可燃物な日々

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 日本酒8合飲んだ勢いで、新しい掲示板を作りました
12月26日(水)

●グラインドハウス

 ここ最近、全然映画を観てませんでしたが、先日、三軒茶屋駅改札付近にいつも貼ってあるポスターを横目で眺めつつ「お、いよいよやるのか。じゃあ、観に行ってみるか」と思い、ちょうど今日が休みだったので、のこのこと出かけてみました。

 なんたって、m@stervisionさんが「なぜ三軒茶屋中央でやらんのだ!?」と書いていた、その「三軒茶屋中央劇場」での上映ですからね。徒歩で行ける身としては外せません。

 久々に足を運んでみると、チケット販売機が新しくなっていましたが、それ以外は何も変わってなくてホっとしました。ここのロビーの石油ストーブにあたると心癒されます。上にヤカンがかかっているのも善し。
 平日ですから、客もまばらで、それでも韓流スターの映画がかかると、オバサマ大集合だったりするのですが、今日は2時の会で20人くらいだった客の内訳は、「こういう方面に興味のある男子学生数名。映研?」と若いカップル一組が混ざっているだけで、後はいつもの常連と思しき「スーツ姿であきらかにサボリのリーマン(社章バッチ外したら?」とか、「家にいても暇だから・・・」な中高年男性ばかりでした。

 さて、一部では話題のこの映画ですが、私も一応「タランティーノとロドリゲスが組んで、わざとB級映画二本立てにしました」程度のことは押さえていたんですが、駅のポスターで「2時の回があるから、外で昼飯食ってから行けばちょうどいいな」としか考えてなくって、どっちの監督作品がやるのかわかってなかったのですが、2時から始まったのはロドリゲスの「プラネット・テラー」でした。

 ええと、たしかどっちかが「片足がマシンガンの、足コブラ状態のネーチャンが出てくるらしい」という前知識はあったのですが、こっちのことでした。

 片足マシンガンは楽しめたのですが、始まってすぐにグロ映像続出で、「わーん、あたしスプラッター苦手なのに〜」と泣きそうになる。スプラッタもホラーも苦手です。その昔「シックス・センス」をやはり三茶で観て(ここの隣の映画館)「もう、許してください」とジェットコースターから降りたくなった人のように、画面から目を逸らしていたくらい。併映だった「ファイト・クラブ」くらいが限界です。

 病院でのグロ映像に耐えているうちに、だんだんと気がつきました。
 「げ、また、ゾンビものなのか?」
 気が付くの遅すぎです。

 そーいや、ずいぶん昔ですが、やはりこの2監督が作った映画は、「前半はタラちゃん風、シリアルキラーもの」だったのに、後半は急に「ロドリゲスのゾンビもの」になって、「うう、タランティーノの名に釣られて、産まれて初めてゾンビ映画を観てしまった」とガッカリしました。
 あたし、ぬーべるばーぐでびすこんてぃが好きな「シネ・ヴィバン大好き少女」(註:CINE VIVANとは、今は六本木ヒルズの底に沈んだ、六本木WAVEにあった映画館でした。グリーナウェイの映画とか、デレク・ジャーマンの映画をそこで喜んで観るのがアングラ・アート系の若者の誇り)の慣れの果てだったのに、「レザボア・ドックスだし、パルプ・フィクションだし〜」だとばかり思っていたタランティーノで誘って、いくらハーヴェイ・カイテルが活躍したって、いきなりゾンビ映画見せるなんて、精神的レイプですよ。(大袈裟)

 あれが10年くらい前のことで、この人たち、全然大人にならないどころか、ある意味「大人買い」というのか、有名になって予算がつけばつくほど「金のかかったバカ映画を作る」という方向に向かっているようです。

 ですから、生涯二度目に観たゾンビ映画は、またもやロドリゲスさんのでした。

 でも、偶然ですが、こっちを最初に観てよかったと思います。だって、こっちが後だったら、夕飯に差し支えるし。

 さて、4時から始まった次の作品がタランティーノの「デスルーフ」

 前半ずっと、セクシーなネーチャンたちの「女同士の会話」が延々と続いて「なんだこりゃ?」と思っていたら、やっとズガーンと来て、前半1時間は単なる「前振り」であったことがわかります。ええと、この感じ、なんかと似てるなあ?ああそうか、今やっと思い出した、高村薫の「レディ・ジョーカー」も、上下巻の分厚いのを半分読んだ時点で「え?今までのって伏線だったの?」と脱力しますが、あんなかんじ。

 で、後半は一気に「ファスター・プッシー・キャット・キル・ビル」じゃなくて(「キル・ビル」も二本とも映画館で観たが、そのたびにそう呟いていた)、「ファスター・プッシー・キャット・キル・キル」状態。

 でも、「ファスター・プッシー・キャット・キル・キル」は、あまりにも唐突すぎて、暴れるギャルたちに感情移入できないのが普通というか、観終わった後にキツネにつままれたような気分になったのを覚えてますが、タラちゃんはそれを解消するために、前半の退屈な伏線を張ったんですかね?

