可燃物な日々

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10月31日(日)

 今日は、雨もあがり、薄曇。
 しかし、昨晩は頑張ってERを観てしまい、終わったのが3時近かったため、今日起きたのは昼過ぎだった。

 ERが放映している時間にNHKをつけたら、まだ「美しき日々」をやっていたので、またついうっかり観てしまったが、「冬のソナタ」よりもこっちのほうがなんだか面白い。
 チェ・ジウは、こっちのほうがキレいに撮れているような気がするし、芯の強い「耐える女」というキャラもイマドキ新鮮である。主役のニーさん(原田泰造似だと思っていたが、テレビで原田自身が「キャバクラでネーチャンにそう言われた」と喜んでいたので、みんなそう思っているのだろう)のキャラがイマイチよくわからないのだが、イケ面のくせして、日本だと中年以上の俳優がやる「お金持ちでダンディで、でもなんかスケベ」というのか、そういう演技ばっかしているので、なんでそうなのかよくわかんないのだが、怪しい動きが笑える。

 そーいや、昨日は、その前に、「スターウォーズ」も観たのだった。
 ちゃんと観たのは、映画館で公開されたとき以来かもしれない。
 あんとき、私は何歳だったのだろう?とにかく、たしか父親が弟と私を連れてってくれたような気がする。(もちろん、司令塔は母。母はこういうSF大作に興味がないので、妹と留守番してたのかな?でも、「ET」は家族全員で行ったけど))
 しかも、今は亡き「テアトル東京」である。(現在は銀座西洋ホテルが建っている)
 横に長い画面で、混んでいたので、やっと取れた席は一番前か、その次の列くらいだった。ほぼ中央だったのだが、宇宙船が画面を縦に横切ると(「縦に横切る」ってなんか変)、「ぐわっ」と首が思わず真上に動いてしまったのを良く憶えている。

 あのころは、どっちかというと「ルークがかっこいい」と思ったような気がするが、今観ると、ハリソン・フォードのほうがいいに決まっているのだが、でも、今も昔もあんましハリソン・フォードが趣味じゃないので、今も昔も、私が好きなのはC3POとR2D2であるようだ。
 あと、最後の表彰式の場面で、どうして、ルークとハン・ソロはメダルを貰っているのに、チューバッカは貰えないの?
 そーいえば、テアトル東京(ああ、この雰囲気・・・なつかひぃ)も、かなり昔に取り壊されたが、「スターウォーズ」と同じように、一番前で観るはめになったのが、「ラストエンペラー」で、あれは渋谷パンテオンだったのだが、あれも横長巨大画面だったので、ジョン・ローンが歩いて画面を横切ると、まるでテニス観戦のように首も右から左へと振らないといけなくて、かなり疲れた。

 渋谷パンテオンも、つい最近、お亡くなりになりましたが、あそこは大学生以降に通った場所なので、あまり思い入れがない。

 さて、そんなわけで、今日もダラダラした気分だったのだが、なんかこのままだとエコノミークラス症候群になりそうな気がしたので、気合を入れなおして散歩に出かけた。
 地図を眺めて「どの方向を攻めるか?」と作戦を立て、豪徳寺、経堂のあたりを抜けて、そのまま京王線の「八幡山」に行くという壮大な計画を立ててみた。そんで、「八幡山」から「下高井戸」に戻って、世田谷線で帰って来ようとしたのである。

 期せずして、松沢病院の横をずっと歩いたのだが、あんなに広大だとは知らなかった。ちょうど1時間ちょっと歩いて、足が疲れているときだったので「歩いても、歩いても松沢病院・・・・」とゲンナリした。西側は1キロくらいあるんじゃないかな?(中は精神病院だけじゃなくて、研究所や学校もあるようだけど)

 おかげで久々に膝がガクガクするまで散歩ができた。
 少しづつ「運動する癖」を取り戻さないと、ほんとに腹回りが大きくなるばかりだ。

 そういえば、去年は暖冬で、街の紅葉が冴えなかったけど、今年は街路樹も猛暑ですでにくたびれているのか、秋めいてきたら急に、ボロボロと葉が落ちはじめている。イチョウも場所によって差があるが「もう、今年の営業はおしまいです」と言わんばかりに黄色になってしまった木も目立つ。
 猛暑のときに、かなり葉を少なくしていたし、台風も多かったので、もともと葉ぶりがよくなかったので、今年のビッグバー度もあまり期待できそうもない。

 今年、最も被害を受けた木は金木犀だったような気がする。「あ、少し匂う」って時に、台風にやられて、ほとんどの花が落ちて、アスファルトの道を虚しくオレンジ色に彩っていたが、まだ残っていた花も、その翌週の台風で壊滅状態だったので、今年はあの香りを楽しむことができなかった。

 散歩から帰ってきたら、足がパンパンだったので、久々に近所の銭湯に行ったのだが、脱衣所にあるテレビで、イラクで人質になっていた日本人青年の遺体が確認されていたことを知った。
 わーん、釈放会見を楽しみにしてたのにー。
 非常に残念であるが、まあなんとなく「だめかも、これ」とも思っていたのであるが、やっぱし天然ボケではテロリストに勝てないというか、そう簡単には「ドラマ」は現実には起こらないのね。


10月30日(土)

 休みだったが、予報通りに天気も悪く、部屋でゴロゴロして過ごす。
 ここんとこ、休みの日の引き篭もりが、だんだん悪化しているような気がする。
10月29日(金)

 こんな最中に「松坂結婚」のニュースが舞い込んで、少し、なごんだ。
 何年か前に、松坂が海外遠征だかに行く前に、その女子アナの部屋にシケこんでいたら、駐禁とられたのを球団職員が身代わりになった、なんていう「かなりどうでもいいニュース」があったけど、あんときに、周囲にいた男性諸君は、怪しい笑みを浮かべながら「しばらく会えないからって慌てちゃったんだろうねえ。若いしねえ」という意味のことをもう少し卑猥な言葉で会話していたような気がしたが、あんときの彼女と結婚することになったと知ると、その一途な(ぷっ)気持ちを5年も維持したのか、と、「松坂、けっこういい奴じゃん」と見直したりしてみたが、でも、別に見下していたわけでもないんだけど。(どーでもいーだけである)

 さて、被災地の様子も少し落ち着いてきたようだが、過労死というか、エコノミークラス症候群みたいなので亡くなる人が絶えないようなのであるが、震災で生き残っても、あとから、じわじわと死者が増えるという事例が今までにもあったのかどうか知らないが、「だから、早く被災者をもっと快適な場所で休ませよう」と言っても、その気になれば、もっとサクサクできるものなのかどうかよくわからない。
 金の問題なのか、設備(人員も含む)の問題なのか、よくわからないのだ。


 テレビで観て「ほお、すごいなあ」と思ったのは、道路が分断されて孤立しちゃった集落で、その村に住む土木業もやっている人たちが、集落にあった重機を使って、道路を通行可能にしてしまったことである。アスファルトがボコボコになってしまった道などは、アスファルトを取り除いて、地面をならせば、なんとか車が通ることができるし、多少の土砂だったら取り除くことができるようだし、それも難しいところは、迂回路を作ってなんとかしちゃったようだ。

 高度な土木工事を施した場所では、そう簡単にはいかないかもしれないが、昔ながらの林道や農道をそのまま舗装しただけの所だと、見かけよりも被害は重大ではない箇所も多いようだ。
 脱線した新幹線がいつ復旧するのか定かではないが、「わりと、いいかげんに作られたもの」のほうが、修理も簡単なんだなあ、と感心した。

 でも、祖父の出身地が新潟だというのに、ずっと新潟に行ったことがなくて、やっと近年、フジロックで湯沢に行くようになったくらいなので、あのあたりの冬がどんなだかよくわかってないのだが、豪雪地帯も含まれているんでしょうかね?雪が降ったら、どうするのだろう?
 阪神大震災のときにも、真冬だったので、大変そうだったが、まあ、今回のせめてもの救いは「雪が積もっているときに地震が来なかった」ということなのかな?雪が深いときに、土砂崩れなの下敷きになったら、今回は奇跡の生還をとげた幼児だって、ぜったい助からなかっただろう。

 奇跡の生還の裏番組扱いになってしまった「またイラク人質事件」であるが、最近は日本の報道関係者もすっかり引き払ってしまったせいなのか、イラク関連のニュースが薄くなっていたときだったので「まだ、こんな日本人がいたんだ」と驚いたが、身元が確定してみたら、なにか活動するために(ボランティアとかジャーナリストとか政府関係者とか)イラクにいる人ではないようだったので「だったら、なんで?」とさらに疑問は深まった。

 「また、バッシングされると気の毒だなあ」と思っていたのだが、彼がイラク入りするまでの道筋が明らかになると、「これは、バッシングしようがないなあ」と、ちょっと安心した。
 ただ純粋に「軽率だった」だけなので、それに対して「ちょっと、軽率でしたね」と言ってもアホくさいというか、言ってる自分のほうがバカみたいなので、マスコミはそういう方面の言及を頑なに避けて、ただ「事実と思われる」ことを淡々と報道しているように感じる。

 「何を言わずともわかる。でも、こんだけバカな奴だけど、でも、国としては全力を尽くして救わなくてはいけない」

 という雰囲気。台風が近づいている大洗海岸で、「大きな波に乗りたい」と海に入って、沖に流されたサーファーが救助されました、っていうお馴染みのニュースだったら、ワイドショーのキャスターも「ばっか」と言えるようだけど、今回の人質青年は「台風接近の海ってすごいのさ」っていうほどの確信犯でもないようなのが匂うので、なんともコメントのしようがない。

 かなりヤバいのかもしれないけど、なんとか生きて還って、「どーして、イラクに行ってしまったのか」っていう釈明会見してほしいっす。
 私の勝手な想像だと、彼はずっとニュージーランドに語学留学していたようだし、でも、あの英語力だと現地での報道をちゃんと理解していたのかちょっと疑問だし、ニュージーランドではどういう「イラク情勢」が報道されていたのかわからないが、日本で普通にテレビを観ていれば、「イラクでは、毎日のように外国人が首チョンパされている」ということがわかるし、それも欧米人ならまだわかるが、アフリカやアジアのような「貧しい国から高給に目がくらんで出稼ぎに行っちゃったお父さんたち」まで被害に遭っているとなると、「イラクのテロリストは、NHK特集を観ていないんだ」ということはわかるはずである。

 要するに、日本人だとわりと「NHK特集」程度の「国際感覚」があるので、フランス人はうっかり殺しても、ネパール人なんて人質にできないじゃないですか。ましてや、イラクにいるネパール人なんて、下っ端中の下っ端というか、まあ、ただ「運転手」の仕事でイラクに行くアメリカ人なんていませんから、でも、本国にいるよりもかなり高給なのにつられて、うっかり来てしまったネパール人になんの罪もないかもしれないが、それは私が「NHK特集」を観ているような人だからそう言うのであって、そういう素養の無い人にしてみれば「こいつらを脅かせば、ビビってイラクに来なくなる。そうすりゃ、アメリカも下働きを集め難くなる」ってだけのことかもしれません。

