可燃物な日々

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2月28日(水)

 やはり、なんか変な風邪だ。咳はそれほどひどくないのだが、時々悪寒がするし、布団に入っても寝しなは寒気がするくせに、朝方は汗をかいていたりする。かといって熱があるわけでもない。

 というわけで、どうやら頭の働きが鈍いのは風邪のせいなのかもしれないが、昨晩も「ギャルについて」うだうだ考えていたり、土曜日のお食事会へお誘いの電話をかけていたりしたらけっこう遅くなってしまい、慌ててフロに入ってから日記を転送して、それからメールを書いていたりしたら、1時近くなっていて「風邪気味だから早く寝ないと」と焦っていたら、電話。

 夜中の1時だ。またAが泊めてくれとかかなあ?と思いつつ受話器をとると、
 「もっひもひ〜〜〜?」

 もう私の日記を読んでいる方にはすっかりお馴染みになっているはずの「人妻M子@鬱で通院中」である。

私「はいはい、もしもし?どうしたの?」
M「あ〜〜〜ら、わたしだってわかったああ?」

 他にそんなラリラリで電話してくる友達はいない。
 なにやら騒がしいとことから電話しているので、外なのかなと思ったら、案の定

M「もう、ぜ〜んぜん眠れなくて〜〜〜散歩してんの〜〜〜」

 彼女が現在住んでいる街は、私が育ったところなので、そこらが平日の深夜に人通りもない静かな住宅街だということはよくわかっている。
 そこを眠剤でぶっとんだままほっつき歩いているのだが、危険というか車に轢かれそうで心配だ。
 結局、駅の反対側のモスに行こうとしているらしいが、平日に24時間営業しているわけもなく、「なんで閉まってるの〜〜〜」

 駅を越える通路が閉まっていて、地下道しかないのだが、さすがに電話しながらでも地下道を歩く勇気はないようだった。ためしに「あんたの悲鳴が聞えたら、電話を切ってそのまま110番してあげるから通ってみれば?」とけしかけてみたが、「あ〜〜〜〜なんで踏み切りはこんなに遠いの!」と文句を言いながら遠回りしていたので、そんなんでも理性は働いているらしい。

M「あたし、こんなんで明日の診察に行けるかしら〜」
私「何時からなの?」
M「11時。でも、3日間お風呂に入ってないから〜行く前にお風呂に入りたいし〜」

 最近は「診療日記」をつけているのだそうだ。私が前に「ダークになったときに、具体的にどんなこと考えてるのか書いておいてよ」と言ったのを一応実行しているみたいで、けっこう楽しくなったらしく「今のところ人に見せる気はないけれど、まあそのうちに気がかわるかもしれないから楽しみにしてて」だそうで。

 そうこう話ているうちに、2時になってしまった。

M「しかたない。つぼ八しかやってないみたい」
私「つぼ八で、ジュースでも飲んでればいいじゃん」
M「でもあそこだと座ってゆっくり本を読むってかんじでもないしねえ」
私「どうせ、平日だし、ろくに客もいないでしょ」
M「う〜〜ん、じゃあ、あきらめてそうしよっかな。ところで、あ〜たは明日仕事だったりすんの?」
私「もちろん。あんたのダンナと同じで、平日の勤め人なの!」
M「あ〜〜ら、じゃあ付合わせてわるかったわね〜〜〜」
私「ま〜ね〜」
M「じゃあ、もう寝かしてあげるわ〜」
私「あんがと。じゃあ、心配だからちゃんとつぼ八にいてよね」

 う〜む、深夜徘徊癖はまいったなあ〜。
 それにしても、こういう一種の「睡眠薬遊び」にはまる人ってたいてい「お酒の飲めない人」だと思うのだが・・・・
 今はまだ寒いからいいけれど、陽気がよくなってきてもこの調子だと怖いなあ。

 しかも携帯を持たされたようで、今後こういうことがあったらまた気軽に電話してきそうだな。
 
 つうわけで、風邪もますます悪化して、今日はずっと風邪薬を飲んでいたのだが、眠気と寒気が交互に襲ってきて辛い。
 今日こそ、早く寝る!