 シリアル・キラーにやられそうになって、あわやの場面を切り抜けた女性たちが、突如、そっちのほうがよっぽど快楽に押されて暴力的になるのですが、前半であっけなくやられてしまった女性たちを観ていたので、「いけ、いけ、ゴーゴー!やっちまえ〜」と安心して観てられました。

 で、憎き犯人(?)をやっつけたら即座に「THE END」

 密度の低い場内に失笑が響きました。
 ええと、人から借りた車をボロボロにしちゃったし、車の質草(ではないんだけど)に入れた、友人のチアリーダの格好した(監督の悪趣味としか思えない)美人のネーチャンはどうなった?なーんてオチはやってくれませんでした。

 私が帰ろうとして通路を歩いていると、常連と思しきオッサンが「なんで、こんな映画・・・・」と納得がいなかいらしく大声でブクツサ言っていました。すいません、2週間後に来てくれれば、宮崎あおいちゃん主演の無難な恋愛モノやってるらしいので・・・・

 まあ、タランティーノがカーアクションやったのを観ただけでも、それなりに満足。私はチャンバラで手や首がバンバン飛ぶのより、カーアクションのほうが好きみたいです。

 ところで、タラちゃんは二本とも出演してましたが、かつてのタラちゃん出演シーンに比べると「おとなしくなったなあ」と、そういうところでは「大人になった」らしいのは逆に残念です。けっこう太ったしな(笑)

 タラちゃんが真面目にラブコメに挑んでくれれば、けっこう面白いのできそうなんだが、本人がそっち方面に全く興味がないのが惜しい。でも素でけっこうラブコメ要素はバラ撒いているのですが・・・・
 「デスルーフ」で気になったのは、二つのエピソードで共通するのは、キャピキャピ女性グループの1人がどうやら有名映画監督と「いい感じ」らしいのですが、当の有名映画監督は登場しないのです。なーんか意図的に、なーんかな感じでした。
12月25日(火)

 明日休みなので、今日はがんばって12時間労働しました。くたばれた〜

 やってもやっても仕事が終らないので、ふと「明日休むのやめればラクになるかなあ?」と思ったのですが、でも、そうなると土曜日から三連休関係ねー(さんれきゅかんけーねー、さんれきゅかんけーねー、おっぱぴ〜〜〜)どころではない6日連続勤務になってしまうので、それは無謀。
 そりゃ、今でもときどき月曜日から土曜日まで出勤したりしますが、平時だったらなんとかなりますが、この年末のただでさえキツイときに、イベント仕事も挟んでの6日連続勤務は絶対にムリ。ってゆーか、自分に無理してでも、他人に無理を強いても、一日休んだほうが、残りの2日間なんとか乗り切れるでしょうけど、そうじゃないと、集中力なくなるのわかってるし。

 そうやって理詰めで残業しているので、それほどストレス溜まりませんでしたが、なにせ今日一日だけで3億円を超す振込み処理をしたり、年末駆け込み経費清算のために出金伝票を100行くらい入力したので、へとへとになったせいか、帰りには「ハレ」の気分を味わいたくなり、また昨日と同じスーパーに行ったのですが、昨日はニワトリさんの焼死体がズラリと陳列されていた棚は、すでにカマボコがいっぱい!

 25日はもう、ニワトリさんはメイン棚から消えているのですねえ〜
 ちなみに、昨日買った、トリのモモ肉2つですが、賞味期限の26日を気にする必要なくなりました。二個とも食べてしまったので。

 しょーがないから、今日は、昨日ちょっと眺めて「でも、高いなあ」と諦めた、「年末年始向け特設オードブルコーナー」なワゴンの中にあった、鎌倉屋のローストビーフについて熟考しようとしたのですが、200グラムくらいで900円くらいするんですよ。
 でも、クリスマスらしいことなーんもしてないし、このくらいの贅沢はいいじゃん、だいたい、私の今の普通預金残高、ボーナスも入ったし、そもそも「月末預金残高がある程度あると、ATM手数料が年中無料」というサービスのために底上げしてあることも加味して、100万円以上遊んでいるのですぞ。
 だったら1000円弱のローストビーフで「自分にご褒美」っちゅうのは、実につつましいじゃあないですか。

 しかし、残業したおかげで、家に帰るともう11時を回っており、これからワインとローストビーフで至福の時を過ごすには、ちと時間が遅い。いや、明日休みなんですからいいんですけど、大人だから夜中に肉を食うとかなりもたれるので・・・・「自分にご褒美」はちょっと温存しておきます。

●有名人に似てる自慢

 この話も、一週間ほど前の話なのだが、日記に記録しておくのを忘れていた。

 他部署の社員のS君は、昨日ちょっと書いたH君とはまた違うタイプの「社内の人気者」である。
 ひ弱そうな体躯で、やや人見知りさんだが、ギャンブル好きの非モテ系で、朝が弱い30代前半。
 でも、人見知りっぽく見えて、けっこう人懐っこく、ときどき、ぼやーんと話し掛けてくれるし、彼の話はけっこう面白く、人間としてダメな奴だが、可愛い奴という地位を確立している。

 そんな彼が、ある日、「そーいえば、ミヤノさんって、マオちゃんに似てますよね?」と言った。

 「ああ、浅田真央ちゃん?前にもTKさん(現・上司)にそう言われたっけ。でもTKさんにしか言われたことなかったけど・・・・・TKさんとそんな話したの?」
 「いえ・・・・・昨日、テレビでスケート観てたら、そう思っただけです」

 へえええ〜
 そういや、TKさんにマオちゃん似呼ばわりされた当時は、マオちゃんは今みたいな国民的スターではなくて、お姉さんのほうが有名だったから、私はネットでマオちゃんの写真を探したっけ。

 あの当時「浅田真央ちゃんに似てる」と言われても、「ほー、そうですか」で済んだが、今そう言われると「そんなこと言ってもいいんですか?」な冒涜的な香りがする。

 でも、超天然なS君にそう言われたとなると、「王様の耳はロバの耳」発言くらい客観的なものであるような気もするし、少なくもと二人に言われたということは「私、よくマオちゃんに似てるって言われるんです」と胸をはって言ってもいいのか・・・・な?

