可燃物な日々

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 日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました
4月15日(火)

 今日は部長と査定面談。

 しかし、愛すべき「うちのバカ息子」の部長は、査定面談でもバカ息子ぶりを遺憾なく発揮してくれた。(悪口ではなく、私なりの褒め言葉なのです。念のため)

 過去の査定面談でも、財務に明るくない上司だと「ミヤノさんの仕事内容について、自分ではどうにも判断できないし」と言われたことは多々あるが、今日の部長もそんなかんじで「いや、ミヤノさんがどうというよりも、オレがもっと勉強しないといけないんだよなあ」

 いちおう、財務の責任者は部長に総務部長を譲って、自分は役員になってしまった前の総務部長であるK氏だし、K氏もTK部長に財務的なことを全部お任せしているわけでもないが、けっこうお任せしている部分もあるし・・・・まあ、オーナー企業の中小企業にありがちだが、財務なんてテキトーなんである。

 しかし、先日も某銀行の担当者が変わるとかで、挨拶に来たときに、役員も社長も不在だったから、てゆーか、アポとりの電話があったときに「その日はちょっと・・・・」と言ったのに、その銀行の担当者は、私がある程度のというか、かなりの決裁権を持っていると以前から勝手に判断していて(私が目の前で実印押しちゃったのもよくなかったのだが・・・・)「いえ、ミヤノさんとご挨拶できればいいですよ」とか言いやがるので、気持ちはわかるが、そう名言しちゃダメだろうが!

 私の今までの長い経験から、そりゃ印鑑を自在にあやつる私みたいなお局様は影の実力者かもしれないが、それをわかった上で、きちんと上席の顔をたてる銀行営業マンじゃないと、出世しないぞお〜〜〜!

 で、そいつらが来たとき、たまたま部長がいたので「まだ総務では新米なんですが、上司です」と紹介して、軽く雑談程度だったのだが、銀行員たちが帰ったあと、部長が「オレ、銀行さん苦手なんだよ、何話していいのかさっぱりわららん」とテンション上がっていたので、「まあ、まあ」と慰めたのだが、今日の面談では「自分はほんとに銀行が苦手だ」と、また聞きもしないのに自己開示をはじめたので、部長が抱える銀行に対するトラウマ話をしょーがないから聞いてあげたけど、別にあなたに銀行と堂々と渡り合えと言ってるわけでもないんだけどさ。

 そんで、さらに査定面談を進めるが、部長は「いや〜、ほんと、自信ないから、こういうこと言うのもなんだけど、ボクって何が足りないのかなあ?」

 えっと、私の評価してくださいよ。いちおー、それなりに成果をあげたこととして、去年の決算では税額控除をフルに活用して、2000万円も節税したんですよ、あたくし。せめて「税額控除って何?」くらい聞いてくださいよ。あの忙しい最中に頑張ったんですから。

 しかし「オレって総務部長に向いてないのかもしれない」とか、そっちにグイグイ引っ張られてしまい、「そんなことないと思ってますってば」って立場完全に逆転。いいですよ?あたしが部長の査定しても・・・・

 今日のちょっといい話。
 昨日も書いたが、今日も夕方になると部長は「あれ?あれはどうしたっけ?」とブツブツ言い始めたので、フォロー魂に長けた私が「出た〜、恒例のTK部長のアレアレ劇場」と囃してさしあげたら、私のそういう態度を学習してくれたらしきエビワカちゃんが、「もしかして、あの書類の束なら・・・・TKさんが、Hさんの机の上に置いたやつ?」

 部長はエビワカちゃんがそう指摘したので、念のため外出中のHさんの机を確認すると「あ、ここにあった。なんでこんなところに?」

 私とエビワカちゃんで大爆笑して盛り上げる。
 エビワカちゃんのグッジョブだったが、彼女もボツリと「も〜、部長ったらちゃんと見張ってないと・・・」と言っていたけど、そうそう、その調子。私も彼女くらいの年頃のとき、部長くらいの年頃の上司が「アレってどうしたっけ?」というのを頼もしくフォローしていたので、上司から絶大の信頼を得たのだ。

 部署にもよるが、総務部の場合は、量をこなせる人よりも、そうやって周囲で起こる物事に関心を持っている人のほうが、将来的に伸びるはず。私程度には、って話だけど。

 総務部長のところには、いろいろな案件の相談が舞い込むのだが、そういうのをどう対処しているのか耳を傾けているだけで、けっこう勉強になるし、なにより、会社で起こっていることがだいたい把握できるので、いざ上司から「こういことをやってほしい」と言われたときに、「ああ、これって、ここ最近、○○さんと話していた例の話ですね」って言えれば、話が早いわけだし、さらに上級を目指すのであれば、「ここ数日、揉めているみたいな例のことですが、私がお手伝いできるかもしれませんが?」って言えたら、最高に役に立つ人になれるじゃない?

 私は「スキルアップ」ってそういうことだと思っているのであるが、イマドキの若者のは「もっと勉強して資格とらないと」って方向に向かいがちなので、それも大事なことだけど、現場と真剣に向かい合っていれば、結局、それが一番の勉強になると思うんだけどなあ。

 英会話の学習でもそうである。「もう、全然英語ダメだから、学校に通おうと思ってるの」って人は、たぶんダメだ。そういう人は英会話ができないんじゃなくて、会話自体ができてないことが多い。そもそも会話能力が無いのに、英語を勉強したって同じである。

 だから仕事だって同じで、専門的な知識だけを学んでも全く役に立たないのである。医者だって弁護士だって、資格とってからの長いインターン期間が重要だろうし。

 実社会だと、受験勉強みたいな正解が無いのである。
 でも、最善にできるような、知識や経験は重要なわけで、そーいや、今朝、エビワカちゃんは、「お掃除のオバさんがフロアにネジが落ちてましたって渡されたんですが」と私にネジを見せた。「はあ?」としか言いようのない私。

 いや、エビワカちゃんだって、どうしていいのかわからないだろうが、私だってわからん。
 「それって、どこのネジなの?」と私が言うと、彼女はしばし「なんか床に転がってたみたいで・・・」とブツブツ言っていたけど、「たしかにこれって、ミヤノさんに聞いてもわかるわけないよな」とわかったみたいで、実際、いろんなことをわりかし把握している私だって、床に転がっていたそのネジがどこのネジなのかなんて、全知全能じゃないに決まってるし・・・・というわけで、そそくさと「その付近でネジが抜けてるものが無いか、探してみます」と去っていった。

 そうそう。掃除のオバさんに「ここにネジが落ちてたわよ?」と渡されたら、まず、その付近を捜索してくれたまえ。私だったらそうする。つーか、そうするしかない。上司に聞いたって「はあ?」って言われるだけだ。

 そんで3年後くらいに、やっぱし同じネジが落ちていて「これはどこのネジだ?」って騒然としているときに、「あ、これは、あそこのネジですよ。見覚えあります」って言えば、他の人は皆、「わあ、エビワカさんって、すげえ頼りになる」って感心してくれるかもしれないが、感心してくれないかもしれないし、その後、社内に落ちているネジが全部自分のところに持ち込まれてうんざりするかもしれないが、仕事ってそういうもんだと思う。

 と、自分に必死に言い聞かせて、今日も明日もずっと頑張る。(と、苦手な「前向き節」で締めてみました。マゾなので)
4月14日(月)

 昨日はエリカたん萌えでしたが、今日はTK部長が萌え系でした(笑)

 いつものように、私とエビワカちゃん二人だけの朝イチで「なーんか、雨ばっかでパっとしないねえ」なんて無難な雑談していたら、TK部長登場。
 週明けの朝イチで、まだボーっとしているようだったので、「せっかく散髪したのに、寝癖で台無しですよ。けっこう可愛いかんじのいい寝癖ですが(笑)」と軽くグルーミングしてみたが、反応悪し。
 あんましご機嫌うるわしくないのかしら?と思ったが、部長は30秒ほどボーっと宙を見つめた後、「これ、寝癖じゃないんだ・・・・」とボソリ。

 あ、いかん、私またやっちゃったかしら。部長は頭髪があまり豊満なほうでは無いので、頭髪についての話題は極力避けているつもりだったのだが「寝癖」くらいならいいかと。
 そしたら「今朝、頭洗ってきたから、寝癖じゃないんだよ・・・・」と暗い顔をして繰り返す。「はあ・・・」としか言いようの無い、私とエビワカちゃん。
 戸惑う私らに、部長は淡々と自己開示を始めた。「昨日、ずっと雨だったから、やることもなくて、ずっと風呂場に籠って切ってたら、やりすぎちゃって・・・・」
 「え?自分でやったんですか?」
 「いつも自分でやってんだよ。でも、うっかり三ミリの使ったのがいけなかったかなあ」
 「三ミリってバリカンのことですか?」

 どうやら本人も「ちょっと切りすぎた」と気にしていたようで、それを私が指摘したから、ネチネチと言い訳を始めたようだが、寝癖に見えたのは、「切り残し」だったらしい。たしかにツムジのあたりはシロートには難しいし、ましてや自分では・・・

 部長は額の生え際から、サブプライムローン問題が生じているので、それを粉飾決算するために、サイドや後頭部はかなり薄く刈り上げて、比較的穀倉地帯であるツムジのあたりはふっくらと演出という、けっこう高度な技を必要とする髪型なのである。

 横で私と部長の会話を聞いていたエビワカちゃんが「出がけに奥さんに何か言われなかったんですか?」と言うと、部長は苦笑しながら「もう、興味ないんじゃない?というか、無関心というか・・・・」
 エビワカちゃんは笑いながら、「じゃあ、ミヤノさん切ってあげれば?」と言うので、部長もブツブツと「そっか、こういう寝癖とかをいっつもIさん(取締役)に指摘されるんだよな、なんでIさんって、あんな細かいことを・・・」とか言ってるし、いや、Iさんは細かいことを言う人ではなくて、部長がいかにも「いじめられっこ」タイプなので、私と同じく「ガキ大将マインド」を持つI取締役やT取締役は「なんだ、TK、そのネクタイは!」などと、いわゆる「いじる」ことで、まさに部長とグルーミングしているつもりなのである。(マウント行為とも言えるかもしれないが)

 でも、そのブツブツで、「こりゃ、本気で気にしてるな。だったらちゃんと床屋に行けばいいのに」と思ったけど、エビワカちゃんのフォローもあったから「じゃ、あたしがいっちょ、なんとかしてあげましょう」とハサミを片手に近寄ると、部長は「え?マジ?」という顔はしたものの、自分で後頭部を触っても、その「切り残しのシッポ状」は、わかったらしく、的確にそこをツマんだので、ハサミでじゃっきり切ってあげました。

 それでも雑な出来映えだったけど「よし、これで誰も笑いませんよ」と堂々と宣言すると、部長も「ありがと」と笑顔になった。

 月曜日の朝イチの心温まる光景です。まったく。

 そんで、まあ、今日も愉快な総務部だったのですが、夕方になって、同僚E嬢がエビワカ嬢に「エビワカさん、さっきのアレって、アレだったっけ?」と言うので、エビワカちゃんも「アレって?」と戸惑っていたが、私が「Eちゃん、あれあれ言う、お年頃には早いでしょ〜、それに部長の専売特許を奪ってはいけないよ?」とナイス・フォローを入れると、部長が「なに?それは心外だ!」と言うので、私も負けじと「お?言いましたね?」

 場内、ドカンドカンと笑いとれて、大変満足だったのです。(こういう掛け合いが普通にうまくいくと職場が明るくなる)
 そういや、朝のグルーミングがうまくいったので、いろいろと部長に話をしやすくなり、金曜日に部長が外出していたとき親会社の総務担当者から「TKさん外出なの?困ったなあ」っていう案件があり(子会社から誰かそこそこの役職の人に出席してもらいたかったらしいのだが、連絡の不備でこっちでは誰も知らなかったらしい)、しょーがないから元総務部長だったO取締役が替わりに対応してくれたので、今朝、部長には「部長の責任じゃないのですが、こういうことがあり、O取締役が渋々出席していました」と報告できたので、O取締役がフロアにやってきたときに、部長が「金曜日はすいませんでしたね」と言えて、O取締役も「いやいや、急だったからさあ、しょーがないし」と爽やかに会話できたのを横目で見て「ふふ、あたしったらホントに優秀な部下だわ」とご満悦できました。

 こういう、子供が「おかーさん、今日、○○ちゃんちに遊びに行ったら、○○ちゃんのおかーさんが、手作りのケーキごちそうしてくれたの。すっごく美味しかったの」と報告してくれると、そこのお母さんとばったり出会ったときに「先日はありがとうございました。うちの子もケーキが美味しかったって、とっても喜んでいて。」って言えると、人間関係が大変スムーズになるじゃないですか。なので、上司が不在のときに起こった「いいこと」っていうか、「こういうトラブルがあったけど、誰々が素早く対処してくれました」っていうのは、なるべくきちんと報告しておきたいのですが、上司が不機嫌だとそういう話題に持ち込めなかったりするわけです。

