最近の活動レポート


飯沢能布子

 この一年は、創作面で最終取り組みになった全星座の七宝作品完成と、個展を含む事業の両輪で、節目に当たる年でした。作品の紹介と主な出来事をレポートします。
〔注: 以下、各作品のサムネイルをクリックすると、大きな画像でご覧いただけます。〕

  バース市で作品贈呈式

  2006年3月、ハーシェルツァーで再び訪英の機会を得ました。向かったのは、南西部の古くからの美しい温泉保養地として世界遺産に登録されている街、バース市の名所、アセンブリー・ルームズ。

 10日夕、この18世紀の優雅な社交場として栄えた会場では、英国ハーシェル協会が天王星発見225周年、ウィリアム・ハーシェル博物館の開館25周年を祝い、記念講演会に集まった市民で埋め尽くされていました。(角田玉青さん、“ハーシェルツアー2006”、「月刊天文」2006.6月号;THE SPECULUM, Vol.5, No2)

 会場に入ると壇上のハーシェル兄妹一対の七宝絵皿作品が目に入り、晴れやかな思いが広がったのを覚えています。

 

記念講演会場で一対の作品とカロラインの絵皿を紹介するリング会長 。右はアラン・チャップマン博士。

 ハーシェルとの出会いによるこの特別な作品は1998年の作。ハーシェル兄妹の肖像をテーマに描いた一連のものです。カロラインが橙色のバックに星座や天体や望遠鏡に囲まれて描かれ、ウィリアムの方は紺色の宇宙に彼の肖像と天王星と大望遠鏡や星々を描いています。日本国内や英国バース、スラウ展など主な展覧会に出品してきました。この席で、ウィリアム・ハーシェル協会から同博物館に貢献されたヒューズ教授ご夫妻に贈られました。私は記念すべきこの機会に、ご夫妻とお会いできたのをたいへん喜ばしく思います。

アセンブリ・ルームズ会場で
ヒューズ教授夫妻

カロライン絵皿贈呈

リング会長とハーシェル博物館の
入り口を模ったブックエンド

 一方、「カロライン絵皿」(1998年作)贈呈の儀は、 D・ヒューズ教授「彗星とその探査」の講演に続く席上行われ、初めに英国ハーシェル協会リング会長が我々と作品を紹介されました。私は自己紹介に続けて「カロラインの絵皿が私の代表作で、特に思い入れ深く、ハーシェルの子孫という最も素晴らしい所を得た喜び」を述べ、同家の子孫プルーデンスさん (=ハーシェル・ショーランド氏の実妹) に渡すと、「子孫への最高の贈り物、ありがたく家宝として受け取ります」と挨拶されました。(木村精二さん、「月刊天文」2006.5月号

  ここで、絵皿作品の来歴について紹介しましょう。テーマは若いカロラインの肖像と、98年の生涯に女性天文学者の先駆けとして偉業を成し遂げたカロラインを称えています。カロラインの眼差しは遥かな宇宙へと向けられ、肖像を囲む円の中に発見した8彗星を描いています。外側のエメラルドグリーンの部分には英国とバースの地図、望遠鏡、オクタゴン・チャペル、アンドロメダ星雲、オリオン星座、流れ星や惑星、月のカロラインの名があるクレーター、終焉の地ハノーバーの住居など数多くの情報を表し、画面に広がる5本の青白い帯は星雲をイメージして重層的な構成で、後の「カロライン晩年の肖像」と対をなす作品になっています。(ニューズレター 101〜103号に記事掲載)

 初出品は1998年の東京日本橋・丸善展でした。その後、広島と千葉、札幌丸善、長沼、00年にバース、スラウ市博物館のカロライン生誕250年特別展、池袋・サンシャインプラネタリウム、渋谷・五島プラネタリウムの生誕250年記年特別展を経て、国内のお別れ展を、05年秋札幌、06年1月東京虎ノ門天文会館の5周年パーティーで最後の披露がされ・・・このように各地で人々に親しまれたカロラインの絵皿は、ハーシェル家に末長く受け継がれるでしょう。