 ちょうどそこに、S君と同じ部署の我が社でも指折りの「高齢独身男性」であり、私よりも10歳上なんだが、私が彼の語ることに平気でついていけるので、いつも彼に「ミヤノさん、サバ読んでない?ほんとは48歳くらいなんでしょ?」とか言いやがるT氏がいたので、「Tさ〜ん、S君がそう言うんですけど、ほんとにそうなんでしょうか?」って聞いてみると「うーん、たしかに、言いたいことはなんとなくわかるというか、デフォルメすると、そうなるかもというか・・・・」と辛口のTさんも大筋で納得しているようだ。

 まあ、真央ちゃんって、決して美人ではないしね(笑)

 たぶん、似ている要素としては、「ひっつめ髪」があるだろう。
 私は真央ちゃんみたくポニーテールではないが、ただ髪を後ろで束ねているのである。邪魔だから。

 そんで、ぼんやりした眉毛と、鼻にかかる低音でボソボソ喋るかんじが共通点らしい。

 顔立ちが似てるわけでもないんだけど、全体的な雰囲気と髪型の類似でけっこう似てるふうに見えるらしい。

 とにかく、この世界(?)、二人から別々に「似てる」と言われたら、「似てる」ってことで決まりでしょう。

 「ああ、そう言われれば・・・・まあ、言いたいことはわかる」っていうセカンド・オピニオンもついたことだし、出会い系サイトで「浅田真央ちゃんに似てるってよく言われます」って書いてもいいんですよね?(って、出会い系サイトではそうやって自己紹介するものなのかよく知りませんが)  
12月24日(月)

 毎年、いつも不思議に思うので、「クリスマスの七不思議」としてランク入りしてもいいと思うのだが、なんであんなに多くの人が、この寒空にケンタッキーで行列するのだろうか?
 さっきも30人くらい並んでましたよ。10分や20分じゃ済まないでしょう。

 行列するラーメン屋に並ぶキモチなら、よくわかるのですが、ケンタは全くわからない。
 だって、明後日になれば、誰も並んでないんですよ?
 ケンタのチキンなんて、いつでも食べられるのだから、わざわざクリスマスに買う必要ないじゃないですか?
 チキンが食べたきゃ、いくらでもスーパーや肉屋に並んでますし。

 あれは、クリスマスパーティの罰ゲームかなんかなのでしょうか?

 それとも、ケンタのチキンでなければいけない宗教的な理由でもあるのでしょうか?

 聖カーネルが、吹雪の夜にチキンを捜し求めて、やっと捕まえたのが5本足のニワトリで、そのおかげで貧しい一家全員がチキンを食べられて幸せになった、とかいう奇蹟があったとか?

 でも「な〜んで、この寒いのにケンタに並んでいるのだね?」と思いつつ、行列の脇を通り抜けたら、むしょうにチキンが食いたくなり、西友でチキンを買ってしまいました(笑)
 さすがに一本だけ買う勇気がなくて、二本入りを買ってしまったのですが、賞味期限はちゃんと確認したので、明日か明後日も鶏肉が晩御飯です。

 まあ、きっとあのクリスマスのケンタの行列は、初詣みたいな儀式なんですよね。
 初詣だと、私も並ぶかも。

 でも、年々、行列に対するトキメキがなくなり、先月も近所の神社の祭りのとき、「お賽銭でも投げておくか」と思ったのですが、いつも人の気配がしない神社なのに、そんなときだけ行列していたので諦めたのですが、この間、ふと「今だと誰もいないはず」と思って、やっとお賽銭を投げることができました。奮発して100円も(笑)
 だって、その神社のおかげで緑豊かな環境なので感謝の気持ちは寄付で表明しないとね。

 さて、昨日は今年最後のイベント仕事でした。
 雨が降って寒いのはわかっていたから、5時起きして、6時前には家を出るときには、コートの上にゴア合羽羽織って行きました。
 幸いにも、屋内での客の誘導でしたが、途中で「傘袋を配る係りがいない」ということで、屋内といえども、ドアは全開のロビーで傘袋を配っていたので、手がかじかんで、うまく傘袋が扱えないくらいで、しまいには足先の感覚がなくなって、客入れ終了後の1時間くらい、暖かい控え室でずっと震えてました。

 まあそれでも、完全屋外の会場に割り振られた人よりは、かなりマシだったのだと思います。

 ただ、イベントも終了して、みんなでガツガツと撤収作業して(ゴミ箱からはみ出して散乱した傘袋をせっせと大きなビニル袋に回収している様子は、運動会の球入れ競争みたいでした。普段、あまりイベントに出てこない叔父会社の内勤社員が「すごい機動力・・・・」と絶句していました)さあ、あとは最終チェックしてから解散だ、というときに、トイレに行ったら・・・・・寒さと早朝からの激務で、全身が朦朧としていたのでしょう、トイレのドアに指を挟んでしまったのです。

 痛みで吐き気を覚えるなど、ひさしぶりのことでした。軽いショック症状です。
 そのままトイレで吐きそうになりましたが、小指の先を挟まれただけでしたし、爪の脇が少しささくれて、ちょっとだけ出血しているだけで、たいしたことないのはわかったのですが、それでもズキズキ痛むし、痛みで眩暈がしてきました。

 慌てて控え室に戻り、客用に用意してあるはずの救急セットを探しましたが、ケースは見つかったんだけど、バンドエイドが見つからない。
 軽いパニック状態だったので、「こりゃダメだ」と諦め、ちょうど、側にいつもニコニコと頼もしく、そのあまりにも温和な性格と、会社から家までジョギングして帰ってしまう謎の体育系な変人さから、なぜか「あいつはホモだ」と決め付けられていて、本人は飲み会でそう絡まれても「いやあ、実はそうなんですよ」と笑顔で聞き流すので、いろんな意味で珍しい人なのですが、そのH君がいたので、「H君、ちょっと怪我しちゃって、バンドエイド探してくれる?」と涙目で訴えたら、すぐに探してくれて、バンドエイドの個別包装もといてくれたので、ふるふると振るえながら小指を差し出すと無言で優しく巻いてくれて、さらには「予備に持っていってください」と、もう一つ渡してくれました。