 話が逸れてしまいましたが、「オレが、アレアレ言うとは心外だ」と冗談っぽく宣言した部長ですが、その直後にエビワカちゃんに「あれ?さっきの契約書、どうしたっけ?」
 20代前半で、「アレアレ病」という存在は理解するものの、自分には全く身に覚えのないエビワカちゃんは堂々と「さっき、お返ししたじゃないですか?」

 「あれ?」と戸惑う部長に、私もフォローに乗って、二人で「ほら〜!」と大爆笑。

 エビワカちゃんと私は、「部長の天然ボケをできるだけ盛り上げてあげよう」という魂で通じあってる今日このごろなのです。

 そしたら、部長は、自分の手元の書類を探しても見つからないので、「はにゃ?」とか言うので、私が「はにゃ?とか、かわいぶってもダメですからね!」と、トドメを差すと、どうやら書類を発見したみたいで、しばらくしてからエビワカちゃんがちょっと気にして「TKさん、契約書みつかったのかなあ?」とツブやくので「今、捺印してるから、あったんじゃない?」と言ったら「見つかったこと黙ってるんですねえ?(笑)」

 ほんと、男子のカワユイところを凝縮したかのような、今日の部長だった。
 なんだか、部長のこういうことを書いていると、バカ息子自慢しているママさんたちの気持ちがわかってくるような心地。

●フジロックへの道、中間報告

 明日また発表のようだが、どうやらベン・フォールズが出ることになるらしい。
 あと、トラヴィスって、サマソニで出るんじゃなかったっけ?ああ、それは去年か。今年はヴァーヴだった。そこらへんのバンドの区別どころか、どういうのだかさっぱり知らないので「Vつながり」という非常に大雑把な区別しかついてません。

 わたくし的には「マイブラだけでも全然オッケー」なんですが、一昨年のトラキャンみたいな、「グリコのおまけとしては超お得感」なものが、一個あるといいと思っていたのですが、ベン・フォールズだと「おまけ」呼ばわりするのは失礼っていうか・・・・・でも、ビル・ラズウェルが来てくださるようなので、それを「おまけ」と喜びましょう。(安上がり)

 そーいや、今朝の「めざましテレビ」で、青山テルマがジャネット・ジャクソンとご対面していたのだが、お腹が空いていたらしいジャネットは、気合い十分のテルマ嬢をビビらせるほどのアンニュイさだったが、そのアンニュイさもあいまって、信じられないほど美しかった。

 マイケルはジャクソン兄弟のその「神経の細さ」を悪いほうに悪いほうにと増幅してしまうが、ジャネットはほんと見事にギリギリでバランスとっていて、ほんとに涙が出るほど美しかった。

 でも、青山テルマは3歳のときにジャネット全盛期のリズム・ネイションのときのビデオに夢中だったとか言ってたけど、3歳だったんすか・・・・・・・
 そーいや、先日のワイドショーニュースでもアイコ様が学習院の小学生に上がったそうで、「よそんちの子はほんとに成長はえーよ」と大変がっかりしましたです。

 そーいや、めざましテレビでまたプッシュしていた沖縄出身のバンドの楽曲が、気色悪いほど「ポジティブシンキング」で、コーダクミ・ばっしんぐの時、唐沢俊一が「今の若者に広まるピュア信仰」みたいなことを言っていたけど、それに関しては疑問符もあるが、でも、ここ数年、そこそこ話題になる若向けのバンドや歌手の楽曲は、ほぼ全てが「前向き」で気色悪いことこの上ないのは事実だ。

 時代が違うと言ってしまえば、それまでなのだが・・・・

 そういえば、今年のサマソニには、なぜかピストルズの名前もあって、「そーいや、数年前に再結成で来日したけど、あんときもどうだったのだろう?」と首をかしげてしますが、今のピストルズは何をやってるんでしょうかね?

 どっちかというと、ピストルズよりもPILのほうがまだ観てみたいような気が・・・・

 20年経過した今想うと、PILと、かつてのP-MODELって同じことやってたなあ、とか?

 キーワードは「皮肉」ですかね?

 私は大学生がこぞって卒業旅行に海外旅行に行き始めた時代の大学生だったので、学生運動の残党が「三里塚が!」って立て看板を横目に観ながら、うきうきと成田から飛び立ちましたし、「それとこれとは別なのよ」という皮肉にまみれた青春時代を送りましたので、素直に「フリー、チベット!」なんて言えません。

 チベット問題は、「ハリウッド・セレブの娯楽」だと思っていたので・・・・・

 そもそもオリンピックに全く感心がないので、聖火リレー騒動も「ふーん」というか、福盛2軍落ちかよ、程度の話題にしか思えないのですが・・・・・

 オリンピックの話題といえば、先日の選考試合で破れた選手が大勢代表入りして「?」な柔道の代表選手選考ですが、日曜日の朝の報道ワイドショーを観ていたら、関口さんと重鎮ご意見番が愚痴ってばかりいる番組で「よくわからない。実に不透明だ」と連呼されていて、それで何かもの申したつもりらしいのですが、テレビの前でボヤいてるわけじゃなく、一応報道番組なんですから「選考基準が不透明だ」って言ってないで、ちゃんと取材してくださいよ〜
4月13日(日)

 今日もエリカたんのヨガのクラス。

 早めにスタジオに入って、ストレッチしていたら「スタジオ内の温度は寒くないですか?」と話しかけられてドギマギしてる場合なのか、私・・・・・

 エリカたんは、長かった髪をバッサリ切っていたので、せっかく向こうから話しかけてくださったので、髪型について何かコメントしようと思ったのだが、とっさに言葉が出なくて、てゆーか、なんだかテレビによく出てる美人女医さん(西川先生って名前でしたっけ?)みたいな感じになっており、前の長い髪の毛のほうがアイドルっぽくてよかったと思ってしまったので、無難なコメントが言えなかったのだが、そしたら後からやってきた男性が「お?爽やかになりましたね?」とか言いやがり、「そっか、そういうのでいいんだよな・・・・」と軽く落ち込んだ。

 そーいや、私は会社で同僚たちの髪型や服装を誉めるのも苦手なんだよなあ。
 「お?思い切って切ったねえ」くらいしか言えない。まあ、みんなそんなもんかもしれないけど・・・・

 髪型については「切ったんだ?」とか「パーマかけたんだね?」程度でいいみたいだし(いいとか悪いとかの問題ではないが)それに、あんまり誉めると、なんだか前の髪型が似合ってなかったみたいな言い方になりそうなので、そういう挨拶程度のほうがいいと思うのだが、困るのは服装のことである。

 私の褒め言葉は多分、褒め言葉だと思われてないと思う。前にも「わあ、ゴージャスなスカートだね?緞帳みたい」って言ってしまって、「どんちょう?」と困った顔をされたことがあった。
 昨日も土曜日出勤のせいか、おシャレなTシャツにスリムなパンツで出勤していた女子がいたのだが、スリムな彼女によく似合っており、私には絶対にできない服装なので(いや、私も普段はTシャツにジーパンだったりするが、それでは絶対に出勤できないという意味)賛辞の意味を込めて「おお、今日はスーパーモデルみたいな格好なのね?」と声をかけたのだが、「ふっ」と鼻で笑われただけだったので、向こうがどう感じていたのかはわからないけど、まあ私が「マオちゃんに似てる」と言われても不愉快にならないのと同じくらいには許してくれているのだろうと信じたい。
4月12日(土)

 オセロ・ゲームでもやってるつもりなのか、五目並べなのか知らんが、白黒はっきりつけたいお年ごろの楽天のようですが、今日は田中君が登板でした。

 昨日の夜、NHKで田中君の特集をやっていたのを偶然見て「ふーむ、田中君も先週は不調だったし、チームは連敗中だし、微妙な時期の企画だけど、いつ企画されたものなんだろう?」と微妙な気分で観てましたが、今日は出勤だったんだけど、暇だったから、というよりは査定書類に記入しないといけなかったのですが、なんだか集中できなくて、宿題から逃避する子供のように、フロアに掃除機かけたりしていたのですが(宿題をやろうと思って、ついつい部屋の掃除や机の掃除をしてしまう行為は万人に共通なんですかね)、それでもやっぱり宿題に戻れなくて、新聞読んで気晴らししていたのですが、新聞を手にとると、まずテレビ欄を見てしまうのは幼い頃からの習慣でして(なぜ、テレビ欄が一面と呼ばれないのか、とても不満だった。しかもその次に必ず見る4コマ漫画のあるページが三面って?)今日も自然とそうしたのですが、そしたら、NHKが楽天とオリックスの試合を中継してる!

 いや〜、久々に「NHKにちゃんと受信料を払っていてよかった」と思いました。

 しかも、田中君は今日は完封したので、昨日の特集では「2年目のジンクスを破るために、考える19歳。こんなに真剣な19歳、フツーいないっしょ?」というあたりだったのですが、今日の勝ち星で「考えてる19歳ならいるかもしれないけど、それで結果出せる19歳、フツーいないっしょ?」というオチになったので、この企画を考えたNHK職員には、私が特別に許可するから、キャバクラなりソープなりでとことんまで豪遊してくれたまえ。
 つーか、電通から誰か引き抜いてきたんですか?ってくらいの出来映えでございました。

 しかし、「先週こうだったら嬉しかったのにぃ」とも思う。ビジターでもちゃんと勝ってほしいものだ。逆に先週は、さすがベテランの味わいを見せてくれた西武の石井が今日は負け投手。

 いかん。ですから、プロ野球は私の人生における優先順位的には、それほどのものでも・・・・・ラブロケ・ラブロケ・・・・

 それに、それなりにプロ野球に興味があった頃は、セ・リーグにしか関心がなかったのに、最近、私の知っている選手はパ・リーグばかりだ。ちなみに今現在の私の脳内セ・リーグはというと。

 巨人「原監督とぉ、上原と谷?えーとあと、坂本っていう新人が?」
 阪神「金本が2000本安打がどーのこーので。ええと監督って誰?」
 中日「落合監督ですよ・・・・ね?あと、マスコットのドアラが人気らしいという話を友人から聞いた」
 広島「ナックルさん亡き後、知ってる選手はいない。監督はブラウン監督?」
 ヤクルト「古田監督亡き後、知ってる選手って・・・・ラミレスはいないけど、ガイエルはいるんだっけ?」

 えーと、もう1チームは、そっか(笑)

 横浜「工藤!」

●男子高校生と赤ちゃん

 前にもこの組み合わせに遭遇して、たいへん感慨深かったのだが、あんときちゃんと日記に書いたかよく覚えてないので、また書きます。

 男子高校生で興味深いのは「3人組」になったときだ。
 私の朝の通常の出勤時間だと高校生と電車内で出会わないのだが、残業しないでとっとと帰ると、部活帰りの高校生がちらほら乗っているのだが、観察していて面白いのは3人組なのである。

 一人だと、神妙な面持ちでケータイをいじっているだけなので、本性がわからないし、それが二人になっても、ただ単に人数が倍になっただけなので、あまり面白くないが、3人いると、「男子高校生の世界」というのか、ボーっとしながらも、それなりにコミュニケーションをとる様子が観察できるのだが、本性が透けて見えるだけに、男子高校生3人組というのは、間違いなく「アンポンタン」なオーラを醸し出す。

 つーか、会話による「共感」が主体になる女子社会とは全く違うので、逆にすごく面白いのだが、男子の3人組って、電車内で横に並んで座っていても、一人はケータイチェックに余念がなく、一人はゲーム機でゲームに夢中で、残りの一人は漫画読んでたりして、あんまり会話しないのである。

 うちの弟が、あのくらいの年頃になったとき、ほんとに「メシ・フロ・寝る」くらいしか言葉を発しなくなったので、母親と二人で「えらい、ボキャブラリーが少ないね」と呆れたが、思春期から20歳くらいまでの男子の頭の中は「眠い」と「腹減った」だけで構成されており、私には直感的にわかりにくかったが、たぶん、「眠い」と「腹減った」以外の時間のほとんどを「Hな妄想」で満たしていたのであろうが、わりと若い男子はそれを上手く隠すんですよね。不機嫌のオーラで防御しているらしい。

 で、私は経験がないけど、ついこの間までママべったりで、学校から帰宅すると「ママ!ママ〜〜!」ってべったりだった息子が、急に小汚くなり、なんか話かけても「ああ?」の濁音っていうか、全ての会話が短く簡潔に濁音の世界とうか「ばらべっだ」と低く呟くのが「腹へった」っていう意味らしいし、ああ、去年までは、あんなにかわいらしくキラキラした目で「ねえ、ママ!今日ってカレーなの?」って喜んでくれたのに〜って嘆くママさんは多いと思います。