2月27日(火)

 昨日から咳が出ていたのだが、今日のほうがひどくなってきた。
 会社では、他部署の男性がビービー鼻をかんでいる。
 「花粉症ですか?風邪ですか?」
 「がぜ」
 マスクをしている人も目立つのだが、やはり皆風邪らしい。同じフロアの女性もコンコンと咳をしていて「咳だけなのよ。他はどっこも悪くないの」と言っているし、どうやらかなり典型的で地味な風邪(くしゃみ・せき)が流行か?

 今日はオフィスに人がほとんどいなくて、静かすぎて仕事する気にもならず。きょうみさんとメールと掲示板で「アイヌ料理」の話題で盛り上がっていたら、ものすごくお腹が空き、会社帰りに久々に「チャナ」に寄る。世田谷通り沿いで、環七のちょっと手前にあるカレー屋さんで、時々マスコミで紹介されるのか、しばらくは行くたびに満員で入れなかったのだが、今日は普通というか、カウンターにずらりと漫画読んでる男性が陣取っていた。ここはオバさんが作っていて、オジさんが給仕をしていたのだが、いつのまにか若い男女が手伝っている。娘なのかな?

 一番辛いカレーを食べたら鼻水が出てきた。
 家に帰ったら、ポストにゆうせんの光ファイバーのチラシが入ってた。ずいぶん前に三茶駅前でチラシを配布していて「へええ〜光ファイバーかあ〜ADSLにしてる場合じゃないな〜(といいつつヤル気なし。アナログ魂を貫いている)」などと思っていたが、どうやら私の住んでいるところは「第一期」地区のようだ。これはすごいことなのだろうか?

 でも集合住宅だと勝手に工事してもらうわけにもいかないし、そもそも、私のパソコンで光ファイバーにするのって、すごく無意味な行為のような気がする。するってえと、やはり最新機種が欲しくなるわけで・・・・・
 なのでせっかく我が家のあたりを光ファイバーが張り巡らされても、どうやらしばらくはカンケーなさそうだ。「なんだよ、ちきしょう、うらやましいぞ」という方もいるのだろうか?よくわからん。

 冬眠日記を読んでいたら、「テキスト系はギャル受けしない?」というのがあって、私のページも多分テキスト系に分類されると思うので、「そうか!ギャル受けしないのか?まあ、そうだよな・・・・」とついつい読んでいたんだけど、どうもこの人たちと私とではギャルの定義がかなり違うようである。
 私の中では「ギャルは基礎化粧品の使用法の説明文より長い文章を読んではいけない」ので、テキストを書いても読んでもいけないと思う。

 長い文章を見たら「いや〜ん!字がいっぱい書いてある〜!こんなの読めない〜」というのがギャルなのではないか?
 「内容は理解できますけれど、この意見には納得がいきませんね」とか言う女の子をギャルとは呼ばないなあ。私は。
 
 それにギャルだけを責めるのもいけないと思う。「男だけどかなりギャル」というのを表す言葉がないのが残念だ。(あるの?)
 思い付きだが「ギャルな男」っつうのは「硬派に見える男」と等しくないか?具体的に言うと反町みたいなのが「ギャル男」っていうのは、誰かが論じていたような気がする。

 なんかイマイチ調子悪いのでまとまらないが、なんかなあ〜(頭のリハビリ中というかチューンナップ中なのである)

 そういえば、「男ギャル」とは別の話だけど、「こんなの読めない〜」な話として、昔、知人の彼氏がほとんど漢字の読めない男の子だったそうだ。ビデオを借りるときには、字幕付きではなくて吹き替えでないとだめだったらしい。
 彼の数々のエピソードの中で忘れられないのが、あるとき彼と友達二人の計3人がタクシーに乗った。ワンメーターで付いたのだが、誰かが「じゃあ、割り勘な!」と言った。当時のタクシーの初乗りは600円だった。

 さて、彼は一生懸命指を折ってなにかブツブツ言っていたので、他の二人がどうしたのだろうとその様子を見守っていると、しばらく指を折ってから「じゃあ、200円払えばいいんだな」とお金を出したそうなのである。600÷3が暗算できなかったらしい。
 この間観た映画「溺れる魚」でヤクザが「2000万円の2割が報酬」と依頼主に言われ、皆で必死に指を折るというシーンがあったが、それを観てその話を思い出した。

