可燃物な日々

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2月15日(金)

 なんだかんだ言っても、自分が運動するのに専心しているので(今日も行った。これで今月は6回行ったことになり、1月の損を少し取り返したかんじ)、オリンピックを全然観ていない。
 今朝はなかなか起きられなくて、ワイドショーをつけっ放しにしていたらフジテレビでは同社社員の里谷が生出演して長々と喋らせれており、今日は芸能的にも社会的にもスポーツ的にも大したニュースがなかったことが偲ばれた。

 私が「自分にとってはアンビリーバボーだけど、どうやら標準らしい人々の会話収集所」として愛用している(ユーミンのファミレスでネタ探し伝説みたいなもんっす)プールのサウナルームでも、先日は当然のことながら「常連たちの当り障りのない会話」としてオリンピックの話で持ち切り。

 「だめだね〜全然メダルとれないじゃん」
 「もう金は出ないだろう」 
 「ジャンプもだめだったしねえ。もう何もないでしょ」
 「ショートラックがまだ残ってるよ」

 という会話が目の前で展開されると、「はあ、やっぱみんなそう思ってるのかねえ?」と「日本選手の活躍」にあまり興味のない私はポカンとしてしまう。テレビが「日本のメダルは!」と騒いでいるのは、そういう切り口でやらないと番組が持たないからなのだと思っていた。私がディレクターだったらやはり日本選手中心にやると思う。だってそれが一番ラクだから。
 
 そういう風潮には「あ〜あ、それよりもまあ、日本人が敗退したあと、淡々と放映している映像が好きだから後半に期待しよう」と達観してた。サッカーなんかだとやっぱり日本が残っているときには気になってしまうので、日本がきれいさっぱり消えた後の決勝リーグが大好きだ。テレビの司会者達もストイックなかんじになるし。解説も概ね冷静で安心して観てられる。

 などと思っていたら、今日の話題は「フィギュアの審判、不正行為の疑い」で、フランスとロシアが談合してたとか。ああいう採点競技はだから嫌いなのよね。
 昔(中学・高校時代)はわりとフィギュアは好きだったのだが、だんだんとあれがスポーツ競技だと思えなくなってしまった。それに、どういう採点基準だかよくわからないし、「芸術点」ってやつもビミョー。観るのは好きだからテレビでやっているとついつい観てしまうが、年をとるにつれて「アイス・ダンス」みたいな、審査基準がかなりダンスなもののほうが、技の難易度と成功率と芸術性がごっちゃになってしまったシングルやペアよりも純粋に楽しめる。

 今回の事件で「メダル獲得に躍起になっているのは、他の国も同じなのね」という、ダサダサな安堵を覚えてしまった自分も情けなくもある。

 そういえば、サウナでは「日本もメダル獲った選手にもっと報奨金をはずまないと世界に負けてしまう」というご意見の方がいらっしゃったが、たしかに国から出るお金は少ないが、その代わり民間からはかなり報奨金というか、CM出演料とか、あと引退後タレントになるのがわりとイージーなので、旧社会主義国のように「メダルとれば一生安泰」という意味での平等さはないが、キャラがたっていれば金メダルでなくても生活はできるような仕組みになっている。
 冬季種目では原田あたりが最有力だろう。その気になればぜったいに稼げる。

 そう考えると、やはり採点種目で地元有利の風に負けてしまったらしい、スノボの高校生のなんたら君も、メダルを逃がしたことも惜しいが、あそこでメダルを獲っておけば、「メダリストだけど、ほとんどチーマー」というキャラをテレビ界に売れたわけだから、あれだけ悔しがるのもわかる。だって、よくわかんないけど、スノボの世界では「オリンピック」っていうのはそれほど評価高くなさそうだもん。新参種目だし、ほんとにスノボに注目している客たちは他の権威ある大会のほうに重きを置いていると思うから、普通にプロとしてスポンサーをつけたいのなら「シーズン1位」で十分だし、オリンピックという独特の「国別競争」という枠がない大会で実績をあげたほうがいいに決まっている。

 と、勝手に考えてしまうのは、私はテニス好きだが、オリンピックのテニスで誰が優勝したかっていうのはテニスの世界では軽んじられていると思うからだ。普段は高額の賞金を貰ってバリバリ稼いでいるトッププロが、母国のスポーツなんちゃら委員に「○○さんが出てくれれば、うちの国、メダルが一個増えるんですけど・・・・」と説得されて、本人も「まあ、メダル貰うのは吝かではないし、それで一般企業のスポンサー増えればいいかも」という程度の気持ちで出場しているのかと思ってました。

 オリンピックなんて所詮そういう「見本市」でしかなく、でも幕張メッセで開催される各種メッセになぜか沢山いる「コンパニオン」たちに群がる人たちがいるのと同じで、オリンピックの競技自体はそれなりに楽しいので、それなりに楽しむのがいいのではないかと思いますが、だから確かに「メダルを巡る人間ドラマ」が今回少ないようなので、テレビ局も困っているようですな。やはり「コンパニオン」がいないメッセで取材陣が途方に暮れるのと一緒でしょう。

 やはり一応、かつてはその業界の末端で飯を食っていた恩義もあるので小さい声で言っておこう。
 

 がんばれニッポン!     視聴率出ないと困るぞ!
 
 
 

 希望的観測としては、来週あたりは取材陣もあきらめて「海外選手のドラマの主人公探し」に駆け回ると思われ。この間のオリンピックの水泳みたいに、「50メートルプールで泳いだのはじめてだった」というようなクラスの出現を待ち望みましょう。アフガニスタンの選手とかいないんですかね?インドVSパキスタンのカーリングとか中継してたら見ちゃうんだけどなあ〜そのくらい、下準備しておけよ>テレビ局(アフガニスタンからキャラ立ちそうなの用意しておいて、サポートしても「電波少年」よりも制作費安いと思うけどな)



2月14日(木)

 仕事も一段落したので、次の山場がくるまでの間のんびり。請求書を貼り付ける用紙を作ったり、たまった書類をファイリングしたりという、わりと好きな単純作業ばかりやっていた。
 同僚が休暇を終えて今日から出勤だが、仕事溜まっているので朝から気合が入っていたが、ちゃんとチョコレートを配っていた。私はその様子を見て「はあ、バレンタインか」と思い出す。バレンタイン・デーも年々盛り下がっているように感じられるのは、単に自分が「降りた」からなんだろうか?でも、今だに女子社員でお金集めたりしているような職場ってやっぱりあるんすかねえ?そういう集団取りまとめには出会ったことないのですが。