  ハーシェル子孫シャーロット・ファーガソン夫人の長文手紙から一部を紹介いたします。夫人は04年5月来日され 「ハーシェル一族の今昔物語」を京都、東京、札幌の講演で感銘を与 えたばかりでなく長沼での交歓も思い出深いものとなりました。

 ☆      ★      ☆

 カロラインの絵皿を貴女の手から直接には受け取れなくて本当にごめんなさい。でもジョンとプルーデンス・ハーシェル・ショーランドがバースの年会の儀式の様子を知らせてくれたので、どんな具合だったか良く心に描けています。・・・私の心を深く動かした素晴らしい贈り物に対してもう一度お礼を申し上げます。私は自宅に小さい「ハーシェル・コーナー」を持っています。そこに展示しようと期待しています。・・・本当に美しい。

 2006年3月27日   シャーロット

04年、アトリエNでご先祖ジョン夫妻の本 「FLORA HERSCHELIANA」 を手に
寛ぐシャーロット夫人

 

バースで再会した星座作品

 私はこの旅で旧作と再会しました。一つは88星座作品の中でもカロライン彗星との組合せを描いた「とかげ座と1792T」(2000年作)です。

 

とかげ座と1792 I

 作品との出会いは、私たちがバースでマ イケル・タッブさん(ウィリアム・ハーシェル協会理事。04年に来日され、東京と札幌で講演、特にさっぽろキャンドルナイトのイべント協賛で、光害講演会 「私の天文研究と光害防止運動」 という先進国イギリスの取組みや、多くの見事な天体写真を披露されました。)のご自宅に素晴らしい夕べの招待に預かってのことでした。

  同作品はカロラインの第5番目の彗星で1792年12月15日夜、とかげ座で発見したことを表しており、発見場所のとかげは背中に星の模様がありマラカイトグリーン(孔雀石の緑色)で表した動的なデザインの会心作です。とかげ座作品は "World of Nobuko's Art", Bath Central Library, 7-19th July 2003 にも出品し、期間中、英国ハーシェル協会リング会長とわが協会木村代表幹事がBBCの生放送に出演されハーシェル兄妹と同博物館設立などについて語り、上記の七宝美術展開催と日本の七宝美術についても言及されました。詳しい内容のプレスリリースと幸い生放送をM・タッブさんがテープに録って贈ってくれたものがあり再現できます。


ハーシェル博物館で

  バース・ニューキングストリート19番地、おなじみのハーシェル博物館では、若い男性の受付係が笑顔で迎えてくれました。

  博物館の受付記念品コーナーには数多くの本や写真はがき類、音楽CDはじめ開館25周年記念グッズとして博物館扉を模したしゃれたブックエンドなどと共にハーシェルの七宝ブローチやペンダントが展示品にあります。同行の友人と館内見物を楽しんでいると偶然現れたのが、前夜の講演会でお会いしたジョン・ハーシェル・ショーランド氏です。ウィリアムの肖像油彩額と一期一会の記念写真に納まっていただくことに。ショーランド氏はノーフォーク州のご自宅にハーシェル資料館を開設されていて、そこにカロラインの彗星シリーズを描いた「ぺガスス座と1790T」の七宝作品(1997年作)を所有されています。

 よく知られた地下の金属鏡製作室から中庭に出てハーシェル兄妹の彫像や記念プレートなどを見学。ハーブなどの植え込みのある庭の中ほどに、鮮やかなブルーのコスチュームで観測するカロラインを連想するオブジェがあり、夜見なかったのは残念でしたが、星空のように電飾が灯る仕掛けは新たな発見でした。