 その彼も今でも生きていれば、20代半ばになっているだろう。知人曰く「あの子たち、当然のようにナイフ持ってるけど、拳銃が手に入るのなら持つだろうね。それで、プライドだけを頼りに生きているので、馬鹿にされたりすることは絶対に許さないから、すっごく簡単なことでナイフ振り回すし、それが銃になっても、きっと平気で撃つだろうね」
 その話を聞いたときには「へえ、日本もそういう風になってきたんだな。怖いなあ」と思ったが、毎日のようにニュースがそんな話になるまで5年もかかったのか、5年しかかからなかったのか・・・・



2月26日(月)

 土曜日はブケムでたっぷり有酸素運動をして、日曜日はイリヤで筋トレをさんざんやったら、今日はすっかり筋肉痛だ。イリヤのレッスンはやはり相当ハードだったな。週末はアフリカ系の美青年にビシバシにしごかれてボロボロというのも、なかなかよいものである。

 会社帰りにまた三茶の映画館で「チャーリーズ・エンジェル」を観る。観た人が皆「おもしろかったよ〜」と言うので安心して観に行ったのだが、ほんとに普通に面白かった。やはりああいうのを観るとまた「格闘技魂」がむくむくと湧いてくるのだが・・・・
 ドリュー・バリモアは相変わらず太めだし、たしかに非常に魅力的な女優であるが、特別に美人というわけでもないし、なんかそこそこ頑張れば、あのくらいになれるのではないかとついつい思ってしまったのであった。けっこうそう思う人いると思うんだけど、ちがうのかなあ?

 そして、すっかりその気になったまま家に帰り、「HERO」を観ながら、眉毛をうっかり細くしてしまい、茶色のペンで眉を描いて、アイシャドーもたっぷり塗り、ぽってりと口紅も塗ってみた。
 やはりなにかが違う。なにが違うのかいろいろ塗ったくっていじっていたら、ますます違ってきた。もうその時点では「やはり土台が違うらしい」とわかっていはいたのだが、あまりやすやすと引き下がりたくなかったので「髪を赤茶にしないとダメかなあ」とか考えてみた。

 う〜ん、やっぱプロにやってもらわないとダメかなあ?(負けず嫌い)
 しかし、こんなことでつい眉毛を削ってしまうと、後で手入れが大変だ。
 
 なんかここんところ立て続けに映画を観ている。一回観に行くと弾みがつくというのもあるが、水曜日だと1000円だったり、三茶の映画館は7時以降は700円なのである。このくらいの値段だと気軽に入れる。

 昨日、友達と電話で話していて「パソコンの前に座るのが辛くて、しばらく日記も書けなかった」と言ったら、「それって、別れた彼氏と一緒に行った遊園地にはしばらく行けないっつうのと同じだね」と言われた。そうか、よくそういうこと言うよね。そうか、そうか・・・・ふぅぅうん。
 遊園地でも美術館でも映画館でもレストランでもスキー場でもなくて、駅の喫煙所を「はあ、ここにいるのは辛いから、あっちに行こう」と避けて移動している自分の人生にちょっと疑問を感じる今日このごろなのであった。

 ちなみに私は15歳から30歳になるまで、遊園地に一度も行かなかった。だからデートで行ったこともないが、友達同士で行ったことも、中学生の時以来なかったのである。まともなジェットコースターに乗ったのは30歳を過ぎてからでした。だからなんだって話ですが。
 



2月25日(日)

 リキッド・ルームでのLTJブケムに行ってきました。
 はあ・・・やっぱ凄かった。ブケム最高だ。
 客層もなかなか良くて、外人客も多く、混んではいたけど、ぎゅうぎゅうではなくて、それほど苦労せずに前のほうに行けるくらいだった。

 最近のジャス系テクノ(という言い方もあまりしないが、ハウスでもミニマルでもトランスでもなくて、わりとインテリジェンス系という意味で)は客筋が妙にいいなと思う。あまり世間的には流行していないので、適度に統一感がない。

