可燃物な日々

表紙に戻る/過去の日記


8月31日

 「休んじゃおっかな〜」なんて言ってる場合ではなくなりました。
 立ち上がるのも精一杯。昏々と寝てた。
 こういう日にかぎってなんだかメールがたくさん来ているのですが、お返事はしばらくお待ちください。
 明日も休みだなこりゃ。

 土曜日ちょっとだめみたいよ〜(業務連絡)



8月30日

 なんか今日は大変ご機嫌麗しく、昼休みに自分でここに来てチェックしようとしたら、なんとカウンター4000を自分で踏み、更に御満悦。
 週末のお誘いも丁度メールで来たので、「よっしゃ、このテンションのまま、踊りにいくぜい!」とノリノリで仕事を片づけというか、ほとんど仕事がなかったので、ファイル・サーバの整理などして「まったくあっちにもこっちにも同じファイル作るなよなあ。」と勝手に削除したり、お仕事マニュアルをカラフルにして遊んだりしていたのだが、それでも気分がよくて、夜はスポーツクラブでまたヒップホップで踊り、先週全くできなかった振りつけが今日はけっこう付いていけたので、「なんだか怖いくらい」とか思ってさらに浮かれ、意気ようようと引揚げてシャワーを浴びていたら・・・

 背中丸めて頭をシャンプーしていたら、天使の一撃が襲ってきた。うう、また腰痛。
 幸いそれほどの打撃ではなく、屈むのがちょっとつらくて、その後パンツ履くのにドキドキしたが、(だってパンツ履いてる最中にもしも凄い一撃が襲ってきたらどうすりゃいいんでしょうか?)なんとか服も着てよろよろと帰ってきました。奢れるものは久しからずっていうのは、ほんの半日ってことなんでしょうか?

 週末のお誘いにも「今の段階では行けるとも行けないとも言えません」というはっきりしないメールを出し、留守電にまた母上のメッセージが入っていたので、渋々電話する。

「やっぱり気になったから、向こうのおうちにも電話かけてご挨拶したんだけど、あちらのお母様のお話によると、その方、今お仕事忙しいらしくて、なかなかこっちに帰ってこれないらしいのよ。だからもうちょっと待ってくださいって。」
 
 私は仕事なんてぜ〜んぜん忙しくないですが、やっぱり実家には帰ってません。仕事の問題じゃあないと思うね。100円賭けてもいい。

「それで、いただいた履歴書どうする?送る?」

 あんまり見たくないんですけど。会うと決まったらでいいんですが。もしかしたら会わないかもしれないので、そしたらどんな顔なのかも知らなくて済むわけでいいじゃないですか、と説明しようかと思ったが、めんどうになった。腰痛いし。
 う〜ん、8月は一日も休まなかったし、有給が切り替わったばかりで沢山あるから、明日は休んじゃおっかなあ・・・ど〜せ、「超ひま」だし。
 ああ、超ひま理論かあ、私それなら第一人者になれそうだなあ。



8月29日

 「宇宙はこうして始まり・・・」もいよいよ終盤。コナでのサンディジ君にうるうるする。人前で本読みながら涙をこらえるのって快感。残暑厳しいおりに「泣ける本」が読みたくなり、「たしかこれは確実に泣けるはずだ」と思い、とうとうbk1にて「ごんぎつね」を注文。小学校低学年向きの本を買うのに通販はいいわね。早くこないかなあ〜。
 でもそれだけじゃちょっと恥ずかしいので、「超ひも理論」の本も買ったけど、それってアダルトビデオと一緒に名作ビデオ借りたりするのと同じ心境なんだろうか・・・
 
 ビデオ屋は知らないが、本屋でバイトしたことがあって、よく男の子に「やはりエッチな本を買う奴の顔とか見ちゃうもの?」なんて質問されたのだが、私に関していえば、そんなもんいちいち気にもとめなかった。今更、フランス文庫(そんな名前だったけ?)で「O嬢の物語」とか読むか?なんて思ったことはあったけど、雑誌とか皆さん一生懸命下の方に隠してもってきて下さったが、それを微笑ましいとは思っても、お客の顔までチェックしようなんて思わなかった。(ふてぶてしい18歳だったのかなあ?理解ありすぎとか?)

 それよりも、ついつい顔を見たくなってしまうのは、「別冊マーガレット」だけ買う男性とかだった。あと「オリーブ」とか。「アンアン」だとあまり気にならなかったが、別マとかオリーブだと、私の想像力ではエッチな目的に使用するとも思えず、なんのためなのか気になる。
 大学時代に別マ好きの男の子がいて、当時ときめいていた「紡たく」のファンだったので、私のその話にえらくショックを受けていて、しかも彼はわりとガタイがよくヒゲが濃いかんじで色白で甘いマスクというタイプだったので、「悪いけど、君がアカの他人で別マをレジに持ってきたら、いったいこいつはなんなんだろうとかなり勘ぐるだろうね」と言っていじめてしまった。
 エッチな本をたまに買うぶんには問題ないだろうけど、別マなどを定期的に買っている男性には「別マ君」とかあだ名を付けてしまいそうだ。
 そういえば、女性週刊誌を数冊買おうとした男性がいて、それも思わず顔を見てしまったが、領収書を求められて納得。美容院の方でした。

 泣けるといえば、一度だけ富士急ハイランドでフジヤマに乗り号泣した。それまでまともなジェット・コースターに乗ったことがなかったので、かなりの衝撃であった。あれからもう随分たつけど、三重県にまたすごいのが出来たらしくて、その勇姿を拝見しただけで泣きそうになる。ジェット・コースター=泣ける と刷り込まれてしまったようだ。

 「葉っぱのフレディ」は泣けるのであろうか?まだ読んだことない。それよりも、会社で私の後ろに置いてある「パキラちゃん」にどんどん新芽が出てきたのはいいのだが、最近は下のほうの葉がだんだん茶色になってきて、一枚一枚落ちていくのである。森繁久弥の朗読が聴こえてきそうな状況にそれだけで泣けそうである。ああ、こうやって若いものに押されて消えていくのね・・・・

 スポーツクラブでたぶん一番の美人がいるのだが、彼女のすっぴん顔を始めて目撃。やはり作りがいい。でもいつもの化粧はきれいだけどコンサバにやりすぎであまり好きではないので、あの土台でもっとモード系の化粧してみたい。「ちょっと顔かしてくんない」と言ってみたい。
 今日はプールで新顔の外人さんを発見。顔立ちが「ブラピ20パーセント配合」でなかなかなのだが、体に全く筋肉がない。スポーツクラブにいる外人さんらは、わりと見せびらかしに来ているとしか思えないような方々が多いので新鮮だった。人のこと笑っている場合じゃないんですが・・・お腹まわりがちょっと・・・ビール飲みすぎだなこりゃ。反省。