ハーシェル博物館で
右:庭
下:記念品コーナー
右下:ハーシェル=ショーランド氏と

 さて、「ふたご座とダブル彗星」の七宝作品が Star Vault (映写室) へと続く壁にありました。

  「ふたご座とダブル彗星」

 この作品の星空は2004年5月25日、インドネシア・バリ島・ウブド村(東経115度12分、南緯8度30分)です。ダブル彗星は、話題になったニート彗星(C/2001 Q4) とリニア彗星(C/2002 T7)です。この頃のダブル彗星は徐々に減光してしまいましたが、中央で天の川に浸ったふたご座、まわりに、しし座、かに座、やまねこ座、こいぬ座、おおいぬ座、オリオン座などが漆黒の空に微かに揺れる椰子の林とバリ寺院シルエットの上の広大な星空を描いた作品です。

 南天の星座に取り組んでいた当時、今一度赤道を越えた南の空を見たいものと、先発しダブル彗星を継続観測中の青木満氏が勧めるバリ島で、南十字座、ケンタウルス座など南の星座を、私たち一行は名ガイドを独占しての観望でした。ウブドで素晴らしかったのは青木ご夫妻のバリ伝統の結婚式(氏によると正確には結婚後の報告式)です。王族も出席された華麗な儀式に列席させていただいた慶事は、同上作品の背景として得がたい経験をした旅であったことが思い出されます。また、バリ島の珍しい天文の寺院や遺跡を見学して、継承されてきた文物に興味を持ちながら帰国してすぐ制作に打ち込んだ作品です。


2006年秋、完成した「全88星座」作品と東京個展

 遂に、全星座シリーズの七宝化が10余年を経て完成しました。最終作品は「エリダヌス座」ですがこれは特に理由はありません。第一作目はハーシェルに関心を持った1995年作の「おうし座と天王星」です。おうし座に天王星の発見場所と大望遠鏡を描いています。

「おうし座と天王星」

 続く作品は、はくちょう座とヘ−ルボップ彗星、しし座、おとめ座でしたが、年に7〜8個のペースで順番も決めず、興味の赴くままに進むことで、成果を毎年の個展に発表しようと計画しました。

はくちょう座とヘールボップ彗星 しし座 おとめ座

 はじめ現行星座の全てに知識を持ちませんでしたが、天文学ばかりではなく博物や文学や歴史といった多くの、つまり、自然科学と芸術文化を含む奥深い魅力を湛えた面白い世界であり、星空の描写に有線七宝の技法は非常に優れているという確信を持ち、全星座の七宝作品、それは素晴らしい眺めになるであろうと想像しました。

 創作に当たって学びながら、興味を持った情報をデザインに加えてみようなどの方向がまとまり、何時でも星空に親しめる環境にいて制作が面白くなったのですが、長い年月には一度ならず不測の困難にも会い、とも角やり果せたのは全く幸運でした。それほどにこの取り組みはすばらしかったと実感できます。それで、折々の天文現象を取り入れる計画は、例えば「カロライン・ハーシェルが発見した8彗星」(長谷川一郎さん、ニューズレター100〜104号)に触発されて、8星座を組み合わせて描いた9作品と、最近もう一つの発見がこうま座であったことが判明した「カロラインのもう一つの彗星とその軌道」(長谷川一郎さん、「天界」No.975)による作品 「こうま座と1783」、話題の彗星や惑星の動き、小惑星、また北海道のアイヌの星座との同定から生まれたものなど、描いた作品は世界に唯一のものになりました。幾つかの星座では、組み合わせる天文現象により複数制作したものもあります。

  上記、「こうま座と1783」の制作にあたって次のように、長谷川一郎先生のご教示を頂きました。深く感謝申し上げます。

  「・・・カロライン が 1783年に見た彗星の位置は別紙の通りです。 左下が゛7月30.9日、右上の×が8月24.9日です。 軌道、経路はよくわからないのですが、図の×を 左下から右上の×を結んだ線上を大へんゆっくり 動いた様で、約26日かかっていますが、その前後のことはよくわかりません。 光度は もちろん 肉眼では 見みえなかったので、 私は 10等ぐらいかと 思っています。 ・・・カロラインの彗星は、他の人は見てなくて、彗星の実情がよく分からず、カロライン1人の彗星のようです。」

