ジャメクス・スプリング
 モンテカルロ用で出ているスプリングで、今でも手に入れ易いのは、オランダのスプリングメーカーのジャメクスぐらいだと思う。
 ジャメクスは日本に代理店が有るので、そちらから購入しようと思い、電話で問い合わせた。すると、いつは入るか判らないので注文は出来ないと、まるで売る気の無い答え。仕方なく、ヨーロッパから直接発注をかける事に。数ヶ月後、届いたスプリングを見て、これって本当にモンテ用なの?と、思うような物であった。(写真参照)
 サイズでみると、フロントが高さ220mmスプリング径が13mm、リアが300mmに11mm径。ちなみにノーマルでは、フロントが285mmに11.5mm径、リアが325mmに13mm径である。重いエンジンが載るリア側の径が細くおまけに柔らかい、その代わりフロントは径は太くガチガチに硬く、そしてずいぶん短い。まるでフロントにエンジンが在る様なセッティングだ。
 装着して見ると、6cm下がり見た目は低く引き締まって見え、カッコ良くなった。乗った感じは硬く感じて、コーナーではほとんどロールしないで曲がって行く。低くなった分、ストロークが短いので、悪路だとバンプラバーに当って突き上げた感じになる。フロントが硬い分、減速時に沈んだり、加速時にも浮いたりしないのは、いいかな。しかし、フロントのスプリングが短すぎて、ジャッキアップした時遊んでしまうのは、難点だ。
 しばらく乗って、乗りこごちはあまり良くなし、町乗りが主なので乗りやすさ優先ってことで、結局今はノーマルに戻してしまった。


手前がフロント用。比べると違いが判る。色からして、前後別物って感じ?

隣のノーマルモンテと車高の比較。時際は写真の見た目より低くなった。

罫線はガイドライン。


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