 高校生くらいまでは「バレンタイン」はけっこう本気のイベントだったし、大学のころはサークルの友達などに配ったりしたけど、勤め始めてからは会社で義理チョコを配ったことがない。前に働いていた会社では、私以外の女性は各々やっていたが、私は無視していた。そういうキャラではないと認められていたので、別にプレッシャーはなかったが、ホワイトデーに奥さんにハンカチなどの小物を用意させる人が、いつも大目に用意していたので、それが余ると私にもくれたるときにはちょっと申し訳ないと思った。「私、チョコあげてないんですけど」といちおう遠慮はしたが、「でも、余っても処分に困るからさ」と言われると、そのとおりなのでありがたく受け取っていたな。

 夕方、給湯室でコーヒーを汲んでいたら、隣の部署の唯一の女性社員(私より10歳ほど年上)が、
 「朝ね、今日どうするのか、みんなに聞こうと思ったんだけど、忙しかったからそんな暇なくて・・・」
 と言うので、「はあ・・・私はめんどうなのでやりませんが」と答えたら、「○○さんも(私の部署の子)やらないっていってたから、よかった」とか言っていた。

 あのさ〜、聞いて回るんなら、当日じゃ遅いだろう。それで、もしあなた以外の全員が各自用意してたら、どうすんの?と、思いました。慌てて買出しに行くとか、それとも配る子に「お金払うから一緒に買ったということにしておいて」と交渉するのか?
 それに「みんながやるなら私もやらないと」というのは、すご〜く嫌いなのでした。
 やるんなら、堂々と楽しんでやればいいし、やらないんなら堂々とやらなければいい。「みんなやらないなら、私もやらなくていいんだ。よかった」というのは一番ずるいと思いました。

 バレンタイン自体は嫌いではない。なにせチョコレートは大好物だし、子供のころは母がいつも買ってくれたし、父親が会社で貰う義理チョコが食べられるのを楽しみにしていた。「クリスマスはケーキ。正月は餅。節分は豆。バレンタインはチョコ」なのである。
 今日も自分では配らなかったが、保険の外交員が持ってきたチョコが給湯室に置いてあったので、コーヒーのツマミにバカスカと1人で食っていたのであった。このイベントが「男がチョコを配る日」だったら、きっと、男の子社員たちに「○○く〜ん、私にはチョコくれないの?ゴディバがのトリュフがいいんだけどなあ?」とか言っていたに違いない。

 今日も定時に帰れたので、プールでのんびりできた。人生こういうゆとりが大切である。これで土曜日がちゃんと休みだったら文句ないんだけどね。



2月13日(水)

 今日は派遣の人が、去年不動産を取得したのでそれで税務署に行くというのでお休みしていたので、朝はコーヒー沸かしたり、給湯室の掃除をしたりして、その間誰も社員が出勤してこないので(フレックスだからみんな遅い)、隣の部署の派遣の人が電話をとってくれていたのだが、慣れない彼女たちでは対応できない電話も多いので、いちいち替わっていたりして、それからやっと自分の仕事にとりかかったが、休んでる同僚の仕事である現金出納や、領収書用意してくれだの、発注書用意してくれだの慌しく、その間、いつも派遣の人が主にとってれる代表電話も出ないといけなかったので、なかなか集中できず、午後には銀行と郵便局に行って、帰ってきてからまた自分の仕事の最中チェックをしてなんとか夕方5時には終了。集中してやれば2時間くらいで終る仕事なのに一日かかってしまったぜ。あ〜でも、あんなにバタバタしていたのにちゃんとやれてやっぱ優秀。(毎回言い訳しているが、誰も誉めてくれないから自分で誉めて憂さを晴らしているのです)

 それにしても、昔(と言っても1年くらい前だが)超ヒマだったときに誰もやる人がいなかったから「じゃあ、私がやってやるか」と安請け合いした仕事が今になると重い。発注書も、システムには事務職がいないので、他の部署の事務アシスタントにそれをやってもらおうとしたら彼女が露骨に嫌がったので、それほど頻繁にあるものでもないので「じゃあ、暫定的に総務でやりましょう」ということになったのだが、今日、手配を頼んできたシステムの人は「これって、発注するといつ入荷するんですか?」と私に聞いてきた。
 「いや、あの・・・・そういう手配は皆さんご自分でやっているのだと思いますけど・・・・私は形式上必要な書類を作って送ってるだけなんで・・・・」
 と、ごまかしたが、こっちはボランティア精神で「ほんとはシステムの連中も自分でやってほしいのだが、専門職の人たちの時間を無駄にするのは心苦しいから、私の空いている時間にやってさしあげよう」という気持ちでやってんのに、そこんとこわかってもらえてないとなると、なんかなあ。

 さらに仕事の愚痴。最近、どかどかと、ソフトのアップグレードの依頼書が回ってくる。あれもそれぞれ申し込みと支払方法が違っていて、よく読んで対応しないと「これはまず銀行で振り込んでからファックス」とか「郵便局で振込み」とか「添付されたハガキを出せ」とか「振り込む際にはIDナンバー入れろ」とか複雑で、片手間にやっていると、ときどきそういう手続きに漏れがあったりして、そうなると担当者から「この間、アップグレード申しこんだやつがまだ来ない。調べてくれ」とか言われるので、1ヶ月前の書類をひっくり返して、よく読むと、ひっそりと「ここの口座に振り込め」とか書いてあり、「あちゃ、同じときに回ってきたやつが、FAX送って品物が来たら郵便振替で支払だったから混同してたよ」と、担当者に「すいません、申請方法間違えてました」と謝っているのだが、普通の会社だったらそういう手配まで経理がやるとも思えない。手配は担当部署でやってもらって、「これを支払ってくれ」という支払依頼書が回ってくると思うが、その部署もそういう手続きを担当する人がいないので、ズルズルと経理でやっているというかやってあげてんのにさ〜。わかってる?

