3.スポンジーなブレーキを何とかしたい。
 モンテカルロのブレーキはまるでエアーを噛んでいるようなスポンジーな感触なのだ。踏んで足の裏で感じながら止まる、そんなダイレクトな感触が無いと安心して飛ばせない。生産してから20年近く経つ事だし、前のオーナー(イタリア人)がしっかりメンテナンスをしていたか分からないので、ここで一気にリペアすることにした。
 先ずメニューとしてブレーキ系のオーバーホールとローター、パッド、ホースの交換をする事に。マスターシリンダーとキャリパーに関してのリペアパーツはX1/9と共通なので手持ちのパーツが使えたが、外して見て解ったが、リアのキャリパーのピストンがX1/9より大きかった。ここは現物を持ってFMLCで購入する(ここで下手にシリーズ2のをくださいと言わない、あくまでも現物合わせが基本)。
ローターはタロックスの12グルーブ、共にパッドもタロックスに。ブレーキホースはグッドリッチのステンレスメッシュホースと比較的ポピラーなものを選択した。
 これで期待どうりの制動力を得られればいいのだが…。それが思ったほど劇的な変化は無かった。ずいぶんと良くはなったが、足の裏にガッンと来る様な感じがなく、まだスポンジーな感じがのこる。
なんとこのブレーキの感触はモンテカルロ特有の症状みたいである。と言うのも、ミドシップツーリングでの仲間の話や他のモンテを乗って観て感じたことから解った。
 だけどブレーキ系はX1/9とほとんど同じはずなのにどうして…。

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