ひと桁だけのUPカウンター

パルス発生(無安定マルチバイブレータ)回路を7490の14ピンに0.1μFを通して加えますとこのカウンターが加算表示をします。

SW(プッシュスイッチ)はリセットスイッチで押すことで0表示に戻ります。2ピンをHにすればリセットがかかるのですが押したときにオフになるスイッチはなかなかありませんので2SC372を使ってSWを押したときHになるようにしてあります。
スイッチを押すことで7490の2ピンがHになるのでリセットがかかりカウントは0からの表示に戻ります。

たった一桁ですが、カウントする様子が良くわかります。

 7490の動作: 10進カウンター2進+5進で10進のカウンター用ICですが非同期式のタイプです。縦列にたくさん繋ぐと時間的遅れが出て変な動作になりますがここでは1桁なので問題なく使用できます。

7447は7490の出力A.B.C.Dの状況を見て7セグメントの表示LEDのどのセグメントを点灯させるかを決めるデコーダICです。

電源はICと7セグメントの表示器を共用していますので5Vにしていますが74HCタイプのICを使われるのでしたら+9VくらいでもOKですね。
その場合、使用しない入力端子は全てプルアップかプルダウンしておかないと一見正常に動いていて突然変な動きになったりします。

この一桁カウンターの入力を工夫すれば数が数えられます。当たり前かあ(^^; 下の写真は実際に無安定バイブレータの出力をこの基板に繋いで写したものですよ。回路図でつながっていないところは何も接続しません。

7セグメントのLEDはアノードコモンとカソードコモンがあります。アノードコモン(今回の場合)はコモン端子を+側に接続します。カソードコモンの場合はアースに接続します。当然ながらデコードICも交換しなくてはなりません。

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