8月28日

 閉じこもってたら、KM君から電話。久しぶりだ。しばらくバイトに励んでいたようで。
 KM君は見かけは男だけど、妹分なので、ギャルギャルした話に興じる。とりあえず、別れたカップル情報の詳細をちらっと話し、その他身の回りの噂話。やはり情報交換は重要なコミュニケーションであることよ。(言い訳)
 この間から誰かに話したくてしょーがなかった「夫婦とプライバシー問題」について語る私。

私「友達はね、私にも旦那ができたら、ぜったいに似たようなことやるっていうんだけど、どうもそういう自分が想像できないというか、やらないような気がするというか、その手前で思い止まるような気がする」
KM君「僕もたぶんやらないと思いますけどねえ〜」

 賛同者一人発見して満足。でもこの話題は他の女性に聞くときっと反発されそうなので、あまりリサーチするのはやめといたほうがよさそうだな。そりゃあ、私だって、そういう経験ないにせよ、やはり自分の彼氏なりダンナなりが他の女とメール交換しているのを見るのは面白くないだろうけど、それがたとえ仕事の話でもやはり不愉快になるのはわかっているから、傷つくの嫌だから見ないようにすると思うんだけど、実際に他の人の話では「全部削除した彼女」の逸話なども聞かされ、「そこまでやるのか?」とか驚いてしまうし、自分が逆の立場になって「彼氏が自分のパソコンから勝手にメール削除した」なんてことになったら、「そんなに私のこと愛してるのね」なんて思えねーぞ、殴っちゃうかも、グーで、と今のところ想像の域を出ないのだが・・・

 この話題は次回の「乙女会」で振ってみよう。乙女座先頭のエガミ嬢はすでに先輩になった。私もあとを追っかける。はあ〜もう立派な中年てかんじでがっかりだわよね。そういえば「宇宙はこうして始まりこう終わりを告げる」もやっと5分の4くらい読み終わり、ちょうど「おとめ座銀河団」が主役のところになった。「乙女会」改めて「乙女座銀河団」にするのどう?

 と話が外れたが、KM君と「最近は何が/何をすればカッコイイのかほんとにわからん」などと話して盛り上がる。

KM君「CD買おうとするときに、椎名林檎とモー娘どっちのCD買うのがカッコイイかというと、モー娘買うほうがカッコイイじゃないですか?」
私「そうだよねー、私が合コンしたとして、『チャゲアスのCD全部持ってるんです』な〜んて奴がいたら、カッコイイ!とか思いそうだなあ」

 二人でギャハハと笑う。いったいどうすりゃ今の世の中で「おれってカッコイイ」と思えるんだろう。女子高生だったら、三つ折りソックス履いて三つ網だな。(80年代の私)今だったら皆が振り返って「カッコイイ!」と言いそうだ。だとしたら、携帯電話を所有してない私はけっこうイケてるな。ディズニーランド行ったことないし、でも東京タワーを階段で昇ったことはある。カッコイイ!高いところにはとりあえず昇るのだ。エンパイアステートビルもエッフェル塔も都庁も制覇したぜ!遺影!でも富士山には登ってない!最高!

 今のクリエーターは大変だなあ。「カリスマ」とか呼ばれた瞬間にもうカッコ悪いもんねえ。
 わけわかんなくなってきた。とりあえず、KM君の最近のイチオシはカジヒデキの新譜らしい。原点回帰でネオアコらしい。そうだ、TR君、私のフリッパーズ・ギターのCD返しなさい。そろそろ聴きたくなってきた。う〜ん、でも電話するのも億劫というかそもそも電話したことないんだよなあ。謎の友人なのである。知人といったほうがいいかも。前回突然うちにやって来たのが2年ぶりくらいで、その時CDを借りていき「また2年後に来ます」と言ってもう1年近く経つのかもしれない。そういう奇行が過去にもあった。彗星じゃないんだからまったく。

 TR君のことを彼を知らない友人に話すと「その人あんたのこと好きなんじゃないの?」とよく言われるが、そ〜いうもんでもなさそうなんだよな〜。なんというか勝手な分析だけど、私が彼のことあまり気に留めてないあたりが向こうには都合がいいような気がする。ただ彼ともっと関わりのあった集団から私が適度に離れた位置にいて、その私が「あいつまだCD返さないよ」と年に2回くらい思い出してくれることで、彼の中で何かが満足しているのではないか。忘れ去られるのは本望だけれども、ときどき思い出してもらいたいというのに利用されているような・・・実際私はその役目を忠実に実行していて、こうやって「CD返せ」とたまに蒸し返すのであった。(あくまで仮説。当たっていたとしても本人あまり意識してないと思う)

 やはり友達とお喋りするとテンション上がるので、引き篭りモードから脱出しなくては。喋らないと頭の働きが悪くなるようだ。そんなこと書いてあった本が流行ったなあ。女性脳とかなんとか。

 三宅島の噴煙が首都圏まで届くんだ。異臭騒動だって。すごい。カッコイイぞ三宅島。



8月27日

 風邪気味なのかお腹の調子が悪くて、だらだらして過ごす。
 本を読む気にもならず、本棚の漫画を読み返していた。もう夏休も終わりだな。夏休なんて無かったけど。そのかわり宿題も無い。

 夕方になって具合が良くなってきたので、換気扇やガス台を掃除。エアコンかけずに作業していたら玉のように汗が落ちて、なんだかすごく働き者になった気分になる。しかし、ここ最近、どうも部屋が雑然としていて気に入らない。物が増えたのだろうか?そういえば、ここ最近「何もかも捨ててやる」という気分にはなってないなあ。あれは一種の神懸かりだから、なかなか呼ぶのが難しいし、いつ来るかもわからないし。

 あれが来ると、本当にトランス状態というかハイになるので、必要なものまで捨ててしまうようで、そのせいか時々「あれはどこにあったけ?」などと「神隠し」状態になる物もあり、「きっと捨ててしまったんだろうなあ」とあきらめる。
 しかもあの状態になるのは、なぜか真夜中が多くて、夜中の3時などに本棚や引き出しをひっくり返し、寝る場所が無くなってしまったこともあったし、なんとか荷物を寄せて寝る場所を確保したのはいいが、翌日に目が覚めたらすっかりやる気が失せていてボーゼンとなってしまったこともあった。