 まあ、そんなわけで、電車内でみかける男子高校生はたいてい、そんな雰囲気です。数名で電車に乗っていても、「ねみぃ、はらへった」っていう電磁波だけをまき散らし、横にいる友人とまともな会話なんてできません。最愛の母親相手でも、友達相手でも同じらしい。

 でも、前回そういう光景を目の当たりにして、すごく笑ってしまったのですが、その男子高校生3人組のそばに赤ちゃんがいると、もう、ほんとに最高に面白いのです。

 ただ、残念ながら、その組み合わせはなかなか実現しないのです。赤ちゃんが電車に乗る時間と高校生の登下校の時間がズレているから、特殊なときじゃないと一緒にならないらしいのです。

 前に見たときには、電車の端の3人がけ椅子に、それぞれ「ケータイ」「ゲーム」「漫画」と、てんでバラバラで会話もない、思春期特有のアンニュイをまき散らせている男子高校生3名の前にベビーカーに乗った赤ちゃんがいました。

 赤ちゃんって、わりと同世代というか、子供には特別の反応するんですよね。
 前にも、ビービー泣き止まない赤ちゃんがいたけど、3歳くらいの孫連れのおばあさんが横にすわると、赤ちゃんはその3歳児の顔をじっと見始めて、すっかり泣き止み、赤ちゃんのお母さんと3歳児のおばあさんが「子供って、なんでか、他の子と通じ合うみたいなのよねえ」と盛り上がってました。

 たしかに、電車内に可愛い赤ちゃんがいても、なかなかオバさんな私のほうに関心を寄せてくれません。こっちは必死に「いやーん、かわいい」な電波を発しているんだけど、なかなか受信してもらえないのです。

 しかし、その男子高校生は、赤ちゃんに全く関心がなかったのにも関わらず、赤ちゃんから熱い視線を浴びてました。

 そう、「子供はなぜか、他の子に非常に関心を持つ」の法則で、その赤ちゃんは高校生のオニーちゃんたちを的確に「仲間」扱いしたのです。

 その「ケータイ・ゲーム・漫画」な男子高校生の中でも、一人だけ、やや勘のいい子がいて、なぜだか赤ちゃんに自分らが注目されてるのをやや気にしていたようですが、「子供はなぜか、他の子に非常に関心を持つ」の法則までは思い至らなかったのか、「なんか、赤ちゃんに注目されてるオレって?」という不安を一人で抱えていました。ときおり赤ちゃんと目を合わせては、ちょっと落ち着きがなくなり、隣にいる友人になにか言いたいのだが、友人はゲームに夢中でとりつくシマがない、という様子。

 もう、手にとるようにわかるので、心の中で大爆笑モノでしたが、さらに笑えるのが、男子高校生に関心を持った赤ちゃんと、男子高校生たちが、「ほぼ、というか、完全に同じ」に見えるのですよ、40歳オーバーな私には。

 「男なんて、ほんと、いくつになっても赤ちゃんみたいなんだから〜」

 って言えるほどのスキルないですが、ああいう光景を見ると「ほんと、そーなんだな」と納得しますです。

 今日もそんな男子高校生3人組の隣に座るベビーカー乳児を見ましたが、やっぱりそんな感じだった。赤ちゃんは「あ、おともだちだ」と暖かい目で男子高校生を観察してました。あの赤ちゃんも、10数年後にはやはり、友達と一緒に電車に乗っても、黙々とケータイを眺める男子高校生になることでしょう。
4月11日(金)

●びっくりしたなあ、もお〜

 さきほど家に向かって夜道を歩いていたら、路駐してある自動車の下から大きな獣が飛び出してきたので「おわ!」と飛び退ったのですが、もう少しで後ろに倒れそうなほど驚いたんだが、その獣はよくよく見ると(っていうか、ほんの0.5秒間くらいの出来事でしたが)「追いかけっこしている二匹の猫」で、それが縦に一続きでダッシュしてきたのと、街灯の陰になる位置だったので暗くて一体に見えたのと、黒系の色だったので、ほんと黒豹に襲われたのかと思ったよ。

 ジャングルで獣に襲われたときって、ああいう感じなんだろなあ。

 もっとも、私を卒倒させそうになった猫ちゃんたちは、私のことを電信柱程度にしか認識してなかったようで、スレスレでよけて、マッハのスピードで駆け抜けていきましたとさ。残された私は、「おわ!」のあと、「おおお、びっくりしたあああああ」と低いうめきをあげて立ち尽くしておりましたとさ。

 そういや、この間、人間にもやられたっけ。

 うちのアパートは3階建てで、私が住むのは2階で、3階はワンフロア全部が大家さんちなのだが、大家さんちの入り口ドアは2階にあるから、大家さんちに来たお客さんがドアの前で待っていたりすることはあるが、そういうときには階段を上っているときに、呼び鈴の音やインターホンで「○○ですが、回覧板です〜」なんて音がするから大丈夫なんだけど、そのときには、2階にむかう階段の踊り場でターンすると、その突き当たりの角に女の子がボーっと無言で座っていたから、「お、おわ!」とやっぱり飛び上がるほど驚いて、だって、そこに人間がいると思わなかったし、だいたい、一瞬、人間にも見えなくて、巨大な何か物体がいるってことだけわかったときには「お、おわ!」と叫ぶしかないようだが、「お、おわ!」と叫びながら「ああ、無害そうな女の子だ」とわかったので、「うわ、びっくりした」と続けてから・・・・・(そっか、この2つの事件でもわかるように、私は飛び上がるほど驚くと「びっくりした」と発声せずにはいられないみたいだが、でも、けっこうみんなそうなのかも)・・・・・気を取り直して「こ、こんばんわ」と挨拶した。

 大家さんちには子供が5人もいるので、顔が判別できないから、とりあえず挨拶しておいたんだが、たぶん、あれは大家さんの娘の友達で、娘さんが出てくるのを廊下の角に積んである生協の箱に座ってケータイいじりながら待っていたんだろう。あっちは、私が階段を上がってくる足音を聞いているので、平然としていたが、こっちが挨拶しても、ちゃんと挨拶も返してくれなかったので、やれやれ難しい年頃らしい。

 そういえば、こんなこともあった。
 ジムの帰りに通る遊歩道があり、よくカエルを目撃するくらいに、薄暗い道なのだが、早い時間だと犬の散歩の人も多いので、わりかし安心して通れるのだが、その遊歩道にベンチがあって、ベンチのそばには街灯もあるのでよく見えるのだが「な、なんで、女物のバッグが置きっぱなし?」

 捨てた物には見えず、けっこうきれいな藤編のカジュアルなトートバッグで、二十歳前後の若い子が持ちそうなかんじなのだが、恐る恐る近づいて観察してみると、中には服が入っているようだった。

 「ぎょえええ、これ、服に見えるけど、布にくるまれた切断した手首が入ってたりしないよな?」と考えすぎてドキドキしてしまうし、「だいたい、落とし物にしてはデカすぎるし、そこらへんの植え込みの陰に死体が転がってたり?」と、さらに考えすぎてドキドキしてしまうし、「いや、通り魔に襲われたとしたら、こんなにきちんとバッグが置いてあったりしないだろう。きちんと置かれているといえば?」と、そのあたりの街灯や樹木に首吊りのシルエットがないかどうか、キョロキョロ眺めながら、首をすくめて歩いたけど、特に異常はないようだった。

 その翌々日が休日だったので、ジムに行くために昼間にその道を通ったのだが、まだありました。やっぱし、なんでそんなところに忘れていったのか不思議だが、とりあえず昼間だとあんまし怖くは感じなくて、間抜けな感じがするだけだった。

 さて、今日は朝から鼻カゼ気味だったのだが、会社に行くと、もうクシャミ連発で、「これは、もしかすると、何かのアレルギー?」
 そう思うと、なんだか目もかゆいような気がするが、「かゆいような気がする」程度じゃ、アレルギーじゃないような気もするし、でも、一日中、鼻をビービーかんでいたので、鼻の下が真っ赤になってしまった。

 うちの母は10年日記をつけていたので、あるとき「風邪気味」と日記に書いていたら、去年も、一昨年もその時期に「風邪をひいた」と書いていることがわかり、「これは風邪じゃないな」と気がついたらしい。調べてみると、ブタクサのアレルギーだったらしい。

 私も家に帰るとさっそく過去の日記をチェックしてみたが、別にこの時期に定期的に鼻風邪をひいてる記述もないようだ。まあ、いまんとこ、ただの風邪らしい。

●ダーティーワーク担当部署?

 あんまし気持ちのいい話ではないのだが、我が社の1台しかないエレベータのボタンがここ一ヶ月に2度ほどテロ攻撃にあった。
 一度目はエビワカちゃんが一階に降りたときにはなんともなかったのに「上に上がろうとして、ボタンを押そうとしたら!」と騒ぐので、部長と私で「どれどれ?」と、また降りてきたエレベータのボタンを見てみると、誰かが拭いてくれたらしくて跡形もなかったが、エビワカちゃんによると「よだれみたいなのがついていた」

 まあ、この時期だし、花粉症の人がくしゃみしちゃって鼻水飛ばしたのかも、と私は思ったのだが、エビワカちゃんはけっこう「やだ〜やだ〜、誰がいったいあんなことを」と騒いでいたので、口には出さなかったが「あんた、二児の子の母なんだし、ヨダレくらいでギャーギャー言うな」って思ったけど、まあ、自分の子供のは大丈夫でも、他人のは嫌だろうしな。

 しかし、総務部社員としては、もっと冷静に対処しないと。直接、汚れ仕事はしないけど、「トイレが詰まって逆流してます〜」なんて報告を受け、現場を確認して、修理業者に電話して「大至急よろしくおねがいします」と手配するのも「会社のお母さん部署」としての重要任務なのである。「○○ちゃんが、ウンコ漏らした、きったね〜」と大騒ぎになっているのを黙って何事もなかったように着替えされてあげないとね。

 だが、その一週間後くらいに、またエビワカちゃんが「今度のは、もっとひどいです!」と今度はエレベータのドアを押さえたまま、絶叫していた。

 あれ?こうして書いてみると、2回とも第一発見者はエビワカちゃん?(笑)

 それでまた、私と部長で駆けつけると(他の若いやつらは無関心というか、かかわり合いになりたくないようなので・・・・そうか、部長と私が会社のお父さんとお母さんって役割なのね・・・・部長はたしかに二児の父だが、私は独身なのに・・・・・)うーむ。

 唾液といえば、プハっと吐いたような感じの粘りもあるが、なんだか茶色というか黄色だし、ジュースを飲みながらエレベータに乗ったら、花粉症でブシュっとやっちゃった、っていうかんじ?
 きちゃないっちゃ、きちゃないけど、そうも言ってられないので、フロアに戻ってウエットティッシュを手にとると、さっさと拭き清めた。

 悪意がある行為なのか、そうじゃないのかわからないが、花粉症でブシュっとやってしまったら、ちゃんと自分で始末するだろうし、どっちにしろ不愉快な行為であるが、100人ばかりの人が出入りするので、テレビでは「無差別殺人」花盛りだし、そういう時期なのかもしれないなあ。まあ、この程度だったら、たいしたことないんだけど。よくあることだ、中学校や高校だったら!(笑)

 エビワカちゃんは相変わらず、「なんでこんなこと、信じらんない!エレベータのボタン触れないじゃないですか!」と騒ぐが、社員の精神的な健康状態も管理する責務である部長もけっこうブルー入っていたので、「まあ、こういうこともありますよ」と気休めにもならないことを言っていたのだが、それから一週間も立たないうちに、部長に「会社の前に停めてあった社用車に!」という報告があがった。

 サーバ管理当番のあるシステムの若手社員が、土曜日の朝にみつけて「掃除しておきましたが、いちおう証拠写真はとっておきました」と写メで保存しておいてくれたのだが、社用車のドアノブ付近にやはり「ぺっ」とやったような痕跡がくっきり。

 エレベータ内と違い、外に停めている車の被害であるから、社内に犯人がいるとは断定できないが、でも、なんか手口が似ているので、気分はよくない。

 でも、それよりも、私が感心したのは、その報告をしてくれた30歳そこそこ男子の彼が、きちんと掃除をしてくれたことである。

 そう思ったのは、今日の事件の後。
 某部署の部長が、「Tさんいる?」と来たので「外出してますけど?」というと、マスオさんに「車がまた汚されている」

 どうやら部長会議でそういう議題も出たらしいので、報告に来てくれたらしいのだ。でも、マスオさんは、すぐに行動する気もなかったみたいで(彼には彼の優先順位があるらしい、と私は理解することで、諦めている。そういう性格なのはしょうがないから)たまには私が「いいお姉さん」を演じてやろうと、「じゃ、あたしが掃除してきてやるよ」