 2006年秋の「星座と花・星の七宝展」(11/27-12/2 御茶ノ水・世界観ギャラリー)の88星座シリーズ作品の完成記念個展は、星座作品では南天のはちぶんぎ座、テーブルさん座、がか座、とけい座、ちょうこくぐ座、じょうぎ座、ろ座、けんびきょう座、ほうおう座、かじき座、きょしちょう座、レチクル座、ぼうえんきょう座、カメレオン座 はえ座、さんかく座とマックホルツ彗星、つる座、こうま座とカロライン彗星、エリダヌス座、これで全て完了です。

八分儀座 テーブル山座 画架座 時計座 彫刻具座 定規座
炉座 顕微鏡座 鳳凰座 かじき座 巨嘴鳥座 レチクル座
望遠鏡座 カメレオン座、
はえ座
三角座とマック
ホルツ彗星
つる座 こうま座と
カロライン彗星
エリダヌス座

 大作は「銀河」「星の都」「星雲」。それにもう一方の北海道の花・自然がテーマでは、20点余りの出品でした。

 

 

「星の都」

「星雲」

 星座シリーズに学んだもの、それは言いようもなく奥深く、興味の赴くままに題材は途切れなく湧いてくるもので、大作も含めて相当な数になりました。振返って制作メモをまとめるのも面白いと思っています。

2006個展・会場風景
(東京・御茶ノ水、世界観ギャラリー)


完成記念展に寄せられたメッセージを紹介

 個展会場には、今まで長い年月、激励ほか随時寄せて下さった皆様のメッセージを掲示させて頂きました。ここに感謝を込めて紹介いたします。

☆      ☆      ☆

 七 宝 焼 の ほ う き 星

 長い尾を引いて現れるので、昔から長星と呼ばれ、これが出現すると国の歴史にも記載されてきた彗星は、ことほど左様に、見る人の心を惹きつける天体であった。飯沢能布子さんは、有名な天文学者ウィリアム・ハーシェルの妹、カロラインが発見したほうき星の、星座の動きを七宝焼に描いた。カロラインが見つけた彗星の中には、百年以上の時間をかけて太陽をひとめぐりするものもある。その周期彗星などがいつまでも、七宝焼と共にあり続けて欲しいと思う。

2006年11月5日  東亜天文学会 会長  長谷川一郎

☆      ★      ☆

全天星座の七宝作品、完成を祝う

 夜空に輝く星座は、南半球に行かないと見えないものも含め、全天で8 8もあります。これらを得意な芸術作品に表現しょうと取り組んだ飯沢能布子さん、長い年月をかけ見事に完成、お披露目展を開催すると知りました。正に前人未踏の大事業です。我が有力会員である同女史の偉業をお祝いし、国内だけでなく諸外国にも普く拡がることを、会員一同が心から願っています。

   2006年11月 日本ハーシェル協会 代表幹事 木村精二

 ☆      ★      ☆

 飯沢さん、貴女が非常に野心的な仕事である全88星座の七宝作品化を完成された、と木村さんを通じて知り、喜んでいます。これは驚嘆すべき事業で、世界の多くの人々から高く称賛されて当然のことでありましょう。
 英国ハーシェル協会を代表し、私は貴女の秀でたお仕事に対して、心からのお祝いを申し上げます。多くの鑑賞者が、貴女の素晴らしい技術の成果を楽しむことを願っています。個々の作品を創作するのに、どんなに長い時間を、繊細かつ緻密な作業に費やしたか、良く承知しています。此れは確かに世界記録でしょう。 天文界でかくも素晴らしい作品の驚くべきコレクションを完成した人が皆無であることは、間違い有りません。お目出とう。

2006年10月16日    フランシス・リング
(英国ハーシェル協会会長・博士)

 ☆      ★      ☆

七宝に表現された 8 8 星座    

 貴女は、全天の8 8星座を七宝焼の芸術作品に描写するというまことに野心的な事業を、遂に完成された、とうかがいました。
 私は既に貴女の作品を幾つも拝見し、しかもカロライン・ハーシェル彗星シリーズの一作品を自ら所有しているという栄誉を得ていますから、如何に秀でた御才能により、この困難な事業を、本当に美しく魅惑的な構想力に富んだスタイルで仕上げたことか、容易に想像することが出来るのです。
 この素晴らしい御仕事の完結をお祝いし、間もなく始まる装飾美術品展示の素晴らしいご成功を、お祈りしています。    敬具