 ああ、そろそろ引っ越しかなあ。もうそろそろ6年になるし。
 先日、久しぶりの友人から電話があって「まだそこにいたんですか?」とか言われちゃうし。でもここ気に入ってるんですよ。交通の便はいいし、横の道が狭くて小型車じゃないと抜けられないので静かだし、隣が神社なんで緑もあるし、南斜面で日当たりはいいし、鉄筋の建て物なので横の部屋の音は全く聞えないし、下の階は静かだし、上の階は大家さん一家が住んでいて、子供が5人もいるので足音がうるさいのだが、夜は静かだし、逆にたまに私がうるさくしても何も文句いってこないし、大家さん愛想悪いから全然立ち入ってこないしでで、なかなか住み心地はいいのだ。

 でも、やはり家賃はそこそこ高いので、もっと職場に近いところに引っ越せば、同じ家賃でもっと広いところに住めそうではあるが、あんまり奥にひっこんでしまうと、ますます出不精になりそうなのが心配。
 それにこの辺のほうが治安がいいような気がする。夜中も人通りがあるし、近くの道は抜け道なので深夜でも車がよく通るのでなんとなく安心。それに近くに新聞屋さんがあって、明け方に活動しているので、私のような夜遊び人間には心強いのである。

 治安面でいうなら、ベランダ側の家が自営業なので、留守にすることがないので安心だし、大家さんちも滅多に無人にはならないので、空き巣などに狙われる心配もない。独り暮らしには心強い環境である。

 なので、積極的に引っ越しをする理由もないのだが、実は「3階以上に住む」というのを一度やってみたいのである。実家は一戸建てだったし、その後のアパート暮らしもずっと2階だったので、高層に住居を構えたことがない。ちょっと憧れているのだ。
 でも、高所恐怖症なので、あんまり高いところはだめだけど、7階くらいだったら大丈夫だと思う。一生そういう高いところに住むのはストレスになるかもしれないけど、一度やってみたいことの一つである。



8月26日

 久しぶりに「朝まで生テレビ」討論会を観てしまった。基本的に4人以上の人間が討論しているのを見るのが苦手で(だってなんか怒鳴っててやなんだもん。声が大きい奴が勝つって感じで。)最近はちゃんと観たためしがなかったが、相変わらずの田原節に「はあ、私がこの人にあの調子で突っ込まれたら絶対に泣いちゃう」とか情けないことを思う。

 議題が教育問題だったので、ついつい観てしまったのだが、やはりこの問題難しいよなあ。
 逆に、他チャンネルに替えたときに、鶴べえなどが天使の格好している番組やっていて、「今の17歳に捧げる言葉」を各自が書いていて、その中で中島らも氏が「17歳に戻っていいといわれても、金もらってもやだ」と言っていたのに同感。

 私もそりゃあ若くなれるのはいいが、戻ってもいいのはせいぜい25歳くらいで、17歳はごめんだな。
 前に地元友人のK君と話していて笑ってしまったのは、私も彼も丁度その年頃に「真夜中に近所を徘徊する」という癖があったことが判明したのだ。K君とは3歳違いなので同じときに徘徊してはいなかったんだろうけど、テスト前などの勉強中によく家を抜け出していた。
 ベットタウンの住宅地だったので、夜中の3時などは本当に人通りがなくて、住民は寝静まっていて、無人と化した御近所を私はパジャマに何か羽織っただけの姿でさまよってた。誰かに出くわすのではというスリルもあった。

 隠れて酒飲んだり、タバコ吸ったり、学校の屋上で一人で泣いていたり、それなりに「多感な17歳」だったけど、田舎じゃあ荒れてもできることは限られていた。

 昔と今で教育の質は変わったか?という問題はよくわからないが、私が子供のころは心が荒廃していたとしても、その表現方法がなかったように思う。K君が言っていてなるほどと思ったのは、
 「僕が子供の頃は、学校つうのは行かなきゃいけないものだと思い込んでいた。登校拒否という概念が出て、なるほどその手があったのかと気が付いたときにはもう大人になっていた」
 というもので、子供というか大人もそうだけど、何かやりたくてもそういう「お手本」がないとなかなかできないものだ。
 校内暴力にしたって、他でそういうのが問題になっていることを知ってはじめて「そうか先生を殴ったり、教室の窓ガラスを割ってもいいんだ」と気が付いたやつは多いと思う。無意識にしても。
 いじめる・いじめられる、ということはあっても「いじめ」という言葉はなかった。

 もちろん、暴れる子もいたし、学校来ない子もいたし、いじめっこもいたけど、それを体系化するものがなかったので、あの頃は社会問題ではなくて「個々の問題」として先生も周囲も対応していたように思う。
 それがいつのまにか「新種の伝染病」みたいに分類されてしまうことは、今の若い子たちにとってはどういう感じなんだろう。
 よっぽどのオリジナリティを持っていないと辛そうだ。
 よかったもう大人で。

 自分の子供時代が暗黒ではないにせよ、今よりも確実に苦悩が多かったのは確かなので、「子供は無邪気でいいよねえ」なんていう人がいると、「いいなあ、幸せな子供時代を送ったんだ」と思う。
 無邪気とは程遠かったなあ・・・大人の顔色ばかり伺ってたし、その割に評価されないもんでいじけていて、周りのガキどもと上手く付合えず幼なじみに威張りちらしてたし、逆襲されると引き篭ってみたりと、いやなガキだったなあ。小学校高学年になったら、なぜか急に成績が好くなり、今まで見向きもしなかった教師たちが一目置いてくれるようになったことに自尊心が満足する反面、ものすごい不信感を抱き、その後は優等生としての自分との戦いになってしまった。

 だいたいクラス委員とか任されると、やりたくもない仕事ばかり押し付けられ、嫌で嫌で、修学旅行などではバスに乗るたびに点呼とかさせられて、ガキども言うこと聞かないし、「なんで同じ金払って旅行に来ているのに、私だけ添乗員みたいな仕事してんだよ。金返せ」とか怒ったものだ。

 そういえば、大学の時聞いた話だが、友人がゼミの旅行の幹事をやったとき「やりくり上手だったんで、徴収したお金が余っちゃって、ちょうど3万くらいあったかな、東京に帰ったとき幹司3人で銀座の高級寿司屋で打ち上げした」なんて言ってたな。私が中学生のときもそれやりたかったなあ。