 その部長の報告によると「車にガムがべっとりついている」とか言う話だったのだが、車を見にいっても「どこ?」

 黄砂のせいで、そもそも車全体が汚れているので、どこが汚されたのかわからないほどだったが、やっとフロントガラスの反対側というか、後ろのガラスの真ん中にちょこんと噛み終わったガムがくっついていた。
 「汚された」というのは間違ってないが、ティッシュでつまんで捨てればいいくらいのことで、私は車を持ったことがないからよくわからないけど、傷が残らないだけ、車に対する嫌がらせとしては相当マシな部類というか、総務部に報告してくれることは大事だが、処理までやらせないでよ、事後報告でいいだろうっていうか、今は暇だから「はいはい、しょーがないわね」でいいんだけど、忙しいときに、そんなことで出動させられたら、けっこうムカつくぞ。

 まあ、それにしても、ほんと、まるで中学校とか高校みたいな事件続きですなあ。
 まったく、あたしは経理担当だとうのに、学校の先生みたいな仕事させられてますが「まあ、こういうのも仕事のうち」と涼しげにやってあげてる自分が好き。(本質的にナルちゃんです。っていうか、こういうのをほんとのナルシストと言うのだと胸を張りたい。くー、そうい言ってる自分にシビれてるぜ、風邪ひいてるんだから早く寝ろって)

 そーいや、友人きょうみさんは、この春からホントの先生になってしまったが、頑張ってますぅ?
4月10日(木)

 やっぱしダル完封か。まあ、そうなると思ってたけど・・・・

 って、去年一年かけて友人に洗脳されてしまったので、すっかりフツーの楽天ファンみたいだ。

 いかん、ラブロケ、ラブロケと・・・・・「私は楽天の勝利よりも、ラブロケの来日公演を望んでいるの」と背骨を修正しておく。(さきほどまたヨガのクラスで背骨をねじって修正しておりましたので)

 昨日、披露宴の衣装について書いたので、今朝ふと気がついたのだが、最近、貸衣装屋っていうのか、レンタル・ブティックって見かけなくなったなあ。
 三茶に引っ越してきた10数年前に「へえ〜」と思ったのは、茶沢通り沿いに2軒も貸衣装屋があったことだ。
 その前に住んでた下北沢では見かけなかったので。

 私も大学のときにレンタル・ドレスを利用したことがあって、あの時はたしか、渋谷の店だったと記憶しているが、渋谷でも今どきはそんなもん見かけないしなあ。

 三茶の店も「そのうち利用することもあるかもしれない」と思っていたんだけど、うちの弟が結婚するときにはすでに閉店していたので、レンタルという選択がなくなって、披露宴用の服を探すのに苦労した。

 そーいや、コムサイズムは片隅にドレスがあるけど(そのあたりが、さすがイズムでもコムサだと思ったりして・・・・)あのコーナーも真っ黒だよな。そのあたりも「やはりコムサ」ってあたりなんだけど。
 私が大学生のころに流行っていたブランドで、今だにそこそこ元気なのは、コムサくらいなので。まあ、イズムが目立っているだけだけど、ニコタマ高島屋の婦人服コーナーには、前に行ったときにはコムサ・デ・モードがあったはず。
 あと、服がじゃないけど、アフタヌーン・ティーは今だに人気で、すごいよね。

 何度か日記にも書いたはずだが、「ハウスマヌカン」って言葉がもはや死語だしなあ。

 この間もニュースで「辞書に新登場した言葉と消えた言葉」っていうのが特集されていたが、「KY」を辞書に入れるかどうか、とか「キャバクラ」は編集委員がキャバクラに行ったことがないので見送られたとか、新語や流行語が辞書に入るとそれなりに話題になるが、新しいのが入れば消える言葉もあるわけで、その記事で取り上げられた「消えた言葉」がどんなものだったか忘れたけど、でも、そんとき思ったんだけど、そういう「流行遅れの言葉」のほうが、辞書に入れておいたほうがいいんじゃないかなあ?

 だって、80年代に書かれた小説を読むときに必要じゃない?

 ま・・・・そんな流行語が多用されてるようなちょっと昔の若向け小説なんて、誰も読まないか・・・・もし、50年後に急に再評価されて、再版されたときには、注釈がつくよね、きっと。

 そーいや、海外フェスのラインナップが気になって、ちょっくらチェックしてみたのだが、コーチェラのサイトを覗いてみると、ラインナップ一番上が「ROGER WATERS」になってて、「えっと、誰だったっけ?」と本気で思ったのだが、でも絶対に知ってる名前だったので、よく考えてみたところ「・・・・・元ピンクフロイドの?」と思い出しが、でも、それが頭一つ抜けた別格扱いって、渋いなあ、と思っていたんだけど、やっぱ、そんなわけなかったようで、昨日だか今日だかに、バーンとプリンスが追加発表されてしまいました。

 そうそうたるメンバーなのは間違いないけど、上のほうに名前挙ってるのが、ロジャー・ウォーターズだったり、プリンスだったり、クラフトワークだったり、ラブロケだったりと、あとエイフェックス・ツインも出るし、まあ、豪華といえば豪華なんだが、これでいいのだろうか?って気もするのだが、「マッドネスがあ!」とか「キュアがあ!」とか「マイブラがあ!」って言ってる私に言われたくねーよな。

 ロラパルーザのほうが、レディオヘッド、レイジ、ナイン・インチと並んでいて、こっちのほうが羨ましいと思う日本の洋楽ファンも多いだろうけど、でも、レイジとNINはついこの間来日したばかりだし、レディヘはもうすぐ来るみたいだし、なので意外と地味に感じる。フジロックにプライマルが出ることをついつい忘れているのと同じくらいに。

 ただ、コーチェラにもロラパルーザにもラブロケが出るので、それだけはひたすら羨ましいのだが、「フジロックも笑っちゃうくらいの大物が出ればいいのにね、プリンスとか?」っていうのは、私と友人の間の「ネタトーク」なので、プリンスがサマソニやフジに来てくれても逆に困る。
 てゆーか、そもそも「キュア、フジロックに来ないかなあ?」とか「来年はどうする?マイブラだったら行くけどねえ?」というのも「ネタトーク」だったはずなのに、ネタじゃなくなってしまったので、次のネタを決めないといけないのだが・・・・・


 そっか、オザケンあたりにしておけばいいのだな(笑)、つーか、フリッパース再結成!よし、これを友人に提案しておこう。
4月9日(水)

 「春の珍事」と言われ、狂い咲き桜前線を突っ走った楽天ですが、昨日は一場の活躍で、「元の楽天」にすっかり戻ってしまったようです。一場もなあ、オープン戦で観たときもあんなだったしなあ。でも、給食費・・・・・じゃなくて(笑)栄養費問題で、あのナベツネを失脚させたという輝かしい過去があるのにねえ。

 一場は、座禅とかヨガとか、催眠療法などを取り入れたほうがいいような気がするが、私がそう思いつくくらいだから、もう、導入してそうだけど。
 入団当初から「活躍が危ぶまれる」と囁かれていたけれど、あまりにもそのとーりになっているので、ちょっと気の毒になってきた。入団時にちょっとダークな(ちょっとどころじゃないかもしれないが)イメージがついてしまった江川や桑田は、そこそこ活躍(そこそこと言っては失礼なのかもしれないが)したのにねえ。

 そういえば、ナベツネさんと言えば、ちょっと前になるが、横綱ハクホー(ホーってどういう字だったっけ?という程度の失相撲症)が見事な始球式をやったときに観戦に来てたらしいので、きっと「あの選手はいくら出せば買えるのか?」などと嫌味なコメントしてくれるだろうと期待したのだが、巨人がボロ負けで連敗を飾ったので「二度と観にこない」と普通に怒っていただけだったとか。
 わたし、実はナベツネってけっこう好きなんですよねえ。似たような恫喝系でも石原都知事は苦手なんだけど・・・・なんでなのか、自分でもわからない。でも、たぶん、ナベツネが亡くなったら、アンチの人たちもきっと寂しがるのではないかと、今から予想しておく。

 そっか、プロ野球界は私の生活にあんまり影響無いので、そこのお山の大将があんなでも「ハリウッド映画の悪役」ていどに楽しめるが、都知事がアレだと「わ、わたしの血税が・・・・・」ってことになりますし、それに、ナベツネをあの地位に選んだのは私ではないので、他人事で笑っていられますが、都知事は私は絶対に投票しないどころか、毎回ちゃんと対立候補に投票して、きちんと「拒絶」しているのにもかかわらず、自分が住む自治体の代表なんですから、笑えないんですよね。

 さて、また野球の話になってしまいましたが、今日も久々に発言小町を眺めていたら、こんなスレを見つけました

 おお、これは私も前々からちょびっと興味があった問題なので、昼休みにずっと読んでいたのですが、やっぱ「披露宴に黒のドレスで、なにがいけない?」っていう人はけっこう多いのですね。

 私は、ここ15年ほどは、弟の結婚式にしか出席したことがなかったので、全く気がつかなかったのですが、何年か前にうちの会社の役員氏と飲んでいたら「今の若い女性は、披露宴に全員、黒の服着てきやがる」とボヤいていたので「え?なんで?」とびっくりしたのです。

 その役員氏は、友人の娘さんの結婚式にも呼ばれることが多く(上場こそしていないが、そこそこ名の通った会社の重役だから花嫁の父の友人の「主賓」として重宝されるらしい)、前から気になっていたそうですが、そのときは、彼の高校時代からの大親友の娘さんの挙式で、娘さんもスッチーだったけど、相手はプロ野球選手だったので、けっこう派手な式だったようですが、新婦の友人であるスッチー軍団が真っ黒クロスケだったことに、年配の列席者は呆れてしまったとか。

 でも、私はその話を聞いて、「スッチーは研修でそれなりに礼儀作法を教わるはずだし、今でこそ、ちょっと格は落ちたとはいえ(プロ野球選手の嫁No.1の座を女子アナに奪われた。てゆーか、野心満々な優秀な女子の進路がもはやスッチーではなくて女子アナに移行したことを物語っている)学歴も育ちも、どっちかというと上のほうのはずなのに、披露宴で真っ黒っていうことは、今、世の中では黒が主流ということなんだな」と思った。

 そう気がついてから、会社の近所の、よく披露宴の二次会の貸し切りに使われる店の前でたむろする若者を観てみると、「ほんとだ〜、黒が圧倒的に多い!つーか、ほんとに全員真っ黒だったりする!」ので驚いたのであった。

 小町の書き込みでも「そもそも黒はNGでしょ」というのがあると、「やはり小町ではそういう意見多いですか」なレスがついたりするけど、小町内じゃなくて、少なくとも40歳以上のほとんどが「結婚式に黒着るの?」って呆れているこでしょう。

 「黒いいじゃん」と「黒信じらんねー」の世代的な溝がどの変にあるのか調査してみたいなあ。

 私が20代半ばで、自分が出席したり、同僚が「招待されたけど、着る服どうしよ?」なんてやってるときには、「とにかく振り袖が一番」が常識でした。成人式の振り袖を選ぶ際にも「友達の結婚式にも着るし」っていうのを念頭に置いていたのが普通でした。

 発言小町の関連スレを読むかぎりでも「振り袖が若い女性の第一礼装」「花嫁やその親族にもたいへんよろこばれる」と書いてあって、そのあたりは私の若い頃と変わりません。私の頃は、気の利いた花嫁の両親だと、振り袖着てきてくれた友人に「華やかにしてくれてありがとう。これ、少ないけど」と「お車代」の名目かなんかで、着付けや美容院代をフォローしてくれたそうです。

 なので、「できたら振り袖で出席したいけど」って気持ちはあっても、振り袖は実家にあるし、とか、着慣れない着物着て2時間も座ってる自信ないとか、やっぱ着付けなどの手間を考えると、ってことになるとドレスになりますが、「白はNG」っていのは常識だとしても、あの当時「黒でもいいのかな?」なんて言う人、いませんでした。

 日本って、礼儀作法にうるさいように見えて、「フォーマル」に関してはけっこうアバウトなんですよね。江戸時代にはそれなりにしきたりがあったのかもしれないけど、明治時代に変に西洋化して、でも西洋のマナーは庶民には行き渡らなかったので、なんか曖昧になっているのを引きずっているような。
 逆に過去の風習が形骸化していて、お通夜に喪服着ていくのが当たり前になっちゃったというのもありますし。私が若いころには、お通夜に礼服着ていくのはヤボだっていう風潮が少しだけ残っていたのですが、通夜を自宅でやらずに、斎場でやるのが普通になってから、礼服が基本になってしまったようです。