 まあ、小さな会社の経理はいろいろやらないといけないのであった。
 昔いた小さな会社では、各部にそれぞれ事務処理をしてくれる人がいたので、その人を教育してればよかったんだけど、今の会社はそういう仲介役がいないから面倒なのであった。みんな忙しいだろうし、それに人手不足なのもわかるが、専門職を増やすよりも、そういう書類の流れを潤滑にするような事務職を置いて、専門職の負担を減らしてあげたほうが効率がいいと思うんだけどな。

 今日はやっと定時で帰れたが、愚痴愚痴がとまらなくなるくらいのストレスが溜まり、夕方になったらすっかりくたびれて、またダルくなってきたが、がんばってスポーツクラブに行ったら、かなり気分がよくなったのだが、それでもこうやって愚痴を書きまくり。つうか、愚痴を書ける程度には元気になったということか。
 まあ、でも、今年もまた例の社員旅行の申し込み期日が迫っていて、「どうしよー、行きませんって言いたいけど言えるかな」と小心者ゆえにちょっと悩んでいたのだが、1月に自分の旅行で休んで、その前後が大変だったし、今の状態では行きたくもない旅行で平日4日間も休むゆとりはどう考えてもないざんすから、やっぱパスしよっと。ここんとこたぶん、傍目に見ても忙しそうだし、有休ケチって土曜日出社しているわけじゃなくて、出勤しないと仕事終らない状態なのは、一応アピールしているつもりなので、チャーンス!(・・・・ってずいぶんくだらない問題だな。ニッポンは平和なり)



2月12日(火)

 ダルい週明けだが、仕事は溜まっているので午前中から黙々とやっていたが、午後になってあれやこれや他の人の仕事で振り回され、ふと気が付いたらもう5時で、やはり定時の6時までには終らず、1時間残ってマッハの速さで今日の分は終らせた。ほんとはもう一段階片付けて、明日はのんびりやりたかったのにぃ。

 しかも、ここんとこずっとこのペースなので、少々へたばっているというのに、今月中に2回も外のお仕事のお手伝いに借り出されてしまうことが今日判明した。仕方がないのだが、なにせ私は自称「深窓の経理のおね〜さん」なので、人前に出るのが大変苦手である。はにかみやさんだし〜。(そう言っても誰も信じてくれないのだが、自分のことは自分が一番よく知っているのだ)昔の職場でも冠婚葬祭の手伝いにはよく出動させられたが、たいてい奥の間でご祝儀袋や不祝儀袋を片っ端から開封してお金を数える役だったのでわりと気楽であった。

 関係ないが、冠婚葬祭(主に葬祭だけど)の裏方を数多くこなして学んだこと。

  1.  大きい結婚式や葬式では、そうやって部外者がお金を数えることが多いので、新札だろうが旧札だろうが、金が表記と合ってればどーでも良い。一番困るのは、ときどきある「お金を入れ忘れている」やつである。
  2.  だから、祝儀袋が豪華だろうが質素だろうが、葬儀なのに「ご仏前」になっていようが関係ない
  3.  しかも、豪華な袋ほど水引も豪華で開けるの面倒なので、できれば全員水引無しのシンプルなもので持ってきてほしい。
  4.  名前はちゃんと楷書で書いてくれよまったく。読めねーじゃん。いくら習字が上手だからってシロートに読めない文字で書くのは非常識だと思う。結婚式だといいけど、葬式だと会葬者名簿を端からめくって調べてんだコラァ。
  5.  名前はちゃんとフルネームで書くのが常識だろうが!(親類関係に多い苗字だけしか書かない人)
  6.  香典袋から金額と氏名を書き起こして、それを親族に渡して、親族が「半返し」リスト作るんだから、香典袋にはちゃんと「お返し」を送ってほしい住所を明記するように!住所の無いものはやはり会葬者名簿から洗い出さないといけないのよ。すごく大変なんだから!
 以上。あくまでも会葬者数百人の葬儀や、大きなパーティなどにご祝儀を持って行く場合の最低のルールでした。こじんまりした葬式ではあまり必要ないかもしれませんが、きちんと書いてあると開けている人間は「この人はきちんとしている」と評価してくれます。ひどいの多いからなおさら目立ちます。立派な袋を購入して無駄遣いするよりも、そっちに神経くばれよってかんじです。あと、これは個人的な印象ですが、筆を持ちなれない若い人などは、無理して筆ぺんで毛筆書きするよりも、サインペンなどで丁寧に書いてあるほうが印象が良いと思います。裏に書く金額なども無理して漢数字(「壱」とか「参」とか)で書いて間違うよりも、普通の数字で書いてくれたほうが、読むほうも読みやすくて好感が持てました。
 葬儀を取り仕切った経験のある方ならご存知でしょうけど、最終的に毎回数件「だれだこれ〜」というのが残り、それがリストになって親戚中を回ります。遺族が多かったりすると、誰の関係者だかわからない場合も多い。

 私はそういうのをずっと見てきたので、自分の弟の結婚式に包んだお祝いにもついつい住所を書いてしまいました。余計だと思いつつ。(結婚式の場合は招待状を出した客しか来ないので、不要である)

 一昨日の夜遊びの疲れと、今日の仕事の多忙疲れで、夕方になったら頭痛がしてきた。スポーツクラブの支度はしてきたのだが、諦めて帰宅。
 家に帰ると、留守電にメッセージが残っていたので、「また派遣会社かな?」と再生してみたら、また「ヤ○セ」だった。前にも入ってたんだよな。顧客の誰かが電話番号を書き間違えてるのか、担当者がたまに掛け間違えてるのかわからないが、試乗会のお知らせとかされてもさあ・・・・

 だから私は免許持ってないんだってばさ!

 と、心の中で小さく叫ぶ。なんだかピリピリしてっから早く寝ようっと。



2月11日(月・なんの日か忘れたが祝日)

 12時半にイメルダ君と新宿で待ち合わせてリキッド・ルームへ。
 11時半開場だったので丁度いいと思ったが、リキッドへ到着するとまだまだ人が並んでいて、リキッドは7階なのだが、1階まで行列。列はトロトロと動くのだが、私たちの後にもどんどん人がやってくる。
 そうやって人でびっしりの階段を上がっていると、時間が異様に長く感じられたが、結局、中に入れたらもう1時半だったので、40分くらいかけて7階まで到達したことになる。こんなに混雑しているというのも久しぶりだが、入り口に着いてみたら、当日券も前売り券も1列でいれていたので「こりゃ時間かかるわな」と納得。普通、当日と前売りは2列にして、前売りの人をどんどん入れているのにね。

 そういうわけで、中に入るとまあまあの込み具合。ロビーはそれなりに混雑していたが、フロアの奥のほうはそれほど混んでいないし、踊れるスペースに困ることはないようだった。2時になってもDJがブケムに替わる様子もないので、体力温存のため隅で座っていたりしたが、2時半になってやっとMCが登場したのでフロア前方に陣取り、2時45分にやっとブケム様のご登場。

 いつもながら、凛々しく美しいお姿に感激する。心が洗われるわい。
 2時間くらい途中でときどき休みながら、ガシガシ踊っていたが、4時半過ぎたらさすがに疲れてきて、立っているのが辛くなったし、「もう十分お姿も拝見したし、音も聴いたのでもういいや」とブケムはまだプレイしていたが、5時にはリキッドを出た。
 昨日の夜の寒かったが、朝の寒さはまた格別。三茶に着いたら、ほてった体もすっかりクールダウンしていて、さらに寒さがこたえたので、帽子をかぶってさらにコートのフードを降ろし、首の周りを手袋をした手でしっかり押えて隙間をなくし、なんとか寒さをしのぐ。