 でも今思うと私がわりと幸せだったのは、地獄のような小学校(軍事教練の日々だった)→シャバに出た喜びに満ちた中学校(そこそこ校則は厳しかったがそんなもん過去を思えばたいしたことなかった)→天国のような高校(かなり放任主義だった。生徒も地元中学の優等生ばかりで手間がかからず)→さらにテキトーだった大学(酒の飲み方だけ学習した)というように時間が経つほど楽になっていき、さらに社会人になって、すったもんだの末に家を出たら「こんなに人生は楽しかったのか!」となり、今に至る。

 現在、とても幸せなので、過去には戻りたくありません。
 欲をいうなら、もうちょっと給料上げてくれないかなあ・・・・年収50万くらいアップしてくれれば、もう何も文句ないんれすけろ。
 



8月25日

 昨晩もいつものようにテレビをつけっぱなしにしていたら、なにやら涼しげな青年が・・・・小林十市くんでした。そうかあ、もう30歳かあ。でも、今まで部分的(踊ってる映像の断片や写真)でしか観たことなかったし、どちらかというとダンサーとして云々というより「柳家小さんの息子がなぜバレエ?しかも首がなが〜い!」程度の興味しかなかったんだけど、あらためて喋っているのを観ると、なかなかシャイな感じと育ちの良さとダンサーとしての重要な資質であるナルシス度が程よく混じったなかなかの好青年で、これはキャラ的にはクマテツよりも上ものだろうと思ったのだが、でもやっぱイマいちベジャールっていうのが苦手なんすよね。もっと無機質ぽい感じのダンスが好きなんで・・・ストーリー性やキャラクター性を重んじるベジャールの世界はあまり好きではない。
 昔、友達に誘われて一回舞台も観たけれど、寝そうになった。

 そういうわけで、十市くんも、ダンサーとしてはあまり評価していなかったし、体格がけっこう貧弱なんで、美青年だとは思っていたけど、「私の趣味としてはもうちょっとこう・・・」などと好き勝手思っていたのだが、洋服着てると見違えるほどナイスなんですね。個人的な趣味というか賛同者は僅かなのか多いのか知らないけど、「女は脱いでなんぼ、男は服着てなんぼ」だと信じているので、まさにそれの実例というかんじであった。

 あと、友人が以前「男の色白こそ七難かくす」と豪語したことがあったなあ。
 それはいいとしても、あんまり舞踏系の人って好きになれない。というか怖い。なんかあの人達って命削りながら踊っている感じがして、そのパワーが怖い。前にクラシック系のダンサーの女の子が知合いにいたが、その発散するエネルギーが強烈で、ナルシス度はもちろん自己主張の仕方も普通の人とは桁はずれで、役者やミュージシャンやスポーツ選手などとは明らかに違うものだと思った。
 ダンサーで長生きする人が少ないというのもうなずける。

 などと考えながら、チャンネルをフジテレビにしたら、プロ野球ニュースが始まって「悲しいお知らせです」って何かと思いきや、アンディ・フグの訃報。びっくりした。最初、怪我とか事故なのかと思ったが、骨髄性白血病という「赤いシリーズ」の山口百恵か少女漫画かという病気とは・・・
 35歳というのも、自分と年が近いのでなんかまたいろいろ人生について考えてしまうような・・・・・
 ぼろぼろ泣きながらインタビューに答えるピーター・アーツにもらい泣きしてしまった。

 特に格闘技が好きというわけでもなく、K−1もF1もG1(語呂がいいので並べてみました)も「ぼんやりテレビ付けたらたまたまやっていたんで」程度なのだが、K−1はルールもシンプルだし、一試合が短いので、何年か前にたまたま観たらけっこう面白いと思ったのであるが、今回の訃報でフジテレビが踵落しを決めるアンディの映像を繰返し流すものだから、もの凄くあれがやりたくなり、鏡の前でやってみたが、蹴り上げるのが精一杯で、しかも足は曲がっているし、破壊力なさそうだ。同じ程度の威力でも藤原紀香がミニスカ履いてやれば、相手の別の弱点にヒットしそうだが、わたしじゃねえ・・・(笑いのツボにヒットしてもねえ)
 それよりもあの太ももを横から回し蹴りする技ほうが可能性高いかなあ。相手立てなくなってるし。あの技を習得すれば、危険に満ちた世の中も堂々と歩けそうだ。(金属バットなんていらない)

 過去に何回か「こいつぶったおしたろか!!!」と、拳を握ったことがあるが(そのうち一人は夜道で私を羽交い締めにしたやつ。いわゆる痴漢)最初に一撃は相手の顔とかに沈めることができても、その破壊力がどの程度なのか自信がないし、昔、友達が「好きなだけ殴っていいよ」と腹を差し出したので、かなり本気で打ってみたのだが相手の腹筋に阻まれてなんのダメージも与えられなかったことを思うと、殴るのはいいが、中途半端な一撃で相手がキレて本気で向かってこられたら絶対にボコボコにされてしまうと想像し、我慢したことがあり、別に暴力に訴えたいわけではないのだが「本気でやったら絶対に負けるから」と引き下がるより、どうせ殴らないのなら、

 私が本気出したら、あんた死ぬわよ。だからここは見逃してあ・げ・る

 という気持ちで拳を下ろしたいものだ。と考え、格闘技を習うのにはかなり憧れているのだが・・・・一度もやったことないのであった。

 ちなみに目標は、W.ギブソンの「ニューロマンサー」のヒロイン(?)モリイ嬢なんですが・・・ああ、笑わないでください。まじめなんです、だから爪のばしたりしてたんです。でもモリイの爪は必要なときに出てくるんですよねえ。ああ、違う、爪の下から刃が出てくるんだ、そうだ思い出した、「これから強くなるのは茨の道だ。爪の下から刃が出せる手術が実現可能になったらにしよう」と楽なほうを選んでしまったんだあ。



8月24日

 テレビチャンピオンの早食い選手権の選手がNYでホットドッグ早食いに挑戦するのを見ながらパスタ茹でたら、たくさん作りすぎてしまった。
 100gくらいじゃとても足りないと思えてしまったので・・・・あの番組は危険だ。うう、お腹いっぱい。

 近所の安売り洋品店で、下着を買いまくったが、最近はパンストもやたらと種類が多くて、選ぶのに時間がかかる。
 自分が子供だったころに比べると、今って商品の種類がやたらと多くて、そういう日用品ひとつ買うのにかなりの時間を浪費しているように感じてしまうのだが、その話を友人にしたら「なんにせよ、選べるということはいいことだ」と言っていて、それは否定しないんだけど、でもなあ、実際にそれほど選べているのかどうか疑問。シャンプー類というかヘアケア製品なんて、毎回悩んでしまうのだが、悩む時間を捧げるほど製品に違いがあるのか?
 
