ずいぶんとスッキリまとまったエンジンルーム。 これでキャブ調整も楽になった。

31.<End of the camshaft Distributor>エンドデスビ
以前このコーナーでお知らせした、エアーボックスのよる干渉問題がエンドデスビにすることで解消しました。今回、どのデスビが合うかを探すのが全てのキーでした。いわゆる80年代前半のフィアット系FFエンジンのフルトラでなければだめなわけで、それをカタログなどから写真だけの判断でベータスパイダーのデスビを選びました。だから、付けてみるまで確信はなかったわけです。しかし完成した上の写真を見ても、まるで純正の様なフィット感です。取り付けはそれこそボルトオンでした。(当然調整は必要です)
今回スパイダーのデスビ以外に130TCのパーツを多く流用しまた。まずカムはエンドデスビを回すのにカム側に溝が必要で130TCのカムを使用しました。あわせてカムホルダーも流用。これによりデスビの出っ張りが無くなりより純正ぽさが増したわけです。それとカムプリーも130の穴が空いた軽量のものに。こちらの方がタイミングマークが分かり易くってよい。
では、もともとギアボックス側が空いているのになんであんな変な場所にデスビがあるんだろと思いますが、実はUS仕様のスコーピオンが排ガス対策であの位置にエアーポンプなどの対策パーツが付くからあの場所しか無かったようです。

今回移植したベータスパイダーのエンドデスビ。中古の為オーバーホールをしなければ使物にならない状態だった。新品は欠品。

130TC吸気側エンドカムにはデスビを回す溝がある。130TCのデスビはデジプレなのでNG!

ついでにカムプリーも130TCから移植しました。右側がモンテ用見るからに重そう。

130TCとモンテのカム山を見比べても同じ様に見える。130TCのカムはモンテよりハイカムと思っていたのに…

カムホルダーも130TCのを流用(写真下)。これでデスビ用の出ぱりがなくなりスッキリと。さすがフィアット ツインカム エンジンいろんな物が今回流用できます。

プラグコードが届かなくなったのでコイルは左側のこの位置に変更。ここの方が熱害も無くいい。


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