 さて、そんなフロアがまさに「沸騰」してました。こういうのはどう表現したらよいのでしょうか。「時間からの解放」というとかなり気取ってるな。でも、あの瞬間に時間というものを見失った人は多かったのではないでしょうか。時間の代わりに何が支配していたのか・・・・リズム?
 とにかく、自分も夢中で体を動かしていて、ふと周囲を見回すと、なんかもうグチャグチャになっていて、楽しいとかそういうのを超えていました。なんか宗教儀式のような危なさが・・・・

 ブケムさんは、相変わらずクールな半開きの目で静かにフロアを見つめ、ときおりフェーダーをクッと動かして、フロアが泡立つのを「ふっ」て感じに眺めていました。目も半開きはのですが、口元もなにやら怪しく半開きというか、薄笑いのもっと高貴なかんじなんですが、そのブケムが教祖様というか御神体のように舞台中央に立っていて、MCのコンラッドが舞台を動き回りながら、客を煽る。

 とりあえず、私としては、「ブケムさんを前のほうでずっと見つめる」という目的なのですが、どうしても「ついうっかり」うぎゃああと踊ってしまい、「いかんいかん、踊ってる場合じゃない」と視線を前に戻すのですが、すぐにまた、どわあああと踊ってしまうというの延々繰返していて、すっかり頭が漂白されてしまいました。

 やはりあの神々しさを目の前にしては「舞台に登って抱きつく」とかできませんね。
 ただ、私の前にいた、外人の女の子が両手を上に掲げて、人差し指と親指を使って「ハートマーク」を作っていて、しつこくやっていたら、ブケムさんがそれに気がつき、その女の子に向かってニッコリとスマイルしたので、その子の背後に忍び寄り、足のすねでも激打しようかとも思ったのですが、頭が漂白されていたので、そういうダークサイドは働きが鈍っていたのでやらなかったです。

 ブケムさんのDJがあまりにも素晴らしかったので、その間は煙草のことを忘れていられました。ブケムの前のDJの時は皆フロアでもけっこう吸っていたのですが、ブケムのプレイが始まったら、皆さんやはり「それどころではなくなった」のか「混んでいてぐちゃぐちゃだからここで吸うのは危険」とみなしたのか、あまり吸ってる人がいなかったので、かなり助かりました。

 それにしても「見てよし」「聴いてよし」の優れものですね、LTJブケム。
 プロモ用の写真はどうもカッコつけすぎていて、あまり好きではないのですが、実物はほんとにいい意味で力が抜けていて、且つ隙がない感じがたまりません。はあ・・・また今度はいつ来日してくださるのでしょうか?

 結局ブケムは、1時半から4時まで、2時間半ほどプレイしました。そのあとAKIRAというDJになったのですが、音が急に普通になってしまって、テンションが下がったので、5時にはリキッドを出て帰りました。

 家に着いたらもう6時。やった!一週間達成!

 そのまま寝て、昼過ぎに起きて、スポーツクラブに行く。今月から始まっていた、原宿クランチのレジデンツ(?)インストラクターのイリアが「ハンドスタンド」という器具を使わない筋トレをやるクラスに出てみた。

 これが、すごいハード。器具を使わないから強度的にはそれほどでもないのかと思ったら、要するに「腹筋100回」「腕立て100回」の世界で、「男気あふれるレッスン」であった。朝帰りで「軽く運動しよっかな」なんて思ってた私はほとんどついていけず、マットの上でバテていた。だいたい最初のウォームアップがジャンプして両手を上に挙げて両足は開いて、ジャンプして閉じるというラジオ体操でもありそうなシンプルな動きなんだけど、それを延々5分間もやると、もう手が上がらないし、息は切れるし・・・・・

 くたびれきって、そのままプールにいって、まだだらだらと泳いだ。

 ブケムさんのおかげで、真っ白になってリセットされたような気がするので、喪失感というか「いつもの自分ではないような自分」に対する不安感はかなり消えたように思う。踊っていた自分は「いつもの自分」だったような気がしたし、「いつもの」云々というよりも、「これはこれでしかないもの」というのか・・・・うまく言えないけど、あれは絶対的なものだったから、それがあるのであれば、他が多少ずれていてもあまり気にならないような気がしたのである。

 精神的なものは目に見えないからつかみどころがないけれど、手や足を動かすことは確実な手応えがあるので、嘘がないし、わかりやすくていいみたいだ。

 踊れ!