 パンストだって最近はサンダル用に「ヌードトゥ」という爪先がすっきりしたデザインのものが主流だけど、あれって爪で破れやすいので、普通の靴を履くときには不要なのだが、両方買うのはいいとしても、朝履くときに、どっちかを選ぶのもめんどくさいし、それにサンダル履くときに従来の爪先が補強になってるのを履いてしまうと、なんだか自分がとってもダサいように思えてしまうのだ。
 だったらそんなもの発明してくれなくても、みんながサンダルでも従来のパンストを履いていれば、精神的に楽だと思うのだが、そんなこと考えちゃうの私だけなのかなあ?

 もちろん、「皆が同じ服を着て、同じものを食べることこそ平等だ」なんて思ってないけど、でも選べるからって幸せにはなってないよーな気がするんですが・・・・。
 価格破壊にしたって、安くなることは大歓迎なんだが、「ここはビールが安いけど、ワインはあっちの店のほうが安いんだよな」なんて酒屋はしごしていたりして、それはいいんだけど、雨が降ってめんどうになり、どちらか一軒しか寄れなかったりすると、なんだかとても損した気分になってしまい、「ああ、昔はどこで買っても同じ値段で、こんなことで思い悩むこともなかった」なんてついつい思ってしまう。

 「そんなの悩むことじゃないでしょ。選ぶの嫌なら、選ばなければいいではないの」と言う方に問いたい。
 シャンプー買おうと思って、その数の多さにどれを買っていいのかわからず、悩んだことないですか?
 ポテトチップスが食べたくなり、コンビニに行ったとき「どの味にしようかなあ?」と、悩んだことないですか?昔はよかった。塩味かのり塩か、コンソメパンチの3種類のどれにするかゆっくり考えればよかったのですから・・・・

 多様化の時代はあまり私向きではないようだ。
 結局、何を選んで、何を選ばないかということをまず選ばなくてはいけないのだろうか?でも、どうも選ぶということになかなか慣れなくて、困るというかなにか取り残されているような。そのわりに本当に欲しいものがなかったりするんだよなあ。なんでなんだろう。特に洋服。同じようなデザインばかり。
 というわけで、ますます買い物が嫌いになるわけだ。
 でもこの先、環境問題とかがもっと深刻になれば、もうちょっと落ち着いて選べるくらいの品数になるかもしれないけど、そんなのお構いなしに商品数はどんどん増加していくのかもしれない。どっちなんだろう?

 「海の家」にリンクしていただいた。更新を心待ちにしている大好きなサイトなんで、とてもうれしい。
 たまにはいいこともあるもんだ。ピンキィ君ありがとうごさいます。

 あたしもリンクページにそろそろ手をいれなくちゃ。またいつハードディスクが壊れるかわかんないし。(特に会社のマシン。あれがぶっ飛ぶとブックマークが全て失われ、復旧作業が大変なのだよ。)



8月23日

 会社の若い同僚は風邪でダウン。喉が腫れているらしく、絞り出すような声で「休みます〜」と電話かけてきて気の毒だった。
 上司から、「パワーポイントって使えます?」と聞かれ、「使ったことありません」ときっぱり返事した。だって、経理のおねーさんには全く必要がないんだもの。
 我が社ではあれを使って企画書を作るのが流行していて、よくオンライン会議室などにもこれみよがしにアップされているのだが、なんであんなもん使ってわざわざ企画書作るのか今ひとつわからない。内容がないよ〜なのを富士山の背景イラストなどでごまかしているとしか思えず。(だって、どうみてもせいぜいワードあたりで箇条書きにしてもいいような内容なんだもん)
 
 フローチャートだって、ワードやエクセルで充分だし、プロジェクターで写すのならPPの方が「紙芝居」になるからいいけど、そうやって作成したPPの企画書をプリントアウトしてホッチキスで止めていたりするので、よーわからん。

 結局、昨日の会議のまとめみたいなフローチャートの表1枚を清書してほしいということだったので、エクセルで作成。あんましというか、ほとんどやったことない作業なので手間取ったが(枠はどれにしようとか、矢印はどれにしようとか、あとレイアウトとか)、一応できたので「やっぱ私って天才かも」とか思う。ついでにPPもせっかくだからいじくってみたら、なんだかできそうだったので、今度暇なときはアニメーションでも駆使して「経理マニュアル」とか作ってみよっと。背景画は竹がいいかな。(あ〜バカバカしい)

 そもそもフローチャートというものが苦手なのだ。派遣で仕事していたときは、よく「引継ぎ書類」を作成して、そのときにわかったのだが、私がそういうものを作ると「次にこの仕事をする方への手紙」になってしまう。
  
 「この書類は、○○さんから預かって、来月必要になるから保管しておいてくれといわれました。多分、××のときに必要になるのだと思われます」「この請求書は、金額がおかしいとのことで、現在△△さんが交渉中のようですが、どうも先方がのらりくらりと逃げ回っているらしく、2ヶ月間放置されています。△△さんをたまに突ついてみてください。忘れているかもしれません。」
 などと、くどくど大きめの付箋紙に書いて貼ったり、書類に番号を付けて、脚注をつけてみたりと、とても文学的な作業になってしまうのだ。
 日常業務の説明なんてもう巻き物状態になっちゃうんだよな。図とかでまとめるの苦手なんです〜。

 さて、昨日の続き。今日はやっと母から電話あり。「昨日電話くれるかと思って待ってたのよ」「あれ?私もそっちが電話くれるんだと思ってた」だって、そんなに乗り気じゃないんだも〜ん。

 しかも、追加情報でわかったことは、やはりお相手は転勤していて、それも昨年の秋ごろ転勤したばかりらしい。地名を聞いたが、それが九州なのか広島あたりなのか国内地理に疎いのでよくわからなかったが、とにかく遠いじゃん。
 