 昼頃、KM君からの電話で起こされる。例のプロジェクトの初期段階の企画書が見つかったので、それをメールで流してくれるというので、起き上がってパソコンを立ち上げメールチェックしたが、1メガもある内容なので、読むのが大変。それでも、ざっと目を通し、KM君に電話して感想などを述べる。私はその世界に疎いので、ちゃんとした意見は述べられないし、もうちょっと話が進まないと具体的にどうなるかもよくわからないが、まあそれでもちゃんと話を聞いて、なんとか感想を言えるだけマシか。しょせん、私のできることといったら、その仕事が上手くいったら自慢話を聞き、ダメだったら愚痴を聞くくらいだから、それをきちんとこなす下準備だと思っておりますので。

 電話が終って、またダラダラと寝る。夕方暗くなってからやっと起き出し、昨日も今日もまともなものを食べていなかったので、近所のわりとまともなビストロに行く。ファミレスに毛の生えたような値段で、ゆっくりとまともな食事ができるという、なかなか使える店である。
 家に帰って、シャワーを浴びて、頭を乾かしながら、日記でも書こうと思ったら電話。またKM君かなと思ったら、今度はB君だった!すげー久しぶり。前に電話したときには奥さんが妊娠中だったが、無事出産して女の子だったという。可愛くてしかたないらしい。仕事のほうは、相変わらずいろいろやっていて安定していないようで、いろいろ苦労話もしていたが、やはり父親になると精神的に安定するみたいで、話し方にトゲが少なくて素直に聞けたし、私が相変わらずついつい「忌憚なきご意見」を言ってしまっても歯向かってこなかったので「ふふ、お父さんになったのね」という感じだったが、逆に向こうから「みやのさん、話方しが安定したね」とか言われて、ちょっとムカつく(笑)長い付き合いなので、向こうもそういうこと言うと、私がムっとするということを心得ておったがさっ。

 つーわけで、みんなお仕事がんばってね。という一日であった。



2月10日(日)

 昨晩は、また長電話していたら夜中の2時になってしまった。
 そのまま崩れ落ちるように眠る。
 昼間に電話がかかってきたのだが、「日曜昼間の電話はどーせセールス」と思って留守電対応させたら、KM君だった。彼が関わるプロジェクトの話をメールでやりとりしていたので、「ちょっとお話したいと思って」とかけてきてくれたらしいが、起き上がる気力がなかったのでパス。もうちっと頭がはっきりしているときにちゃんとお話ししますんでまたかけてね。

 そんでまた浅い眠りに入ったのだが(休日の目標睡眠時間は12時間なので、まだあと2時間は眠らねばノルマがこなせない)、そんときの夢がものすごい混沌とした世界であった。昔の職場関係と今の職場関係と新旧友達が入り乱れていた。

 新興宗教の道場みたいに(テレビで観たオウムの出家者がたむろっているような場所)広い部屋のあちこちにはちゃぶ台のようなテーブルが置いてあって、それぞれにパソコンが載っていて、私のマシンをWEB制作の派遣の人がなにやら操作していて、「ちょっと必要ななんたらファイルが私のマシンでは立ちあがらないのでお借りしています」というので、「ヤダなあ断りもな」と思いつつもモニタを見ると、「どっひゃああ、こんなの職場の人に見せたくない!」という画像が開かれている。しかも、後ろにはなぜかうちの母がおり、「こんなのお母さんにも見せたくない」と慌てて遮ろうとするが、その画像がなかなか消えない。(「どうしても○○ができない」というとても基本的な夢のIT版)

 なんとか、デスクトップ画面に戻すが、アイコンがコンガラがって重なり合ってしまっていて、全然操作ができない。
 そうこうしているうちに、昔の職場関係らしい、出入りの芸能プロダクションのパーティーというのに、ゾロゾロみんなで繰り出す。レストランを貸しきってやっていたのだが、中は怪しいバーのように薄暗く、客はブッフェ式で好きに料理をとって席で食べている。私のお向かいに座った見知らぬ中年紳士がとても上手に料理を皿に盛っていたので、「お腹が空いたし、私も食べよう」と料理を選ぶが、どれも美味しそうで、あれもこれもと盛っているうちに、くぼみのある大きなスープ皿が山盛りになってしまい、「なんで私はあの人みたいにきれいに盛り付けられないのだろう」と少し落ち込む。

 その後、お店を出ようとするが、なぜか厨房を通り、厨房には、現在の会社の社長がひいきにしている寿司屋のスタッフがいた。通りがかりに挨拶していると、なにやら珍しいものがお皿に盛られている。「これはなんですか?」「ああ、これは○○なんだよ、珍しいでしょ?」と味見させてくれた。大きな細長い豆のようなものだったが、なにしろ寿司屋だし、どうやらそれは魚介系のものらしく、たしかイクラみたいな卵らしいのだが、口に含むとかすかに生臭く、でもまったりとしていて食感は豆。それでも、そこにいた人たちで「おいしいね」と一粒づつ食べて、宿泊施設に行く。(いったいあの食べ物はなんだったんだろう?)

 宿泊施設は、電車の椅子を取っ払ったような細長い部屋で、そこでみんな床に敷いた布団にてきとうに寝転がっていた。
 「そういえば、Y君がいない」と誰かが言う。たぶん、KM君(電話があったのでこんなところに登場させてしまった)。「たぶん、海のほうに行っているのだと思います」というので、窓から外を見ると、海というよりも干潟というか、ムツゴロウがいそうな浅瀬が広がっており、早朝の薄明かりの中、その浜辺(?)を散歩している人の姿もちらほら。「う〜ん、双眼鏡がないと、どこにY君がいるかわからないねえ」
 KM君(らしき人)曰く、「Y君は最近、食事もしないんです」
 そこでなんか、よくわからない説明が展開してた。ヘンな医者にハマっていて、その医者の治療というのが、炭水化物の摂取をやめるとかそういうものなのでY君はそれを信じて実践しているとか、Y君は睡眠障害児なので、その治療によって脳内物質のなんたらがどうしてどうなるという説明を受けるが、よくわかんないので、「じゃあ、あたし、探しに行ってくるわ。自殺するようなキャラじゃないけど、そんな状態で1人で海辺にいるのは心配だから」と外に出る。

 しかし、そこは海に向かって斜面になっている町で、道もごちゃごちゃで、どうしても海岸に向かう道が見つけられない。あきらめて引き返そうとしたが、今度は宿がどこにあるかわからない。私は普通に方向音痴だが、わりと一度とおった道は覚えているほうなので、道に迷った自分が信じられず、「そんなはずはない」と怒っていた。