2月24日(土)

 なんとか復活。
 これまでの経緯も、なんとか書き綴ったが、なんだかあまりこういうものは・・・・自分なりにかなり表現を押さえましたが・・・・一気に書いたのであまりまとまりがありませんが・・・・まあ、こんな雰囲気でございました

 それにしても、これからリキッド・ルームに行こうとしているが、パソコン前とならんで私の喫煙と結びついているのはやはりクラブだろう。これをクリアできたら「自分で自分を誉めてあげたい」心境になれるであろう。

 それよりも、心待ちにしていたLTJブケムであるので、ここはいっちょ、「頭がおかしくなっている」というのをいいように利用して、舞台に上がってブケムさんに抱きつくくらいのことをやったほうがいいのだろうか?
 そういや、その昔、クラブ・チッタのプライマル・スクリームの公演で舞台に上がってボビーに抱きついた友達がいて、そのあと彼女を紹介するときに「ボビーに抱き着いた子です」というと、「ああ!あのときの子 !」とけっこう皆憶えていたので感心した。

 モリッシー初来日の武道館公演で、厳重な警備をかいくぐって「奇跡の舞台登頂」を果たした人はその後、ロッキンオンに手記も発表したし、もし10年たった今になって「あのとき舞台に上がった人です」と彼のことを紹介されたら私はビールの一杯くらい奢るよ。

 ううむ。けっこうある意味ハイテンションなのだが、なにしろ足の置き場を見失っているので、地に足が着いていないのがどうにも気持ちが悪い。どこに着地していいのやら/どれをホントの自分と定めて運営していいのやらわからなくなってしまった。



2月19日(月)

 あまりこれといった決意もせずに、ふらりと始めてしまったのだが、これはなんというか「恋煩い」と「色ボケ」が交互にやってくるような・・・・

 「こんなにあなたが好きなのに、こんなに求めてやまないのに、なぜそばにいてくれないの」
 自分の脳の要求に負けまいと必死に耐えているので、自然と目が虚ろになってしまうようだ。その山を越えると、緊張感が緩むためか、今度はヘラヘラし始める。あとは急に遠くを見つめてぼんやりしてしまったりして、いつのまにか時間がたってたりする。

 家に帰るのが辛かったので、三茶の映画館で「マルコビッチの穴」を観てしまった。来週は「チャーリーズ・エンジェル」だ。少なくとも映画館の座席に座っていれば安泰なのだ。あとはやはりスポーツクラブだろう。

 パソコンの前に座る行為が一番直結しているみたいで辛いんだよな。しばらくお休みしようかしら(笑) 



2月18日(日)

 友達の勤めている会社で人を募集しているので「いい人がいたら紹介してください」とメールが来ていた。
 「そういえば、Mちゃんとはずいぶん話しをしていないが、まだ働いていないのだろうか?」
 
 年賀状は来ていて「今年もいろいろな国へ行きたい」と、クーリエの抱負を書いていたので、「つうことはまだ働く気がないのね?」と思っていたのだが。
 そこで、電話してみたら、なんと急に派遣で短期1ヶ月の仕事が入り、来週から開始なのだそうだ。タイミングが悪かったね。などと話していたのだが、いつのまにかまたいつもの長電話パターンに突入していて、コードレスの電池が切れたのが朝の6時くらい。いったい何時間話していたのだろうか?もう、そうなるといったい何の話していたのかとりとめなさすぎて、憶えていられない。