 話を結婚式に戻すと、私が20代の頃は明確に「新婦の友人は振り袖でもドレスでもいいから、とにかく色とりどりに華やかに」っていう風潮でした。
 私も20代半ばのときに、友人の結婚式が2件続いたときには、ドレス買いました。3万円くらいの安物だったけど、「おお、この色だったら新婦の横に並ぶと、いい引き立て役になる」と、青のシフォンのドレスを選びました。似合ってるかどうかわからなかったけど、とにかく自分の立場だと「色が大事」と思ったのです。新婦の友人も、私が意外に派手なドレス着て現れたので「わー、なんか頑張ってくれたみたいで、ありがとう」と喜んでくれました。私も「ほほほ、純白を引き立てるでしょ?」と自慢げ。

 でさあ、「人からドレスの色を指図されたくない」って気持ちもわかりますが、友人にわざわざ「黒はやめてね」っていうのも、すごくよくわかるんですよ。

 これも人から聞いた話ですが、ある有力政治家が言っていたそうですが(私の知人がその政治家と仲良し)、皇室主催の園遊会はワイドショーでも話題になりますが、天皇陛下からお声をかけられるような人はごく一部で、その他大勢もたくさん出席してるんでしょうが、代議士クラスなのか大臣クラスなのかは知らないが、政治家が招待できる枠もあるそうで、そこそこ「園遊会に招待されるのにふさわしいか」っていう宮内庁の審査もあるようだけど、何名か招待できるみたいで、もちろん、どっちかというと左巻きの私だって、園遊会にご招待って言われれば心が揺れるでしょうから、政治家にとっても、支援者へのけっこうな切り札になるみたいです。

 で、ここ数年、宮内庁から言われているのは「おねげーですから、招待客にちゃんとドレスコード説明してください」

 ちゃんと事前に言っておかないと、真っ黒クロスケなお嬢様が堂々とご来場あそばしてしまうらしいのです。

 そんな、最上級フォーマルな席に招待されたことない庶民の私でも「皇室主催の昼間のパーティーで黒はないだろう」って知ってるのに・・・・・

 女性の昼間の黒のドレスは、男性が夜にモーニング着るくらいダメなんだけど・・・・・

 つーか、そりゃ、アカデミー賞のパーティで黒のドレスでばっちりきめたセレブ女優の写真がファッション誌のグラビア飾りますが、あれは夜だからギリギリOKなんですど?
 私が若いころは、ダイアナ妃の服装が参考になったが、最近は雅子妃も不調だし、王室や皇室が昼間の行事のときになぜあんなダサい色のスーツ姿なのか、そういうお手本がいないのも大きいのかなあ。

 で、どういう過程で「フォーマルは黒」っていうのが標準になってしまったのかはわからないが、謝恩会やら、出会い系パーティーだったら、どう自己主張しようと自由だけど、「両家の親族が揃う披露宴」だったら、花嫁だって、前に出席した従姉妹の披露宴で、親戚のおじちゃんおばちゃんが「新婦の友人、なんであんな真っ黒なの?」って話題になってたのを覚えているので、自分の友人に「黒だけは、やめてくれ」っていう気持ちもわかるし、たぶん、そういうスレの多さから式場側が宮内庁みたいに「お友達にはできるだけちゃんと言っておかないと、真っ黒クロスケ軍団になります」って教えてるんだと思う。

 そもそも、黒い服は男子に人気がない。若い男子にも、おっさんにも。
 喪服はけっこう萌え系だが、それは葬式の話限定。

 そりゃ、新婦友人でキャメロン・ディアスがバーンと黒のドレスだったら、それなりにそれなりですが、あんたはキャメロン・ディアスじゃないでしょう、フツー。

 だから、ピンクやオレンジや水色で色とりどりで「全体として華やか」ってほうにいきましょう。そっちのほうが、新郎の友人も注目しますし。同じ程度の容姿だったら、絶対に派手な色のほうが人気なんですって。
4月8日(火)

 そーいや(すんません、他にこれといって面白いことがないので、先日の野球観戦のことを牛の胃袋のように延々と反芻しています。牛には7つの胃袋があるんでしたっけ?つーことは、この話題で一週間持つってことか?)西武ドームに行ったときに、シーズン初期であることと、にわか楽天ファンが押し掛けたこともあったのか、ユニフォームがよく売れていたことは先日の日記でも書いたが、去年からグッズ売り場を眺めつつも、なにやら決心がつかない様子の友人Mに、とうとうキモチぶつけてみました。(「キモチ」はマー君の好きな言葉らしく、FMVのCMでもキムタクが「キモチ、キモチ!」と言うのは、それを念頭に置いたらしい)

 「わたし、Mちゃんのタガが外れて、ユニフォーム着る人になる日を実は心待ちにしているんだけど、そういう日は来るのでしょうか?」

 「んなわけねーだろ」と言われるのを覚悟して、というか期待していたというか、軽い冗談のつもりだったのですが、意外にも友人は、「うーん」とうなると、「実は、そうなってもいいような気がしなくもないんだけど・・・・」
 「ほお、じゃあ、何がそれを邪魔しているのでしょう?」
 「うーん、まあ経済的な問題か・・・・なあ?」

 たしかに、ユニフォームは6千円くらいするので、無職の身にはちょっとした出費である。普段、着回せない服だし(笑)
 「でも、サッカーのに比べれば安いほうなんだけどね」

 サッカーのは1万円くらい平気でするそうだ。ふーん。でも「○○に比べれば安い」という発言は、清水の舞台から飛び降りたがっている人の常套句である。私もフジロックに行く前には「グラストンに比べれば安い」を連発いたしますし。

 これは、もっとガツンと背中を押してあげるべきなんだろうか?
 こっちは、きちんと定職に就く身なので、財布の紐も、心のガードも堅い友人がマー君のユニフォームを着てる姿を観るためには、「そうなんだ、じゃ、あたし、岩隈さんの買ってきちゃお〜」と、釣りのために6千円ばかし投じても生活には困らんし・・・・・・うーん、しかし、その作戦では、うまく釣れそうにもないしなあ・・・・そっか、誕生日プレゼントにしようか!いいぞ、プレゼントだったら「せっかく、あげたのに着てくれない」とプレッシャーをかければ絶対に着てくれるぞ。

 しかし、悲しいかな、先天的アニバーサリー音痴の私は、20年来の友人が何月生まれなのかも、さっぱりわからいのであった。

 というわけで、今年の目標は、優柔不断で財布の紐が堅い友人に、ユニフォームを着てもらうことです。

●フジロック中間報告

 週末にT嬢からメールが来て「宿の抽選で外れて、越後湯沢から送迎地区をかろうじてキープ」とのことだった。今年の今んところのメンツだと、そんなわけないのだが、T嬢いわく「エルレガーデンのせいかも」
 なんか「エルレ」っていう邦楽の人気者の出演が早々に発表されちゃったんですよ。エルレって言われても、どこの国のバンドなのかも知らなかったのだが、某掲示板情報によると、客がかなりウザいらしい。
 とりあえず、マイブラとは別の日だといいんだが・・・・・・ああ、それにつけてもラブロケ来ないかしら(笑)、私の長年の個人的願望では、Jが一人で来て、フジロックの奥地のほうで弾き語りなんだけど。

 あとはゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツが苗場食堂でやってくれれば、ゆーことなしなんだが。(あきらめきれない。夢を持つことは大切だ。実にたいしたことない夢だけど)

●小銭王に強敵あらわる

 去年の今頃も、日記に書いたと記憶しているが、今年も同じ小銭攻撃を受けた。
 得意先からは基本的には振込で入金いただくのだが、たまに「現金で支払いたい」ということもあるので、もちろんOKなんだけど、その得意先は大量の小銭で支払ってくるのである。私がやっと持ち上げられるくらいの重量なのである。

 なんでそういうことになるかというと、例えば我が社がケーブルテレビ事業者だとして、とあるマンションにケーブル回線を提供しているのだが、その年間使用料をマンションの管理組合は居住者たちに均等に割り振っており、使用料をそれぞれが封筒に入れて持ち寄ったものをそのまま我が社に支払うのである。

 だから、封筒の中にちゃんと所定の金額が入っているかもこっちでチェックするのだが、その金額が1円単位まであるので、悪気は無いのはわかっていても、けっこう間違っているし、間違いがわかっても、いちいち各家庭に「20円足りなかったです」という労力もないし、そもそもそれってうちの仕事?ってことなので、大きな誤差がなければ許容というかスルーしていたのである。
 まあ、去年もせいぜい数百円の誤差だったし・・・・

 で、去年は派遣のAさんにやってもらったが、今年はエビワカちゃんが担当。ざっと去年はこうだったと説明して、「最終的には銀行に持っていって確定した金額に従うしかないので、まあ、気楽にやってください」と渡したが、ちょうど彼女も暇だったので、文句も言わずせっせと封筒を開けて中身を確認してくれていた。(いちおう、集金確認リストはある)

 そしたら、途中で「ぷすすすすす」と笑っているので「どうした?なんか変なのあった?」と声をかけると「切手が入ってました〜」

 現金が足りなかったらしく、なぜか500円切手が2枚入っていた。

 私は思わず、「ヤフオクかよ!」と突っ込み。

 「あれ?でも、切手を足すとちょっと多いなあ」とエビワカちゃん。どうやら、切手を入れた人は微妙にわかっているらしく、微妙に多い金額を入れていたらしい。横でそのやり取りを聞いていた部長が「そういうのって、どうするの?」と言うので「どうするのって、こんなこと初めてだからわかりませんよ!」(その少し前にも、部長が「そんな入金アリなの?」と言うので、「蟻も梨も、だったら部長が営業担当のMさんをシバいてきてくださいよ!」と言ったら黙ってしまったんだけど)

 もう、ほんと、理解不能だが、でも今日、エビワカちゃんが半分くらい開封した感想では、「一円や五円が無いときには、十円入れてる人がけっこう多いですねえ。だから差し引き的には今んとこプラスかなあ?」なので、去年は最終的にはマイナスになったが、今年はプラスに転じるのでしょうか。

 しかし、去年も思ったが、変な仕事だが、大変個性的な仕事というか「みなさん、性格いろいろなのね?」な仕事でもあるので、時間があったら私がやりたいくらいなんだけどなあ。
4月7日(月)

 そーいえば、西武線沿線の駅に貼られた、ライオンズのポスターは涌井のドアップで、「ほほほ、球団1のイケメンのドアップとは、直球勝負だわね」と私が言うと、友人も「でも、やっぱ、プロが撮ると違うねえ」と感心してました。
 そりゃ、普段からプロのカメラマンには写真とられているわけですが、スポーツカメラマンとファッションカメラマン(かどうか知らんが)では、やはり違いますよねえ。

 とにかく、この間のハンドボール騒動でも明らかになったように、「顔のいいのをとりあず全面に出しとけ」というのは、集客アップの基本ですから、正攻法で頑張っている西武ライオンズに好感を持ちました。
 あのポスターは、さぞかし沿線に住むお母さんたちから注目を浴びるでしょう。「あら、かわゆい?」って。
 で、お父さんが「たまには野球でも観に行くかなあ?」とツブやくと、「行けばぁ?」って言われそうですが、お母さんが「あら、なに?こんな、かわいい顔した選手もいるのね?」って言い出すと、お父さんは「じゃあ、今度行ってみる?オレも野球なんて観に行ったの、中学生以来だしなあ」なんて言い出し、父・母・息子の3人で行ってくれれば、ねずみーらんどに行ったくらいお金落としてくれるだろうし(ねずみーらんどで、みんななぜかキャラの耳をつけたがるのと同じで、球場でもユニフォームを着たくなる人は意外に多いようだ)、さらに腕白盛りの息子が二人以上いる場合は、「お母さんも一緒に来るぅ?」と実母に子供の世話を手伝ってもらおうと誘ったりして、おばあさんも「ええ?そんなカッコいい投手なの?」と身を乗り出し、その会話を聞いた父も「だったらオレも行く。野球観戦なんて長島が現役だったころ以来だ」と言い出し・・・・・・っていう感じの一家、けっこういますからね。

 楽天も、岩隈さんあたりをもっと、お母さん向けにアピールすればいいのに。(去年、外野で伸び伸びと特打の補給していた岩隈さんにハート鷲づかみされてしまいました。あれは写真よりも生で観たほうが断然いい。高級住宅街にに接した公園内のドッグランで、すごくよさげな大きな犬が伸び伸びとボールを追いかけてるような、うらやましくも美しいというセレブ感あふれる絵になってました)

 さて、イケメンの話はこれくらいにして、少し前に発表されて、けっこうニュースでもよく取り上げられていた「災害時の帰宅ラッシュ」ですが、電車が止まってしまうと、都心から大量の人が歩いて帰ろうとするので、歩道が山手線車内並なことになるという試算のようでした。

