
ACアダプター ( 交流100Vを直流5Vに )
回路図と部品表
| 実験用やちょっとした電源にACアダプターを作ってみました。制作過程を紹介しますのであなたも作ってみませんか?回路図と部品表は別ページにあります。 まず100円ショップでたて10cmくらい横6cmくらいの容器を買います。 |
三個で100円でした。この蓋の部分を下にしてこの上にこれから電子回路を組み込んでいきます。 仕様は一次側の家庭用電源コンセントから100Vを供給して二次側に直流安定化された5V300mAを取り出すものです |
| 蓋のサイズにぴったり合う基板を日本橋で見つけてきました。一枚30円です。中国製のようですが精密さは必要ないのでこれを使用します。7cm×5cm程度の基板です。 | これを蓋と一緒にねじ止めして固定します。この基板は普通銅箔の部分には部品をつけませんがこの銅箔部に部品をつけることで基板の盛り上がりを避けています。 |
| 電源トランスをつけます。これは日本橋のデジットさんで100V入力5V300mA出力のものを150円で買ってきました。一次側が赤黒でニ次側が黄色のものでした。トランスは勿論穴の部分で蓋とねじ止めしておきます。取り付け位置はトランスのでっぱりを考えてね | 基板の広いほうに部品をつけていきます。まずは整流用のダイオードから1A程度まで流せるダイオードが1本10円程度で買えます。4本用意してダイオードの向きを奥が背中合わせ、手前が向き合わせに取り付けます。手前に出ている半田線は奥と繋がっています。 |
| 平滑用の電解コンデンサーを取り付けます。ここまでで普通のアダプターは終わりですがこの後に5V1Aの三端子レギュレーターを取り付けて安定化します。正面に見て左から入力真ん中がグランド右が出力です。ここでは裏向いているので逆になります | つまり向かって左から出力、グランド、入力になります。入力側と出力側に0.01μFほどのコンデンサーをつけてこのレギュレーターが動作不安定になるのを防いでいます。入力側に1000μF出力側に330μFの電解コンデンサーをつけて以上で基板は完成です |
| 蓋の部分に穴をあけてあらかじめコード類を通しておきましょう。この部分のコツはコードをひっぱってもはずれないように結び目を作っておきます。こうする事によって多少乱暴に扱っても断線しにくくなります。 | そうしておいてから基板の出力側にスナップコードをつけますがここで注意しないといけないのは赤線をグランド側に黒線をプラス側にすることです。このスナッブに機器を接続するから機器のスナップと反対にしないと繋がらないからです |
| トランスの一次側の線と電源コードを基板の銅箔部分を利用してはんだづけします。この状態で通電テストをして出力に5Vが出ていたら成功です。不幸にも出ていなかったら取り付け誤りがありますから確認してください。一次側は特に慎重に制作してくださいね | 完成です。安全第一を考えるならヒューズをつけたりすればより完成度が高くなりますが私は自己責任でヒューズのないこれを使用しています。全部で10個もつくってしまいました。応用として他の電圧も若干の部品交換で可能です。詳細はこちらに |