ペダルアセンブリー。ブレーキマスターとクラッチマスターがペダルとユニットになっている。

24.<Better pedal feel> ブレーキフィーリングの向上
モンテカルロの不満としてブレーキがスポンジーな感触がいやで、ローターやパット、ブレーキホース等を替えてみたが根本の改善には至らなかった。そこでブレーキラインの見直しを行った。そもそもモンテのフロントブレーキラインはマスター側から1本しか出ていなく途中で二股に分かれ左右に分担している。それを左右それぞれダイレクトに行くようにブレーキ配管を追加してやることにした。純正のマスターシリンダーは穴が1つしか無いので、x1/9等で使用するマスターシリンダーを使った。今回使ったロッキード製のマスターシリンダーは仕上り精度が悪くブレーキべダルの戻りが悪かったので、マスターシリンダーをばらしシリンダーの表面を研磨したのち再度組み込んだ。新品パーツでも油断できないと言う事か。

また今回、配管の追加と同時にリアにあるリミットバルブを外してみた。恐らくスポンジーな感触はこのバルブが関係していると思われたからだ。結果は劇的にブレーキフィーリングが変わり、カッチリした踏み応えが得られるようになった。この部分にエアーが噛んで抜けないか、またはバルブ自体が壊れていたは解らないが、明らかな変化と思う。

しかし、このリミットバルブを外した事によってクルマのブレーキバランスが崩れるかは、今後様子を見ていこうと思う。

ロッキード製ブレーキマスターを入れてみました。シリンダー本体には何の刻印もなく、おまけに新品なのに仕上り精度が悪く、オーバーホールしてから再度組み込む事になった。
ブレーキマスターはx1/9、ストラトス、037などと共通パーツ。モンテで、通常使う場合は2個有る穴を1つ潰して使う。
右の写真の真中に見えるのが、ブレーキマスターで、ノーマルでは穴が1つしか空いてない。
左が改善後の写真。フロントブレーキ用左右に振り分けるために配管を追加した。
ブレーキ配管を追加したペダルアセンブリー。右からクラッチ、リアブレーキ、フロントブレーキ2個。
フロントトランク側からの写真。ブレーキ配管を追加したためにボディにも穴を追加した。
今回外してダイレクトなブレーキタッチになったと思われるリアリミットバルブ。
本来は急ブレーキ時でリアタイヤがロックしないようにブレーキオイルを制御してくれる働きがあるようだ。シリーズ2のみの装備。
下から見るとバルクヘッド側に付くこのパーツ。


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