 目が覚めたらもう3時だった。Y君元気で生きているかなあ。ここ数年の近況を知らない。

 などとしんみりしている場合ではなくて、掃除洗濯をして、今夜はお出かけなのである。



2月9日(土)

 地道にお仕事。何人か他の社員もいたが、やはり仕事溜まっているらしいも黙々とやっていたが、夕方になると役員に拉致されてしまった。仕事じゃなくてお遊びのお付き合い。上司にとっては仕事であるので、「お先に失礼します」と言う彼を「行ってらっしゃい」と見送る。私の方は、今日やっておきたかった仕事の8割くらいをなんとかこなした時点で、隣の部の部長が、なにやら一生懸命プリントアウトしているので、てっきり仕事しているのかと思っていたら、「昔の社員証の顔写真」のファイルを発掘して、大きくプリントアウトして、写真の本人に見せてみるという「嫌がらせギリギリ」なことをやっているのが判明したので、その様子を見ていたらかなり脱力してしまったので、「いいや、残りは来週にして、今日はとっとと帰ろう」と早目に切り上げた。

 土曜日や休日にも皆出勤しているが、やはりダラダラムードが漂うし、来客も電話も少ないため「休日出勤」という気分になるため、みんなあんまし真面目に仕事をしていないことが多い。それでも、フロアにあまり人がいないと、仕事ははかどらなくなる。静かすぎてヤル気が起きないのだ。他の社員が、お茶飲みながら無駄話をしていると(他のフロアもそうらしくて、暇を持て余した人がやってきて延々と喋っていたりする)、たしかに「私はこんなに忙しいのに無駄話ばかりしていてムカつく」とも思うが、心がそれほど荒んでいないときには、「人は人、自分は自分。私は自分の仕事をきちんとこなせばいいだけだ」と思えるというか、無理やりそう思おうとするので、それが仕事をする原動力になるのだ。

 と、書くともっともらしいが、早い話が「ふふん、私なんてこんなに忙しいのよ!」ということをアッピールするために、ムキになってキーを打ってしまうのである。
 我ながら損な性格であるが、「ちゃんと働いている自分」とい礎がないと、すごく不安になる性分なのはよくわかっているので、もう諦めた。

 ソルトレーク五輪も始まったようだ。なんだかんだ言っても観ちゃうんだろうなあ。アイスホッケーとかうっかり観るとハマるんだよね。うちの母も昔いきなりアイホにハマり、「面白いから観なさい!」と言われ、あの「ファールでしばらく控えの囲いに入れられる」というルールがいかにエキサィテキングであるかを説明されながら観た記憶がある。その数年後、女友達がやはりアイホにハマり、「アイホすごい!すごい、すごい、すごい、おもしろい!」と力説していた。パット(って言うんだっけ?ボールみたいなやつ)に触れていない選手同士が、スティックでばしばし殴り合っている(というか押え合っているらしいが)という、不思議なルールは他の球技にはない味わいがあるようだ。そういえば、アメフトもボールのある場所以外で、大相撲大会が繰り広げられるので、野球に馴染んだ私には、「野手がフライを捕ろうとしているのに、コーチボックスからコーチが走ってきて野手にタックルかましているみたい」としか思えなかったが、一旦馴染むと、テレビで言えば画面のはしで、団子になってドヤドヤやっている感じが面白いということはなんとなくわかる。

 スキー競技を見るのがけっこう好きだ。自分自身はスキーの経験が中学校のときに1回あるだけなのだが、テレビで観ていても、滑降とか大回転などのスピードはものすごいので、一度ああいう競技を生で見てみたいものだと思っているのだが、なにせ寒いの苦手なもんで。今日も昼間は暖かかったが、夜になったら冷たい風が吹いてきて、縮こまった。家でのんびりとお酒飲みながら恐竜作ってるのが幸せ。



2月8日(金)

 やはり同僚が休みだと、彼女の仕事もこなさないとならないので、自分の仕事をする暇がなかった。
 でも、なんとか上司から頼まれていた火曜日の会議に必要な資料は午前中に作成。ああ、わたしったらやっぱりなんて優秀なのかしら。

 夕方になって、得意先の取締役のご尊父が亡くなったというお知らせが入り、香典袋の用意(毛筆担当はもちろん万能なわたくしよ。だんだん会社名と社長の名前を書くのが上手になってきたわ)をして、弔電も打たねばならない。弔電はいつも同僚がやっているので、ちょっと緊張しながら「115」に電話。
 ちゃんと文例の番号を手元に置いて、営業担当者と代表取締役用の2通を微妙に格を換える用意はしていたのだが、営業担当者の名前をオペレーターに告げたら、

 「フーリンノスズニナミキノキデスネ

 と言われて、あっけなく頭がフリーズした。「は?」

 「ですから、フーリンのスズにナミキのキですね?」

 ・・・・・「風鈴」の「鈴」に「並木」の「木」だとわかるまで、もう一回聞きなおしてしまった。

 フツーの「鈴木」だ。スズキといえばフツー「鈴木」しかいねーだろうが!フツーの鈴木じゃなかったら、そう言うよ!

 と、心の中で小さく叫んだ。

 向こうはプロだから、どの漢字をどう表現するかよくわかっているが、こっちはシロートなんだから、モタモタしたからって、そんなにイライラした声で何回も繰り返さないでくださいますよう、心からお願い申し上げます。
 でも、小心者で、他人に理解のある私は「夕方5時過ぎだったから、オペレータのおねえさんもお疲れだろうし、それにきっと1時間にこなさなければならない件数にノルマがあるにちがいない」と謙虚に考えて、今度、電報を頼むときには、漢字の説明もちゃんと練習して、『タナカはタンボのタにジョウチュウゲのゲ』とか『オグラハダイショウノショウにショウソウインのソウのクラ』とか、素早く言えるようにしておきます。

 そういえば昔勤めていた会社では「達哉」という名前の人は、自分の名前の漢字を説明するのに専ら「志賀直」を使用していて、そう言っているのを横で聞いてた上司に「な〜にが、志賀直哉のヤだよ」と、笑われていたのだが、たしかに他に言いようがなく、しかも相手が志賀直哉を知らない場合も多くて、結局最後には「土の下に口のあるヤ」とか言って苦労していたが、その後「キムタク」の登場により、日本中の「○哉」さんはその苦労から解放されたと思われるが、「木村拓哉のヤ」と電話で言っているのを横で聞いていた同僚や上司に「な〜にが木村拓哉のヤだよ」とからかわれていることであろう。