 わー、さすがわHっち、頼りになるなあ。普通の男子だったら、この程度の出血でも、なんじゃかんじゃ言いそうなのに、この無駄の無い的確な対応、って普通なのだが、こういう凡庸な行動ってなかなかできるもんじゃない。なんというか、「お母さんだったら、こうしてくれるだろう」っていうあたりをやれる30歳男子なわけですよ。

 お母さんっぽい女子なら珍しくもないが、お母さんっぽい男子は珍しいので、だから「ホモ」と断定されてしまうのね。
 男子はお母さんっぽいのに弱いので、H君に惚れそうになってしまうのを「ホモ呼ばわり」で解消しようとしているのであろう。やーね。
 で、女子は、お母さんっぽいのは別に普通だと思うので「H君って、ほんとにいい子」で終わりということで、かくして「いい奴だけど、なぜかモテない」「だって、あいつホモだろう?」で終わり。

 わかりました。次に神社にお賽銭投げるときには「H君が逆タマに乗れますように」ってお祈りしておくね?
 あのストイックさは、セレブお嬢様ウケすると思うんだけどなあ。おじいちゃんにそっくり、とか(笑)

 で、「あなたが噛んだ、小指が痛い・・・・・マジ痛い、ほんと痛い、骨折したんじゃないだろうか?」という痛みを抱えて速攻帰宅する途中でお腹が空いたので、3時までランチをやっていた店を探して、ジンギスカン定食をかっこみ、帰宅してからのんびりと有馬記念を観てました。

 祭りだゴッホですか・・・・

 サンデーサイレンスのご子息ではあるのですが、今年最後を飾るKY(空気読めない?)でしたね。

 私は、ドリームパスポートを応援していたのですが・・・・だって、セゾン系の馬だし、西友がバーゲンでもするかな・・・・と。

 さて、そんなわけで、日曜日は7時前に寝てしまったのですが、今日は床清掃の立会いで9時出勤。(いつもは10時前くらい)

 ほんとは他部署の応援に行かないといけなかったのですが、留守番役として免除されたので、「今日こそわ」と書類整理した。
 超ちから仕事。文書箱に書類を入れて、倉庫室まで台車で運んでを繰り返していた。ああ、腰いてえ。ふと気が付くと、もう午後4時だった。やはり文書整理は一日仕事だ。こういう一日が年に3度くらいあれば、もっと整理整頓できるのに。

 ほんとは、もっと優先的にやらなければいけない仕事も山積みだったんだけど、忙しい時ほど「書類整理」をしたほうが、効率的なのだ。
 処理済の書類を「もうファイルする場所もない、暇もない」と放置しておくと、未処理の書類とごっちゃになって、未処理の書類を探すのに3倍くらい時間がかかるから、長い目でみれば、元からドーンと整理しておくと、ファイルを置く場所ができて、処理済の書類の場所ができるので、効率が上がるのである。
 って、わかっていても、なかなかできないので、ほんとはもっと定期的にやりたいのだが「これは明日まで〜」っていう目先の案件を優先すると、どうしてもそういう時間を作れないのが悩み。

 でも三連休は見事に全て出勤になりましたが、土曜日はそういう「火急の仕事」をこなして、日曜はイベント仕事だったけど、今日は2年分くらいの処理済書類を倉庫に下ろして、やや「せっぱつまった」感を脱して、年末年始はまた絶望的に仕事が溜まるだろうけど、なんだかやれそうな感じがしてきました。

 ドタバタと書類整理というか文書箱を持ち上げて台車に載せたり、棚に上げたりしていたので、服がすっかり汚れてしまいましたが、「こういうとき、安物を着ていると、全然なんともない」と清貧な我が身に自信が持てて、よーございました。

 他部署の応援に行っていた上司から「こっちはもう終ったから」と電話が入り、今日はほうぼうから応援が行っていたようで、叔父会社の社長も来ていたようで、上司が「あそこの社長がうちの忘年会の景品を出してくれるって言うんだけど・・・・」

 叔父会社の現社長は、二代目のボンで、成り上がりの家で育った、けっこう野心家な履歴で、大学卒業後は金融系シンクタンクで働いたりしているので、「バブルっぽいセンス」の持ち主て、そういう人は忘年会の景品選びが上手です。

 上司が語る、「今年、そのボンが用意すると言っていた賞品」とは、「アルマーニの利用券」!

私「はあ?アルマーニ?」
上司「ほら、銀座にアルマーニのビルがあるんだって?そこにスパとかレストランがあるらしくって」
私「ああ、テレビでよく紹介してるから知ってますけど・・・」

 それのチケットって?
 私は「それが当たっても、そこにどういう服装で行ったらいいのでしょうか?」と上司に言っても、「さあ?」

 でも、さすがわ、ボンだ。話題性からして、いいセンスしてる。また、そういう景品に限って、我が社で一ニを争う「アキバ系非モテ」に当たったりするのだ。
 忘年会が楽しみになってきました。

 私と独歩君が出会ったのも、去年の忘年会でありますし。


12月22日(土)

 さっき、駅から家に帰る途中の裏道で、サンタさんとすれ違いました。けっこう立派なサンタさんだった。(夜道だったので、安物っぽさが隠されていたのかもしれないが、中味のガタイがそこそこだったので、3割増しくらいだった。顔はもちろんヒゲと目深にかぶった帽子で必死に隠してましたが)
 酔っ払っていれば「めっり〜、くり〜すま〜す」などと言って、ちょっと絡みたかったが、シラフだったので残念。これからパーティに行く途中なのかな?雨の中、ご苦労様でした。

