牧場見学日記１９９８年夏編その２
７月６日の続き
イーストスタッドでじっくり見学した後は今までで初めて
日高スタリオンステーションへ行くことにした。
ここの牧場にはナイスネイチャやネーハイシーザーなど
記憶に残る馬が繋養されているそうなので楽しみだ。
浦河方面から２３５号線を静内方面へ行くと左側には太平洋が
見えるがキレイだ。
海ばかりに目を取られて交通事故を起こしてしまいそうだ。
それくらいきれいな海だ。そんな道を走っていると右側に
「日高スタリオンステーション」の看板が見えてくる。
もうちょっと海を見ながら走りたい気もするが。
到着してすぐに事務所に行って見学許可をもらう。
事務所のノートに名前を書いてさぁ見学だ。
事務所のノートの脇に繋養されている馬の名前と
場所を書いてある紙が貼ってあったのでチェックしておいた。
事務所のうらがすぐ放牧地となっている。
一番最初にいたのがナイスネイチャだ。（右の写真）
柵の名札にはデュラブと書いてあるがナイスネイチャである。
常にオープンのトップクラスと戦い続けた名馬である。
この馬を迷馬と呼ぶ人もいるがこの素晴らしい名馬は
あの有馬記念を５年連続で出場し、その内３年連続３着。
ジャパンカップ３年連続出走。３４回連続重賞出走と言う
そこいらのオープン馬では真似のしようが無い
華々しい記録を残した印象深い、まさに名馬である。
そんな名馬が目の前でのんびり草を食んでいる。
やっぱり見に来てよかったよ。
続いてネーハイシーザーを発見。（右の写真）
この馬で記憶に残っているのはあの秋の天皇賞制覇だろう。
あの時の勝ちっぷり忘れられない。
セキテイリュウオーとの馬連を５００円だけ買ってあったのが
幸いしたあの第１１０回天皇賞。
１１０回だから１−１０を買ってあっただけだが
あのビワハヤヒデがまさか５着になってしまった衝撃が大きくて
馬券が当たったのがピンと来なかったのを今でも覚えている。
本当に東京コースでは滅法強い馬だった。
この年の毎日王冠も最高だった。
あのスピードを受け継いだ強い産駒が出る事を期待してしまう。
その他この牧場にはヤエノムテキ、デュラブなどの種馬が
繋養されていた。
日高スタリオンステーションに別れを告げて次はオグリキャップのいる
新冠町の優駿スタリオンステーションだ。
ここの牧場の放牧地では今までオグリキャップだけだったのが
今年からマヤノトップガン、ライブリマウントの２頭が新加入
した様なので楽しみだ。
優駿スタリオンステーションに到着。
例年ならショップから一番手前に放牧されているはずの
オグリキャップがなんと一番奥側に放牧されているではないか。
（右の図参考。ちなみに青の四角は見学台の場所）
マヤノトップガン、ライブリマウントが加入したおかげで
オグリキャップは一番奥になってしまったようだ。
普通のカメラだとオグリが遠すぎてうまく写せない。
トップガン側の見学台から見てもかなり遠くに見えてしまう。
望遠写るんですではちょっとキツイな。
今の給料じゃ望遠カメラなんてちょっと値段が高いし無理だなぁ。
オグリが駄目ならトップガンだ。（左の写真）
オグリキャップは遠くにいてうまく撮れなかったけど
今度こそバッチリ撮って見せると意気込んでチャレンジしてみたものの
トップガンはこっちに全く近づいて来てくれない。
それから１０分くらい粘ってみたけどやっぱり近づいてこなかった。
まいったなぁ。もう。
この牧場の馬で唯一キチンと写真が撮れたのは
ライブリマウントだけだ。（右の写真）
トップガンに比べて写真が取り易くて有難い馬だ。。
これで３頭の馬を見学させて頂いた訳だが
この牧場に来て気になった事が一つあった。
何となくではあるが去年に比べて放牧地の柵がどんどん
大きくなっているような気がする。
気のせいだろうか。
去年はこんなに金網が張り巡らされていただろうか。
悪質なファン対策なのだろうか。ちょっと寂しい気がする。
見学し終わった後は優駿ショップでお買い物だ。
今年からマヤノトップガンケーキが売っていたぞ。（なかなかおいしかった。）
２個買ってしまった。
あとお約束でオグリまんじゅうを買った。
この後レンタカーを返しに行こうと思ったのだが、まだ返すには時間が
早すぎなのでレガシーワールドを見にへいはた牧場へ行ってみる事にした。
案内所でもらった紙に書いてある見学時間に間に合うようだ。