 潜水艦衝突の話(アメリカのニュースでは実習船をFishing Boat と言っていたようで、それではニュアンスが違うとMちゃんお怒り)→政治の話題(森くんの失態あたりからはじまって、次期首相候補についてなど)→慎太郎の悪口(私は観ていないのだが、Mちゃんがテレビでダボス会議での慎太郎のスピーチを観たというので、そのヒドい内容について)→おみくじの話(Mちゃんが毎年ひいている実家の近所の神社のおみくじが、とても変だったという話。「あなたが火種となって世界は炎に包まれる」とかいう内容だつらつらと書かれていたそうで、「え?じゃあ、Mちゃんが独裁者になって、第3次世界大戦?それとも、Mちゃんの不用意な一言でキム君の怒りが爆発して、朝鮮戦争勃発?」と、盛り上がる。)→お決まりの旅の話題。今回は中国人のマナーの悪さ及び、世界の空港でもやはり通路を塞いでいるらしい、日本人の「地べたに座る若者達」

 旅行中に、中国人の行動が理解不能だったりすることが多いので、Mちゃんもいろいろ調べてみたようだ。「そうじゃないと、このままでは中国人が嫌いになってしまう」とのこと。
 そしたら、すごいものを発見したらしい。少し前の本なので、現法律ではないらしいのだが、中国で車を運転している人は「二人までなら轢き殺しても実刑にならない」という法律があったらしい!その本には「だから運転手によっては、下手に怪我をさせて治療費を負担するよりも、いっそ被害者が死んでくれたほうがいいという場合もあり、トドメを刺すためにUターンしてきてもう一回轢きに来ることもあるので、どんなに怪我をしていてもすぐさま歩道に逃げるべし」というようなことが書いてあったそうな・・・・・・

 それって・・・・ほんとだったのだろうか?すごい話だ。そして、交通事故を起こしても罪に問われないというのに、「痴漢行為」をした男性が死刑になったという事件もあったそうで、Mちゃん曰く「やっぱ中国わけわからん」

 そんなわけで、今日も昼過ぎまで寝ていた。今日こそ洗濯をする。
 夕方プールに行くつもりだったが、めんどうになり、なんとなくぼんやりしているうちに夜になってしまった。

 アンニュイというより「ふぬけた感じ」になってきたので、久しぶりにサウナに行って汗をかいた。

 今度は「ふやけた感じ」になってしまったかも・・・・・



2月17日(土)

 電話の音で目が覚める。いつもだと休日午前中の電話は留守電に応答させて相手を確かめるのだが、眠りが深かったため反射的にとってしまった。早口のおばさんが「奥様でいらっしゃいますか?」・・・・・どう答えたほうが有利なのだろうかと考えていたら、「じゃあ、お嬢様?」
 奥様でもお嬢様でもないので、答えに窮していたら、「当社では最新式ハウスダストのなんたらかんたらがうんたらで、ただ今キャンペーン期間になっておりましてなんたらかんたらそんたらこんたら・・・・」「・・・・あの、うちは結構です」「そうですか」(話の勢いのわりにはあっさりと引き下がってた)
 
 何時なんだよ〜と思い、時計を見るとまだ9時半じゃないか!!!電話のとなりに「このボタンを押すと、電話の相手にミサイルが打ち込まれます」とかいうボタンがあったら押してたかもな。
 そして、気を取り直してまた眠り、11時ごろ、コーヒーでも飲もうと起き上がり、コンロに火を付けたら「ピンポ〜ン」ドアはすぐ手が届くところなので、やはり寝ぼけていたのか反射的にドアを開けたら、「こんにちわ。わたくし○○と申します。このすぐ近所で聖書の勉強会を開いているのですが・・・・」「けっこうです」ドアを閉めた。皆さん、せめて午後にしてください。午前中は不機嫌なんです。

 コーヒーを飲んだらまた眠くなり、絶好の洗濯日和の中、惰眠をむさぼる。すごく気持ち良かった。1時まで寝てた。
 やはり眠いときには気が済むまで寝るに限ると、かなり機嫌はよくなったものの、昨日から始まっている「アンニュイ・モード」にがんじがらめで、どうにもこうにも「やる気」が起きない。そもそも「やらなくていけないこと」も無いので、別にいいのだが、こんな天気のいい日に体調も悪くないのに篭っているのもなんだしと思い、「そうだ!こういうときはあそこに行こう!」と急に思い立ち、支度をする。