 前に日本人が人質になったときには、相手も田舎モノだったようなので、なんとかなりましたが、相手がかつてのオームみたいな集団だと、子供だろうが老人だろうが容赦しないのはわかる。もう、ああなると、天災と一緒です。
 で、話を戻すと、最近の「イラク情勢」は、もはや天災レベルのような報道が日本ではされているので、よほどの気構えと準備と覚悟ができる人しか足を踏み入れないことになっていると思っていたのに、バックパッカーが「ふらり」と行ってしまった、ということが、なんでそうなったのかとても不思議でした。

 ヨルダンで宿のスタッフなどにも制止されたというのに、自分でちゃんと情報収集してないから、その意味がよくわからなかったのかな?
 すごく謎なのが、「イスラエルに滞在していた」ってことです。私程度の「そこそこ海外旅行好き」な人でも、「イスラエルの入国スタンプを押されると、アラブ諸国に入国するのがヤバくなる」ということは知っています。友達も、「イスラエルって行ってみたいけど、あそこに一度入っちゃうと、後々ねえ」と躊躇してました。

 そーゆー情報は、たしか「地球の歩き方」にも書いてあったはずです。
 「地球の歩き方」って、わりとバカにされがちですが、でも、今はどうだか知らないけど、少し前までは、わりとそういう「注意」もちゃんと書いてあったんです。ちゃんと読めば、それなりに役に立ったんだけどなあ。

 でも、やはり旅行で重要なのは「現地での情報収集」でしょう。
 前にも、エルサレムで市街戦がどうので大変なときに、日本人旅行者カップルが忽然と現れて、世界的なニュースになって「日本の恥」を晒しましたが、あれも謎だったけど、バスで「エルサレムに行きたい」と言ったら、現地の人だって「え?でも、今・・・・・外出禁止令なんだけど・・・・」と教えてくれたと思うのです。
 カタコトの英語もできないのに、海外旅行に挑む人はけっこういるみたいだけど、でも英語や現地語がダメでも、通信は発達しているから、日本の友達に電話して「イラクに行こうと思ってるんだけど、どうよ?」と聞けば「そんなの、ぜったいダメ〜〜〜〜〜」と言うに決まっている。

 たしかに、少し海外旅行馴れしてしまうと「日本発の危険情報」っていうのは、「石橋を叩いても渡らない」っていうのが多いんですよ。「この地域は絶対にヤバい」と言われていても、それは東京の歌舞伎町と同じで、大丈夫な人は大丈夫。(私も客引きとか、ナンパとかがうるさかったり、殺人事件が起こった後の「立ち入り禁止」の黄色いテープにビビったことはありますが、歌舞伎町で「これはホントーにヤバい」と思ったことはない。だいたい、世界的な視野で考えても、マクドナルドが普通に営業している場所で、ホントーにヤバい場所は無い)
 インドに行ったときにも、カルカッタとバラナシの間は「列車強盗多発地帯」と言われてましたが、毎日強盗が乗り込んでくるわけでもないですし、安全策をとるなら飛行機がベストなんでしょうけど、でも貧乏旅行者はそうもいきませんし、それに、強盗と言っても「たまに出る」ってだけで、それに出会う確率はたぶん「脱線事故」と同じか、ちょっと多いくらい。
 それに、なにしろ相手は「強盗団」ですから、運悪く出会ってしまったら、金品を大人しく差し出せば、命までは滅多にとりません。脱線事故よりは、強盗のほうが、生き残れる可能性が高い。

 そんなわけで、人質になった彼は、「イラクがヤバいという報道をちゃんと観てなかった」というのと、「みんなが危ないっていうけど、今までは、危ないとされる場所でも、自分さえ気をつけていれば、そんなに危ない目にも遭わなかった」という程度の気持ちでイラク入りしちゃったのかな?

 たぶん、先の「イラク人質騒動」も知らなかったのかもしれない。あれを観ちゃったら、自分がいくら覚悟の上だろうが、立派な志がどうのだろうが、「日本にいる家族が大変な目に遭う」って、わかっちゃうので、生半可な覚悟ではできないだろう。

 前にも香港がSARSで大変だったときに、友人にクーリエの仕事が入ったんだけど、その前に台湾だったか、あの辺から日本に旅行してた人が、帰国後に発症し、まるで「魔女狩り」のような騒ぎで、その旅行者が宿泊していた宿も営業停止とかいう騒ぎがあったので、友人も「たぶん、香港に行っても大丈夫だと思うが、もしものことがあったら、周囲に異常に迷惑をかけてしまう。それだけの大儀のある仕事だったら別だが、たかだか日雇いのバイトでそんなリスクをおかすのもね」

 たしかに、もし彼女がバイトで香港に行って、帰ってきたらSARS発症しました、なんてことになったら、彼女が住んでいる下北沢は封鎖状態になり、その経済的損失は計り知れないし、彼女の実家にまで迷惑がかかり、ニュースでも「バカ女扱い」は必須だし、その可能性はかなり薄いとはいえ、そんなリスクを背負うにしては、「香港行き」のバイト料が2万円程度だったら(実はもっと安いかも)、明らかに割に合わない。
10月28日(木)

 また、飲んだくれ。
 今日の昼間、システム部長(一つ年下)に「発注書のファックス送信」を依頼され、そんとき、出血量がピークで大変機嫌が悪く「こーゆーのは、あんたんとこの部署のアシスタント(派遣社員)に、なぜ頼まないのだ?」と絡んでしまったのであった。

 きゃつは、ぼそぼそと「でも、ミヤノにも(発注履歴を)把握してほしかったから・・・」と言い訳していたが、たしかに、私がやるほうが話は早いが(別に私も忙しいわけでもないし)、でも、あんたんとこのアシスタントはかなり暇を持て余しているのを私は知っているわけで、発注管理くらい全部、アシスタントに任せてあげたってよかろう。(そこの部署の社員が、アシスタントの使い方に戸惑っていたので、あれこれ、私や他の経理に依頼してくる仕事を一生懸命、そっちのアシスタントにやらせるよう、頑張っているのだ)

 ま、私も機嫌が悪かっただけなので、後でちょっと反省してホローに回ったりしたけど、そんな繊細なタマじゃないのはわかっていたが、夕方になったら総務部周辺をウロウロしはじめ、「なんなんすか?」と、ご親切に御用聞きしてあげたら「今日、社長はご飯食べるかなあ」
 知らんわい。総務は秘書の役目もしているが、アフターファイブにまで責任は無い。

 しかし、「ねえ、ミヤノ〜、ちょっと聞いてみてよ〜」
 どうやら、M部長は他の社員に「ちょっと社長に話しがあるので、できたら今日あたり飲みたいのだが」とセッティングを依頼されたようなのである。
 「なんで、あたしが・・・・・」と思ったが、昼間に八つ当たりした後ろめたさがあったので、(こういう時、長女は弱い)しょーがないから「社長は、ご予定がありますか?なければ、Mさんがなにやら、その辺をうろうろしているのですが・・・」と言ってあげた。

 そんで、そう言った手前、私までついていくハメになった。

 帰り道に、デカい(世田谷の街中で肉眼で見えたと思ったくらだから)流れ星を目撃したような気がしたのだが、酔っ払っていたから目の錯覚だったのかな?

 ええと、午後10時50分〜11時くらいの間で、西の空でした。

 他に目撃した人が、もしいたら、お知らせください。

10月27日(水)

 超サムい。
 私の日記の文章ではなく、気温が、である。
 (昨日は、かなり泥酔しながら日記を書いたので、何を書いたのかあまり憶えていなかったので、今日、読んでみてあまりのサムさに震えがきました)

 すでに秋用のコートは着て通勤しているが、電車内やオフィス内は、蒸し暑かったりするので、調節ができるよう、中は半そでシャツに夏には冷房対策で活用した綿のカーディガンだけなので、今日はいきなりの寒さに「しまった、セーター着てきてもよかったくらい」と後悔した。

 会社内なんて、ついこの間まで冷房を軽くかけていたくらいなのに・・・・
 おかげで、社内でも風邪気味の人が続出である。
 私も昨日の飲みすぎのせいか、朝からダルかったのだが、午後になってお腹が痛くなってきたので「これは、女の子の日が到来だわい」と気がついた。アレのときには、なぜか抵抗力が弱くなるので、風邪をひきやすくなるので警戒が必要である。

 夕方になると、寒気がしてきたが、本当に寒いからなのか、二日酔いで体調が悪くてダルいからなのか、アレなので冷え性っぽくなっているのか、それとも、それら全部の相互作用で具合が悪いのかなんなのかよくわからないが、「ともかく、今日は早寝しよう」と、さっさと帰ってきて、近所のラーメン屋で辛いラーメンにニンニクをぶっこんで、景気づけ・・・・じゃなくて気合を入れた。

 新潟では、行方不明になっていた母子の車が埋まっているのが発見されたなんてニュースが昨日だったが、「こりゃ、きっとダメだな」と思っていたのに、今日になって母も子も生存が確認されたというニュースをネットで観たので「わあ、よかったなあ」と心から思ったのであるが、さっき帰ってきてからテレビニュースを観たら、母親はお亡くなりになっており、無事救出されたのは男の子だけで、女の子の安否はまだ明確には報道されてなかった。
 4日間も閉じ込められていたなんて、想像するだに恐ろしいけど、でも発見されただけでも運がよかったのかもしれないし、もっと早くに発見できれば・・・・と悔やむ関係者も多いかもしれないし、今のところはなんとも言えない。

 それにしても、今日も会社でもかなり強く感じる地震があって、「これはまた震度6くらいいってるかも」とテレビをつけてみたら案の定であった。あれだけ強い余震が続くとなれば、救出活動や復旧活動が捗らないのも仕方ないよなあ。新幹線脱線現場でも、作業が中断したそうだけど、その時の映像が流れたが、あれじゃ怖くて近寄れないよ。

 まだまだ、これからが問題の新潟地震であるようだが、そんな最中、今朝はひょっこりと「日本人がイラクで人質」事件勃発。(拘束されたのがイラク国内なのか、よくわかんないけど)
 思わず「あーあ」と思ってしまったが、前回の人質事件の時のバッシング問題(?)は、なにがどうなってんのかよくわからなかったけど、今回はどうなるのかな?
10月26日(火)

 美味しかったな、関サバ・・・・(今日も飲んでいたらしい)

 何度も書いているが、私は宝石や貴金属にもあまり興味がないし、宇田川ヒカルにも興味が無いので「ほーら、国内で100万枚売れたんだってさ。アメリカ進出たって、そのためのプロモでしょ?」という程度であるが、「ヒカル魚」だけは大好きで、アジもサバもイワシもコハダも大好きである。

 そういう機会はあまり多くないが、寿司屋で「おまかせで」とお願いすると、職人さんが「苦手なものありますか?」なんて聴いてくれる場合もあるが(でも、前に友達が「苦手」と表明したネタをことごとく「わからないように仕事して」出した人がいて、あれは技だった。あたしはそのチャレンジをわかっていたのだが、友達は全然気がついてなかった)、そういうときには「苦手なものはないけど、光りものが大好きです!」と言うことにしている。

 でも、光る魚の表面をじっと見ていると、だんだん気分が悪くなってしまうので、時々こっそりとひっくり返していたりするのは内緒である。自宅だと、シメサバを全部裏返してから、ゆっくり食すのが好き。お店だと、お皿が目の前に無いので、たいてい大丈夫。(矯正してても、かなり近視なのが幸い)