マイケル・タッブ  (英国ハーシェル協会役員)

 ☆      ★      ☆

 親愛な飯沢さん、個展開催にあたり、心からお祝い申し上げます。
 私は、あなたの素晴らしい作品を所有しており、とても幸いと感じておりますが、あなたが私の友人であることを知るようになり、一層嬉しく思います。
 私は、あなたの芸術をその作品の一つ一つが、あたかも神の空の星のようだと思いたくなります。
 あなたが、僅か10年間で、8 8星座の創作を完了されたとは素晴らしいことです。あなたは、大変重要な偉業を成し遂げられ、芸術の世界、科学の分野に類のない贈物をなさいました。次の計画についてなにかお考えですか?どのような美のテーマをお選びでしょうか?

 あなたの芸術的気力の継続に祝福を!!

ケイティ・ブリーズ
 ( 米国・ミシシッピ・ジャクソン市オークズハウス保存会役員・博士) 

 ☆      ★      ☆

 お祝いをひとこと

 親愛な能布子さん、こんにちは、ご機嫌いかが? 貴女の東京展のご案内状を、木村さんを通じて、頂戴しました。ご労作の数々を直接伺って拝見できなくて、非常に残念です。この催しが成功することを心から願い、お祝い申し上げます。近い将来に是非とも再会したいです。

 お目出とう!

バーバラ・ホワイト

 

2006-7年 第81回道展、長沼アート協会創立展、春展などに出品

 当地長沼は1980年台に、起伏の変化に富む美しい田園や自然が保存されていて、札幌や千歳空港に近いという利もあり、道内外から画家や陶芸家ガラス作家らが工房を持ち、七宝アトリエNも早い時期に都会を脱出し移り住みました。こうして、通称「アトリエ村」ができ、海外との作家交流も行われ、長沼は芸術家の町として知られるようになりました。今約40人の作家が在住しています。

 このような背景があって、2000年には我が協会の「カロライン・ハーシェル生誕250年」記念展と講演会の開催などを契機に、小惑星15350番が「ナガヌマ」と命名され(ニューズレター103号・106号、「広報ながぬま」)、翌年2001年5月には、ハーシェルの天王星発見220年、小惑星ケレス発見200年、小惑星「ナガヌマ」命名記念天文講演会を開催してきました。私の制作においても、「惑星の小人たち」(2000-1年作)「へびつかい座とカロライン彗星1793T」(2000年作)に 小 惑星ケレスや15350ナガヌマ を描いています。

「惑星の小人たち」

「へびつかい座とカロライン彗星1793I」

 前置きが長くなりましたが、昨年、町内の作家とサポーターが集まり長沼アート協会を結成しました。創立展を長沼町図書館ギャラリーなど2会場で盛大に開催。そして今年3月のイベント 春展 ではTV放映や期間中にはギャラリートーク&ティーパーティーで作家が物つくりの思いについて語り合う交流会が持たれました。同協会は近々アトリエマップを作成しPRを進める予定です。

  私は地元での活動は暫くぶりでしたが、88星座作品を出品するなど星座の七宝のこと、又、先年相次いで長沼を訪れたハーシェルの子孫や多くの協会関係者が町に親しみを持ち、小惑星ナガヌマ にもふれてお話させて頂いたのですが、会衆の中には長沼温泉コミュニティセンターホールの同上小惑星パネルの話題や七宝の作り方、星座に関心ある方々とお話が弾みました。

 長沼に住んでかれこれ25年、恵まれた自然や星空に心を動かされて多くの創作テーマを得てきました。その中でも、長い年月を要した大きな事業の「全88星座シリーズの作品化」が完成したことをとても幸いに思います。

各会場(右・第81回道展、
下・2007春展)と七宝作品

 

(2007年4月16日 原稿受領)


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