 でも、あのニュースを観たときに「そりゃ、家族や家が心配だって人は多いだろうけど、私みたいに、独身で借家な人は、そんな雑踏を歩くより、会社が無事だったら一泊しても同じだろうし」と思っていたのですが、まあ、ああいう情報を得ていると、余計に「少し様子みよう」という気持ちになるから、ああいうのを公表してもらったほうがいいのですが、だからと言って、あんなに重要ニュース扱いするようなもの?と思っていたのですが、野球観に行った帰りに、「ああ、こういうの口を酸っぱくして何度も説明しても、さっぱりわかってない人ってやっぱいるんだろうなあ」って思いました。

 西武新宿線を高田馬場で乗り換えて山手線を待ったのですが、「次の電車は、前の電車と間隔が空いてしまったので、やや混んでいます」とのアナウンス。
 しばらくして、渋谷方面行きの電車がホームに入ってきたのだが、その時点で連れの友人が「次のにしよっか」と言ったので、大人が乗り込むのには問題ないような混み具合だったのだが、なにしろ「バカ親に敏感」な彼女だから、そのすぐ後に「バカ親に敏感なために、バカ親を引き寄せる」という超能力を発揮してしまうということを予期していたのであろう。

 私らの前の、列のトップには、若い夫婦が立っていて、帰省帰りなのか、これから帰省するのかわからないが、お父さんが家族全員の荷物や土産を詰め込んだらしき、新婚旅行で買いましたな、大きなゴロゴロ・スーツケースを持っていて、お母さんはベビーカー担当。

 普通の神経だったら、あれだけ大きなスーツケース引きずっているだけで、「やや混んだ電車」に乗り込むことに躊躇するが、さらに乳児連れの二重苦なんだし、そもそも山の手線なんだから、よほど急いでなければ一本見送るであろう場面だったのだが、列の先頭に立ってたこともあり、その若夫婦はズカズカと「やや混み」の車内に乗り込んでいったのである。

 その時点では「ラッシュというほどのものでもない」という混み具合だったのだが、私らの後ろに並んでいた人たちも、「まあ、これくらいだったら・・・・どーせ、新宿まで2駅だし」と思ったのか、乗り込んでいき、その「ベビーカーのまま乗り込んでいった若夫婦」の姿は見えなくなったのだが、そうなると、普通の「発車直前の満員電車」になったのだが、直前になると、山手線のくせに、ドタバタとみんな駆け込むのですよ。

 目の前で「ぎゅう〜〜〜」と朝の満員電車に近い状態になって発車するのを見送ってから「バギーのまんま子供載せてたが、中でつぶされてない?」と私が呟くと、友人も当然同じことを思っており、「なんで、せめて、バギー畳んで、抱きかかえないかねえ?」

 ほんと不思議ですよ。アナウンスでも「この電車は混んでいますが、次の電車は二分後に来ます」って言っているんだから、大荷物と子供がいたら、次の電車まで待てばいいものを・・・・自分の子供には見えないバリヤーがかかっているとでも思っているのでしょうか?
 いや、たしかに、みんないい人ですから、ベビーカーに接近した人は、できるだけ子供を守ろうと頑張ってくれるはずですが、その存在が見えてない後から乗り込んで来た人は平気でそっちに体重かけますから、上半身に加重を受けた「幼子前線」の人だって限度というものがありますが、もしあれで、子供の側にいた人が倒れ込んで、子供が大怪我しちゃったという事故が起きたなら、「あの電車の乗り込んだ、親の責任でしょ?」って証言台に立ちますから・・・・

 友人は「前にあった、神戸の花火大会も、こういう感じだったんだろうね」と、さらに深いところを付きますが、「子供は弱いけど、周りの皆さんがそれなりに気をつかってくれるから大丈夫」程度の、ゆるい自己保存能力で雑踏に挑む人って、けっこういらっしゃるようで・・・・

 雑踏のホントの恐ろしさを知らないだけかもしれないが。
 私は、前にも書いたが、グラストンベリーで移動中の雑踏で、前方の橋が決壊して(も、たいしたことない牧場内を流れる用水路みたいな小川だったのだが)前後からすごい加重を受け「あたし、ここで死ぬ」と確信するほどの恐怖を味わったことがあるので、それ以来、そうなりそうな場面に出くわすと、非常に慎重になりました。

 あざみ野駅で、乗り換えの市営地下鉄が止まっているらしいのに、ホームにじゃんじゃん人が流れ込んでいる様子を観て、怖くなってホームに降りるのをやめてミスドで茶を飲んで時間をつぶしていましたが、あのときも、他のみなさんは涼しげにホームに降りていってたっけ。
 そんで、なぜか「わー、これで真っ当にサボれる」って風情の茶髪高校生男女だけが、「電車超混みで乗れねー」とケータイで電話しながら、改札前でウンコ座りしてて、そんな奴らと一緒にされたくはないが、でも、本能的にあの雑踏を避けたのは、私みたいな「フレックスだし、多少遅れてもいいし」なお気楽OLの私と「サボる理由ができて、超うれしそう」な不良高校生たちだけで、でも、そーいえば、この間の農薬入り中国製餃子事件でも、「この餃子、味なんか変じゃね?」と真っ先に気がついたのは、10代半ばの高校生だったような気がするが、けっこうあの年代って、気配に敏感だから、アホそうに見えても、実際アホでも、自己保存には一番敏感なお年ごろのような気がするので、オウム真理教の捜査で、カナリアが特攻隊だったけど、17歳ウンコ座りの茶髪の若者でも代用できたかもしれない。

 「電車混んでる?うざー、次のにしようぜ、車内でウンコ座りできるし」

 くらいのほうが、結果的に長生きするのかもね。

 でも、なぜか、人は人混みが好きだ。
 行列ができていると、それがなんの行列かわからなくても、とりあえず並んでしまうくらいに。

 特に日本人はそういう性質らしいので、タイタニック・ジョークでも「みんな海に飛び込んでます」ってことになるようだが、あれはホントで、混んでいるほうについつい吸い寄せられてしまうようだ。

 「赤信号、みんなで渡れば怖くない」というのも、よく目撃する光景で、赤信号を「自己責任」で突破する人がいると、ゾロゾロと着いていってしまうのだ。私もそうなんだが、信号よりも、周囲の動きのほうをついつい信じちゃうんだよね。で、激しいクラクションを浴び「あれ?」と思ったら、こっち赤信号じゃん、ということはよくあるんだけど、子供連れの人はもっと慎重に行動しようね、って思います。
4月6日(日)

 金曜日の夜は、楽天の試合経過をネットで確認しつつ日記を書いてましたが、まんまと負けてくれたので、さっそくM嬢に電話して(先発予告を確認してから新宿のチケット屋街に行っていたので、ちょうど帰宅したところ)ついつい長電話になってしまったので、日記更新せずに寝てしまいました。

 さて、土曜日は、今年初の公式戦観戦&初マー君です。

 連勝記録は途切れたので「連勝がかかった緊張感」からは免れたのですが、テレビで盛り上がっていたことも影響しているのか、「にわか楽天ファン」が増えているようで、3塁側の外野はもちろんのと、内野自由席も満席状態だし、内野指定席なんて一塁側よりも埋まっている!

 シーズン初めだからなのか、にわかファンが増えたためなのか、楽天のグッズ売り場も混んでいて、私らが冷やかしている横で、次々とユニフォームが売れていきます。春の珍事の経済効果はいかほどなのでしょうか?
 あんなに客が入ったので、西武側もホクホクだったでしょう。2万3千人入ったようだ。ちなみに、今日の日曜日が1万八千人。マー君効果は約5千人?

 さて、試合のほうは、事前にM嬢が「田中君、調子がイマイチみたいなんだよね」心配していたが、やっぱしその通りで「よくないときのマー君」でした。つーか、去年も私らは一度も「いいときのマー君」を観ていない。M嬢曰く「いいときのマー君は、今年もはやり、仙台(ホーム)か福岡(ソフトバンク戦)でしか観れないのかなあ?」

 しかし、楽天が先取点をとったのだが、鉄平や嶋が下位打線のくせに「開幕直後とはいえ、揃って3割打者って・・・・」という「春の珍事」を支える要因になっているようですが、たしかに、目の前で、8番打者の鉄平がまるで1番打者のような活躍を見せるので「いったいどうしちゃったの?」ってかんじでした。しかも、試合後半で負けているときのチャンスのとき、鉄平に打順が回っていて、去年だったら絶対に代打が出る場面で、「え?このまま鉄平なの?」って驚いた。

 ライオンズのほうも、昨年やっとそこそこ選手名を覚えたというのに「よかった、今日は先発が石井で。だって、他に知ってるのって片岡とGG佐藤だけじゃん」ってかんじで、守備の連携もまだ固まってないかんじで、さすが去年のBクラスをひきずってるだけあってピリっとしないが、ベテラン石井が無難にまとめて・・・・・っていうか、まとめられちゃいました。

 トイレに立ったときに、「寒くてビール飲めねーよ」と売店で焼酎のお湯割りを買ったのですが、売店のところにモニターがあり、画面が石井のアップになって、「わー、相変わらず、石井ってなんでこんなに目がうつろなんだろう」と感激。

 席に戻って、M嬢とその話で盛り上がった。M嬢も「石井って、野球が嫌いで嫌いでしょうがないって顔して投げるよねえ?」
 ほんと、テレビで見ると、ほんとに極悪というか、虚ろな目をして、ほんと嫌そうに投げており、あんな表情の人が雑踏をこっちに向かって歩いてきたら絶対に避けるくらい、「ヤバそうな顔」なのだが、マウンドを降りてっていうか、バラエティー番組などで観る石井は、優しそうなお兄さんなのである。けっこう顔もいいと思うし。

 西武が勝ったので、ヒーローインタビューのときに、「松坂マネー」で新調したらしい自慢の巨大ビジョンに「ヒーローインタビューににこやかに応える、白・石井」と「試合リプレイ映像でアップになる、黒・石井」が2分割画面で並び、「すげえ、まさにジキルとハイド!」と、せっかく来たのに負け試合となった私らは、ヤケクソ気分で石井をクサしてガス抜きしてました。

 楽天観戦、5連敗くらいになっちゃったはずです。

 M嬢も「勝ったのって、最初にマー君観に行った、ドームのハム線だけだっけ?」と言うので「その後、全部負けたよね・・・・・でも、なんか去年、もう一回くらい勝ち試合観たような気がすると思って、考えてみたら、あれはダル観に行った、西武戦だったんだよね」

 そーいや、西武ドームはさっきも書いたけど、松坂マネーをつぎ込んでいろいろ改装したみたいですが、一番「おお!」と思ったのはトイレでした。トイレは私が今まで行ったことのある球場の中では文句無しに一番になったようです。
 あと、場内の食べ物売店のレベルも高いので、近隣にお住まいの方はぜひ、行楽計画の一つに考えてあげてやってください。集客で苦労しているらしいので(涙)
 他みたいに、「会社帰りにビール飲みながら野球でも観るか」って立地じゃないからなあ。

 さて、昨日はその後、三茶まで戻り、前から行きたかったカウンターなジンギスカン屋さんに入ったら、ご主人と話が弾んでしまい、食事終わってからも1時間くらい居座ってしまった。そんで、店を替えて、いつもの沖縄寿司屋で寿司をつまんで締めて、12時すぎに帰宅しました。

 今日は、やっと日曜恒例のエリカたんのヨガのクラスに行くことができた。今日も可愛かったです。

 さて、篤姫の時間ですので、さいなら。
4月4日(金)

 オカマの日。

 はるのうみ ひねもす のたり のたりかな?(半疑問形かよ!)