 新潟地震のニュースを観ていると、「こりゃ、わたしもいつ死ぬかわかんないよなあ」という気分になる。
 それに、なんだかんだ言っても、もう40に手が届く年齢であり、平均寿命の半分くらいは生きているはずだ。
 長寿の家系ではあるが、長生きしている祖母さんたちは、それなりにストイックな生活を送っていたようなので、「大酒飲み」の自分はもうちょっと短いと思われる。(存命な祖母の一人はそれなりに、イケるくちだが、それでも自分で酒を買って飲むほどでもなく、勧められると2合くらいは軽く飲む程度だった。もう一人は、たまに梅酒を飲む程度)

 自分が何か世に名前を残すような人物だとは思っていないので、「ああ、残り少ない人生・・・・いろいろ、やりのこしたことがある」という焦りは感じないが、でも、まだまだ、「やってないこと」ってけっこう多いのかも。

 結婚もしてないし、子供も産んでない(笑)
 やはり、死ぬ前に一度、離婚で苦労してみてもいいかもしれない。
 でも、その前に、結婚しないとな〜、めんど〜。
 識者というか経験者のご意見を聞くと「結婚するのは簡単だが、離婚は大変だぞ〜」とのことであるのだが、超モノグサ人間としては、「結婚」もメンドクサイという「壁」をなかなか超えられないので、なかなか離婚までたどり着けないようだ。

 あと、なんだろう?「死ぬまでにやりたいこと」って・・・・・・
 まだ、人を殺したことはないなあ・・・・・・
 あれも、なんだかめんどくさそうなので、あまり積極的にやりたくない。「まだ、なんだかんだ言ってSMAPのコンサートに行ってない」っていう方を実現したほうがいいだろう。

 まだ自殺を図ったこともないし、殺されたこともない・・・・・
 それは、あと30年くらいしたら、真剣に考えよう。

 独身で、一応、会社ではそれなりにバリバリ仕事しているはずの自分ですら、こうして「ちょっと人生に退屈している」のであるから、「結婚して子供も産んだけど、子供はすでに社会人」っていう主婦なオバサマ方のヒマさ加減は想像に難くない。

 先日も、外出先から帰るときに「会社に戻ってもヒマだから、ちょっと本屋で暇つぶし」と、フラフラしてたら怖いもの見ちゃった。
 雑誌の「映画・音楽コーナー」で、なんか「目が真剣」な50代の女性がいたのである。
 よくよく観察してみると、彼女は映画雑誌コーナーに平積みしてあった韓国美青年俳優の特集雑誌を底から漁っていたのである。
 少しでも表紙の状態のキレイなのを探していたのだろうか?
 その真剣な面持ちが、とても怖かった。

 誰かが「売れない雑誌でも、ヨン様を表紙にしたら売れるかな?」なんて冗談を言っていたが、あれは、実際にやったら冗談では済まないのではないかと思った。いわゆる「おたく」と言われる人や、「おっかけ」と言われる人たちも、けっこう「可処分所得」を持っており、その購買力は侮れないのだが、50代の専業主婦っていうのは、本当に金持っているからな。うちの大してリッチじゃない両親だって、けっこう小金を持っているのである。

 前にも50歳くらいの男性上司が酒の席でボヤいたが「金はそこそこあるんだけど、欲しいものがない」
 そのくらいの年になると、金はあっても、情熱を傾けるアイテムが無いらしいのである。

 だから、オバサンたちが「韓流ドラマ俳優」に、いきなり情熱を傾ける「心の隙間」もなんとなく想像できる。そういう目標を見出してしまうと、楽しくてしょうがないし、とにかく暇も金もそこそこあるのだ。

 うちの母の場合は「老人ホームにいる実母の見舞い」と「孫が可愛い」と「スポーツクラブ通い」と「平日に行くと格安な温泉旅行」などに、そういう暇と金をつぎ込んでいるようだが、それらを「ヨン様〜」に集中して傾けると、ああいうことになるという「力学」は容易に想像できる。

 うちの母だって、前に私が「イランの映画、けっこう面白いよ。キアロスタミ監督っていうの」って教えてあげたら、すっかりハマってしまい、私が観てない作品までビデオやテレビ録画で揃えちゃったもんな。
 彼らは、私の世代ほど「情報収集」には熱心ではない、というか、情報を得ることがあまり上手くないのだが、一度「こういうものがあって、これはいい」と思うと、とことん追いかけるだけの「暇」と「金」があるのだ。

 自分は、50歳になっても、それだけの暇と金を持っていないような気がするのだが・・・・「暇」はあっても「金」が無さそう、でも、あんだけの情熱を傾けるものが出てくるのであろうか?
 40歳近くなった今ですら、あまりなにかに情熱を注げることができなくなってきたような気がする。

 それはそれで「静かな生活」としては、いいのだが、なんか「つまらない」ということでもあり、不謹慎な話ではあるが、テレビで観る被災地のオバサンやオバアサンたちが、なんとなく「楽しそう」な気がしなくもない。炊き出しの光景とか、すごく楽しそうなんだもん。

 高齢化社会において、老人は災害の最もの被害者でもあるが、同時に、それを一番エンジョイしているのも老人なのではないかと思ってしまった。

 あたしも、関東大震災が起こったときに、もっと年取っていて、偶然生き残ったら、かなり楽しめると思う。というか、楽しもうっと。と思いつつ、被災地の映像をぼんやり眺めている。(という心境を57577にまとめられれば、人気歌人になれるかも。まだまだ枯れてないようだ。くすっ)
10月25日(月)

 週末の三茶では、恒例になっている「大道芸祭り」をやっていて、かなり賑わっていた。
 昨日も、午後に買い物と食事ついでに歩いていたら、あちこちで人だかりができていたのだが、どうも独りだと人ごみに入るだけのテンションが上がらず、素通りしてしまった。

 でも、住宅街の裏道で準備中の大道芸人にいきなり出くわしたりして、けっこう楽しかった。よそ様の家の塀に座って、竹馬(?というか、2メートルくらある厚底靴というのか)を外している人もいた。

 私はそれほど「お祭り好き」でもないし、どちらかというと大道芸は苦手である。距離が近すぎるのが落ち着かないのだ。なんとなく、無理に「一体感」を演出しないといけないような気がして、気をつかってしまうのである。
 なので、路上パフォーマンスに足を止めることはめったにない。ストリート・ライブなどは、避けて通るほうである。

 でも、パリやNYに行ったときに、地下鉄の通路でやっている辻音楽(とは、イマドキ言わないか)はわりと好きだった。外国で、慣れない乗り換えのとき、とぼとぼ通路を歩いているのは心細いものだが、遠くから音楽が聞こえていると、気が紛れるし、それに治安面からしても「今は周りに人が少ないが、あそこには人がいるはず」と安心したものだ。

 東京でもあるけど、長〜いエスカレータにボンヤリ乗っている時間はけっこう退屈である。その間、けっこう陽気なバイオリンの音が聴こえてくると、ほっとするし、「エスカレータに乗っている退屈な時間」を楽しませてくれた奏者には、チップを惜しまなかった。
 西洋の街のほうが、ストリートパフォーマーも「立ち位置」をよく研究しているように思えた。でも、地下鉄の車両に乗り込んでくるのは、良し悪しだったが。

 日本だと、どうも主流が「自分の心の叫びを聴いてくれ!」ってかんじの、押し付けがましい且つ、たいして上手くもないのがダナっているだけのことが多いので、ああいうのは、あんまし好きじゃない。でも、待ち合わせスポットで、なかなか来ない待ち人を待っている間に、愉快な音楽を奏でてもらうと、チップ弾んじゃうよな。
 前も、何回か渋谷のJR南口で、Aさんと夜遊び行くときには、いっつも30分くらい待ちぼうけをくっていたのだが、その時にも奴はなかなか現れず、西洋人の「静止パフォーマンス」の人の前に立って、じっと我慢比べをしていたら、かなり時間が潰れたので、Aがやっと現れたときには「この人に遊んでもらったから、なんとか耐えた」と言って、本当ならAに「私のお相手料」を彼に支払ってもらいたいくらいだった。

 そういや、フジロックにも大道芸人があちこちに出没していて、けっこう人気だったようだが、飲み物を飲んでいたり、軽食を食べているときには、私も足をとめて見物していた。他の客も、ずっと観ているというわけでもなく、通りすがりに数分足をとめるという感じだったが、それで常にそこそこの客が囲んでいるという雰囲気がよかったような気がする。

 フジロックと言えば、私が7月後半に行ったときには、新潟の集中豪雨の被害のすぐ後だったので、私は募金活動には出くわさなかったが、Tさんと二人で「被害に遭った新潟にせっせと金落とさんとな」と張り切って、「毎晩、宿での反省会で飲むビールはエチゴビール」とか、「会場内でも地酒を飲まないとねえ」なんてやっていたのだが、おかげでそれなりに貢献したと思うけど、また地震で被害に遭ったとなれば、来年もフジロックに行って、酒を飲みまくらないといけないのだろうか?

 前の阪神大震災に比べると、被災者の数はそれほど多くはないが、山間部の道が分断されてしまったというのは、大変なことなんだよなあ。人を救出するのが優先されるだろうから、物資の搬送は後になるだろうし、ヘリを下ろせる場所も少ないみたい。

 でも、ヘリから撮影した映像を見るにつけ、「土地って永遠のものじゃないんだよなあ」と実感。
 長い目で見たら、あっちが出たり、こっちが引っ込んだり、崩れたりしながら変形していくのである。それは東京だって同じはず。だいたい、私が育った千葉の内陸部にだって、あちこちに「貝塚」があり、地質学的には、ほんの前には、あの辺は海辺だったのである。
 今回の新潟地震でも、国土地理院の観測では、10センチくらい地面が動いていたらしいが、そういう変動をちまちま重ねていって、海の底だった土地がヒマラヤ山脈になっているわけですよね。

 そういうのは、理屈ではわかっていても、日々を首都圏のコンクリートジャングルで生活していると、これが永遠に維持されるような錯覚を覚えるというか、その錯覚の上に生活が成り立っているというか、たとえ多少の台風で、電車が不通になっても「翌日には復旧する」というのが当たり前になっていて、たしかに、山間部に比べれば、歴史的な経緯で都市となった場所は、災害に遭う確率が低いからこその繁栄であって、東京に住んでいるとほんとにそう思うというか、「東京は実は弱い」とか言われても、雪で電車が不通になって、「たった1日だけ大勢が会社に行けませんでした」ってだけなんだもん。

 1日くらい、身動きできなくても、どうってことはない。昔の電車のストライキと同じじゃん。(最近、そういう大型ストも流行らない)
 都市の場合、多少道路が使えなくても、網目状に道路が走っているので、「孤立」ということは、ほとんど無いし、最悪の場合でも、何キロか歩けば、それほど被害の無い地域に行けるはずである。もしくは、何キロか歩けば、ちゃんと動いている鉄道にたどり着き、親戚の家に行けば、なんとかなる。

 何が言いたいのかわからなくなってしまったが、なんとなく「人が都市に集中する理由」がわかったような気がしたのかもしれない。それは、新潟でも「まだ余震が怖いし、みんなが周りにいると、なんか安心」という理由で、避難所で暮らす人のインタビューをテレビで観て「たしかに、それはわかるなあ」と思った。
 もし、山の中の一軒家に閉じ込められていたら、相当心細いよ。