 というわけで、行ってきました。東京都現代美術館。ギフト・オブ・ホープという特別展。
 やはり私の選択は間違っていなかった。空いていて快適。ここはいつも程よく空いていて穴場だ。
 しかし、参加型の展示が多くて、八谷和彦の「エアボート」はただ置いてあるだけだし、「視聴覚交換マシン」も置いてあるのを眺めても別に・・・毎日曜に試着(?)させてくれるようで、その様子の映像がオモシロかったが・・・・
 大岩オスカール幸男の絵が飾ってあるお部屋では毎日決まった時間に「ミュージック・コラボレーション」が行われるらしく、それがオノ・セイゲンだというので聴きたかったが、そのために2時間待つのも退屈だし・・・・・
 
 山出淳也の「ぬり絵プロジェクト」はまだ上のほうに白いところが残っていて、舞台の裏にあるような足場が置いてあったが、34歳のおねーさんが「一人で」登るのにはちょっと勇気がいる。「柿の木プロジェクト」のところでは数名が折り紙を作っていたが、なんかやっぱり「一人で」そこに加わって、折り紙折るのもつまらなそうだ。「レター・ライティング・プロジェクト」は狭い部屋に女の子が二人陣取っていたので、中に入れなかったし・・・・

 結局、私がかろうじて参加できたのは、「フリー・フォー・オール」で、ぶら下がっているタイ製のプラスチック日用品の中から黄色いチリトリを選んで持ち帰ることくらいだった。昔、タイに行ったとき、小さな箒を買って、それは今でも玄関やベランダを掃くのに使用しているが、チリトリがないのが不便だったのだ。よかった同郷のパートナーが見つかって。

 というわけで、これからあの展覧会(4月8日まで開催)に行こうとしている方にアドバイス。

 カップルで行きましょう!(日曜日は視聴覚交換マシンに先着20名チャレンジできます。13時と16時)

 そんなわけで、ますますアンニュイになってしまい、帰りにMOTの前の通りを走っていた「新橋行き」のバスに飛び乗る。豊洲を抜け、月島を通り、「この辺もすっかり開発されちゃったなあ」と夕暮れの運河の街をぼんやり眺めつつ、遠くに聖路加タワーを眺めつつ、晴海通り沿いの銀座の風景を見て「なんか久しぶりの銀座だ」としんみりしつつ、銀座が歩行者天国をやっているのに驚きつつ、そして道路を埋め尽くす人の多さに圧倒されつつ新橋に到着。

 新橋でお約束の「スマトラ」のカレーを食べ、そのまま都バスの渋谷行きルート沿いにとぼとぼ歩く。溜池で曲がって、アークヒルズの前を通り、六本木。お約束の「青山ブックセンター」で1時間くらい立ち読みしてから、「そういえば、元職場は移転したんだっけな」と思い、すぐ裏の通りに入ると、すでに事務所は内装が取り払ってあって、ドアに「移転しました」との張り紙があった。しんみりする。しんみりついでに「そういや再開発地区はどうなったのかな?」と視察に行ったら・・・・もうすっかり建て物はなかった。WAVEも、もはや跡形もなかった。日産ビルの前から眺める光景は、
 「カッパーフィールドが消しちゃったの?」
というかんじにポッカリしていた。

 いきなり新橋から歩いた疲れがどっと吹き出し、そこからまたバスに乗って渋谷で寄り道もせずに家路についた。
 なんかアンニュイな気分にふさわしい、アンニュイな「東京・小さな旅」であった。



2月16日(金)

 花の金曜日。なんとなくあんにゅい。
 
 今日の出来事。

  1. 会社帰りにスポーツクラブに行き、エアロバイクを40分。パラパラ40分。ボディパンプ30分。
  2. 会社で粗品の「電波時計」を貰った。超うれしい。でも誰も他に欲しがる人がいなくて、しかも誰も電波時計がなんなのか知らなかった。超悲しい。家に帰って早速セットしてみたら、ちゃんと電波を受信して超うれしい。かわいいから名前を考える。グリニッジ君じゃ平凡だし・・・・電波君じゃあんまりだし・・・・なにかいい名前ないかなあ。
   以上。

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