宇都宮競馬へ行く１９９９年夏
その２
８月１３日 金曜日 曇りのち雨
さてレースは遂にメインレースへ。蒸し暑さは頂点に達していた。
私はメインレース「葉月特別」を目の前にして本日５杯目のかき氷をパクついていた。
かき氷を食べおわり早速パドックへ。（パドック周辺は人がいっぱい）
ここで私は地方競馬ファンの若者と知り合いになった。
彼は「北関東の王者」と言われるこのレースの１番人気の
ブライアンズロマンを見る為に埼玉からやってきたそうだ。
左の写真がブライアンズロマンだ。
地方競馬ファンの彼いわく「このレースはブライアンズロマンと
メジロモネの一騎打ちだ」と言っていた。
彼の言った２頭の馬連のオッズは１.５倍。
ブッチぎりの一番人気だ。
メジロモネとは「高崎の大豪」と呼ばれている１０歳馬だ。（右の写真）
そんな話をしているうちにカシマドリームもパドックに登場！！
中央での活躍を評価されての２番人気だ。（最終的に３番人気）
私が見る限り馬体に太め感は無い。絶好調とは言えないがいい感じだ。（下の写真）
このレースで私はカシマドリーム流しを敢行した。（詳しくはこちらに）
８番カシマドリームの単勝２０００円。カシマドリームから
ブライアンズロマン、メジロモネ、ホウヨウガバナー、オトコマエへ馬連流し。
カシマドリームが勝って馬連も的中すれば今回の遠征費用を楽勝で賄えるのだ。
勝てばウハウハである。帰りは千葉へ寄って飲んじゃおうかなぁ。
３０分後レースは終わった。
結果、カシマドリームは７着に敗れた。
「北関東の覇者」ブライアンズロマンと「高崎の大豪」メジロモネの
１、２着で馬連１.５倍のガチガチ配当で決着した。
カシマドリームはまだ宇都宮のダートに慣れていなかったのであろう。
終始後方にいて最後は懸命に前を追ったが間に合わなかった。
ブライアンズロマンは最後の５０Ｍを楽走で先頭ゴールした。
それを見ていた地元ファンは暖かい拍手で「覇者」を迎えた。
本当にあたたかい拍手だった。中央競馬でこんな光景を見たことはない。
横にいた地方競馬ファンの若者も馬券は外したようだが嬉しそうに拍手をしている。
とても感動的な光景だった。
馬券がハズレた事すら一瞬忘れてしまったくらいだ。
今回は負けてしまったけれどカシマドリームにはこれからの奮起を期待したい。
そして近い将来ブライアンズロマンを倒し、更には全国区の馬になって欲しい。
これからも時間のある限り応援していきたい。（上の写真は私です。太ってるぜ本当。）
最後にこの遠征のきっかけを作ってくれた
「的場均に日本ダービーを獲らせる会」のデ・ヒーロさんと
カシマドリームのデビュー戦に関する情報を提供していただいた
「アオケイ（ＡＯＫＥＩ ＫＥＩＢＡ ＮＥＷＳ）」さんに御礼の言葉をのべて
この日記を終わりにしたいと思います。本当にありがとうございました。
カシマドリームよ、また会おう。
終わり