 だから、「東京なんて人間の住むところではない」というような言い方には常に反発していたのだが、やはり田舎暮らしというのものはそれなりにリスクが高いようだ。
 もちろん、リスクを上回る利点も多いんだろうけど・・・・・

 やっぱり自分は、群れの中にいたほうが気が休まるみたいで、でも大道芸人が作る群集は避けたり、渋谷の雑踏はなるべく回避しようとするけど、でも「どこかに常に雑踏があるはず」の場所にいたほうが落ち着くみたいだ。
 でも、「群集」ってバカだから、ホイホイとついていったりしないけど(笑)
 ある程度の「一匹狼としての勘」を保ちつつ、でも草食動物のように群れながら生きるのが自分には合っているようなので、この生活はしばらく維持したい。


10月24日(日)

 昨晩はどのテレビも新潟地震ばっかりだったので「こりゃ、きっとNHKもERは飛ばすな」と思ったので、早めに寝てしまった。久々に週6日出勤したので、くたびれていたし。
 なので、珍しいことに日曜の午前中に目がさめたので、布団干してシーツを洗い、笑っていいとも象勘合(象が優先されるらしい。さすがマイPC)を観ていた。

 最近、CMでもよく観る、ええと、ヒューマン・ビート・ボックスとか言うらしいが、私の世代だと多分「口テクノ」(くちてくの と読む)と言うほうがしっくりくるのだが、かなり昔も数人でドンツクとリズムボックスな音を出すグループがそこそこ出てきたけど、あれを一人でやる「独り口てくの」なわけで、AFRAっていうど、ルックスは品川庄ニみたいなおにーちゃんが、「笑っていいとも増刊号」に出てた。

 改めて、ああいうバラエティーで観ると「おお、すげえ」って思うけど、これも腹話術みたいな一種の芸というか、かなり立派な芸だ。
 吹越満のロボコップ芸とか、柳沢慎吾の警察無線芸みたいなお笑い要素はないんだけど、そーいや、昔、電車の音を口で再現する人がいたよなあ。

 AFRAという人は歌を歌いながら、ビートを奏でることもできるようだった。腹話術と違って、口を動かさないわけではないが、その昔、休日の夕方にタレ流していたテレビで、たぶんNHKだったんだと思うけど、「世界のマジックショー」みたいのをやっており、それに出てきた腹話術がいまだに忘れられない。 

 人形じゃなくて、オモチャの楽器みたいのを使って、右手に持った笛みたいのと、左手に持ったトランペットのオモチャと戯れていたのだが、そのうち両方が喧嘩しはじめ、しまいには、両方が合唱というか、昔のことなのでうる憶えだが、たしか輪唱っぽいことをしたのだ。口を動かさないのに、一度に二つのメロディーを奏でたので、びっくりした。

 そういえば、久々に観た「笑っていいとも」でも、手品が人気を博しているようで、最近他の番組でも若手マジシャンをよく登場させてるけど、みんな色々工夫してて面白い。
 もちろん、技も重要だろうけど、やはり演出が大事で、みんな実によく研究していると感心。手品の世界もきっと、マリックの出現で劇的に変わったんだろうなあ。

10月23日(土)

 出勤していたが、いつもより少し早めに会社を出て、地下鉄のホームで電車を待っていたら、背後のベンチに座っていたオバサンたちが「あら、地震よ、けっこう大きいわ」「やーね」なんて話していたのだが、立っていた私にはわからなかったんだけど、天井付近で何かが「みしっ」と言ったので、ちょっと怖かった。

 帰宅して、いつものようにテレビを何気なくつけたら、テレビは全部、「新潟で震度6強」という報道で「あ、さっきの地震はこれだったのか」
 その後も、微弱な揺れを時々感じるので、「新潟って近いんだなあ。というより、ニッポンが狭いのだな」と思ったりしてますが、けっこうこれから被害の報告が増えていきそうな感じです。

 でも、こっちでも、これだけ余震を感じると、落ち着きませんが、現地では震度4程度の余震が続いているようで、震度4って言ったら、けっこう「キャーーー!」って言う人が多くなる揺れです。怖いだろうなあ。

 先日、台風の被害で大騒ぎだったというのに、すぐこれじゃあ、保険会社も大変だ。台風被害対策で、応援社員を被災地に送り出しているらしいんだけど、そういう皆さんも、地震の報道を観て嘆いていることでしょう。

 ところで、ちょっと不謹慎な話ではあるが、先日の大型台風では死者・行方不明者が80人を超え、25年ぶりくらいの被害らしいが、ちょっと前に「日本では毎年3万数千人が自殺している」なんて記述を目にしてしまい、「それって、毎日100人くらいってこと?」と、びっくりしたので、台風の被害が大きいのかどうなのか、いまひとつピンと来なくなってしまった。

 町山智浩も、なんかで書いていたけど、イラクで亡くなった米軍の兵隊の数よりも、アメリカの街中で殺されてる人の数の方が圧倒的に多く、「こっちのほうが、戦争状態」とか言うようなことを言っていたが、日本でも交通事故を減らそうという運動が盛んに行われて、一時期は1万人を超していて「交通戦争」と呼ばれたくらいの交通事故死者数が、年々確実に減少して、昨年は8000人を切ったんだっけな?(7702人でした)

 でも、自殺は着実に増えているので、昔も「飛行機は危ないと言われるけど、交通事故とは比較にならない」なんて言って、みんな自分を安心させながら搭乗したもんだが、「でも、実は自殺は交通事故死の2倍」なんて言われていたような気もするが、気がついたら3倍になっていた。

 ロシアや東欧に次いで、先進国でトップっていうニュースを見たんだな、きっと。

 他の国ではどうだか知らないが、日本ではわりと自殺に甘いので(「無理心中」にも甘いのは改善してほしい)、たぶん、交通事故や天災で亡くなる人数と自殺者を比較するのは、あまり意味の無いことのように感じる。私がそうだから。
 だから、この間も「ネットで知り合った7人が自殺」なんていうニュースが流れても、「やはりネットは問題ですねえ」なんてコメントは流れていたが、「7人は3万数千人の一部である」というコメントは聞かなかった。

 まあ、これは「天災や事故で死にたい人はいないから、そういう人をなるべく減らそう」という政策の優先順位の問題で、「死にたい人は後回し」っていうことなのだろう。
 そのうち「自殺者を半減させよう」という運動が起こるかもしれないが、それがいつ起こるのか、ちょっと楽しみ。
 ある程度の予算を投入させれば、自殺だってかなり減ると思うのだ。
 でも、天災や交通事故と違って「物理的な対策」でなんとかなるものではないので(堤防の整備やシートベルトの着用みたいな)、あまり手をつけたくない部分なのかもしれない。

 ええと、また何を言いたかったのかよくわからなくなってきたので、話題転換。
 もう余震は感じなくなったが、その昔、たしか、三原山が噴火したときだと思うが、テレビでも連日「噴火する三原山」の映像を中継していた。
 その当時、千葉の実家は増築した部分はアルミサッシの窓だったが、元からあった平屋部分は「木枠の窓」だった。
 テレビの置いてある部屋の窓は、かなり繊細な造りで、障子みたいに格子状になった木枠に、模様の入ったすりガラスが入っていて、妹がまだ幼稚園くらいのころ、ドタバタ遊んでいたら、その窓に頭を打って、ガラスが割れて怪我をして、救急車を呼んだこともあるくらい、「柔い造り」の窓だった。

 テレビで「今、また噴火しました」とガナっているときに気がついたのだが、その薄いガラスも、それにシンクロして「カタカタカタカタ」と微かに振動していたのである。
 ちょっとした風が吹くと、カタカタ鳴る窓だったので、我が家の誰も気にしてなかったのだが(心の仕組みで、すでにそれを「騒音」として認めていなかった)、テレビ画像で噴煙があがるたびに「カタカタカタカタ」と鳴るので、「もしかして、これって三原山の噴火の振動?」

 どうやら、ちゃんと観察してみると本当にそうで、いくらボロい窓だと言っても、何もなければ鳴らないのである。
 ガス爆発などが近隣であると、窓に衝撃が来るが(前に住んでいたアパートで、近所でガス爆発があり、ドーンと窓が鳴ったので、何事かと思った)三原山が噴煙を噴出した衝撃波が千葉の内陸部(八千代市)までちゃんと伝わっていたのである。

 なんでも検証しないと気がすまない母と私は(遺伝)、さっそく地図帳を広げて「そっか、三原山ってわりと直線距離だと近いんだ」と、立派に「検証」してました。
 大島に行くには、東京に出て、なんちゃら桟橋からフェリーに乗るために、千葉県民にとって「伊豆諸島」というのは、気分的には遠いのだが、実はわりと近かったのでした。

 同じ原理で、「茨城県」も千葉の内陸部というか、総武線沿線からは遠く感じるのだが、車で行くと意外に近かったりする。

●・・・理論を家電に応用しよう!

 くだらない思いつきにご協力いただき、ありがとうございます。

  >ゲーム理論というのは他人と競争(あるいは協力)しなければならないんで、
>たぶん二基のエレベータどうしがいがみ合ってて、こんなこと考えるやつだと思います。

>「(いま 5階にいて) あ、7階で客が4人待ってるけど、奴(もう片方のエレベータ)は
>9階だから、奴のほうが早く着くだろうな、するとオレはその間に6階 (2人待ち) に
>行ったほうが (取り分すくないけど) 確実だろう。だが待てよ、6階の客は「下」を押しているぞ。
>もし連中が1階まで降りるとすると、そのタイムロスの間にきっと 4階の「上」行きの客 3人を
>とられる。だったら 6階の客は無視して 4階に行ったほうがトクか?? いや、でも…」

>運が悪いといつまでたっても乗せてもらえなそう。

 新山さんより、異常のような(新山シフトで故意)なご指摘をいただきました。

 そうか、私の考えが浅はかでした。私がゲームするのではなく、エレベータの勝負のコマになってしまうのですね。
 でも、実は私はそんなにバカでもないんですよ。
 私が早く1階に下りるために、6階の社員に内線して「経費清算のお金が出ましたよ〜」って知らせると、すぐにやってきますから、あ、でもそれだと弱いから「○○課の全員に、社長がいますぐ来いって言ってます」というニセ情報を流して、ん?でも、それよりも1階にいる社員を呼びつけたほうが早いか、「さっき出した見積書がちょっと」とか言って・・・・で、6階には「今書類を持って行きますね」って内線しておこう・・・・・

 エレベータを使うよりも階段使ったほうが早いようなので、「ゲーム理論を応用したエレベータ」は美容と健康にいいらしいということがわかりました。

 さて、次の投稿は(DJ気分満喫中)、「カオス理論を応用した洗濯機」について、ラジオネーム fr17さんより。

>特徴として「初期値に対する鋭敏性、軌道不安定性、連続な周波数成分からなる乱雑な挙動など」らしいので、
>・水の出が無茶苦茶いいかほとんど出ない
>・回転具合が不安定
>・触ってもいないのにすすぎだしたり飛び上がらんばかりに脱水したり
>という、ただの祟られた洗濯機になりそうな気が。

