15:45−林道18:30 

地質調査と地域研究。今年は雪解けが早く、ヤブと崩れそうなブロックに苦労した。

林道が左に分岐してすぐ雪で車は行き止まり。少し歩くと橋。古川のフリートレックが靴に合わず、橋からつぼ足。ゆうべ冷え込んで雪がしまっているので歩きやすい。スギ植林地を進み、開けてブナ林になるころから前烏帽子の山すその谷や小尾根を歩く。烏帽子から流れ落ちる沢を歩くのが早そうだが底ナダレを警戒してコルに向かう。上部はやや斜めに登って1000mあたりの稜線に出た。吉尾平や頸城主脈がすばらしい。尾根を少し登り、行き詰ってから烏帽子北コルへトラバース。アイゼン。落石が心配だ。コルへの登りは遠目には雪面のつながりを見つけるか崖のブッシュに取り付くかと予想していたが、なんとかブッシュに取り付き、腕力で登り切った。烏帽子へは急な雪面を登ったのち、ヤブをこいで登頂。阿弥陀へは稜線沿いだとヤブとアップダウンがうるさく、北面の沢沿いに行けるが底ナダレが始まっていてちと怖い。古川君に危険性を納得してもらったうえ、近くまで行ってみることにした。少しヤブを下り、沢の雪面をトラバースぎみに下る。不動川源流だ。ブロックナダレのかけらの雪だるまが鎮座している。今日のものらしい。右寄りの沢に移り、直上は崩れそうでイヤだなと思っていたが、さらに右寄りに取り付いて稜線に出られた。ヤブをほんの少しで阿弥陀山頂だ。頸城北部の中央にいる感じで、西に海川、東に吉尾平を越えて、火打・焼山・金山・雨飾が広がっている。古川君はいい石がないとぼやきながら採取していた。
 
下山は烏帽子をパスして不動川を1150mぐらいまで下って烏帽子北コルに登り返した。楽だ。コルからは切り立ったヤブ崖で、雪の切れているのをたどって懸垂下降。
雪面にロープがはまって回収できず、登り返した。20mx3ピッチ。そこからトラバースで前烏帽子西コルへ。雪が腐ってどんどん行ける。前烏帽子の石も採りたいと言うので、最低鞍部から山すその谷を下った。植林地は下りは悩む。暗くなると苦労するだろう。なんとか日没して暗くならないうちに車にたどりついた。スキー兼用靴で歩いたので、すねが痛い。
技術度**** 体力度**** 雰囲気***** 総合****