 間に入っている大工さんの話を母が伝えるところによると「向こうは是非おねがいしますということで、まだ夏休をとっていないので、休暇をとって帰省した際にでもって言うことらしいのよ」ということらしいが・・・多分それも向こうの母親がそう言っているだけなんじゃないかと思う。だって、こっちの母親も「じゃあ、一応先方にはよろしくお願いしますって電話しておいたほうがいいかしら?」とか言ってるし。

 ここはやはり釘を刺しておかねばと思い、
「え〜!そんな遠くなの?別に会うのは構わないけどさあ、その後どうすんのよ〜。なんか、だめっぽくない?」
 と、言っておいたのだが、母にとって距離は問題ではないらしいので、その例をいろいろ持ち出してきたが、そりゃ東京で知合ってから遠くに行ったとか、フランス留学中にアメリカ人と知合って、結局今は結婚してアメリカに住んでいるとかの実例をいくら語られても、「それは全然参考にならないんですが・・・・」

 母は妹が仕事を辞めてしまったことを知らないようで「あの子も最近忙しいらしくて、ぜんぜん連絡がないのよ」とこぼしてたので、てきとーに相づち打っといたぜ。弟も生死不明らしい。(また見合い話が持ち上がっているので連絡とりたいようだ。逃げてるなきっと)
 夏休だというのに、子供らが全く実家に寄り付かないので、かなり寂しがっているようなのはわかるが、どうしてそうなのかなんでわかってくれないんだろう。とほほ。

 そんなやり場のない苦悩からの逃避なのか、また「対称性」について思いを巡らす。なんかちょっとわかってきたような気がしなくもないんだが、まだ形にならない。でも、この感覚は小学生のとき「割合」の計算にどーしても納得がいかなかったときのことを思い出す。
 
 100人の生徒のうち35人が女子でした。女子の割合は何パーセントでしょう?

 という問題を解くのにどうして 35÷100 という式になるのか、意味が分からず、丸覚えしていたのだが、その後分数の概念を知ってやっとわかった。他にも小学校の算数はいろいろ謎が多くて、中学生の数学になって始めて「そ、そうだったのか!」ということが多かったような気がする。最初から数学でやってほしかった。
 でも、そんな嬉しい発見に満ちていた数学との出会いも高校になって数列でつまづいた時点であっけなく崩壊してしまったが・・・

 それにつけても、どうしても「波動方程式」という文字を見ると、頭の中で宇宙戦艦ヤマトが登場してテーマソングも高らかに(昔はあれをトラン
ペットで吹けた)「波動砲」をドバーンと発射してしまうので、時間がかかってしようがない。誰かに先に検閲してもらって黒マジックで塗りつぶしておいてほしいと思う今日このごろなのであった。

 う〜ん、どうも母上にねちねちやられると、現実逃避しはじめるので、けっこうまたグチャグチャしてきていいのかもしれん。496次元の回転対称とかにまた心ときめいているし。(変態。ハイヒールとか集めている奴のこと笑えない)
 と、必死にポジティブ・シンキングする「いい娘」なのであった。



8月22日

 続・業務連絡 留守電直ったみたいです。原因不明。最近、微妙に呪われているので(たいして呪われていないのだが、そのへんの中途半端さが腹ただしいほど私らしい)そのせいかもしれません。なので、またいつのまにか不調になっているかもしれませんが、悪しからず。

 会社にて。
 外線をとって、高めの声(地声が暗いので、努力して高い声を出しても、普通の女の子の地声程度にしかならない為)で
 「○○○でございます」と会社名を言うと、電話の向こうの女性は私の名字を名乗る・・・・母だった。

 瞬間に「何か不幸があったのか!」と考える。なにせ、母が今の会社に電話してきたのなんて一年半で初である。そして、私には現存する祖父一人に祖母が二人いて皆かなりの高齢なのである。
 しかし・・・

母「でね、この間の話なんだけどね」
私「はあ?」

 この間の話って・・・・なんか急ぐような展開になったのだろうか?相手が明日、シベリアに発つとか。

母「なんか先方が今転勤していて、こっちにいないんですって。だから、とりあえず、向こうから連絡するっていうから、電話番号だけ教えておいたけど、よかったかしら?」

 よかったかしらって、もう教えちゃったんでしょ?

母「それで、もしかしたら、向こうから電話あるかもしれないから知らせておいたほうがいいと思って」

 だからって、会社にまで電話かけてこなくても・・・と言いたいが、隣に上司がいる手前、あまり説教もできず、ただ「はあ」と相づちしか打てない悲しさよ。

母「それで、相手の名前はね、えーと、○○さんだ、ね、お父さん?○○さんだったよね」電話の向こうで父の声「ん?」

 お父さん、まだお盆休みでしたのね。あのお、こんな用事で母が娘の職場に電話をかけることを立派な社会人歴長いお父様にはぜひ阻止していただきたかったなあ・・・・

母「お仕事で忙しいだろうから、くわしいことは夜に電話するわね」

 なんだったんだろう、いったい。
 とりあえず、電話が終わったあと、「いやあ、親が下らない用事で電話かけてきて、まいっちゃうなあ、誰か死んだのかと思っちゃいましたよーははは」と、上司にいい訳したら笑ってた。

 しかし、本人が私に直接電話するという段取りになってしまったのだろうか?詳細不明。相手の素性も不明だが・・・・これじゃ、ブラインド・デートだよ。
 
 だいたい、こういう場合、電話は普通してこない。
 ちょっと前に、「みやのさんに男を紹介する」というのがなぜか流行し、全く別方面からいろいろ話があったが、その度に電話番号なりメールアドレスを教えておいたが連絡あったためしがない。
 「まだ連絡ないの?ごめんね?」と散々言われたあげく立ち消えになったり、「え?あいつまだ連絡してないの?」と毎回話すたびに言われ、そのことにうんざりして、とうとう「わかった、私が電話してみる」と言って、電話して会うだんどりまでして、実際会ったこともあった。(その後、発展せず)

 あのころ出した結論。
 女性にほいほい電話かけられて、デートの段取り付けられるような奴はとっくに彼女か奥さんをゲットしてるでしょう。
 それに、こっちもそうなんだけど、たいてい男の方も本人が「紹介してくれ〜」と言っているわけではなくて、周囲の人たちが「彼はこんなにいい奴なのに結婚できないのは出会いが少ないせいだ、ここはなんとかしてやらねば」と思い、自分の奥さんなどに「独身の知合いはいないか」と持ち掛け、その奥さんが友達周辺に告知して、私などがリストアップされるという仕組みらしい。