 これって、「ただの祟られた洗濯機」というより、「ただの台風」ですよね?
 でも、台風のほうが、もっとずっと安定しているのか。

 たしかに、私程度の「平均よりは毛が3本多いが、しょせんたったの3本」な人にとっての「カオス理論」というのは、ジュラシック・パークの原作本で展開された「最初は規則性があるっぽく展開している図形」(秩序を暗喩)が、ある瞬間(恐竜公園がドワっとヤバくなってきたあたりで)、なんか収集不可能なややこしい図形になっちゃいました〜〜〜〜、ということになりそもそも「おタクを小ばかにしたような描写全開の、太っちょ眼鏡技術者が、金に目がくらんでシステムをちゃんと動かさなかった」というのが原因だったのに、それがなにか「カオスのせいだ〜〜」ってことに摩り替わっていたという、「カオスの便利な使い方」をそれで学んだということもあり、「何か、困ったことがあったら、カオスかエントロピーにお願いすれば、間違いなし」という誤った知識を勝手に捏造してしまい、でも、世間ではそれは通用しなくて、困ったときに、カオスとかエントロピーとか言っても無視されるが「コンピテンシー」とか「コンプライアンス」言っておくと、なんか納得してくれるのよ、あたし、狐じゃないので、そんなにコンコンと鳴けないので困ってます。

 そっか、家電も「数学の理論」よりは「コンピテンシー」とか「コンプライアンス」とか「ガバナンス」などを取り入れたほうが、売れるかもしれないね。

 コンピテンシー機能搭載の掃除機とか・・・・・
 きっと、前の彼女が落としていったピアスは吸うけど、今の彼女が落としたピアスは吸わないんだ(笑)

 コンプライアンス機能搭載の冷蔵庫は、賞味期限切れの食品が中にあると、ドアが閉まらないとか。
10月22日(金)

 昨日は「洗濯するぞ!」と意気込んで早めに帰宅し、ガシガシ洗濯して、ついでに掃除もしていたら、条件反射なのか急に眠くなり(不本意ながら、教科書を読んでいると眠くなるのと同じ仕組らしい)、10時くらいに床についたのだが、なんだか夜は冷え込んで、ひたひたと近寄ってくる冬の気配に怯えて、なかなか眠れなかった、と書くと誌的だが、本当は、毛布が古くて保温力が著しく低下しているのである。この毛布じゃ、冬は越せそうもないから、もっとフカフカのやつを買わないとな。

●その昔、「f/1のゆらぎ」ってゆーのが流行したことがあった

 あれ?「1/f」だったっけ?
 そうそう、声に出して読むと「えふぶんのいち」だから「1/f」でした。
 同じように一世を風靡したものに「ファジー」というのもあったが、私はどっちも、ホントのとこなんなのか、あまり興味はありませんでした。

 要するに「最新技術を取り入れた、なんかいいらしいもの」というだけです。
 ちなみに、「1/fのゆらぎ」って、こういうものらしいです。


 で、どうやら「1/fのゆらぎ」は人に「ここちよさ」を感じさせるらしいのですが、私がそれが流行した当時に思ったのは、「じゃあ、あの“ゆらぎ”は?」というものでした。
 「あの“ゆらぎ”」とは、電車の中で「こっくり、こっくり」している人の醸し出す「ゆらぎ」のことです。

 あれを見ていると、異常に心が落ち着かなくなるので、もしかしたら、あれが「f/1のゆらぎ」なのかもしれません。
 「補色」みたいな原理で、「1/fのゆらぎ」に、こっくりこっくりの「f/1のゆらぎ」をぶつけると、干渉しあって、相殺されちゃうのかも。
 そのくらい「こっくり、こっくり」は邪悪な「ゆらぎ」です。
 電車の中で、隣に座っている人が、いきなりあの「ゆらぎ」を発生させたので、我慢できなくて肘でつついたことのある人は多いでしょう。

 しかし「f/1のゆらぎ」を発生させている人の脳内では「α波」が充満しているらしいので、多少、こづいたくらいでは、止まらないのです。
 一瞬「は!」と、静止したりしますが、また、ゆらゆらーっとしはじめると、隣に座っているこっちも、いつ「f/1のゆらぎ攻撃」を受けるかわからないので、落ち着いて本も読めません。

 なので、私は隣にそういう危険のある人が座って、うまく私の肩で静止してくれた場合には、そのままにさせておきます。「f/1のゆらぎ攻撃」を受けるくらいなら、赤の他人に肩を貸していたほうが、マシだし、それに、相手が可愛い女子高生だったり、可愛くないかもしれないが「若い男」だったりした場合には、「まあ、うれしくないと言えないこともないだろう」と無理やり自分を納得させることもできるからです。
 でも、相手がオジサンやオバサンだと、ちょっと困ります。特にオジサンの場合には、「私がこのまま見逃していると、目が覚めたときに誤解されるかもしれない」というリスクもありますが、でも、はやり「f/1のゆらぎ攻撃」よりはマシなので、じっと我慢します。

 それに、ある程度の年齢の人だと、1回くらい「ふんっ」と肩をイカらせて刺激を与えると、「はっ、いかん」と思って目が覚めることが多いようです。
 やはり「20時間連続して寝ても、まだ眠い」という、私にも経験がありますが、思春期くらいの男女が一番、「f/1のゆらぎ」をバラまいているようです。

 今日もまた、ゆらぎを振りまいている女の子を目撃しました。

 最初、「この子はもう、すでに脳死しているのではないか?」と思いました。
 どうやら、本を読んでいたようなんですが、膝の上に文庫本を広げたまま、その上に覆い被さっていたのです。

 優秀な殺し屋が、電車の中で隣の人をサっと殺して、そ知らぬ顔で電車を降り、周囲の人も気がつかないまま、終点で駅員が発見して、事件が発覚するのではないかと思ったのですが、(電車じゃなくて飛行機だってけど「コマンドー」でシュワちゃんが使った技)しかし、彼女は、ただ縦方向に「f/1のゆらぎ」をやっていたのでした。

 早い話が、「寝ながらヘッドバンキングしていた」のでした。
 縦に「こっくり、こっくり」する人はたまに見かけて「あれなら、隣の人に小突かれないので、うまいことやるなあ」と思いますが、今日見かけた女子高生は、首が「こっくり」しているのではなく、支点が「腰」でした。

 その豪快な「f/1のゆらぎ」の「周囲の人全てを緊張させる」という「逆癒し」な様子に、私はずっとハラハラしてしまったのですが、それは私が昔、ヨーロッパの夜行電車で着いた街の公園のベンチで、同じようなトランス状態に入ってしまったときに、ベンチから転げ落ちて、頭こそ強打しませんでしたが、眼鏡を壊してしまったという痛い経験があったからでした。(眼鏡は折れただけだったので、なんとか真っ直ぐにして、その後の旅行に影響はなかった)

 なので「こんなに激しく揺れてたら、そのうち頭から床に突っ込むのでは?」と心配して見守っていたのですが、彼女はそのまま、携帯電話の電磁波よりも、よっぽどペースメーカーを使用している人に影響を与えそうな「ゆらぎ」を全開した後、下車駅で急に正気に返り、何事もなかったようにスタスタと歩いて電車を降りていました。

 それにしても、もしちゃんと「1/fのゆらぎ」で周囲を癒すことができるとしたら、それは、どんな「こっくり、こっくり」なんでしょう?


 そーいや、関係ないけど、その昔、確か福井さんがノーベル賞を受賞したとき(他の人かしれません)に、その研究内容についてテレビで解説していて、「多次元空間における、なんちゃらの推移が・・・」と「識者」が解説しても、キャスターもちんぷんかんぷんで、「それは、私たちにわかるような範囲で、何かの役に立つことがあるのでしょうか?」という陳腐な質問が出たら、識者の人が、「今、いろいろな電化製品に組み込まれているファジーというのも、元々は高度な理論でしたが、それが今では掃除機や洗濯機に応用されてます。ですから、この研究も、そのうちにそういうことになるかもしれませんね」と言ったので、キャスターも視聴者も、「ふーん?」と思ったが、ほんとに掃除機や洗濯機に「ファジィ理論」が応用されてたのか、実はよくわかってない。

 最近、そういうのはあまり流行らないようだが、「ゲーム理論を応用したエレベータ」とか、けっこう面白いかもしれない。(なにがどう面白いのか、わかってませんが、でも、ええと、3階でエレベータを待っている場合、先に5階にいる人を乗せてもらえば、自分がより早く地上階に行けるらしいとか、なんとか)

 「カオス理論を応用した洗濯機」(これは何がどういいのか全く思い浮かばない)

 「フラクタル理論を応用したカーナビ」(なんだか道に迷いそう)

 「超ひも理論を応用したセルライト対策」(ミクロの波動がセルライトを分解するらしい)  
10月20日(水)

 また台風が首都圏に接近!
 なので、また得意げに長靴を履いて出勤した。
 せっかくだから、レインコートももっとカワイイのが欲しいなあ。

 というわけで、今日も少し早めに帰宅したのだが、三茶の駅はびっくりするほど混雑していた。どこの会社でも「今日は早めに帰ろう」ということになっているらしい。そして、立ち寄ったスーパーも大混雑。そして、飲食店はガラガラだった。

 雨の激しさを実感したのは、近所の小学校のグラウンドから、水が滝のように道路に流れ出ていたのを見たときだ。
 これだけの水分が地面に溜まっているわけだから、そりゃ土砂崩れとか起きるよね。

 昨日は久々に、ブチブチと文句を書き連ねたが、勢いで書きなぐった後に「こんなもんを公開してもなあ」と思って、「いいや、明日読み直してから消しちゃえ」と思ったのだが、さっき読み直してみたら、それほどひどいもんでもなかったので、そのまま残しておいた。

●トム・クルーズって爽やかなのか?

 来日するたびに、そのサービス精神が話題になり、マスコミ(特にフジテレビ)にムチャクチャ評判がいいトム君であるが、今回もサインしまくり、握手しまくりで、さらにフジテレビを表敬訪問したもんだから、朝の番組では熱狂的に取り上げられていて、なりふり構わないその営業ぶりに頭が下がるが、でも、あれって「カッコワル」くない? 
 「サービス旺盛な、いい奴」というよりも、あれはもはや「芸」の一つにしか思えない。
 小学校の運動会に出席する地元議員と、なにが違うのか私には区別できない。(まあ議員とハリウッドスターでは、どっちがいいかと言われたらハリウッドスターであるが)
 まあ要するに、トム君が張り切っているのは「選挙運動」にしか見えないので、つい冷めた目で見てしまうのだが、と言いつつも、どっかでトムに出くわして、握手してもらったら急に態度を変えるであろうことは、わかっているさ。

 そういえば、キムタク出演で話題の映画のプロモーションでトニー・レオンも来日していた。記者会見の映像を観たが、トニーはやっぱり地味だった。
 マトリックスの宣伝でもキアヌがよく来日していたが、テレビで観る限りでは「ぼんくら」にしか見えなかったし、映画スターってほんとにテレビ映えしないよな。

 しかし、あの映画も「キムタクの出演シーンがカンヌのときの3倍になった」というのが日本のスポーツ新聞のネタになっていたが、他にも大スターがドカドカ出演しており、大河ドラマのようだ(笑)
 なんとなく、すっご〜くツマラナそうな予感がするのであるが、コン・リーの出てる映画なんて最近観てないしな。トニー・レオンはまたボロボロに虐められているのだろうか?