 自分の名前だと、そういうやり取りを重ねていって、アルゴリズム的に「一番わかってもらえる表現」を学んでいくが、他人の名前だととっさに考えないといけないから、かなりの一般常識と反射神経を要求される。「鈴」を説明するのに「赤堂鈴之介のスズ」と言っても若い人にどの程度通用するかわからない。「エドワード鈴木のスズキ」とか言ってみると楽しいかもしれない。相手がそれでちゃんとわかってくれたら、「微妙な共犯関係」が築けると思われ。

 「落合」とかだったら、「落第のラクに合コンのゴウ」とか言ってみると楽しいかも。それよりも「カミさんが姉さん女房で、首位打者だった落合のオチアイ」と言ってみたらどうだろう?
 私の経験だと(総務/経理系のOLだと電報の仕事はけっこう多い)、一番ややこしいのは「シマ」ですかね。「島」と「嶋」。「山ヘンで鳥の嶋」とかスラスラ出てこない。「ミネ」も種類が多くて「峰」に「峯」に「嶺」がややこしいが、そうだ、一番嫌なのは「斉藤」の「サイ」だ「斎」は「中が示す」でいいのだが「齋」とか「齊」もあるのでややこしいことこの上ない。サイトウ一族はなんとかしてほしい。

 前に「吉原」さんという人もいて、この人は「士」ではなくて「土」だと言い張るので、そーゆーのも困った。
 さらに「薩」がつく苗字の人が、名刺を作るときに「普通の『薩』だと、『土』の下がバッテンになっちゃうんですが、うちのは戸籍上、交差しないんです。まあ、僕はそんなにこだわっているわけではありませんが、僕の一族はけっこうこだわっているのでよろしくお願いします」と言い張るのだが、今こうやって出してみると、土の下は「立」になっているが、名刺の活字だとどうしてもバッテン立になってしまうので、名刺発注のときとても困り、印刷屋さんとあれこれ話し合った結果、「外字にすると高くつくので、これで我慢してもらえませんか?」「でも、ほんとに戸籍上は・・・・」

 なんだかんだいって奴もけっこうこだわっていた。その気持ちはわからんではないが・・・・
 あんたの先祖が苗字を戸籍に登録するときに字を間違って書いてしまっただけやんか。先祖の無教養を嘆いてほしい。そしてその先祖の間違いをこっそり正してやるのが子孫の勤めではないでしょうか?(土の吉もそういう由来ではないのでしょうか?)

 他にも、得意先で「秋山」の「秋」が・・・・ああ、これはほんとにIMEでは無い漢字だ・・・・・左右逆転している、「ノギヘンの秋」でなくて「火ヘンのアキ」という、「なんでそんなことになってしまったんだ?」というはた迷惑な苗字の方がいて、しかもその人がペーペーではなくて、大企業の役員だったりするもんだから、ワープロでもわざわざ「外字」を作らなくてはならなくて、しかも、招待状を毛筆で書く場合にも、その人のところにはわざわざちゃんと断り書きをしておかないと「毛筆業者」の人も普通の「秋」だと思ってしまうので、ほんとに神経使ったもんである。 



2月7日(木)

 今週はなんだか微妙に仕事が忙しい。予定外の仕事が次々と飛び込んでくるので、毎日1時間くらい残業してなんとかこなしている。
 とにかくやることが沢山あるので、派遣の人に単純入力作業などはどんどん回すことにした。いちいち説明するのも面倒なのだが、1回ちゃんとやってもらうと、次の月はそれほど説明しなくてもテキパキやってくれるし、それに「粗雑」を絵に描いたような私よりも、彼女の方が丁寧にやってくれるし、ちゃんと見直してくれているのでとても助かる。私だけのアシスタントではないのだが、いろいろと頼んでいるうちに、彼女が一番、私の現在やっている仕事量を理解してくれたようで、手が空くと「何かお手伝いできることありますか?」と聞いてきてくれるので、「あ、だったらこれお願いします、これも、あれも」と調子こいて頼んでいる。

 毎日1時間くらいの残業だと考えると、それほど大したことはないのだが、今週は土曜日も出勤する予定なので(有休が溜まっているので休むこともできるが、そうなると仕事終らないから結局残業することになるわけで、だったら有休使うのもったいない)、それを「残業8時間」として換算すると、8+5で週13時間、それが毎週だと50時間くらいになる。・・・・と思うと、残業代も無いのでえらく損している気もするが・・・・・昔勤めていた番組制作会社も、忙しいときには死ぬほど忙しく、1人で休日出勤したこともあったが、暇なときには会議室で昼寝もできたし、よくWAVEやABC(六本木だったので)でサボれたんだけどな。小さな会社でそもそも「有給休暇」という制度もなかったが、その分、風邪ひいて何日休んでもよかったし、遅刻は「ごめ〜ん、寝坊しばした!」早退するのも「よろしく〜」で済んだ気楽さはあった。

 まあ、愚痴っていてもしょうがないので、せめて効率よく仕事ができるように工夫するしかない。去年の秋ごろから始めた新規事業の集計も半年たってだいぶ慣れてきたし、その仕事の担当者ともあれこれ話し合って、こっちが集計し易いように元のデータも工夫してもらったので、ずいぶんラクになった。
 決算のときにグチャグチャになってた預り金も、豪胆に整理したので、あとは月々きちんとあわせていけば、あんなに苦労することもないだろう。と、前向きに考えて、来期の昇給のときには、ぜひベースアップ以上になんとかしてもらいたいものですわ。でも、金もらっちゃうと言い逃れができなくなるので、自分を追い詰めるだけなのだけどね。現在、決して高い金額ではないが、一般事務OLとしてはそこそこなので「え〜?そんなのできませ〜ん。わかんな〜い」と言えない状態になっているのであった。

 というモヤモヤした気分を解消しに、今日もスポーツクラブに行った。
 なにしろ先月は一度も行ってないので、今月は元をとるぜと張り切っているのである。我ながらケチくさい動機だな。

 さて、明日から同僚が休暇に入ってしまうので、今の忙しさに加えて、現金出納の仕事もこなさないとならない。それに同僚がほとんど電話をとってくれているので彼女がいないと電話応対もしないといけないので、いつもより仕事がはかどらなくなるのだ。まあいいや、土曜日ゆっくりやるもんね。 



2月6日(水)

 1ヶ月以上ぶりにスポーツクラブに行った。会員カードも結局紛失したままだったが、その場ですぐ再発行してくれた。525円也。今度は無くさないようにしよう。
 久々だからプールで軽く歩いてから、恐る恐る泳いでみたら、意外とあっさり泳げた。そんなに息も切れなかったし、水も飲まなかった。間が空くと息継ぎが下手になってしまうので、水が口に入りやすいのだが、そんなことはなかった。ただ、耳が慣れていないらしく、けっこう水が入ってしまったようだ。
 それでも、ほどほどにしておいて、30分くらい泳いだり歩いたりしただけで、あとはずっとサウナに入っていた。