 そういう、中学校時代に暗唱した「美しい日本語」をついつい電車内で声を出して絶叫したくなるような陽気でございますが、ここ数日、帰りの電車内が「ひねもす のたり のたりかな?」な人の割合が多くなり、みなさん、邪悪な「F/1のゆらぎ」で周囲の不快指数を高めているようです。

 普通の人にとっては、携帯電話よりもよっぽど迷惑な、殺人電磁波出しまくりの「F/1のゆらぎ」をやるのは、若者が多いのですが、昨日の帰りの電車のお向かいで見事な「F/1のゆらぎ」をやっていたのは、白髪のほうが多い、50歳くらいのオッサンで、見た目的には「いい、お父さん」だったので、そのお父さんが激しくこっくりやらかすたびに「わあ、仕切り板とか、仕切り柱に頭激突しそう。それに眼鏡かけてるから、余計心配だよ」とハラハラしてしまい、車内でゆっくりくつろげませんでした。

 そのお父さん、ときどきハっと気がついて、「いかん、いかん」と体勢を立て直すのですが、すぐに睡魔に翻弄されてしまい、こっくり、こっくり、と大きく揺れてしまい、「は!いかん、いかん」を繰り返す様子は、部活帰りの男子高校生と全く変わりなく、いえ、「は!いかん、いかん」な様子が、さすがに亀の甲より年の功ではあったのですが(意味不明)、でも、春眠という「雪の女王」に萌えてしまって、そのテイタラクという意味では男子高校生となんら遜色なく「よ!おとうさん、まだまだ若いね!」ってヤジ飛ばしてあげたいくらいだったっす。

●今日のTK部長

 個人的、人気キャラの部長ですが、今日は私が他のフロアに用があって、また戻ってきたら、なんか「ゆら〜り」と微妙な姿勢で傾いでいる体勢で、考え事をしているようでフリーズしてました。

 わたくしも、春の陽気に押されて絶好調(ノムさん語録でいうところの「舌好調」)でありますので、思わず「どしたんですか部長?なんだか、その体勢、つくしみたいなんですけど」

 エビワカちゃんが下を向いて、ヒクヒクと笑いをこらえていた。

 部長もふと我に帰り、「いや、ちょっと・・・・考えごとしていたんだけど、つくし?つくしって・・・・・オレのこの髪型が?」

 まあ、たしかに、御本人も大変気にしている頭髪の薄さもありますが、この「国家あげてのメタボ撲滅運動」の最中に、うらやましいほどのスレンダーさんなんです。

 去年の秋ごろの「社葬」のときには、「20代後半のとき作った喪服が合わなくて、働く前の学生時代に親類の葬式で作った喪服にしちゃった」って言っていて、「えええ?19歳のときの礼服着てるんですか?それは、フツーありえませんよ!」って言ったのだが、やっぱり本人的には「笑い話」だったのだが、他の人には「嫌味」としか受け取れなかったので「型が古いから、なんか肩たイカってるんじゃねえ?」とか、さんざん嫌味を言われたようだ。

 女子の場合には、20歳前後が人生前半で一番、パンパンに太っていたりするのですが、男子の場合は、逆に一番痩せてるはずの時期なので、40歳過ぎて「なんか痩せちゃってたみたいなんでぇ、20歳のときの服が切着れちゃいました」っていうのが、いかに、逆風を受けるか・・・・

 女子でいえば、身長160センチの子が「やっだ〜、なんか最近太っちゃったみたいでぇ、体重が45キロになっちゃたんですぅ」と言って、全員から無視された、なぜにムラハチ?みたいな話である。

 まあ、そのくらいスリムが自慢ではあるが、頭髪のことには決して触れてはいけない部長が、ゆら〜と立っている様子は、ほんとに「つくし」みたいで、私は自分の表現力にたいへん満足いたしました。思わず一句。

 立ち尽くす TK部長 つくしかな

 でも、やっぱり、はるのうみ ひねもす のたり のたりかな には勝てませんよねえ。勝とうとも思ってないのだが。

 はあ、楽天、今日は今のとこ2-4で負けてますが、微妙だなあ。今日負けてくれると、明日の試合観戦がけっこうラクになるのだが・・・・
4月3日(木)

 ひゃあ、楽天がまさかの7連勝!

 今週末、田中君の当番(まあ、そうとも言うかもしれんが)登板が予定されているので、西武ドームに行く予定なのだが、「どーしよ、もし明日も勝ってしまったりして、自分らが観に行ったときに、連勝ストップしちゃったら・・・・・」と非常に心配になります。M嬢情報によると、マー君、腰の調子がちょっと悪いみたいだし。

 さて、時間は昨日に溯るが、我が社は底抜けフレックス制のため、朝の9時半に真っ先に出勤しているのはエビワカちゃんで(フレックスが適用されてない契約社員)と「フレックスとはいえ、経理の出勤時間がテキトーっていうのは、よろしくないと思うし」と一人真面目にきちんと10時前には会社に到着する私の二人っきりで、他のみんながてんでバラバラにやってくるまでの長い時間を過ごすことが多いのだが、私も低血圧気味のためか、もしくはほぼ毎日の二日酔いのためか、二人きりでもあんまし会話が弾まないのであるが、昨日は私のテンションがやや上がっていた。

●40ん歳、お局様のミヤノさんと、25歳ピチピチ美人だけど二児の母エビワカちゃんの朝一番の会話

みやの 「エビワカさんって、さあ・・・・・ラルクアンシエルについて普通程度に知ってる?」

エビワカ 「え?普通にって、たとえば、普通に全部歌えるか?ってことですか?」

 いや、「急になんの話ですか?」って笑われるのを覚悟していたんだが、真面目に反応してくれたので、逆に困ったが、

みやの 「いや、そういうんじゃなくて、普通程度にメンバーの顔がわかるとか・・・・いや、ただ単にハイドさんというのはたしかラルクの人だよね、って確認したかっただけです」

エビワカ 「はい・・・・ハイドはラルクですよ?」

みやの 「そうだよね、それでいいんだよね、いやあ、私も一応、それくらいは押さえていたつもりなんだけど、今日乗った電車がラルク電車でさあ・・・・」

エビワカ 「はあ?」

 ごめん、朝っぱらから、突拍子もないこと聞いて。
 朝乗った東急田園都市線の車両が、「社内広告が全部ラルク」っていうラルク電車だったんすよ。
 他に見るものないから、その中吊り広告をぼんやり眺めてみると、どうやら東京ドーム公演3日間を含む「世界7大都市ツアー」をやるみたいで、「7大都市って?」と思って確認すると、日本以外ではパリと上海と台北だったかな?(広告費を膨大に使った甲斐があって、わたくしのようなものでも、その程度は覚えてしまいました。つーか、Xジャパンもパリ公演すると言っていたが、なんでみんなパリなのか?)

 まあ、ラルクさんが何をしようと、私には全く関係が無いし、でも、ラルクは、あの系統の中では、わりかし好きなほうなんですよ。10年前くらいに流行った、よくコンビニで流れていたシングル曲なんて「これ、カラオケで歌えるようにしとこうかな」と検討したくらい。

 そういやあの当時、某研究所と名乗るところに、3ヶ月くらいの短期派遣で仕事していて、その時の直属の上司が背は低いけど引き締まった感じの30代半ばの男性で、髪型は七三でカッチリしていて、眉間にシワが寄っているのがデフォルトで、一見すごく神経質な人に思えたのだが、前任者が「彼は神経質そうに見えるけど、けっこう気さくな人だから」って申し送りしてくれて、その前任者が短い時間でいろいろ他の社員についても教えてくれたことが、私の今んところ人生最大の「前任者の言っていたこと、全部その通りだった」で、普通だと前任者が「みんな、いい人だから大丈夫ですよ」っていうのは、「単なる気休め」以下なことが多かったのであるが、とにかく、その神経質そうな上司が、どう気さくなのか、それがいつ判明するのか待っていたのだが、あるとき、女子社員とランチに言っていたときの会話で「気さく」の片鱗が見えた。

 「○○さんて、たしかに外見は堅いけど、けっこうそうでもないんですよ」と古参女子社員が語り始めたので、私が「そーいや、彼は、朝出勤してくるときに、ウォークマン(当時はiPodなんてありませんでした)で音楽聴いてますけど、あれって、どんな音楽聴いてるんでしょうねえ?あんなに眉間にしわ寄せて」と言ってみたら、同席していた若手女子社員(クボジュンと慶応の同級生だったらしく「どこで調べたのか週刊誌がうちに電話かけてきたんですよ。クボジュンの学生時代の様子を聴きたいって!」って言ってたな、そーいや)が、「ああ、あれって、ロック系らしいですよ。ラルクとか、好きみたいです」って言うので、「あの年で、あのルックスでラルク〜?」と思ったのであるが、実は年齢はもっと若かったらしく、実際、その後、そこの音楽好きの教授主催のカラオケ飲み会に参加してみたら、ラルクを熱唱してました。

 それを「気さく」というのかどうかは、わからないけど、とりあえず「見た目と中身はそうとう違うらしい」ということは納得した。

 ええと、話が逸れてしまいましたが、そういう意味でも、ラルクは私にとっては、わりかし身近なバンドで、ってゆーか、Xジャパンやグレイに比べればって程度だが、とにかく、「ハイドさんというのがボーカルで、イケメンと言われている」ということは押さえていたつもりだったのだ。Xジャパンにいるのはヒデさんで、ラルクはハイドさんっていうのを押さえているだけで、「日本の常識」は押さえているつもりだったのである。

 なので、昨日乗ったラルク電車でも、メンバーの広告用美麗写真が車内を埋めつくしていたが、「ふーん、ラルクは4人いるのか」と思った後、「で、どいつが、ハイドだったっけ?」と、くどいようですが、他に見るもの無いので、自分の「ジョーシキ度」を確認しようとしたのですが、「あ、あれ?あたしだって、ハイドさんくらいは同定できると思っていたのだが、ど、どれだ?」

 わからなかった。
 ボーカルだから、4人並んでいるうちの真ん中の二人のどちらかだという推理はできたが、そこまで絞り込んでも、自信が持てなかった。

 あの中吊りと同じ写真ないかなあ、とエビワカちゃんに「でも、あたしったら、あたしったら、ハイドがどれだかわかなんなかったの、なんで〜。写真が特撮というか修正はいりまくりだったから?」と探している途中で、「ラルク偏差値55程度」らしいエビワカちゃんは「でも、ラルクで美形なのはハイドだけで、あとはブサイクだから、すぐにわかるはずなんですけどねえ?それに、ハイドは背が低いし・・・・」

 「あー!やっと見つけた、この写真!

 と、おいでおいでして、エビワカちゃんに写真を見せると「わー、こりゃ、たしかに不細工なのまでイケてますねえ、でも、これがハイドでしょ?でも、身長差わからない写真になってるから、たしかに難易度高いかも」と左から二人目を指差す。

 うーむ、やっぱ、この「ゴクセンに出てる松本潤?」みたいなのがハイドさんだったようです。つーか、私はあれだけ迷ったのに、エビワカちゃん全く迷いが無いよ。これが若さというか、世代の違いっていうのか・・・・

 とりあえず、身近に若者がいると、こうしていろいろ聞けて楽しいですよね!(得意技「いいこと探し」)

 で、今朝は朝のワイドショーで葛西アナが慣れない野球話題で頑張ってて、てゆーか、楽天6連勝のことでプレゼンしていて、ついつい見てしまい、いつもより20分くらい遅い電車に乗ったのだが、「今朝もラルク電車なのかよ!つーか、何台走ってるんだ?」と思いましたが、やっぱし、わかっていても「ハイドってこういう顔だったっけ?」

 で、今朝出勤すると、昨日休んだ部長がせっせと溜まった仕事をこなしていましたが、その横でエビワカちゃんに「今日もラルク電車でした」とポソリと告げると、エビワカちゃんは軽くウケてくれたが、いつもだったら「なになに?なんの話?」と首を突っ込んでくるはずの部長には完全無視されました。

 部長はもしかしたら、ラルクを知らないのかもしれないな。

 私も「ハイドが美形とされている」ということは知っているのですが、全然好みではないので、そーいや、ずいぶん昔のことだが、友人が「ラルクのハイドとは出身地が一緒らしいのだが、ああいう顔を近所で見たことがないから不思議」と言う会話から、その友人が「ハイドみたいな美形がいる土地ではないはずなのだが・・・」という意味で言っていることがわかり「ふーん?」と思ったことを思い出してみたりした。

 ああ、今日はうっかりラルクとかハイドとか連呼してしまったことよ。ちょっと恥ずかしい。(ほっぺに手をあてて、おばさんがスーパーで「今日のおかず、どうしましょう」のポーズ)
4月2日(水)

 昨日は我が社でも新入社員を迎えて、入社式と研修がありましたが、一日のスケジュールを仕切る我が親愛なるTK部長は、なぜか超ハイテンション。
 たぶん、彼が一番緊張していたからなのでしょう。
 でも、なにせ愛すべき好人物である部長ですから、ハイテンションといっても「ぴりぴり系」ではなく、いわゆる「妙なテンション」っていうのか、早い話が「タガが外れた落ち着きない子供」みたいに、ウロウロして落ち着きなく、フロアを意味もなく三周していたりするので「今日は、どーしちゃったんですか!」と明るく突っ込みを入れてあげると「いや、忘れ物したような気がして・・・・・」ってやっとエレベータに乗ったので、エビワカちゃんと「今日の部長、おもしろすぎ」と笑っていたのですが、そしたら急に階段から現れたので、二人で大爆笑。

 たぶん、「なんか忘れているような気がする」とフロアをうろうろしていたけど、思い出せなかったので、「まあ、いいや」とあきらめてエレベータで会議室に向かう途中の階というか、あのタイミングだと、すぐ上の階で「あ!」と思い出して、ダッシュで階段を駆け下りてきたのでしょう。

 本人いたって真剣なので、ケタケタと大笑いする私らのことなんて完全無視で、忘れ物を手にまた階段をダッシュしていきましたが、私が「まあ、大人でもそうだけど、子供って、ああいう状態のときによく大けがするよね」とエビワカちゃんに言うと「た、たしかに〜」と二児の母であるエビワカちゃんも激しく頷いてくれました。