 まあ友達からの話の場合は「電話もメールもな〜んも来ないよ。向こうが乗り気でないんでしょ、きっと。いやいや、別にいいって、こっちが頼んだ話ではないし、ほっといていいよ」と気軽に言えるが、これに親がからんでくるとなると、ああ、めんどくさ。

 と、ここまで怒りにまかせて書きなぐっているが、まだ母は電話してこない。もう寝ちゃうぞお。
 



8月21日

 業務連絡 この日記を読んでいる知合いの皆さんへ。なんだか私の留守電壊れてるみたいです。以上。

 留守電故障となると、図書館からの電話が受けられないではないか・・・・
 「アメリカン・サイコ」にリクエストかけたのに・・・・だって、bk1山形氏のコラム「無節操」ではしにもぼーにも掛からないようなこと書かれてたけど、あれってそんなにつまんなかったでしたっけ?当時はすごく面白いと思ったんだけどなあ。
 
 たしかに紆余曲折(ディカプリオに主演を蹴られたとか・・・・そもそもオファーすることがアンビリーバボー)を経て、今年になって映画も公開されたようだが、「いまさらってかんじ」な評だったし、そもそも設定がモロ80年代なので、古くさいのは仕方あるまい。
 たしかに原作はブランド名の羅列が続き、アルマーニだのダナ・キャランだのを塗りつぶしていくと割と文字数少ないのだが、そういうどーでもいーことが延々記述されて、文庫本で2冊分になってしまっているので、読んでていらいらする人も多かっただろうけど、でも私はそこが好きだったんだけどなあ。

 というわけで、確認するためにもう一度読んでみましょう。
 でもいろいろ記憶に残ってるんだよなー。恥を覚悟でどの程度憶えているか書いておこう。なにせ読んだの10年くらい前のはず。

 主人公はビンのエビアンを愛飲というかガブ飲みしてた。「ペットボトルには悪い成分が溶け込んでいて体に悪い」とのこと。そんだけで可笑しかった。
 やたらとエステに通ってた。スポーツクラブにも通ってた。ほとんど仕事してなかった。
 レストランの予約にやたらとこだわっていた。弟と会ったとき、弟が「NYで最も予約の難しい店」の一番いい席で待っていたのを目の当たりにして、この世の終わりのようなショックを受けていた。
 なぜかよく男同士でレストランに入っており、「絶対に人とは違うものをオーダーする」という鉄則があった。そして、いつも割り勘。

 そういうギャグ(?)と、おぞましき殺人の描写がごちゃまぜになっていた小説だと思っていたが、ヤッピーの憂鬱という面では今の日本でも充分通用しそうなのだが(若い子たちの会話は、ブランド物と美容と携帯電話新機種の話題が95%だと思う今日このごろ)だめなんすかねえ。

 仕事は今日も暇だった。皆さん本日は会議ばかり。会議好きな会社だ。がんばれ〜(他人事)
 



8月20日

 昨日15時間も寝たのに、ぼんやりテレビを観ていて、「ビバリーヒルズ青春白書」(いつまでたってもキャラがよく憶えられない)とその後やってるコメディーと「爆笑オンエアバトル」を見終わり、また寝た。朝10時までしっかり寝た。こんなに眠れるのは久しぶりだ。

 やっと布団を干し、シーツを洗う。これでまた更なる快眠を目指そう。
 やっと、プールに行く。でも混んでいてあまり泳げなかったけど、どうせお疲れ気味でちょっと息が続かなかったので、だらだら歩いていた。(水中歩行)

 右足だけ、何か悪い虫に7ヶ所も噛まれた。蚊ではないがなんなんだろう・・・・ぷちっと赤く腫れて痒い。布団に生息していたのだろうか?でもなんで右足だけなんだろう?宗教的な理由でもあるのだろうか。(左足は穢れているとか)

 なんだかちっとも夏らしいことしないうちに夏が終わってしまいそうだ。夏らしいことってなんだろう。キャンプとか海水浴とか花火大会だろうか。めんどくさ〜。そういえば、母に麻布十番祭りに誘われていたが、昨日今日だったんだっけ?忘れてしまった。

 というわけで、「心の闇」からはめでたく脱出したが、「胡蝶の夢」に突入している模様。さあて、また寝るべ。



8月19日

 アビ氏から、昨日メールが来ていて「ドラッグクイーンが11時に出演します」ということだったので、それは是非観なくてはと、なんとか11時ちょっと過ぎにエンジョイハウスに到着したが、狭い店内のこと、すでに始まっているショーには人壁ができていて隙間からやっと見えた。3人組みで、メインの方は本職らしいが、あとの2人は「有志」だそうで、モニターで流されたエガミ宅での練習風景が可笑しかった。
 
 でも、みんながみんなそうじゃないかもしれないが、男って女装好きよね。文化祭とかでも、最初は無理矢理セーラー服とか着せるんだけど、着るとけっこう気に入るみたいで、頼みもしないのに外に出たがり見せびらかしたりして、写真取りまくったりしてたよなあ。
 母も3人の子供のそういう行事にはまめに顔を出す方(単なる祭り好きとも言える)なのだが、「どこに行っても男の子はうれしそーに女装している」と言っていた。

 衣装の整理でてんてこまいのエガミ嬢を捕まえて、1500円を返す。「これで、お酒が飲める〜」とかいうので「え?生活苦じゃないの?」と思いきや、やっとお仕事決まったようで、めでたし。
 慌ただしく、エンジョイハウスを出て、いざ新宿。

 12時半くらいにはリキッド・ルームに到着。そんなに混んでいない。ALEXが、わりとジャジーな感じの「大人のテクノ」かけていて、それがだんだん激しくなってきて、そこそこ盛り上がる。
 1時半くらいに、DJが内海イズルになる。(ということはメインの登場はもっと後?)内海さんといえば一昔前は(今でも?)ブラジル音楽の紹介者だし、ずっとジャズ系のDJだったし、去年ミックス・マスター・モリスが来日したときにやはりDJしていて、そのときはビック・ビートっぽい感じのDJしていて、あれれ?と思っていたら、友人が「あの人は最近トランス系のパーティにも出てますよ」というので、ふーんと思っていたのだが、そういうわけで、今回もあんまり期待してなくて、今のうちに休んでおこうかなあと思っていたのだが・・・