 やはり、たまに体を動かすと気分が良い。また、ちゃんと行こうっと。
 そういえば、体重が増えているのかもと心配していたのだが、減りもせず、増えもせず、というかんじだった。

 あちこちで見かけるので、ついついやってしまった山手線占い。こういうのも出尽くした感があったが、まだまだネタはあったようだ。みんな色々考えてくるので感心してしまう・・・・と思いつつ、「最強の占い」って言われたって、「最強なのは山手線ではなくて埼京線だろう」とか突っ込みをいれつつ、要するにかなりバカにしながら挑戦してみたのだが・・・・私は「有楽町」だった。

 これって、今までやったこの手の占いの中では最も「当たっている」かもしれない。
 「星占い」や「血液型占い」のようなもの(その多くは占いというよりは単なる性格判断だが)の場合は、自分が幼いころから接しているので、「あなたはこういう性格です」という判定にある程度自分を合わせてしまっていることもあると思うが、こういう「新興占い」の場合はそういう馴染みがないので、「全然違うじゃん」という場合が多い。私の場合は「動物占い」が全然マッチしなくてハマれなかった。おかげで自分がどの動物だったかも忘れてしまった。
 それでも、占いっていうのは、ノストラダムスの例を出すまでもなく、だいたいの人がそれを読むとなにか思い当たるように書いてあるわけで、「万人に当てはまりそうなこと」をいかにもちゃんとした根拠がありそうに述べるという技こそが、占い師の能力であると思う。

 そういう記述の妙技を堪能したいのであれば、自分の生年月日を打ち込む前に、「占いの結果」をすべて閲覧してみるといいだろう。雑誌などでは、それが簡単にできるので、先に一覧を見て「どれになっても、当たってるとか思えそう」ということがわかってしまい、且、雑誌を立ち読みしている場合には、「生まれた年と月の数字を全部足して出来た数字の10の桁と1の桁を足してできた数字」というのを暗算するのがめんどうなので、ちゃんとやらなかったりする。

 それに対してネットの場合には結果一覧がすぐに見れないようになっている場合が多く、そして、それを探す手間よりも自分の生年月日を入力したほうが簡単な作業なので、ついつい入れてしまい、たった一つの自分の結果、もしくはその占いをメールで教えてくれた友人の 「ちなみに私は、○○でした。当たってるかなあ?」という、せいぜい2つか3つのサンプルを見て、「友達のもけっこう当たっているような気もするけど、私のもまあまあ言い当てているな」と、納得してしまったりするのである。

 ・・・・と思うのだが、やはりこうやって「他人に干渉したりされたりするのが嫌いなので、冒険を好まず流行も追わない定番志向」とか書かれると、この冬、まだ一着の洋服も買っていない我が身を振り返り、「え?なんでわかるの」と、ついつい思ってしまうが、冷静に考えれば「買い物が面倒」なのと「流行を追わない」は別のものだろう。それに、自分では「石橋を叩いて渡らない性格」だと思っているので、「冒険を好まない」と書かれると「そうだよな」と思うが、「1人でインドに3ヶ月行っていた」というのは、一般的には「冒険心に溢れている」と捉えられるかもしれない。旅先で会ったインドどっぷりの旅行者たちには「えー!3ヶ月しかいないの?もったいない。短いじゃん」と散々言われたので、「ちゃんと当初の予定の3ヶ月で帰国する私って、なんて保守的なんだろう」と思ったんすけどね。そもそも、帰りの飛行機をちゃんと予約してあって、ちゃんとそれに乗って帰ってきたので、そーゆー、絶対に道を踏み外さない自分が好きでもあり嫌いでもあるのだ。

 まあ他人の意見など無視するとして、「冒険を好まず流行も追わない」にすんなり「そうだよな。そうなんだよ」と納得してしまうと、「他人に干渉したりされたりするのが嫌い」というよく意味のわからない部分まで「そうか、そうだったのか」と思ってしまうから不思議だ。それに、うちの母は私のことをそう評価しているし、わりと私のことをそういう人だと思っている人は多いかもしれない。でも、そんなことないんですけどね。ただ、とても鈍感なので、「他人同士がどう干渉し合っているのか」がよくわからないことが多いので、「そういう人間関係のいざこざに興味がない」と思われているかもしれない。

 ま、占いなんてこんなもんすよ・・・・・という割にはネチネチ語っているが、恋愛に関する記述はもっと微妙である。「雰囲気でモテてしまう得な人」そんなことはないと思う。「情熱を表面に出さない」情熱がないわけではないのだが、変なところで噴火させてしまうので、そう言われてもしょうがないだろう。

 「照れずに熱く情熱を語れ!

 ・・・・嫌です。

 あ、でも、今週末というか来週の月曜日にはブケムさんに会いに行く(「観に行く」とも言う)んだも〜ん!情熱、情熱っと。だから放っておいてください。
 それに、プレシオサウルスも作るも〜ん。情熱、情熱っと・・・・・いいから放っておいてください。



2月5日(火)

 やっと完成したバルタン星人は「宇宙忍者」らしいのだが、どんな武器を使っていたのかさっぱり思い出せない。バルタンといえば「フォフォフォ」笑いか、あと小さくなれたりしたので、畳の部屋で正座していたような記憶がある。
 とりあえず、手元に折り紙があるので、「そうだ、折り紙で手裏剣を作ってあげよう」と思いついたが、手裏剣の作り方もよく憶えていない。あれこれやっていたらグチャグチャになってしまったので、あきらめてネットで探す。ありました、便利な世の中です。

 おお、なるほど、そうだ、そうだ、こうやって2枚組み合わせるのであった。

 というわけで、手裏剣をチラつかせるバルタン星人。

 

 手裏剣が小さすぎて目立たないので、効果を入れてみました。

 そうか、バルタン星人の武器もネットで探せばいいんだよな。たくさんありそうだ。どれどれ・・・・っと、ほお、分身術を使うのか、そういえば、そんなの観たような記憶もあるな。(なにせ30年近く昔の記憶を検索しているので・・・・・)
 むむ、しかし、この画像処理ソフトをちゃんと使えば、そういう画像を作ることができるのだろうけど、私はもっとアナログなものを目指しているのである!(画像処理がよくわかんなくてちゃんとできないだけだが)



2月4日(月)

 カラビ-ヤウ空間は難解ずぎるので、初心(?)に戻ってまた多面体でも作ってみようと、「多面体の折り紙」という本を買ってみたので、さっそくなにか作ってみようと思って机の上を片付けていたら、電話。

 昨日の反省会もしくは批評会を開催していたら、また相手の電話の電池が切れた。そんなこんなで、12時になってしまったので寝た。



2月3日(日)