 それで、今日の午前中、M嬢が電話をとって「え?休むかもしれないって、どっちなんですか?・・・・・ああ、そうなんですか、だったらお休みしたほうがいいんじゃないですか?・・・・・・はあ・・・・・・ええ・・・・・・そうですか、大丈夫ですか?・・・・・・・ええ・・・・・・・ええ・・・・・・それじゃ、今日はお休みということで・・・・・・ええ・・・・・・はあ・・・・・・まあ、じゃあ、お大事に」と話しているので、電話の相手が部長であることはすぐにわかったのだが(部長の話はくどくど長いので、「いつ切っていいのかわからない」という高い評価をえている)、M嬢が「TKさん、なんか風邪ってわけでもないらしけど、体調悪いみたいで、休むって。てゆーか、休むかもしれないって言われても(笑)」というので、私が「やっぱし?それ、絶対、知恵熱だよ。昨日、Mちゃんは、ほとんど会議室にいたから見てないかもしれないけど、たまに抜けてくるたんびに、異様なテンションだったもん。あれは燃え尽きるよ」

 というわけで、今日は部長に用事があった社員にもれなく「昨日の新人研修で燃え尽きちゃったみたいなんですぅ」と広めておきました。

 はあ、私って、いい部下だ。

 私のこういうやり方がダメな相手もいるだろうけど、私はもし逆の立場だったら、こういう対応してもらいたいので他人にもそうしてる。
 数年前に同僚だった(残念ながら異動)K嬢が、「突っ込むことで応援する」というのが大変上手い人で、私も彼女にはずいぶん助けられた。その当時、毎日9時くらいまで残業しても残業しても(一般的にはたいしたことないが、私には相当シンドかった)、ちっとも仕事が追いつかず、ついつい独り言が多くなり、内線電話の後に「このクソ忙しいときに、くらだらないこと言ってくるんじゃねーよ、バーカ」というような邪悪な愚痴を無意識にまき散らしていたのだが、後ろで(背中合わせの席だった)K嬢が、「ミヤノちゃん、せっぱつまってくると、だんだんべらんめえ調になってくるんで、聴いてて面白いよ」と言ってくれたので、たいへん心が和んだというか、「ああ、私の窮状をこの人はわかっていてくれている」って思えて、とても嬉しかった。

 もちろん、言っているほうはエールを送っているつもりなんだけど、そういうのを嫌がるというか、「チャカしやがって」と思うらしき人もいて、例えば、退職したハイジなんかはそういうタイプだったので、あんまり言わないようにしいたけど、ついつい言ってしまって、ギロリと睨まれたことも何度もあった。

 話は変わるけど、エビワカちゃんも2年目に突入したが、彼女がやっていた一番重い仕事が他部署の仕事になってしまったのと、仕事に慣れてきたこともあって、今年に入ってからの部会でも毎回「エビワカさんが、けっこう手が空いてることが多いので、じゃんじゃん仕事振ってください」と私が必死にアピールしていたのだが、今までの経験から言うと、派遣社員が「暇だから」って辞めていってるのに、正社員が遅くまで残業してテプラ作りなんてこともあったから、そういうのは気がついた人が声を大にして何度も何度も言わないとわからないようなのである。

 私もけっこう重い仕事を振ったし、マスオさんも自分が忙しくて大変だったから、けっこう仕事を引き継ぐようになって、エビワカちゃんは経験は浅いが、集中力はあるから単純入力は早いし、それに、一年経過したから社内のことにもかなり明るくなったので、ややこしい仕事でも、けっこうこなせるようになった。

 なので、仕事を引き継いで1ヶ月くらになり、社内で私に「この件、どうしたらいい?」なんて言ってくる人にも「あ、その仕事、エビワカさんに引き継いだので」って右から左にパスすると、最初の頃は「え?わたし?」って顔して戸惑っていたけど、慣れてくればだんだん自信もついてくるので、今日はマスオさんから引き継いだ仕事で、隣の部署の人に確認することがあったようで、今までだとマスオさんに「これがわからないんですけど」って聞いていて、マスオさんがその人に「これが・・・・」と確認しに行っていたのだが、何度が繰り返しているうちに「そっか、あの人に聞けばいいのだな」とわかったみたいで、直接聞きに言っていて、「この分がキャンセルらしいんですけど、その元はどれなんでしょう?」「ああ、これね?ええと、どうしてたんだっけ?ちょっと待って調べるから・・・・ああ、これ先月のこれと対応してるんですよ」」「ああ、なるほど」なんて話していると、すっかり一人前っぽくて、涙が出そうになりました。

 これも自分の経験を元にしているんだけど、上司から仕事を引き継いでも、その件で社員が何かあるときには上司に話して、上司から私に「これは、来月からこうしてほしいそうです。よろしく」っていう流れだと、ラクはラクだが、なんかアシスタントとして閉じた気分になるけど、そうやっているうちに、他の社員も「そっか、ミヤノさんに言ったほうが話が早いんだ」と気がつき、「この仕事、ミヤノさんがやってるんだよね?で、来月からこうしてもらいたんだけど?」「了解で〜す」とやっているうちに直接対話することによって、互いに改善策を相談したりするのが「仕事の楽しさ」だと思うのです。

 それとは直接関係ないが、他部署の派遣社員で、たまに仕事で外出のある人がいて、その人の上司が「こういう場合、どうやって交通費精算してあげればいいの?」と聞いてきたりしたので、「じゃあ、こうしてください」と上司のほうに説明して、上司が精算書を持ってきて「よろしく」とかやっていたのだが、あるとき、その上司が休みか外出だったのか、その派遣社員の質問に他の社員が答えられなかったので、「直接、経理のミヤノさんに聞いてみれば?」って言ったららしく、彼女がおずおずと「こういう場合はどうすればいいんでしょうか?」って聞いてきたので「あ、それは、この伝票に書いて、上司のハンコ貰ってから持ってきて」ってテキパキ応えていたら、その後、けっこう心を開いてくれたみたいで、「社内掲示板にこういう福利厚生の案内があったんですが、派遣社員の私でも利用できるんでしょうか?」みたいなことを私に直接聞きにきてくれるようになり、それは単なる近所の店が営業で持ってきた割引券だったりしたので、「こんなの全然OKですよ。何枚いります?何枚でもありますよ?もっと欲しけりゃ、もっと貰いますけど?」と豪快に対応してたら、ほんと懐いてくれて、うれしかったんだ。

 余談だが、その人は、元々、別事務所で採用した派遣社員で、しかも一般事務ではなく、システム系の人で、元上司が当時その人の直属だったのだが、「いやあ、今度来た、例のシステムのプログラマの人、全く私語がない女性で、女性とはいえ、プログラマってああなのかな?完全に自分の世界っていうか?」と語っていたのだが、事情があって、こっちの事務所に異動になって、システム系部署であるから女性社員の人数が足りなかったのか、お茶汲み事務系派遣社員が休みのときには、彼女がお茶汲みしてくれてて「ひゃー、あの人、事務派遣の倍の時給なのに?」と思ったが、文句も言わずにやってくれてたみたいで、それどころか、事務系派遣社員が夏休みのときには、総務部に駆け込んできて「いつもコーヒー豆を発注してくれてる人が夏休みなんですが、豆を切らしちゃって、どうしたらいいのか・・・・」と真剣な顔して言うので「総務部の在庫差し上げますんで、どうぞ、どうぞ、ってゆーか、お茶汲みさせて申し訳ないですねえ」ってフォローしておいたが、そういうときにも「なんで、わたくしが、こんな仕事を」って気配は全くなかったので、たいへん好感を持っていので、そういう人が懐いてくれたので、よけいに嬉しかったのである。

 その人は「今は暫定的ってことで我慢しているが、やっぱし元の勤務地じゃないと通勤が辛い」ってことで、正社員だったら「ガタガタ文句言うな」ってあたりだが、派遣社員だし、それに、そう言われても、「できたらいてほしい人だし」ってことで、元の勤務地である他事務所に戻ってしまいました。ちょっと寂しい。

 そういや、やはり同じくプログラム系派遣社員で2年くらいいる若い男子がいるのだが、その子がしゃべっているところを一度も見たことがなかったが、今日、初めてその子が長々としゃべっているとことに居合わせたのだが、わー、かわいい訛り!
 思わず「どこ出身なの?」と聞きたくなったが、それが東北なのか九州なのかもわからない程度に本人的には隠しているつもりらしい喋り方なので、さすがの「春なので、それなりにハイテンション」の厚顔極まりないお局様の私でも、ちょっと聞くのに躊躇してしまいましたが、タイミング見計らって聞いてみたい。そしたら、急に懐かれたりするなあ?

 懐かれるのは嫌じゃないが、そういう立場も心を鬼にして後輩に引き継ぐのが、正しいお局様だと心得ているのですが、他部署のお局様はさすがに心得ているようで、我が社で随一のお局様はすでに「これ、郵送したいんだけど、そんなに急ぎでもないんだけど、そこそこ急いでいて、それって、郵便がいいのかなあ?それともメール便?」みたいな、とってもどーでもいー相談をすでに毎日のようにエビワカちゃんにしていて、エビワカちゃんも自信が無いので(うちの会社に来てから「簡易書留」って概念を知ったくらい)、すぐに私に相談してきたし、「なんで、毎回、聞いてくるんですかねえ?」って不思議そうだったが、「いや、あの人、相談してるんじゃなくて、ただ、あなたと会話したいだけでしょ?」っていう私の言う意味をわかってきたらしいし、それに郵便物や宅配便のこと、あれこれ聞かれる職種なんだって自覚が出てきたみたいで、「今日は○○運輸の集荷の兄さんに根掘り葉掘り聞いて、いろいろ確認しました。これって、よく聞かれるから、掲示しておこっかな」というので、「そうしておいて下さい。つーか、今度、わからんことあったら、私もあなたに聞くかもしれないから。つーか、あのお局様はどう掲示しても、結局、毎日あれこれ聞いてくると思うよ?」

 って言ったら、エビワカちゃんはちょっとウンザリした顔をしましたが、でもちょっとだけ「私ってこの会社で必要とされてる?」っていう顔をしました。

 ちょうど1年経過した今頃が一番、仕事が楽しい時期ですから、それをキラキラと輝かせてる彼女は、生来の容姿の美しさもあいまって、大変美しい。ああ、最低でも3年はいてほしい!
4月1日(火)

 私が何故か一年365日で最も愛している日、4月1日です。

 ずいぶん前から「この麗しい日をぜひとも、なんとか自分のアニバーサリーデイにしたいものだが、どなたか協力してくれる危篤な方(わざとです)はいらっしゃらないのだろうか?」と言い続けておりますが、やっぱり「危篤な方」というのは危篤なだけに、滅多なことでは出歩けないようで、出会いが難しいようだ。

 って、要するに4月1日を結婚記念日にしたいだけなのだが、まあ、それが無理なら他の記念日でもいいんだけど、ええと、ええと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・命日?

 まあ、冗談は置いておいて(私の冗談は意外とマジだったりするのだが)、去年は後から知って、示談だじゃなくて、地団駄踏んだので、今年はちゃんと昼食時のネットさーひんで真っ先に行きましたよ、円谷プロのサイトに!

 円谷サイトの去年のエイプリール企画は、「ウルトラ一族や怪獣たちが、ミクシィでマイミクさんに!?」という、ウルトラマンが大好きな人と、ネットが大好きな人の両方を大変満足させるというか、狂喜乱舞させるような企画でしたが、でた〜今年は「カネゴンによる、2ちゃんならぬ、78ちゃんまとめブログ!」

 しかーし、トップページは出たものの、ブロブの内容を読もうとしても、全然動かない。

 社内回線の問題で、こういうこともたまにあるので、隣に座っているエビワカちゃんに「今、インターネット重い?」と聞いてみたら「いえ、べつに?」

 たしかに、試しに普通のニュースサイトなどに移動してみると、全く問題ない。

 あちゃー、これはアクセスが多すぎて、こうなっているのだ。フジロックやサマソニの「第一弾ラインナップ発表」のときとか、「田中君、今日はがんばってるかな?」なときの楽天イーグルスのサイトも、けっこう重くなるけど、これほど全く無反応なほど重いっていうのはワタクシとしては久々である。

 それでも、午後になって、仕事の合間に、コソコソと覗いてみたら、昼休み時間を過ぎるとなんとか見ることができたが、でも、仕事中に堂々と閲覧できるようなサイトでもないので、今日はジムを諦め、早々に帰宅し、さっきなんとか全部読みました。けっこう分量があるので、これを一日しか公開しないなんて、贅沢すぎるよ。

 今年も「小鳥ピヨピヨ」でダイジェスト版作っているのでこれ見るだけでも、充分凄いのですが・・・・

 

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