 さて、昨日の金曜日はもともと休みの予定だったが、水曜日に急に休んでしまったので「うう、出勤しようか、どーしよー」と3秒くらい悩んだのであるが、ここを逃すと、次の休みはまた水曜日だったので「もう、どうにでもなれ」と予定通りに休みましたが、(「やまとなでしこ」の最終回を観たかったということもあり・・・・・)おかげで今日出勤すると、私が放置していた仕事をマスオさんが代わりにやってくれいたらしい。ごめん、来週でもいいかと思ってたんだけど、急ぎだったんだね。

 他人に迷惑をかけると心苦しいが、たまにはこういうのも(たまにではなかったりするが)「ミヤノさん、いっぱいいっぱいらしい」というアピールになるので、と自分に言い聞かせる。
 平然とこなしていて、ある日突然ボッキリ折れるよりは被害が少ないだろう。
 それに、忙しいと「なんで私ばっかりこんなに忙しいのよ、キ〜〜〜〜〜〜」となりがちだが、こうして他人に迷惑をかけてみると「他の人も忙しいのに、申し訳ない」と謙虚な気持ちも芽生えてくるし。よしよし。(ほんと、楽天的な性格ですね)

●何日か前のあまり愉快ではない偶然

 玄関の横に、電気のメーターがあるのだが、あれの目盛りが常に動いているのがいつも気になる。
 留守中は冷蔵庫くらいしか動いてないはずだが、あんなに勢いよく目盛りが動いているのは、退避電力だかなんかのせいで、もっとマメにコンセント抜いたりしなければいけないのか?いや、そんなはずもなくて、あれには何か理由があるのだろう。
 その昔、「家政婦は見た」でお馴染みの市原悦子主演のドラマでそういうのがあった。
 ・・・・らしい。
 というのも、私はそのドラマ観てなくて、たまたま観た母が感激のあまりにストーリーを娘に語ったのである。

 たしかこんな話だった。
 新しい家に引越した主婦が、新居の電気代が今までより少し高いことを不審に思い、あれこれ原因を探るが、どうもわからないので、思い切って全てのコンセントを抜いてしまう。しかし、電気のメーターは動いているので、さらに探すと、床下だかに冷蔵庫が置いてあって、それが動いていて、中には冷凍保存された死体が!というサスペンスだったらしい。

 うちの母がなぜそのドラマに感激したかといと「私もきっと、同じことするわ!」ということであった。水道光熱費をきちんと家計簿につけているので、昨年よりもなぜ今年は高いのか?などと、分析するのが好きらしい。

 そんなこともあり、「ふーむ、冷蔵庫だけでも、けっこう動くものだなあ」と思っていたのであるが、メーターというか針というか、なにやら盤みたいなのが動いているのは気になっていたが、メーターの数字には無関心だったというか、目が悪いし、よく見ないと蛍光灯に反射して数字のところは見づらかったのである。

 ところが二日くらい前、鍵を開けながら、いつものように動くメーターを眺めていると「んん?」と思って、目を凝らしたり、光で反射しない位置を探すと、なんと、メーターの数字は見事に「6666」になっていた。

 ゾロ目は偶然としても、6並びとは不穏な・・・・・(笑)

 おかげで、メーターの数字を覚えたので、今日になって数字を確認してみると「6673」くらいだった。動きは速いけど、けっこうのんびりと増えているのですね。

●さらに、一週間くらい前に見た楽しい夢

 この夢は、目覚めた瞬間「どひゃひゃ、これは絶対に日記に書き残す」と思ったのだが、夢というのはどんなにインパクトがあっても、すぐに忘れてしまうし、たぶん、その日は日記を書かなかったので、すっかり忘れていたのだが、今日になって「この間、なんか愉快な夢を見たはずなんだがなあ」と思って、必死に考えたが、なかなか思い出さず「ああ、残念ながら長期記憶に書き込めなかった」とガッカリしたが、頑張った甲斐あって、ふとした拍子に思い出した。

 サマソニっぽい、ロックフェスに行った夢だった。
 同行していたのは、現実世界でもロックフェスのお供であるT嬢というのも夢らしくないリアリティであったが、夢っぽいのは、その他にも両親と10数年来会ってない幼なじみも来ていたことである。

 ロックフェス上級者を気取る私は、あれこれと両親や幼なじみに講釈していたのだが(体力温存の秘訣とか)、そのフェスがサマソニっぽかったのは、会場と会場の間に住宅街があり、その付近を通ると住民はあからさまに迷惑がっており、フェス参加者がついつい中に入って休憩してしまうらしい集合住宅の入り口では、管理人が門番をしていた。

 サマソニはスタジアムとメッセの間に大きな道路が通っていて、そこを渡るときに、かなり「気」が抜けるんだよね。フジロックみたいに小川に分断されるのなら、小川から森の「いい気」が流れ入ってくるような感じなのだが、間があまりにも解放系だと「場」がまとまらないんだよね。

 つーわけで、かなりシラけるフェスであったが、「でも、休憩用テントが大きいから、雨が降ってもけっこう大丈夫だね」なんて話していたのだが、Tさんが「雨が小雨になったから、ステージも観よう」と言うので、テントから出てみると、巨大プロジェクタに映っていたのは、長州小力くらいぽっちゃりとしたボーカル。

 でも、それ、イギーポップだったんです〜〜〜〜〜〜〜〜

 でも夢の中の自分は、わりかし平然としていて「あれ?ずいぶん太った?」と言っている程度でしたが、T嬢が「ツアーしてないときにはいつもこんくらいらしいよ。で、ツアー前には絞るらしいんだけど、今回はキャンセルした人の変わりに急遽決まったから、間に合わなかったみたい」