●なんでも戦国武士に例えればいいってもんでもないぞ〜

 どうやら、コンピュータ・ウィルスに侵されて、プロ野球にドスドス攻撃かけているIT企業さんたちのようですが、まあ、しかし、あれだけスポーツ新聞やワイドショーでも取り上げられているので、宣伝効果はバツグンだよね。
 だいたい、楽天やソフトバンクはともかく、ライブドアなんて、ちょっと前は「無料プロバイダ」で売っていたが(私の友達も何人か加入していた)、今はどういうビジネスで稼いでいるのか知らないというか、私のような一般市民には「思い出しもしない存在」だったというのに、こう連日連呼されていると、なにやら立派な企業みたいに思えてくるもの。

 昨日だったか忘れたが、朝のワイドショーで「この三人の社長の特徴は?」というのにコメントした経済評論家かなんかが、「堀江さんは、古い因習などをどんどん破壊していく人なので、信長タイプでしょう」と言い始めたので「へ?」と目が点になったが、楽天の社長は(すいません、名前忘れました)「家康タイプ」で、そしてソフトバンク孫氏は「その中間」というか、そういう意味では、「秀吉タイプ」なんだって・・・・・

 すごいなあ、「今日の星占い」よりもいい加減なコメントだ。

 オジサン達が戦国武将好きなことはわかっているが、無理やり当てはめられてもねえ。だいたい「信長と家康の中間をとると秀吉」って、世間的には認められている表現なんですか?

 それにさ、まあ、そんなの気にしてんなら観なきゃいいんだけど、「ソフトバンクは総資産2兆円!」なんて紹介するから、つい「だから、なんだっつーのよ」と虚しい突っ込みをいれてたりして、「年商」とか「総資産」で会社判断すんのはちょっとなあ。
 だって、私が経理を担当している会社でも「売上アップ!」だけを頑張っていたら、利益率下がっちゃって借金は膨らむばかりになってしまい、それでもイケイケで投資するもんだから「資産はあっても、現金がありましぇん」な状態になっていて、私が一人で泣いていてもしょうがないので、新総務部長にあれこれ資料をお渡しして、「こういうかんじなんすけど」とお伺いをたてている毎日なのでした。

 なので、イケイケで「とにかくプロ野球に参入するんだぜい!」な社長さんたちの下では、私のような地道な経理処理をしている社員たちが、シクシク泣いているような気がして・・・・・・・
 銀行がホイホイとお金さえ貸してくれれば、いくらだって(まあ限度はあるが)売上は伸ばせる。
 採算を度外視してやればいいだけだ。
 特にベンチャーの場合は、とにかく食い込むことが重要視されるので、「名前を売ること」に専心して、赤字でも仕事してしまうようだ。収益を考えるのは後でいい、という考え方。

 前に仕事していたベンチャーも、そういうビジネスチャンスの開拓に余念がなく、「お金が出ていく一方」で、いったいいつになったらお金が入るのか、全然わかんなくて、てゆーか、あそこの社長が無能だったので、「集金」に熱心ではなかったのでまだマシだったのかもしれない。変に才覚があって、集金されちゃうと、「返せない借金」がかさんでしまうから。

 でも、その昔仕事したベンチャー企業では、銀行を騙すほどの能力がなかった代わりに、シロートを騙して金を集めており、「これはヤバい」と思ったシロート投資家が、私をせっついて「ちゃんと公的な融資を受けたほうが」と商工会議所などを一緒に回ったが、プロはそんなにホイホイと出資してくれなくて(というか、私みたいなシロートでもわかるよそんなもん)シロート出資者が、私に「早くなんとかしてくれ」と言い始めたので「だまされたオメーが悪いんじゃ」と思ったが、でも、騙すほうも悪いのはわかっているし、私が騙したわけでもないのに、その窓口にされたのは非常に心地悪かったので、さっさと手を引いたが・・・・・

 あの人、その後、お金を返してもらえたのかなあ?
 500万円くらいだったけど、彼はお金持ちなわけでもなく、ただの地方の善良な組合職員だった。独身だったから、数百万の貯金があったのが運の尽きだったのだろう。

 借金といえば、またKM君から電話があり、「借金返済の目処はついたのですが、それをデジハリの学費に回したい」とのこと。
 あんた・・・・・あんなにデジハリをコ馬鹿にしていたのに・・・・・
 借金して美大に言っても、ロクな就職先も無く、持病の「精神病」が悪化してしまい、バイトもできなくなって、私から数十万引き出したが、最近は薬が合っているみたいで、ちょっと「躁状態」なのが気になったが、イケイケムードのまま「自己投資したいからデジハリ」に走ったらしい。

 友達への借金は(私の他からも借りているらしい)、返済がきつくないが、カード会社の借金でクビが回らなくなって、自己破産寸前だったというのに、躁鬱病がちゃんと認定されて補助金がまとまって出たら、それを真っ先に「自己投資」に回しちゃうあたり「クスリが効き過ぎ」だと思うのだが、そう言っても「躁」の人に何を意見しても無駄ということはわかっているので「あ、そう。じゃあ、私の借金返済は来年からでいいよ」(本当は、国からの補助金が出たら返すという約束だった)

 昔、働いていたベンチャー企業から私が逃げるときに、そこを紹介してくれて、その会社で先に働いていた友達に30万円ほど貸したのだが(給料が払えなかったからさ)、それは最近やっと月々返済してくれることになり、ほんとにきっちり返済してもらっている。彼は、優秀な人なので、ちゃんとした会社で仕事すれば、ちゃんと給料が貰えるのだ。たぶん、私よりも高給なはず。

 それが返ってきた金をそのままKM君に回していた。

 キャッシュフローとしては、トントン。ちょっとオーバーしたくらい。

 あたしだったら「自己投資」よりも「今ある負債」の軽減に励むところだが、世の中、そういう人よりも「もっと投資すれば、もっと儲かる仕事ができる」って思う人が多いのかなあ?

 「無借金経営」を誇る自分が、会社や友人の「イケイケ」を理解不能と思いながら、ついつい、なんとかしてあげてしまう、という状況はなんと言っていいのか・・・・・・・・ああ、トム・クルーズの嫁さんになりたいなあ(借金無さそう。売上は即ち営業利益?す・て・き。別れた妻子への慰謝料くらいどうってことないかも。ましてや、私が友達に「出資」しちゃった数十万円なんて、消耗品扱いよね)としか、言いようが無い。

 あたしに金を無心する諸君よ。あたしをトムの嫁にするような努力をすべきである。そーすりゃ、数百万くらいはチョロいよ。あたしも「ヴィトンの新作買うつもりだったんだけどぉ」、と、その資金を君に投資しようじゃないの。
10月19日(火)

●ちょっと嬉しかったこと

 先日、夕方の住宅街を歩いていたら、すぐ目の前にあった街灯が、「ふるふるふる」と震えながら点灯したので、「電球切れそうなのかな?」と思いきや、それは点灯した瞬間だった。
 街灯がつく瞬間は、毎日あるはずなのに、めったに目撃することがない。だから、時々、その瞬間に出くわすと、毎回「切れそうなのか?」と思ってしまう。

 でも、街灯がつく瞬間を見ると、なんか得した気分になるのは、私だけでしょうか?

●ちょっと可愛かったもの

 雨の中、銀行に行った。窓口のオバサンに「印影が薄い」と叱られた。いや、注意されただけなんだけど、もう少し優しく指導してくれればいいのに・・・・・だから、あそこのメガバンク、ダメなんだよな。そりゃ、明らかにこっちが悪いのだけれど(実は、少し薄いのには気がついていたのだが、「このくらい大丈夫だろう」と慢心していたのである)、一言、「申し訳ございませんが・・・・」くらい、言ってくれても・・・・

 それはいいとして、外に出るときに、私と入れ違いに中に入ろうとしていた人が、入り口の足拭きマットで、やたらと丁寧に足を拭っていた。街中の銀行であるから、それほど泥がついているわけでもないし、あんなにムキにならなくても、マットの上を通るだけで水分はあらかた拭えるであろうに。

 文章で表現するのは難しいが、どういう拭い方をしていたかというと、足を後ろの方に蹴っていたのである。まるで「その場でランニング」しているみたいだった。運動神経が鈍い人が、一生懸命ムーン・ウォークの練習してるみたいだったわけである。
 その仕草だけでも、かなり可愛らしかったのだが、それをやっていたのが、わりと若くて素朴そうな黒人男性だったのだ。

 学生さんっぽい黒人青年が、必死に足を拭う姿を見て「ふふ、お行儀がよいのね」と、つい笑顔で眺めてしまったら、向こうも私に気がついて、一瞬、目が合ってしまったので、つい反射的に「あたくし、黒人と見れば色目を使うような人じゃないのよ」な、そっけない態度で足早に立ち去ってしまったが、ああいう場合、「あーら、ちゃんと足拭いて、エラわねえ」くらい言える「褒め上手なオバサン」をそろそろ目指してもいいことに気がつき、でも相手が日本語通じるかわかんなかったし・・・・・・

 まあいいや。あと数年すれば、あたしがそうやって声をかけても誰もナンパだと誤解しないでくれるだろう。

 と、言いつつ、やはり「若さ」には人並みに執着しているので、お肌のお手入れには気をつけてます(笑)

●派遣社員はつらいよ

 うちの部署で10月から働いてくれてる派遣社員のHさんは、最初は服装がちょっとゴス系すぎて評判悪かったが、私が渋々注意したら、翌日から彼女なりに「地味」にしてくれて、「ああ、よかった」と私も胸を撫で下ろしたのだが、その後、彼女が見かけよりも気が細かくて、わりとちゃんとやってくれる人だと気がついたので、私も彼女になるべくいろいろ詳しく説明してあげることにしていた。

 ところが、昨日の夕方、長電話中のT部長のところに、派遣会社から何度も電話が入り、電話を受けた社員も恐縮して(長電話は1時間くらいに及んだが・・・・ちょっと揉め事だったので・・・・・その間、電話が5回以上入ったのだ。確かに普通、電話中だったら10分後くらいに掛けなおす)「電話が終わりましたら、折り返し」と言ったのだが「いえ、こちらから掛けます」と譲らなかったそうで、それって・・・・・と、思っていたのだが、やはり今日になって知ったが、Hさんが、今月いっぱいで辞めたいということを知らせて来たのであった。

 今日の10時に早速、派遣会社の担当が来て、T部長と話していた。

 T部長もかなりガッカリしていたらしい。同僚K嬢に「バイトじゃあるまいし、一ヶ月くらい我慢して様子見てくれたっていいのに」とコボしていたらしい。

 でも私は、彼女がいつも暇そうで、「この会社、ちょっとなあ」と思っている様子なのには薄々気がついていたので、「さっさと見切りをつけてくれれば、皆も彼女をほったらかしにしていたことに気がついてくれるのかなあ?」と思ったのだが、同僚K嬢もそのことに対しては冷たかった。K嬢曰く「一月も様子を見ることができないなんて・・・・普通は3ヶ月くらい様子見るでしょ」

 でもさ、これは私が派遣の経験があるからわかることかもしれないけど、たとえ、あまり長く働きたくない職場でも「必要とされて」いれば、「今、辞めると迷惑かかるし」と思うけど、本当にくだらない仕事しかさせてないし、はっきり言って自分がいなくてもいいんじゃないか?って思える状況で、しかも「仕事はつまんない」と思ったら、さっさと見切りをつけるでしょう。