 いやあ、やられました。ラテンハウスも凄かったが、それに超高速ミニマルを挟み「あんた、ジェフ・ミルズ?」って感じで、集中力高いプレイでもうぐちゃぐちゃに踊ってしまい、おねーさんクタクタ。
 やっと3時を回って、まずカール・クレイグのライブ。そのころになるとフロアは満杯で、いつのまにか人が増えている。
 これが、なんか中途半端で、さっきの内海さんのプレイに比べちゃうとあまりにも音が薄くて、ずっと座ってた。

 4時前にやっと、カール・クレイグのDJが始まって、「さあ、踊るべ」と立ち上がるが、もはや体力が・・・・いつもだと4時ってもう「そろそろ帰ろうかな」な時間なので、仕方ない。
 それでも、そこそこ踊っていたが、だんだんカールが昔の名曲ばかり掛けはじめ、なんか展開も「懐かしい」感じで、「ああ、この人はすでに今の人ではないんだなあ」と思う。
 5時になったので、もういいや、もうわかったと思い、帰ろうと出口に向かうと、やっとかみちゃんに遭遇、「混んでたから会えなかったねえ」
 かみちゃんは「なんか、古いのかけてて楽しいよ〜」といっていた。

 家に着いたのが6時。ばたんと寝て、ときどき目が覚めたが、ずっと寝ていて、だんだん暗くなってきて、やっと起きたら9時だった。15時間も寝てたわけだ。エアコン付けてなかったし、これは今日がかなり涼しかったということね。

 なんか体だるい。疲れたわ、さすがに。さて、これでまた寝直せるものかなあ・・・・
 



8月18日

 というわけで、昨日、おとといと腐っていたのだが、昨日の日記をアップしたあと、電話が鳴った。
 てっきり今夜の件(歌舞伎町で暴れる)で、かみちゃんが電話してきたのかと思いきや、半年ぶりの友人であった。

 とりあえず、近況報告するだけでもあっという間の4時間であった。
 別れたカップル2組。(その内の一組はかなり意外だったのでびっくり。結婚すると信じていたのに)
 Nちゃん(知人の天然ボケの元彼女)が、「知ってた?あの子、○○○(アルファベット3文字)の社長の娘だったんだって!」「ええ?そういうのは早く教えてくれないと〜今更知っても遅い〜」
 K嬢がとうとう○○○(さっきとは別のアルファベット3文字)を辞めたそうな。
 Aちゃんがやっと家を出て、独り暮らしを始め、アダルトチルドレン脱出計画進行中。
 M氏は生きているらしい。けっこうしぶとい。

 などなと、周辺情報をいろいろ仕入れ、こちらが握っている情報も公開し、お互いの仕事の愚痴などをこぼしあった。

 はあ、よかった。こういうタイミング良く電話してくれる友達は大切にしなくちゃね。いろいろたわいもないこと話ていると心が和む。
 彼女は仕事が忙しいようだが、小さな組織でなんでもやらなきゃいけなくて、火吹きそうらしいが、でもけっこう楽しいみたいで、そういう前向きな話を聞くとこっちも元気になるからうれしい。
 また、会ってゆっくり話そうね。という気分になる。

 さて、不思議なこともあるもので、さっき帰ってきたら郵便受けに葉書。なんと、K嬢から。「6月末で○○○退職しました」だって・・・・・昨日、丁度その話をしたところだったので、あまりのタイミングに驚く。(こういう奇妙な出来事は大歓迎)
 しかも、手書きで「エアロビにはまっているという噂を聞きました」なんて書いてあるが、その情報は遅れてるぞ〜。今はホームページに夢中なのだ。

 と、ささやかだけど重要なことが重なって、ご機嫌はかなり回復したが、でもせっかくその気になったから出掛けようっと。まず恵比寿に行ってエガミ嬢に金返さないとね。借りたまま1ヶ月経ってしまっていた。スマン。1500円。



8月17日

 やはり、がらんとした職場で、だらだら仕事するのは相当な精神的負担だったらしく、3日目にしてダウン。久々に落ちる。
 昨日はフテネしてました。
 そもそも、おとといの夢がまた奇妙で、生首が御出演。すっかりオカルトかというと、そうでもなくて、ましてや「サロメ」でもない。
 
 私なのか憶えていないのだが、とにかく女性が荷物検査員にこう言われている。

「いやー。開けたときびっくりしましたよー。ああいうもの入れるんならちゃんと事前に言ってくれないと・・・」
「すいませーん。何か書いて貼っておけばよかったですね」

 ・・・・箱に「生首在中」って?
 だいたいなんで、そんなあっけらか〜んと話ししてるんだ!?

 こんな夢の記憶で始まった昨日。朝、目覚まし止めようと立ち上がったら、「宇宙はこうして始まり こう終わりを告げる」に足の小指を引っかけ「うごごご」。なんで宇宙の罰を受けなければならないのだ。
 
 とにかく、仕事は苦痛だし、それを発散するスポーツクラブには行けないし(お盆短縮営業のため)、鬱憤溜まりに溜まる。
 うう、どわーと休んで、遠いところに行きたいよー。

 湿気で布団の寝心地悪いし。布団乾燥機かけたが、今朝もやはり湿っていた。(それとも、そんなに大量に寝汗をかいていたのだろうか?)

 とにかく独逸もこいつもおもしろくないんで、今日はまたたっぷり泳いでガス抜きしようかとも思ったが、「まてよ。明日は花の金曜日。ここはもう一日がんばってガスをしっかり溜め込んで、明日ガス爆発してみよう」と、計画性のあるところを発揮。33歳の「心の闇」はそんな「コントロール可能」なもんだったりする。殴ったり、蹴ったりするのに使うのはもったいない。「闇」は有効に使わないと・・・

 本日のBGM「バーン」。これ、だれの曲でしたっけ?ディープ・パープル?H君が東海道線で見かけた高校生は、電車の中でこの曲を演奏していたそうだ。それも、ピアニカで!あのギターの超早弾きのところを「完璧に演奏してたんだよ。上手かった。感激した。」とのこと。その話をしたあと、H君カラオケでこの難曲に挑戦したが「ば〜〜ん!!!」というところだけしか唄えず。
 私も実は挑戦してみたのだが、やっぱり「ば〜〜〜ん!」しか唄えないけど、それなりにカタルシスは得られた。
 ハードロックのギターフレーズで爆発しそうな頭を抱えて、外見だけは優雅にお仕事。大人だなあ〜。

 さあて、明日は歌舞伎町のシマを荒らしに行こうかなあ。青龍刀、どこにしまってたっけ?
 


表紙に戻る / 過去の日記を読む