 いや〜、オフシーズンは丸々太ってて、シーズンになるときっちり体を作るイギーポップって、すごくおかしくて、目が覚めてからもしばらく笑いがとまりませんでした。

●これは今日の出来事

 営業部のボスである役員氏の最近の野望は海外進出であるので、営業部の掲示板には「今、こんな国にアタックしてます」という近況のメモ書きが貼ってあった。
 某社員がそれを見て「だったら世界地図も張って、制覇したところに押しピンでも打ってさあ」と言うので、私もそれには同意していたら、数日後、他の社員が「得意先で子供用の世界地図付きカレンダーを持たされそうになったが、あんなのいらねー」とか言っていたので「えー、欲しかったのに」と会話していた。

 そしたら、さすがわ営業担当役員、どこからかちゃっかり世界地図をゲットしていた。
 どうやら、「この世界地図に御社の名前を入れて、宣伝グッズとして活用しませんか?」っていう営業が飛び込んできたので、サンプルで貰ったらしい。

 さっそく世界地図を貼ると、けっこうみんなボーっと見ている。特に旧ロシアとか東欧は自分が習ったころと全然違っているので、見入ってしまう。

 今日もぼんやりと眺めていたら、その世界地図の中にメッセージが書き込まれていた。

 「この世界地図を眺めることによって、自分たちに何ができるか、考えるきっかけになれば幸いです」

 はあ?


 「何ができるか考える」って、世界地図見て考えることと言ったら、あーた、





 世界征服!



 以外に何か?

 海外旅行の計画は、世界地図じゃなくて、本屋の旅行本コーナーだろう。

 世界地図見て、世界平和について考える人なんていないでしょ?
 いや「平和」という武器を用いて、世界を征服しようと企むというのだったらアリですが。

 そうそう、海外旅行でも、「何カ国制覇!」を目指している人は、部屋に貼って、征服した国を次々と塗りつぶしているかもしれない。アレキサンダー大王かチンギスハンの遠い子孫だと思われ。

 あと、もしかしたら、千人にひとりくらいは「四色問題」について考えるのかもしれないが・・・・
12月20日(木)

 心身共にダウンして、昨日は会社休んでしまいました。

 年末の多忙のためのストレスで、元々やや鬱気味だったのに加えて、火曜日の午前中から突然、会計事務所の担当者がヒツモンの雨あられで、昼にはすでに「なんか具合悪くなってきた、帰りて〜」という状態でした。

 何度も日記に登場していると思うけど、その担当者は、頭が悪い上にベラベラと喋りまくることで相手を消耗させる、相当手強いオジサンなのだ。
 こんなふうに話す人、ときどきいますよね?

 「それで、ミヤノさん、一つ御伺いしたいんですが、そちらで出資したA社への出資比率を教えてください。いや、その出資比率で益金計上しなくてもいい場合がありますので、例えば、30%なのかとか、25%なのかとか、おたくの持ち株が500株ですから、発行株数がわかればいいんですが、おわかりでしょうか?わかりますよね?」
 私の答え「それは先方に確認してみないとわかりませんので・・・」

 (「確認できたら折り返しご連絡します」と言おうとしたのに遮られる)

 「普通だと、たぶん資本金2千万円でしょうから、ええと、A社って何の会社なんですか?まあ、普通2千万円だとして、取得金額が○○万円で、持ち株が500っていうことは、25%を上回ることはないですよね?」

 「さあ、なんとも・・・・」

 「せいぜい、30%ってところですよね?いや、その比率で益金算入がどうか変わるもんですから、なるべく節税したいと思いましてね。だって、そのほうがいいでしょ?ですから、20%なのか、30%なのか・・・まさか50%超えることは無いですよねえ?このA社って何の会社なんでしたっけ?」

 「A社は、グループ会社であるZ社の子会社なんですが、ともかく、Z社に頼まれて出資しただけですので、詳細はZ社に確認してから、ご連絡いたしますから・・・」

 「ですからね?出資比率がわかればいいんですよ。そうしないと益金算入がね?ね?ですから、20%なのか、50%なのか、どうなんですかね?」

 「ですから、先方に確認しないと、私はA社の資本金のことなんて知らないです」
 「20%くらいですよねえ?」
 「さあ、わかりません」
 「50%ってことはありえませんよね?」
 「さあ、さっぱりわかりません」

 なんで、私がきっぱりと「全然知りません」って言っているのに、当てずっぽうで数字を言わせようとするのか理解に苦しむ。
 これが普通の会話だったら「A社への出資比率を知りたいのですが?」「それはA社に確認しないとわからないので、確認がとれたらお知らせします」の間に「寒くなりましたね〜?」なんて時候の挨拶を混ぜても、せいぜい2分くらいで済むはずなのだが、それを15分もやっていると、かなり消耗する。

 さらにこういうやり取りもあった。
 伝票操作の話なので、一般人にはわかりにくいというか、はっきり言うと私にもわけわからなかったので、建築の設計に例えてみる。

 「それで、ミヤノさん、お忙しいところほんとに申し訳ないのですが、資料でいただいた中で、ドアの設計なんですがね?あれって、ミヤノさんはきっちりとやる人なので、ちゃんとやっているのですが、たぶん、あれはあれで間違ってないんですよ」

 「ええと、どこのドアの話ですか?」(いきなり言われてもわからん)

 「いえ、あれは今年から法律が替わりまして、たぶん、ミヤノさんは、あのドアの幅を何センチとするところを前のままにしちゃっただけですよね?」

 「あ、やっぱり違ってました?法律が変わったのはわかっていたので、ちょっと違うかなとも思っていたんですが」

 「いえいえ、ですから、本当はドアの幅を何センチにして、そうすると、向かいの棚との整合性がとれませんので、そちらを何センチずらして、そうなると、ドア枠のほうも替えないといけないわけで・・・・」