 結局、昨晩は合計3名の来客があり、そのうち1名は日本語があまり話せないが英語がネイティブでもないということで、4人でなまくら英会話大会を繰り広げながら3時くらいまで飲んでいた。ワインが2本空いた。そのまま昼ごろまで雑魚寝状態。広い部屋ではないので酸欠になりそうだ(笑)

 早起きしたのに深夜まで話し込んで飲んでいた疲れに加え、今朝になってまた出血多量のため調子が悪くて、夕方までうとうと寝ていた。
 昨晩、お客さんに、ペーパークラフト作品を見せていたのだが、完成してないバルタン星人が急に不憫になり、暗くなってから慌てて作りはじめ、やっと完成した。

 いったんそうやってハサミを持つと、ハサミで何かを切りたくてたまらなくなり、今度はプレシオザウルスにとりかかる。なんで、こうも行動が唐突なのだろう。



2月2日(土)

 ちゃんと朝6時に起きて、6時50分には家を出て、7時20分には目的地に付き、今日のお仕事内容である「とにかく1時間と10分間、そこで笑顔で立っている」というのをちゃんと真面目にやり、屋外であったので当然かなり寒かったが、カイロ4個でなんとかしのぎ、仕事が終ると一旦家までまた帰り、昼間で布団の中で仮眠してからまた起きだして、朝と同じ場所に行って、書類をいただいてから最寄の駅で食事をしてから会社に行って書類を担当者に渡し、そのあといつもの仕事して6時に退社。

 さすがにしんどかったが、「これで家でやっと寝られる」と帰ってみると、留守電に3件もメッセージがあり、「今夜遊びに行ってもいいですか?」というわけで、元々今日は別の飲み会を「とてもそんなで夜飲めそうにもない」と断っていたのだが、いきなり「え?こんな心も体も疲れきっている状態で・・・・英会話?」ということになってしまった。諸般の事情で仕方ない。この機を逃すとまたいつになるかわからないし。

 つうわけで、客人が来るまで、掲示板でご質問を受けた「お酒が飲めないので、人にお酒を注ぐタイミングがよくわからない」というお話について書いてみます。
 気の置けない友達との宴会では、逆に酒飲みは「下戸の人に付き合わせて悪いね〜でもうちら飲まないと気がすまないのですんません。だから気をつかわないで、テキトーにソフトドリンク飲んでてね」という気持ちになると思うしいいと思うのですが、確かに会社の上司なども出席する宴会では「たまにはお注ぎしたほうがいいかしら?」と悩みますよね。

 私の結論としては、「別にそんなことしなくてもいいのではないか?」です。飲んでない人に注がせるのは、普通の神経を持っている人だったら遠慮するのではないでしょうか?タバコ吸わない人が、いきなりライターで火をつけてくれたら・・・・そりゃ、やりすぎというか、バニーガールかホステスか?ってかんじなのと同じではないでしょうか?

 私もあまり人にお酌するのは得意ではありません。人にお酌されるのも好きではなくて、前いた会社でも、大酒飲みのほとんどは「自分のペースで飲みたいし、特にビールは飲みかけのグラスに注いでほしくない」という意見だったので、「全員手酌」というのが「気の置けないメンツでの飲み会」では当たり前でした。

 あと、会社関係だと、「お酌をするのが気の利いた女性」と思っているらしい女性がたいてい1人くらいいますので、「彼女の仕事を奪ってはいけない。ライバルだと思われるよりも、気の利かないやつだと思われたほうがマシだし、どっちにしろダメなら何もしないほうがラクだ」と思ってわざとやらなかったりしました。ただ、それであんましボケっとしていると、たまに誰かが「みやのさん、○○さんのグラスに注いであげてよ」などと言うので、そういうときだけ「あ、気が付きませんで、どーも」と慌てて注いだりしましたけどね。

 ただやっぱり、普通の宴会だと「手酌はいかん」という解せない常識があるので、わりと飲んでしまう私としては、たまに誰も注いでくれなくて、自分のグラスが空くとちょっと困ります。それで、仕方ないから、周りを見回して空いているグラスを探してお酌すると、誰かが私のグラスが空いているのに気が付いてくれて注いでくれるから、たぶん、酒飲みはそういう仕組みで注ぎ合っているのではなかと思われます。注いでもらったら、相手にも注ぐというパターン。確かに、飲まない人はその輪に入れないから、やりにくいですよね。

 不思議なもんで、グラスに半分しか入ってないときより、常になみなみと入っているときの方が量を飲んでしまいます。マメにお酌されると、せかされるような気もするのか、ペースが速くなってしまうような気もします。
 お酒飲まない人は、そうやって酒飲みを潰して遊ぶというのが楽しいと思えれば、お酌も一種の「育てゲー」のような気分でできるのではないでしょうか?私もときどき、すごい大酒を飲む人に「いったいどのくらい飲んでいるのだろう。ちょっと計量してみよう」と思って、徹底的にお酌してみたこともあるのですが、自分も酔っ払ってしまったので、数えられませんでした。シラフな方なら、ちゃんとできるのかもしれません。

 まあ「お酌」というのは、サル山のグルーミングというかノミ取りみたいなもんだから、「今日はサルの一員になりたい」というときにはやればいいけど、ノミの無い人がその輪に加わるのはやはり無理があるから、難しいと思いますが、「どうしても商売上、サルにならなければならない」というときには、腹をくくって、とにかく周囲のグラスに目を配り、6分目くらいになったときにはリーチをかけ、それが4分目になるかならないかで注いでおけばいいいと思います。ただし、それをいかにも「虎視眈々」とやるのではなく、視界の端っこで相手のグラスの残量を測り、相手が6分目のグラスを口に持っていった瞬間に、こっちはお銚子を差し出す用意をする・・・・という、かなり高度な技ですが、それが何も考えずに自然にできるということが、サルのサルであるところであって、人間にそう簡単に真似されてはサルの立場がありません。多くのサルはノミ取り以外に技を持っていないのです。

 サル以外でそれが上手にできるのは、「このボトル一本で、私の給料が数千円」と計算できるホステスさんでしょう。生活かかっているからなあ。そんな技をシロートに簡単に真似されては、ホステスさんの立場もないと思います。多くのホステスさんもそれ以外に技を持っていないように思えました。私の少ない「DJのいないクラブ」経験からですが。



2月1日(金)

 明日は大事なお仕事で、また早起き(と言っても、毎日朝6時に起きている人も多いのだろいうけど)にしないとならないので、今日は早く寝ることにする。
 
 やっと一応書きあがったので、台北旅行記をアップします。写真が多くて大混乱した。でもこういう目的がないと、ほんとに写真撮らないので、自分のアルバムっつうことで。 


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