 それに、わりと派遣社員を「勝手にやってくれ」と突き放す雰囲気なのである。
 私も、契約社員として2年働いていたが、その間、本当に辛かった。でも、新しい職を探すのは大変なことがわかっていたし、とにかく生活のために頑張って耐えたのだ。
 派遣で働いていたときに、やはり基準になったのは、仕事内容よりも職場の雰囲気というか、「周りがあれこれと気をつかってくれる」ということだった。

 「気を遣ってくれる」というと大袈裟だが、要するに話し掛けてくれればそれでいいのだ。「ああ、総務の新しい派遣さんですか、ボクは営業のほうなんですが、よろしく」って言ってもらえるだけで嬉しいのだ。
 誰だって自分の存在を認めてもらえれば、よろこんで仕事するけど、まるで空気のように「いるのが当たり前」という態度だと、自分の存在価値を見失って、悲しい気分になる・・・・・・と言うか、少なくとも「楽しい気持ち」にはならない。

 自分の経験で言うと、派遣でポツネンと入ると、なかなか他の社員にこちらから話し掛け難いのだ。
 そういう点では「新入社員」とは全然立場が違う。
 それに、入ったばかりのときには、与えらた仕事しかわからないので、自分で仕事を探すこともできないので、手が空いてしまったときにはとても心細いのだ。
 「何か、お手伝いすることありますか?」と積極的にアピールできる人もいるが、雰囲気を読めてしまう人だと「あまり御用聞きすると、それが社員さんたちにプレシャーを与える。そっか、自分は主に電話番なんだ。じゃあ、積極的に電話を取ろう」と思っていても、慣れないうちは電話番もなかなか難しいし、私はそれなりに色々な職場で働いたことがあるが、うちの会社は特に難しいのである。半年くらいいないと、満足に電話番できない。5年いる私ですら「この電話、どこに回せばいいのだろう?」と悩むくらいだ。
 (総務で受ける代表電話に掛けてくるのは営業電話もしくは「どこに掛けていいのかわからないんだけど」という親会社の社員からの電話である)

 Hさんの前の人も、その前の人も、そのまた前の人も、けっこう暇を持て余していた。
 ハイジが経理に配属される前は、私も抱えきれないほどの仕事を抱えていたので、その時にいた派遣の人に色々教えて、その人でも出来そうな仕事はガンガン渡してたのだが、ハイジが来てからは、私も暇になってしまって、派遣の人に頼むことと言えば「テプラで背表紙作って」くらいのもんである。

 それでも、派遣の人が暇そうなのを察知して、ほんとは自分でテプラ作るのが大好きなんだけど、そういう仕事はなるべくお願いするようにしてたんだけど、他の人はそういう仕事すら頼まないので、ますます暇そうで心が痛んだ。

 いや、暇そうなら暇そうで、それなら「暇なときには本読んでてもいいから、いてくれ」とか言えばいいだけなのだが、私も超ヒマだったときに、腹いせというか「こうしてれば、誰かきがついてくれるだろう」と死ぬほどネットサーフィンしまくっていたら、それに気がついた人が私の上司に「あれはちょっと」と告げ口したようで、上司が私を別室に連れていって「ちょっとお話が」と言うので、ついていったら「インターネットはちょっと控えてください」

 ああ、誰かは気がついてくれたが、この人は気がつかなかったんだ。やっぱし、多少うざくても「何かお仕事ありますか?」って御用聞きしたほうがよかったらしい。明らかにヒマそうだったら、仕事くれるかと思っていた自分がいけませんでした。
 と、思ったのだが、上司はそれ以上指導する気もなかったようだったので、慌てて「でも、けっこう手が空いてしまいますので・・・」と言ったら、翌日からドカドカ仕事を渡された。
 ああ、私なりに気配りしたのによー。

 今日はなんだか愚痴っぽいですけど、とにかく、だんだんわかってきたことは「誰も他人のことなんて、ろくに観察してない」ということである。
 というか、よく「他人の身になって」というが、それが出来る人は非常に少ない。

 もちろん、私はなるべく「他人の身になって」を心がけているし、それに、他人がどういう気持ちでこういう行動をとるのかということを勝手に憶測するのが好きなんだが、実際に「他人の身になって」いるのかは、ほんとのところよくわからない。
 Hさんの件でも、私が勝手にわかっているつもりでいるだけで、本当の「辞める理由」はもっと違うことかもしれない。(イケてる男が少ないから、将来性がないとか)

 でも、やはり「一ヶ月も経たずに辞めたいと言う人がいる」という職場は、なんか問題があるはずだ。と考えるほうが自然じゃない?
 できることなら、Hさんとちゃんと話して、別に彼女を引きとめようとは思わないが、次の人が来るなら今後に生かしたいと思うんだけど、他の人にそういう発想が無いということが私には謎だ。

 私は独り善がりの博愛主義者なので、バイトだろうが、パートだろうが、派遣だろうが、せっかくうちの会社で仕事してくれている人には、なるべく気持ちよく仕事してほしいと思うし、それぞれに、それなりの「ヤリガイ」を見出してほしいと思っているのだが・・・・・・・

 そういう話をしても、あまり理解されないのが悲しいっす。

●バカな会社

 ある社員が経理に書類を持ってきた。
 「こんなの来たけど、どーしよー」

 たしかに、ある程度、頭の働く人が見たら、ビビる書類であった。
 うちの会社で、サーバ管理をお願いしている会社からの「督促状」だったのである。

 8月分のダイアルアップ代金が未収になってて、弊社としては大変困惑しており、このまま未入金だと、サービスを停止いたします。

 という内容だった。それ見て思ったんだけど、いきなりそういう書類を担当者に郵送してくるというのも失礼な話。
 というのも、そのダイアルアップの代金というのは、月に20万円程度なんだけど、うちはその会社に、サーバ管理代として月々300万円と、ウェブ・システムの開発費として、年に6千万円くらい払っているのである。

 要するに、年間1億円近い金額をお支払している「お得意様」なのだ。
 しかも、調べてみたら、毎月請求書が来るうちの、そのサーバ代300万円はちゃんと支払っており、事情があってオプション扱いのダイアルアップ代が別に請求書が送られて来るので、その20数万円をなぜか払ってなかっただけである。

 たぶん、請求書がどこかで抜けてしまっただけだろう。(とてもよく起こる)

 ちゃんと支払はしているのに、たまたま、一ヶ月分が抜けてしまうということはよくあることだ。それは故意ではなく、単なるミスなのである。それなのに「期限までに支払われないとサービスを停止します」という型通りの文面を送ってきたことに、ムっとした。
 本来なら、出入りしている営業担当が「この請求が未入金のようで、申し訳ないけですが、調べていただけませんか?」と言ってくるはずなのに、その会社はバカなので、型通りに「未収」→「督促状」を出してきただけである。

 まあ、払ってないならしょーがないので、その書類に書いてある入金管理の部署に電話してみた。
 なんか、とても棒読みな、いかにも「派遣」な女性が応対してくれて「すいません、こういう書類が来たんですけど」と言うと、向こうもなにやらパソコンでパチパチしつつ、でもなんだかわかんないようで「すいません、ちょっとお時間いただくので、折り返しお電話いたします」

 おい、おーい「期限内に支払わないと、サービス停止します」って書類を送りつけておいて、「お時間いただきます」はねーだろう。こっちはどうやら請求書を紛失しちゃったらしいので、再発行していただければすぐにお振込いたしますって、年間1億円近い売上をそっちにあげているのに、無茶苦茶、低姿勢なんだぜよ?

 そこの会社がアホなのは、たぶん、回線サービスとソフト開発サービスがどっちが元々本業だか知らんが、別部署らしくて、入金管理を一緒にやってないために、パっと入金状況の全貌がわからないらしいのだ。

 でも8月分の回線料は9月に支払っているはずで、こっちの調べでは確かに9月の支払には入ってなかったし、向こうが「未収」というからには、それは未払いなのだろう、と思ったので「とにかく、再請求を送ってください。先にファクスしていただければ、それでお振込いたします」

 昨日の夕方、ファックスが届いたので、すぐにFB(ファームバンキング)で振込みしておいた。
 そしたら、今日の午前中にまた同じ人から電話があり「実は、よくよく調べてみますと、8月にその分のお支払をいただいていたようです」

 なんだとーーーーーーーー?

 私も慌てて調べてみたが、どうも「私のミス」で、いつもは8月分を9月になってから支払うのだが、そのときは、たまたま請求書が早く着いてしまい、7月分と8月分を一緒に8月に支払っていたのだ。
 たしかに、私のミスではあるが、でも「早く支払った」というのは、どの世間でも「いいこと」とされているはずなのに、いつもと違うサイトで支払ってしまったために、入金管理が出来なかったらしい。

 バカ、バカ、バカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 だが、担当の女性は淡々としていた。
 もう、明らかに、うちの会社が怒鳴り込んで、そっちが土下座してもいいような状況なのに。
 いや、彼女のことを責めてもしょうがない。ただ、バカなだけだし、それに会社の入金管理システムがもっとバカなだけである。

 優しい私は「そうでしたか。じゃ、支払った分を戻してください」と普通に対応。
 向こうも特に恐縮するそぶりも見せずに、ただ淡々と「当社では入金が翌日に確認されますので、その後の処理になります」

 まあ、向こうの担当もただの派遣なんだろうなあ。そうじゃないと怒るよ。(私だったら無理しても、当日確認するように手配するよ)
 でも、もしも、その担当者にもう少し、毛が三本多く生えてれば、うちがどういう取引先か確認して、即座に営業担当に連絡を入れて「えらい失礼してしまいました」と報告すべきだろうけど、あの会社がバカだとわかっているので、私は見逃す。
 そんで、うちの担当者には「結局、向こうのミスだったらしいです」と報告しておいたが、あの部署の責任者も「あの会社、そのうち切ってもいい?」って言っているのを私は知っているので(諸般の事情で経理的にもあの会社に不信感を持っているのはすでに伝えてある)、いざ「じゃあ、切るか」って時に、「まあ、こういうことしてくる会社ですからね」と進言しちゃうもん。

 でもね、私も自分に自信がないから、そういう「ダメダメ」な対応してくる社員にも、懇切丁寧に対応してあげてしまうが、それは私が「バカには何を言っても無駄」という、ある種の諦念の思想を見につけているからであって、もっとエバりんぼの人にあたったらこんなじゃ済まないよ?