 図面が目の前に無いのに、細かい数字をワーワー言われても、こっちも返事のしようがなくて、「ええと、まあ、それはいいように修正してください」と言ったら・・・・

 「いや、ミヤノさんが、これがいいと思って意図的にやっていたら、こっちとしても勝手に修正できませんから、念のために確認したんですが、ドアの幅が何センチで、向かいの棚が何センチでいいんですよね?」
 「・・・図面見ないと細かい数字は即答できかねますが?」
 「いやいや、ですから、意図的なものでないとわかればいいのです、こっちとしても勝手に修正できませんからね?そうでしょ?」

 ふーっ、と深呼吸してから、「ええ、ですから、私が間違っていたと思うので、修正お願いしますね?」

 普通はさあ、間違っていると思しき箇所をFAXで送ってきたりしてさあ、さらにはそれの修正案も送ってくれてから「ここは、こうするのがいいと思うんですけど、どうでしょう?」ってやってくれれば、こっちも「あ、そうだったんですか?私が勘違いしてました。じゃあ、修正お願いします」って、やっぱし3分もあれば済む話なのだが、なんで何度も何度も「ミヤノさんほどの方が間違えるはずがないとは思うのですが・・・」と傷口に塩をすりこむようなことを・・・・凡ミスはさらりと流してほしいんだけど?

 以上のようなやり取りを火曜日に何度も繰り返し、さすがの私も「なんか本格的に具合悪くなってきたから今日は早く帰る」と、ぐったりと定時には家路についた。
 さて、翌朝、目が覚めて、テレビを観ながらウダウダ支度していたら、お腹が痛くなってトイレに行くと、ゲロゲリゲゲゲ状態。
 「はあ、ちょっと過労気味だったのに、あの人にワシャワシャと責められて、珍しく胃腸に来たな」としばし休んでいたが、二度目にトイレに立つときには、立ちくらみがするし、「でも、今日は休めないのよ。会計事務所にまだ回答しないといけないことがあるから」と思って、具合悪かったけど、先にコンタクトレンズだけ入れて、視界をっくっきりさせることで気合入れたのだが、血圧がだんだん下がっているようで、「じゃ、歯を磨こう」とか「じゃ、顔を洗おう」というたびに、ひどい眩暈。

 我が社はフレックスだから、昼ごろ出勤してもいいのだが、10時まで「ああ、具合悪い」と格闘したあげく「体は正直だ。今日もあのバカから質問の雨あられ状態をやると、マジに心神耗弱になるという危険信号を発している」と自分を納得させました。

 懸案事項の中には、役員決済が必要なものがあったのですが、その役員が今日休みなのを知っていたので、今日は結論出せないことがわかっていたのです。なので「できたら、今日中に?ね?ね?」って電話をなんとかやりすごす必要があることはわかっていたので、だったら私も休んじゃえば、必然的に明日に流れるわけだ。

 もー、具合悪いし、有給いっぱい残ってるし、休んじゃえ!

 会社に電話してマスオさんに、「○○会計の某氏のせいで具合悪くなりました」と宣言して、今日やらなければいけなかった振込みだけ指示して、「たぶん、○○会計から電話かかってくるけど、テキトーに聞き流しておいて」と言っておいた。

 今日、出勤すると、エビワカちゃんが「ミヤノさん、○○会計のせいで調子悪いんですって?」と笑ってくれた。

 朝からさっそくFAXで5項目くらいの質問事項が来ていて、それへの回答を用意している間に、バカおじさんから電話があったのをエビワカちゃんが取り次いでくれて、ぷぷぷと笑いながら「○○さんからお電話ですけど、大丈夫ですか?」

 ごめん。自分だけじゃ抱えきれなくて、君らを味方につけてしまいました。
 ほんとはさ。ある人を「ばーか、ばーか」と言うのは個人的な問題で、その人をよく知らない人にまで「いかに、あいつがバカで、そのためにいかに自分が苦労しているか」って教えるのは反則だと思っているのよ。
 でも、あのバカに限って言えば、ハイジもいつも「ええと、ミヤノさんに伝言があったんだけど、ええと、オレ、あの人が何喋ってんのか理解できなくてさ?」って言っていたので「それは、ハイジ君のせいじゃないよ。あの人の話は誰にも理解できないんだ。だからいいんだよ」と、慰めていたが、マスオさんやエビワカちゃんにも「あの人の言うことは聞き流しておいてください」と言ってあげないと不親切でしょ?

 でも、マスオさんも天然だから、前にも私が平日に休んだときに翌日に「昨日、ミヤノさんが休みだったので、マスオさんに伝言したのですが?」っていう案件が「マスオに言うな〜」っていうデリケートな案件だったし、そもそもマスオさんはその案件に関与してなかったので、何を質問されたのかさっぱりわからなくて、見事に「右から左へ聞き流した」ようで、「こういう伝言ありました」という申し送りもなかった。

 マスオさんの鈍感さは、少し気に触るが、こういうときは、本気で羨ましい。

 そんで今日は、マスオさんが「ちょっと気分が悪くて」と電話してきたので、「ん?やっぱ私が調子悪いのは伝染性のなんかなのか?」と思ったけど、「これから出勤するんで遅くなります」っていうだけだったが、「そういえば、昨日、ミヤノさんに○○会計から電話があって、それをメールするの忘れてて」と言うので、「もう、とっくに朝からFAXが来てて、電話したよ。○○とかの件なんでしょ?」
 「そうなんです。で、よくわかんなかったんですけど、たぶん、あれがどうで、どうのこうので・・・・」
 「うん、わかってる。あの件は他人に伝言をたのむ類のことではないから、大丈夫だから」

 今日はその会計事務所ご一行が来社したのだが、お茶汲み担当のエビワカちゃんは後で「ここに座ってたのが、例の○○さんですよね?」と、このワタクシを神経衰弱させたツワモノの顔がわかってご満悦の様子で、よーございました。

