配線図
UM3511A取り扱い説明  

このICは16曲のメロディーを内蔵し電子オルゴールとして鳴らす事が出来るほか 自分が弾いた曲を記憶して何度でも聴けるという優れもののICです。 オルガンとしては約2オクターブもの範囲で半音はありませんが自由に曲を演奏 出来ます。

回路の見方

ICピンは 印のあるほうを上にして左上から1番左下が9番 右下が10番右上が18番の18ピン ICです。 間の数字は順に並んでいます。
ICの上からの番号ですから基板に差し込んで はんだづけする側からの番号には注意しましょう。

接続の説明 mode SW2の切り替えにより オルゴールと電子オルガンの切り替えをします。 電源のマイナス側に接続することにより電子オルガンとして 電源のプラス側に接続することによりオルゴールとして 機能します。

output 出力取り出し端子です。音量調整がいるくらい大きな音が 出ますのでVRはつけたほうが良いでしょう。
直列に入れている抵抗はあまり小さくすると音が割れます。 もっと小さくするとIC及びTRが壊れます。 せいぜい1kΩまでにしましょう。

env  余韻と言いますか音のふくらみと言いますか(^^; ここの電解コンデンサーの容量を減らすと切れたような 音になり増やすとこもったような音になります。 お好みに合わせた容量にしてください。

osc1osc2 ここの抵抗によりトーンが変わります。正しい音程に osc2 なるようにあわせます。本当の楽器で音を拾って あわせれば本格的ですね。500kΩのVRで調整しましょう

Vss  電源のマイナス端子です。電池の-がわを接続してICを動作させます。
Vdd  このICは3V仕様ですので過電圧(3V以上)では 壊れると思います。低いと発振(osc)しなくなるので 音が出なくなったり発振しても小さかったりします。

c1〜c4 これらの端子で音階を作っています。 r1〜r4 組み合わせ方でソから2オクターブ上のソまで プッシュスイッチを押すことで接続して鳴らします。 2つ同時に押してもひとつしか音は出ません。下手をすると壊れる?かも。やめましょう。和音は出ませんから。

play このSWはオルゴールモードのときはオルゴールとして 他の15曲とおなじように鳴らせますし オルガンモードのときは記憶させた曲を聴くときに 押します

rset オルガンモードのときにこのSWを押してから曲を弾くと メモリの範囲内で曲を録音してくれます。 もう一度押すと記憶されていた曲はリセットされます。
使用部品など
部品名 数量 型名・備考 説明 標準価格
IC 1 UM3511A この回路では代用品はありません。入手先はイーエレさんでね 350円
(送料別)
キー用スイッチ 16 パソコン用 日本橋で大量に仕入れましたがもう在庫がありません。 1個30円
基板 5 5×7cm キーボード用に4枚細く切って使用します。一枚は回路用です 1枚 90円
抵抗 1 4.7kΩ1/4w まとめ買いすれば1円から買えます。 10円
抵抗 1 560kΩ1/4w まとめ買いすれば1円から買えます。 10円
電解コンデンサー 2 47μF16wv env端子につけるコンデンサーは4.7μFから47μFで
余韻を見て調整してください。
25円
リセットスイッチ 1 押しポタン 1接点の押すと接触するスイッチです 120円
切り替えスイッチ 1 1回路2接点 センターと両サイドにそれぞれ接点のあるスナップスイッチです。 150円
プレースイッチ 1 押しポタン 1接点の押すと接触するスイッチです 120円
半固定抵抗 1 500kΩVR プラスネジのドライバーで調整できる半固定型です。 50円
スイッチ付きVR 1 5kΩVR 電源用のスイッチを兼ねた音量調整の為のボリュームです。 150円
トランジスター 1 2SC2001 NECのICです。パワーがありそうなので使いました。2SCタイプの
汎用品で可。2SC1815でもかまいませんが音量不足かも。
20円
スピーカー 1 8Ω0.5W 他のインピーダンス(例えば20Ω)でも音量の低下は
気になりませんでした。
100円
その他 若干 - 配線とか半田とか工具とか。ケースは100円ショップで
一番長いものを買いました。
4〜500円
くらい

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