 前にも、うちの会社で「未収金の回収」で大騒ぎになったことがあった。
 経理で「3ヶ月以上未収」というのを営業に送って、対処してもらうことにした。

 そしたら、「うちはもう支払ったに、こんなファックス送ってくるのはけしからん!」という、怒鳴り電話が経理に入ったのだ。
 最初、なんのことなのかさっぱりわからなかったのだが、先方からいろいろ聞き出すにつけ、経理は真っ青。

 経理から「ここが未収」という表を受け取った営業部門は、それをそのまま客先にファックスで「これが未入金です」と送りつけたらしいのだ。
 そんなことなら経理でもできるけど、それができないような、ややこしい客先が多いからこそ、営業に未収金リスト投げて「営業に行ったついでに確認してくださいませ」のつもりだったのだが、そういう、ややこしい得意先に、なぜかファックスでやったもんだから、相手の怒りは想像に難くない。

 もう、ファックスで送った時点で、「うちの会社、こんなに非常識だったのか?」と私を絶望の淵に陥れたが、さらに最悪なことに、そのクレームをつけてきた相手は、ちゃんと支払っていたのである。
 だが、こっちのミスで売上が二重に計上されていたので、経理上は「未収」になっていたのだ。

 その得意先がまた、ややこしいところだった。その売上も、「かなりお付き合い。まあ、年間数万円だったら付き合ってもいいか」というものだったのだ。それをまた「未収ですから、払ってね」なファックスを送りつけてしまい、そこの事務担当者がたまたま気をきかせて、「この支払は、この人が担当だったな、確か」と、支払確認する前に担当者のエラい人に「未収です」というファックスが行っちゃったもんだから、大変だったすよ。

 もう、怒り狂って、経理に電話してくるもんだから、私もいったい何がどうなって、なんでこの人が怒っているのだろう?ということに気がつくまで15分くらいかかってしまいました。

 それ以降、「いきなり書面で未収のお知らせを送るのは失礼である。」と営業に教育的指導して、だいたい最初に担当者に電話なりすれば「あ、忘れてました」で済むんだから。たいていの取引先は、確信犯的に支払しないということは無いのである。ただ、うちの会社でも大変多くて、経理はいつも泣いているのだが、ほとんどの場合は「請求書を紛失」ってだけで、悪気があって支払を遅らせたわけじゃないのである。

 そういうのは、いつも支払い先から「この請求の入金がまだですが」という電話を受けて、「だって、経理は担当部署から支払依頼が回って来ないとわかんないもん」と担当部署をつついている私にはよーくわかる状況ですが、そんな気持ちを全くわかってくれない人が、得意先に平気で「この請求書、未入金です」なんてやってくれて、騒動になるんだよね。

 相手がどういう得意先かということで「未収のお伺いの仕方」も変えるべきだと思うが、うちの社員もそれができないし、他所の会社もそれが出来てない。

 おめーら、少しは頭使えって思うんだけどな、いつも。
 そんなことをちゃんと考えてくれる人が少ないことが、悲しいよね。
10月18日(月)

 週末はまた飲んだくれていた。

 金曜日は、さっさと帰ろうと思っていたのだが、うっかりまた飲み会に捕獲され、自分の心の弱さを少しだけ反省してみたりしたが、あまり反省してないのは明らかである。

 土曜日は、恒例の社長宅でのBBQパーティ。総務は準備もあるので、昼集合だが、私は仕事が溜まっていたので、午前中に出社して、2時間くらいせっせと仕事した。
 今回はなんとか雨は免れたが、でもかなり寒かった。

 私がこのパーティで毎回楽しみにしているのが「お子様大集合」である。
 肉も一通り食べ、満腹になったし、生ビールをたくさん飲んで、ほどよく酔っ払ったので、お子様が集合している居間を覗きに行ったら、ソファに置いてあるクッション投げの真っ最中であった。

 「おい、おーい、そんなに激しく投げちゃあかんよ」

 と、教育的指導をしようと思ったのだが、バスバス投げあっている様子を見て、ふと参加したくなり、チビっこいのをパスっとクッションで殴ってみたら、比較的大きいの(小3)に「チビを殴るな!」と逆に指導されたのが面白くなく、「ほおおお、わたくしに逆らうつもりかい?」

 ためしに小3男児を羽交い絞めにしてみたら、わりと押さえられたので、「ほほほ、まだまだよの〜」とジタバタする若い男の子の感触を楽しみつつ(セクハラ+幼児虐待)、ニコニコしていたら、「こいつ、気味悪いぞ〜〜〜!」と、敵はますます暴れるし、周りにいたチビちゃんたち(小1くらいなのかな)が3人がかりで、私に蹴りを入れてきた。

 ああ、なんて楽しいの、プロレスごっこって・・・・・

 それに、酔っ払いなりにも冷静に観察していたのだが(私の「子供いじり」は崇高な研究目的なのだ)、やつらはちゃんと手加減して殴ってくるんだよね。いや、あんまし手加減はしてないかもしれないが、背中とかお尻とか、わりと強く殴っても大丈夫な場所を狙ってくる。顔やお腹はちゃんと避けている。

 よしよし。ちゃんとケンカの仕方というか、プロレスごっこのルールをわかっちょるな。よしよし。日本の未来を心配しているオバサンお姉さんとしては、君らが将来「キレやすい若者」や「キレやすい中高年」にならないように、頑張んないとな。


 ちゅーわけで、子供のころ、仮面ライダーごっこをするときにはいつも「ショッカー」側になることを好んだ私は、捕獲したアニキの耳元で「ふふふ、逃げたいか?よーし、じゃあ、代わりに弟を差し出すんだ!」

 しかし、アニキは弟を守ろうとして「近づくな!こいつは酔っ払いだ!あぶねーぞ!」

 でも、チビちゃんたちも、バカではなかった。居間に置いてあった、誰かがお土産に持ってきたシュークリームに保冷剤が入っており、それを一斉に私の顔に貼り付けたのだ。
 ほんとーは、そんなもの、どーってことなかったのだが、「気分は仮面ライダーの敵役のハチ女とかそんなもん」な私としては、「ぎゃーーーーー、冷たい、冷たい、わーーーーーーーー」と叫んで死んだふりをした。

 ま、そんなわけで、気が乗るとプロレスごっこをして、疲れるとまたビールと食事を補給しに行って、また気が向くと「へへへへへ〜〜〜〜〜」とお子様に近づいたりしていたので、そういう私を見慣れている同僚K嬢が「あ、ミヤノちゃん、も〜、すっかり酔っ払っちゃって(笑)」とエールを送ってくれたのがうれしかった。

 もう一人、男の子と遊んでいる女の子がいて、その子もやはり小3くらいなのだが、父上が巨漢なので、娘も立派な体格。だから、男の子が束になってかかっていっても、その子に全く敵わないのが頼もしい。
 男の子チームはいつしか彼女を「ゴジラ」と呼ぶようになった。

 そしたら、男の子の中でも「鉄道模型が大好き」な、ややインテリ系のヤサっとした子が、居間にあったピアノで、ゴジラのテーマ曲を弾き始めたのだ。
 最初は ♪ ゴジラ ゴジラ の旋律だけ弾けるのかと思いきや、よくよく観察していると、ちゃんと左手で、ぼんバンと低音を奏で、主旋律もちゃんとフルコーラスというか、転調するみたいなところ(っていうのか?音楽素養がないからよくわかんないんだけど)まで、きちんと弾いていたので感激。

 ♪ ばん ぼん ばん ぼん ゴジラ ゴジラ ゴジラとメカゴジラ 

 という、ピアノの華麗な旋律に合わせて、ゴジラ役の女ジャイアンみたいな少女が、男の子3人くらいを次々と投げ倒す光景を目の当たりにして「わあ、活動写真の世界だ」と一人で感動していたのだった。

 乱暴モノの彼女は、とてもマイペースなワガママお嬢様なのであるが(大地主の家柄でお金持ち)、前に会ったときよりも「周りとあわせる」という技を見につけており、それも興味深かった。
 ピアノを激しく叩いて、騒音をガナっていたのだが、「Kちゃん、ピアノはもっと優しく弾いてあげなくちゃ」と私が見本として「ねこ ふんじゃった」(唯一のレパートリー)を優しく奏でると、それに合わせて、ちゃんと繊細なタッチでデタラメを奏ではじめた。

 しばらく二人で「デタラメ連弾」をしていたのだが、ちゃんと雰囲気をあわせてくれた。私が一本指で「♪ ド は ドーナツの ド」と弾くと、すかさず「♪レ は レモンのレ〜」と繋いでくれたし、見かけの頑丈さとは違う、繊細な感性を見せてくれたので、おもしろかった。

 さて、そんなかんじで、9時ごろまで遊んでから、酔っ払ってヘロヘロになりながらやっと家に帰った。
 そして、やっとERを観ることができたのだが、酔っ払っていたのであまり憶えてない。

 日曜日、目が覚めると二日酔いというよりも、あちこち痛い。
 足や腕が痣だらけだし、手には引っかき傷が・・・・・・
 お子様と本気で遊ぶのには体力がいるなあ。酔った勢いで、マジでやっていたので、ボロボロになっていた。

 新井君が講演で東京に帰っていたので、また下北の「とぶさかな」に行く。なんか、ついこの間もご一緒したような気がするが・・・・・
 生まれて初めて「クジラの刺身」とか「藤壺焼き」を食べた。

 そんで、その後、パブでビターを2パイント飲み(そこで他にもう1名合流)、そのあと、ラーメン食べて、また飲み屋に入って、泡盛を飲んだので、またヨレヨレだった。家に帰ったら1時半くらいだった。

 それでも今朝はちゃんと起きて、仕事に行ったが、エレベータで土曜日に遊んでくれた子のお父さんと顔を合わせたので「ども、お疲れ様でした」と挨拶したら「子供の相手で大変だったね」と言われたので「いえ、あたしが酔っ払って絡んでいただけだったので・・・・・」
 礼を言うのは私のほうである。

 昼過ぎに親会社の経理に行ったら、ロビーでそっちの役員で、うちの副社長に会ったので、やはり「土曜はお疲れ様でした」と言ったら、「おれ、大丈夫だった?」と聞かれたので「私が見た範囲では大丈夫でしたけど・・・・・どーせ、みんな酔っ払っていたので、多少のことでは目立ちませんよ」と笑顔で答えたら安心してた。
 その役員は、いつもベロベロになるけど、決してセクハラ系な酔い方をしないのがポイント高いんだけど、彼にそれを教えるのが褒め言葉なのかどうか、よくわかんないんだよなあ。

 わりとお酒が入ると「目が好色っぽい」というか、シラフでも、女性と話していると胸に視線が入っちゃう男性はけっこういるのだが、この人は全くそれがないので、どんなにベロンベロンでも安心してご相伴できるのであった。「楽しく飲めればそれでいい」という、アル中の鏡である。


 というわけで、飲んだくれた週末のご報告は以上にして・・・・・

 最近、なんとなく納得がいかないのは、ダイエーがあんな状態で、西武もそんな状態なのに、楽天やライブドアに「アダルトサイトはどう処理しているのかね、君?」なんて、聞いる場合なんですか?
 わたしには、じぇんじぇんわかりませ〜ん。

 でも、ソフトバンクがダイエーに秋波を送っているなんてニュースには「ほえええ」と思いましたけど。

 なんで、IT企業はあんなにプロ野球に参入したがるのだろうか?
 そして、なんで、ライブドアの幹部は、なんとなく「オウム真理教」を思い出すルックスなんだろう。なんか、「頭はいいみたいだけど、元いじめられっ子」な匂いがプンプンするんですけど。(私の個人的な趣味かもしれませんが、テレビで観ると「ああ、こういうのが小学校にいたら、ボコボコにしてたなあ」と思ってしまうので)

 そういえば、香港のきょうみさんちも引越しが完了したようで、周囲の風景を載せていました
 なんか、前のビクトリア・ピークの麓とあまり変わらないような気もするが、もっと自然豊かそうなかんじもするけど、次回、遊びに行くと、私もあの山を上ることになるのでしょうか?それまでに、太ももを鍛えておかないとな(笑)
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