 その担当者も相当の「宇宙人」であるが、そこの先生は、彼よりは多少頭がいいが(税理士資格とってるんだから・・・・)、「オレは仕事ができるんだぜ」とアピールするために、普通よりも30倍くらいの大音量の声でお話になるので、とても疲れる。しかも、「オレは仕事ができるんだぜ」のアピールには横文字が必須らしく、「去年のあのオフバランスは?」とか、どーでもいーことで横文字連発するので、それに笑顔で応答する1時間はまさに修行。

 はあ・・・・でも、年に一度の我慢だし。
 でも、一昨日はついつい「私には、○○会計手当てを支給してもいいと思う」と絶叫してしまいました。
 あれを耐えれば、3万円くらい手当てが出るのなら、「この手当てで鮨でも食ってやる」と耐えられるのではないかと・・・・。

 そんなこんなで、けっこうキツかったですが、「半ばズル休み」な休みを貪ったら、フジテレビの午後のドラマ再放送枠で、やっと「やまとなでしこ」を観ることができました。

  観たかったのよ。堤真一の出世作だったのに、話題になっていた当時、全然観てなかったし、かなり後に放送された「恋のチカラ」は再放送で観たのだが「あれって、やまとなでしこの焼き直し?」って言われていたので「ああ、元ネタ知らんし」とがっかりしていたのであった。

 今となってはなかなか観ることができない「いい人」役の堤真一にちょっと萌え。ウィキペディアでは、「やまとなでしこ」のキャスティングをそのまま置き換えたのが、クサナギ君が「いい人」を演じた「恋におちたら」と書いてあったが、ほんとそんなかんじ。

 でも、それまでも、そこそこテレビドラマの主演級に抜擢されながらも、あまり一般的に知名度のなかった(「私がそのころ「堤真一がいい」と言ったら、友人に「西武系の人?」と言われたのは何度も日記に書いた有名な話)堤真一を月9に抜擢したというのも不思議な話だが、堤真一はなぜか「オクテ」をやらせると右に出るものがいない。そのポイントを押さえると、おもしろいドラマになるが、ただの「カッコいいおじさん」をやらせると、あんまし面白くないので、「SP」も全然観てない。(派手なアクションで頑張る岡田君にも興味が無い)

 阿部ちゃんも結婚しちゃったことだし、阿部ちゃんのテリトリーを少し堤真一に譲ってもいいのではないか?

 いや、まったく「ガリレオ」のフクヤマの役を堤真一がやっていれば、毎週真剣に観たのにね。

 つーわけで、とにかく私はラブコメ好きなので、堤真一主演のラブコメが観たいだけである。
12月17日(月)

 やっと心を入れ替えて(入れ替えてばっかで、どれがホントーの私だかわからなくなる。と何度もしつこく繰り返すあたりが、ホントーの私らしいような)、ファイルを替えた。

 いえ、土日に久々にリフレッシュしてしまったものですから。

 リフレッシュちゅーか、「部屋に篭って、ひたすらマンガを読んでいた」だけです。

 当初の予定では「もう年内は、土日休めることは無いので(厳密に言うと29、30日は休みだが、さらに厳密に言うと、29、30日というのは「年内」ではなく「年末年始」であろう)、掃除くらいしておこう」と思ったが、予定は未定とはよく言ったもので、土曜日の昼頃目が覚めると(ウモ〜君でも寝坊できるようになった)、なんだかマンガが読みたくなり「そーだ、久々にバルバラ異界を通して読んでみよう」と思ったのがいけなかった。

 巨匠・萩尾望都が、今さらながらSFの賞をいただいた「バルバラ異界」であるが、登場人物のキャラが全盛期の作品に比べると薄いのと反対に、物語の構成はけっこうクドいので、読んでて疲れるから、きちんと通読できたことがなかったのである。

 前にも書いたかもしれないが、やっぱし「マージナル」と「銀の三角」を混ぜて再構築したような作品で、最初読んだときに「まーた、父と息子の確執かよ」と思ったが、改めて読んでみると、その要素はとってつけたような感じで、結局「時空を超えた世界の再構築」つうのが本題だったのかねえ?と思ったけど、何度が読み返すと、それなりに楽しめる作品だということがわかった。
 つーか「銀の三角」なんて、三回くらい真剣に読み返さないと、ぜんぜんわかんなかったもんな。

 それでやめておけばよかったのだが、ついつい口直しにもっと緩いのが読みたくなり、坂田靖子の「黄金の梨」を読んでしまったあたりで、「引き篭もりの週末」は約束されてしまった。

 部屋の掃除するどころか、狭い部屋に漫画本が床に散乱する小宇宙を形成してしまった。漫画本や洗濯モノの間に漂う綿ボコリもまた、宇宙空間を漂うガス星雲のよう。
 そんな中で、デーンと寝転がって漫画を読みまくる自分は、立派な宇宙の屑である。存在自体がブラックホールとも言える。

 そんなわけで、全くテレビを観なかったので、今朝のワイドショーでやっと佐世保の散弾銃での殺人事件を知った。私が通っている(会費払っているだけで、また全然行ってないが)スポーツクラブの系列だったので、少しだけテンションあがった。

 さて、リフレッシュの甲斐あって、今日も元気に仕事にいけたけど、また全然捗らなね〜

 新会社のために、いろいろ契約書を作成しなくてはいけなくて、夕方やっとそのための資料が揃ったのだが、もうヤル気なくて、「明日がんばる」とマスオさんに告げて、今日は7時ごろ退散しました。

 ルーティンこなすだけでも、いっぱいいっぱいなのに、そういう頭使う必要のある仕事が山積みになると、プレッシャーに負けて逃げ出したくなるが、一晩寝れば「ふー、しかたねー、やるべ」という気分になることもあるだろう。

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